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2007年12月28日

サッポロビールの顔、戸田代表

サッポロビールの顔、戸田代表 26日、サッポロビール北海道本社の戸田勇三代表に取材した。昨年、創業130周年の各種イベントで北海道を大いに盛り上げてくれたサッポロビール道本社。今年も「ふるさとのために、何ができるだろう?」をキャッチフレーズに、道庁と包括連携協定を結ぶなど創業の地・北海道のために汗をかいてくれた。

 来夏に迫った洞爺湖サミットのカウントダウン行事をはじめ、さまざまなところでお目にかかる戸田代表は、神出鬼没、獅子奮迅、八面六臂…と「忙し系」の単語なら何でも当てはまる活躍ぶりだが、素顔は気さくでユーモラスな方である。

 記者は以前に「エグゼグティブの休日」と銘打った企画で、戸田夫妻と登別温泉への一泊旅行に行ったことがあるが、かなりの量のお酒が入っても話題豊富、弁舌滑らかで「さすが、ビールメーカーの地域トップ」と感心したものだった。

 今回は新春インタビューという形でお会いしたが、記者の顔を見るなり「あの旅行企画は終わっちゃったの?」。冷や汗の出る出端となったが(夫婦でご登場下さる方がいないんです。ついでにブログ上で募集しておきます)、そこは戸田代表。記者が古今亭志ん生のファンだと言うと、「私は息子の志ん朝が好きだね。あと上方落語の桂枝雀。女房が誕生日にCD全集をプレゼントしてくれてねえ」と巧みに場を盛り上げて下さった。

 インタビューの詳細は1月15日発売の北方ジャーナル2月号をお読みいただくとして、昨今のビール業界はビール、発泡酒、新ジャンルと入り乱れて商品の流行り廃りが激しい。サッポロクラシックをこよなく愛する記者は、ヱビスブランドで「本格派」の牙城を守るサッポロに期待するところが大きいのだが、生粋のビール党である戸田代表から頼もしい言葉を聴くことができた。

「若い人たちがビール離れしているといいますが、それを引き起こしたのは我々ビール会社なんですよ。TPOに応じたラインナップは否定しませんが、もう一度、我々の手で『ビール文化』をつくりたいと考えています」

「とりあえず、ビール」という言葉が死語になりつつあるそうだが、うまいビールの火は消してほしくない。というか、うまいビールの呑めない世の中なんざ、ご免被りたいのである。
(ひ)



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サッポロビールの顔、戸田代表
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