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2021年08月14日

北方ジャーナル2021年9月号




8月14日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】地元紙・80年めの迷走

どうする、道新
記者逮捕で内部の不信加速
7月には五輪批判記事削除



6月下旬に起きた新人記者逮捕事件以降、北海道新聞社内で上層部への不信の声が止まらない。事後の読者説明には外部からも批判が相継ぐ中、社の公式な見解は報告記事の掲載を最後に1カ月近くも途絶えたまま。本社内では節度を欠いた宴会が原因とみられるクラスターが発生、さらには自社のかかわる事業に水を差す記事を電子版から削除する“事件”も起こり、折からの迷走に拍車がかかっている。創刊80年を控える地元ブロック紙は今、どこへ向かっているのか。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府⑤

パワハラ疑い 延べ94件
江差看護問題で調査続く
議会では「役所仕事」追及



昨秋の被害告発からまもなく1年が過ぎる道立看護学院のハラスメント問題で、第三者調査の対象となる事案が延べ94件に上ることがあきらかになった。第三者委らは7月中にも加害教員らへの聴き取りを終え、調査結果を取りまとめる段階に入ったとみられるが、結論が示されるのは早くとも本年10月。教員の処分や学生の救済に到るまでには、なお時間がかかりそうな状況だ。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋⑲

立証責任、警察に
「適法」示せなければ違法
野次訴訟で裁判所が明言



「被告が立証責任を負うと考えます」。9月上旬に証人尋問を控えた国賠訴訟で、裁判長が現時点での心証を明かす一幕があった。首相演説野次排除事件の被害者らが警察を訴えたその裁判では、原告側が排除の違法性を立証せずとも、被告の道警がその適法性を示せなかった場合は排除行為が違法だったと判断されることになる。弁論に先立つ「2周年記念デモ」で改めて道警に謝罪を求めた原告らは、目前に迫る尋問に向けて士気を高めているところだ。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈52〉

現金盗の警官「減給」
道警不祥事、本年上半期速報
函館方面では交通で誤摘発も


地元警察の不祥事記録、本年上半期ぶんが出揃った。1―6月の懲戒処分・監督上の措置は計30件あまりに上り、未発表事案の中には職場内での窃盗やSNSへのわいせつ写真投稿などの犯罪行為が含まれていることがわかった。下半期にかかる7月に入ってからは、若手警官が酒気帯び・当て逃げで送検されたほか、交通部門で長期間の誤検挙が発覚する珍事も。半年間の速報値と併せ、おもな事例を報告したい。(小笠原 淳)

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2021年07月15日

北方ジャーナル2021年8月号




7月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】吉田学長の放逐を決めた旭川医大

断罪された“裸の王様”
選考会議の「解任申し出」に
注目集まる文科大臣の判断



国立大学法人旭川医科大学(以下旭川医大)の学長選考会議(西川祐司議長)は6月24日付けで萩生田光一文部科学大臣に吉田晃敏学長(69)について解任の申し出を行ない、本人が大学を去ることが確実視されている。就任以来14年にわたりトップに君臨し、近年における大学の迷走とガバナンスの機能不全を招いた“裸の王様”、吉田学長。現役教授らが立ち上げた「旭川医科大学の正常化を求める会」の解任請求から約4カ月。調査委の報告を踏まえ学長選考会議は開学以来、最も重い決断を下した──。
(7月8日時点 本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】学長解任騒動、想定外の余話

どうした、道新
旭医大取材中の記者が逮捕
読者報告まで2週間の沈黙


旭川医科大学の学長解任問題をめぐる報道で、取材にあたっていた新聞記者が建造物侵入で現行犯逮捕される“事件”が起きた。公共施設への立ち入りを犯罪とみなした大学や捜査当局の不可解さとともに、当該記者の所属する報道機関の歯切れの悪い対応は今後長く記憶され続けることになるだろう。少なからぬ同業者の強い関心を集めることになったその事件は、本稿締め切り時点でまだ終わっていない。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府④

虚偽申請 319万円
道立看護学院で不正受給
パワハラ調査は紋別でも



道南の1校で発覚した教員によるパワーハラスメント問題は今や、北海道立看護学院全体の問題に発展しつつある。パワハラそのものが複数の学院で疑われ始めたのみならず、ここに来て別の深刻な不祥事も浮上、7月初旬には地元議会で厳しい追及の声が上がった。5月に発足したパワハラ調査の第三者委員会は6月末までに学生への聴き取りを終え、今月からは加害教員の言い分に耳を傾けることになる。被害救済策は、今なおまとまる目途が立っていない。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋⑱

警官尋問、なお流動的
「安倍やめろ」排除から丸2年
“ヤジポイ訴訟”証人どこまで



「安倍やめろ」の一声で多数の警察官が一般市民を排除したのは、今からちょうど2年前のこと。排除被害者が地元警察を訴えた裁判はまもなく10回めの弁論を迎え、この秋には現場警察官らの尋問が予定されている。法廷では証人申請をめぐる丁々発矢が続き、現時点でなお採用人数は決まっていない。原告が求める「22人」は、どこまで認められることになるのか――。(小笠原 淳)

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2021年06月14日

北方ジャーナル2021年7月号




6月14日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】被害者と60歳差のわいせつ犯、起訴直後の弁明

「自制心が飛んで…」
未成年への強制わいせつで起訴
“独立系スクールガード”の元警官、激白90分



本誌前号で報告した、元警察官による強制わいせつ事件。自宅近くの小学校で続けていた独自のスクールガード活動で地域に知られる容疑者は6月上旬、地元検察が事件を起訴したことで刑事被告人となった。逮捕時点から本人の認否は不明だったが、起訴後に本稿記者の直撃取材に応じた被告は犯行を全面的に認め、およそ1時間半にわたって弁明を重ねることになる。60歳下の少女に長く消えない傷を残したわいせつ犯は、事件を振り返って何を語ったのか――。

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【報道】旭川発──「社会福祉法人かがやき」に丸投げされた介護事業の行方【2】

特別監査に踏み切った旭川市
問われる「社福への事業譲渡」



先月号で報じた旭川の社会福祉法人かがやき(岩崎正則理事長)に監督官庁のメスが入った。6月7日午前、旭川市が同法人に対して抜き打ちの特別監査に踏み切ったことが明らかとなり、関係者に衝撃が走っている。この中で本号では「かがやき」に介護事業を譲渡した側の問題にスポットを当てる。地元建設会社菅原組のトップが運営していた事業の社福への譲渡は、いったい何のためだったのか──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府③

被害回復 どこまで
江差看護問題で第三者委発足
パワハラ被害は道内他校でも



北海道立江差高等看護学院のパワハラ問題で、待たれていた第三者調査の体制が整った。とはいえ弁護士ら3人の委員がどこまで事実認定に踏み切るのかは未知数で、5月中旬から新たな証言を募り始めた道の担当課も調査対象事案の件数をあきらかにしていない。一方、本誌を含む報道各社にはその後も関係者の告発が相継ぎ寄せられ、改めて問題の根深さが窺われているところだ。被害はどこまで認められ、救済はいつ果たされるのか――。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈51〉

剣士の“余罪”
酒気帯び・当て逃げで懲戒免
元巡査長に未発表の人身事故



酒気帯び運転で事故を起こし、現場から逃走したのは、現職警察官だった。剣道の腕を買われて北海道警察に職を得た彼は6月上旬、若くしてその職場を去ることになる。課された「免職」という制裁は警察庁が定める指針に適った処分といえるが、報じられなかったもう1つの不祥事ではその人は処分の対象とならず、報道発表も免がれていた。1月上旬に札幌市内で起こしたその事故を、本人は今も憶えているだろうか。(小笠原 淳)

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2021年05月15日

北方ジャーナル2021年6月号




5月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】旭川発──菅原組が「社会福祉法人かがやき」に丸投げした介護事業

噴き出した私物化疑惑
元市議会議長と菅原組が
「架空工事」で裏金を捻出



旭川の建設会社菅原組(菅原吉孝社長)の介護事業を引き継いだ社会福祉法人かがやき(岩崎正則理事長・本部旭川)に私物化疑惑が持ちあがった。2年前に岩崎理事長から放逐された元常務理事が起こした訴訟で介護給付費の不正請求が問われたほか、架空工事による裏金づくりという公益法人としてあるまじき事案も発覚。元市議会議長がトップを務める、この社会福祉法人は、いまコンプライアンスの危機の渦中にある──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府②

「速やかに救済を」
江差看護問題、膠着状態
道の明答ないまま1カ月



前号の報告から1カ月、事態はほとんど進展していない。道南の公立専修校で起きていたとされる、長期間のパワーハラスメント問題。疑いが表面化したことで複数の教員が一時的に教壇を離れることにはなったものの、具体的な未然防止策や過去の被害の救済策などは、今もって示されないままだ。再三にわたって問題解決を要請し続けている保護者らは、遅々として進まない行政の対応に憤りを隠さない。「役所は風化を待っているのではないか」――。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈50〉

スクールガードの素顔
元警官の悪質事件、未発表
未成年相手に強制わいせつ



4月上旬、札幌市内の小学校で児童の登下校を見守る「スクールガード」の1人が未成年相手の性犯罪で逮捕された。地元警察は事件を報道発表せず、検察は処分保留で容疑者を釈放。同じ地域に住む被害者の心情は定かでないが、そのわいせつ犯が元警察官だと知った時の驚きは察するに余りある。さらに驚愕すべきは、複数の元同僚が打ち明ける事実。その犯行は、今回が初めてではなかった――。(小笠原 淳)

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【選挙】就労支援事業所の責任とは――

「弱者を喰い物に…」
不当解雇「無効」逆転判決
障碍者雇用のあり方に一石



3年前の春、障碍のある人たちを雇用する事業所が突然閉鎖された。不意の告知に利用者は混乱、解雇されたスタッフたちも充分な説明がないことに疑問を呈したが、事業主の考えを変えるには到らなかった。居場所を失った当事者らは働く権利の確認を求める訴えを提起、一審の実質敗訴判決を経た控訴審で「解雇無効」の逆転判決を勝ち取った。3年半に及んだ闘いを振り返り、スタッフの1人は言う。「私たちは金儲けの道具だったのか」――。(小笠原 淳)

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2021年04月15日

北方ジャーナル2021年5月号




4月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】告発・絶望の学府

「教える価値がない」
行く道は留年、休学、中退…
道南の看護校で“学生潰し”か



本号が店頭に並ぶころ、事態はいくらか好転しているだろうか――。年度明けと前後して拡がり始めた告発の声は、ようやく行政の重い腰を上げさせつつある。だが、これまで多くの若者たちが強いられた理不尽はあまりに大きく、摘まれた芽はあまりに多かった。人の命を救う医療職にあって、道南・江差町の看護教員のみはその埒外に置かれているらしい。未来の人材を預かる筈の学舎は、若者たちをどこに導こうとしていたのか。(小笠原 淳)

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【報道】深川市立病院の“内部告発者潰し”問題で新展開

暴かれた院内での密談
診療放射線科幹部と業者が
チケットの席決めを打合せ


本誌2・3月号で報じた深川市立病院(開設者・山下貴史市長)の“内部告発者潰し”問題で3月8日、大きな動きがあった。舞台はこの日に開かれた同市の第一回市議会定例。この日、北名照美市議(共産・10期)が行なった一般質問で驚きの事実が明かされることになる。出入り業者と診療放射線科幹部が癒着していた事実は、本当になかったのか──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】北海道大学敷地内薬局公募の怪 “出来レース疑惑”を追う③

苦し紛れか問題隠しか
北大が運営事業候補に
アインHDを追加選定



出来レース疑惑の内部調査を名目に、ここ半年ほど塩漬け状態になっていた北海道大学(寶金清博総長・以下北大)の敷地内薬局誘致問題で予想外の展開だ。北大は、これまで運営事業候補者としていたメディカルシステムネットワーク(以下メディシス・本社札幌)の子会社、なの花北海道(同)に加え、アインホールディングス(以下アインHD・同)を追加選定すると3月10日に公表。だが、この決定には不可解な点が多く危うさも孕んでいる。北大の“変心”はなぜ起きたのか。苦し紛れか、問題隠しか、それとも──。  (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】性的少数者に法の下の平等を④

「判決、一生忘れない」
札幌地裁・国内初の違憲判断
提訴2年“結婚の自由”へ一歩



原告代理人の1人はその瞬間、遠目にもそれとわかるほど大きな嗚咽に揺れた。傍らには、顔を伏せて目頭を拭う原告男性の姿。法壇で判決文を読み上げる裁判長の声さえも、あきらかに顫えていた。一昨年2月に全国で一斉提起された「結婚の自由をすべての人に」訴訟。国内初の判決言い渡しに到った札幌地裁は原告の請求を退けつつ、同性婚などを認めない現行法を憲法違反と明言した。当事者の1人は、感極まって言う。「この判決は一生忘れない」――。(小笠原 淳)

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2021年03月15日

北方ジャーナル2021年4月号



3月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】迷走する旭川医大──始まった学長解任への序章

狭まる“吉田包囲網”──
7千万円を稼いだ「兼業」とは



このひと月で国立大学法人旭川医科大学(以下旭川医大)をめぐる状況は大きく変わった。その最たるものが身内からのレッドカード、現役教授らの署名運動による吉田晃敏学長(68)の辞職・解任要求だ。学外では同大元教授らが同様の活動を展開し、吉田学長のガバナンス不全と無関係ではないパワハラ訴訟も教員から起きている。確実に狭まりつつある“吉田包囲網”──。今回は吉田学長に退場を求める現役教授の声、そして同学長に延べ約7千万円の報酬を渡していた滝川市立病院への取材結果を中心にお届けする(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】告発・拾得物めぐる不当捜査

「お前が盗んだんだ」
善意あだの冤罪被害、国賠提訴へ
指紋、写真、自白強要の札幌南署



コンビニでお金を拾った。警察に届け出ようとしたら、泥棒にされた。「盗んだ」と自筆するまで帰さないと言われ、さらに指紋を採られ、顔写真を撮影された――。昨年11月下旬に札幌市で起きた出来事だ。善意を踏みにじられて犯罪者にされた男性は、3カ月が過ぎた今も真っ当な謝罪を受けることができていない。「夜も眠れないぐらい腹が立つ」という冤罪被害者は、近く地元警察を相手に国家賠償請求訴訟を起こす考えを固めている。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋⑮

「睨む人が」「だから?」
道警、飽くまで排除を正当化
札幌検審はまたも「相当」議決



「睨みつけている者がいた」――。提訴以来7度めの弁論を迎えた裁判で、地元警察は飽かずさまざまな理窟を弄し続ける。一昨年7月に札幌で起きた、首相演説野次排除事件。政権批判を封じた警察の行為に問題がなかったのだとしたら、政権を支持する声がまったく“排除”されなかったのはなぜなのか。あたかも多様な言論がトラブルの原因となるかのような主張に、排除被害者は呆れ顔で反論する。「警察は民主主義を馬鹿にしているのか」(小笠原 淳)

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【選挙】“吉川鶏卵汚職”に伴う道2区補選の行方を追う

情勢、極めて視界不良
与党、早々に戦線離脱するも
野党サイドも連携見えず迷走



いわゆる鶏卵汚職事件に関わる前衆議・吉川貴盛被告(70)の辞職に伴い4月13日告示・同25日投開票で行なわれることとなった衆院北海道2区(※選挙区は札幌市北区の一部と東区)の補欠選挙。だが吉川氏が所属していた与党自民党は早々と選挙戦から撤退。一方の野党側も現時点で立憲民主党と共産党から2名が名乗りをあげており、野党共闘の行方は不透明。このほか、自民党“側”を自負する無所属の立候補予定者も複数現れるなど、早くも乱戦模様だ。注目の立候補予定者への取材から混迷の様相を呈する同補選の行方を追った。(髙橋貴充)

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2021年02月15日

北方ジャーナル2021年3月号




2月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】迷走する旭川医大──ガバナンス崩壊の実態

教授にしてやったのに
独裁人事で墓穴を掘った
吉田学長の“誤算と誤謬”



国立大学法人旭川医科大学(以下旭川医大)の吉田晃敏学長(68)の暴走が止まらない。古川博之病院長(当時)のコロナ患者受け入れにストップをかけ、クラスターが発生した市内病院には「なくなるしかない」と暴言。本人のパワハラ発言を受けて文科省が調査に乗り出す中で、今度は古川病院長を解任する荒技に出た。同大学元助教授らが吉田学長のリコールを求め、患者や教員から訴訟も相次ぐ異例の事態。この一連の混乱の背景には14年もの長期政権の中、独裁人事で組織のガバナンスを破壊してきた吉田学長の大きな誤謬があるのではないか。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】優生思想の罪、法廷へ⑨

非情の札幌地裁
強制不妊、違憲判断は一歩前進
中絶訴訟では「最低最悪」判決



「原告の請求を棄却する」――。世紀を跨いだ被害の訴えに、司法は耳を塞いだのか、あるいはもとより聴く耳を持たなかったのか。旧優生保護法下で不妊・中絶を強いられた人たちが国を訴えた闘いに、北海道の原告2組が相継いで敗れた。札幌の男性の訴えを退けた裁判所は今回、その判決で新たな違憲判断を示したが、道央の夫婦が起こした訴訟はほぼ門前払いとなり、原告代理人から「最低最悪」と酷評される結果に。司法の救いはまた遠ざかり、国の罪は残り続ける。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈49〉

違反5連発 未発表
2020年道警不祥事速報
懲戒処分など前年比4割増



例年この時期に報告している地元警察の年間不祥事記録、2020年の速報値は前年の実績に較べて4割増の結果を示した。通年の「公表率」についてはまだ確認できていないが、未発表が疑われるケースの中には連続5件の交通違反や小売店での万引きなど、警察官以外の公務員ならば公表の対象となり得る法令違反が。北海道ならではの“警察特権”は、20年代も盤石のようだ。(小笠原 淳)

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【報道】「戦闘」あったのか――

「何も隠す必要はない」
PKO訴訟「文書提出」却下
「自殺」文書は一部開示決定



提訴から丸4年を過ぎた陸上自衛隊南スーダンPKO訴訟が1月下旬、1つの山場を迎えた。当初から『日報』などの開示を求め続けていた原告側に、裁判所はここへ来て「必要ない」と求めを却下、弁護団をして「何が問題なのか」と激しく批判させることになる。別の裁判では自衛官の自殺に関する文書の一部開示が認められたものの、原告にとってはなお不充分な決定といえた。「戦闘がなかったというのなら、なぜ記録を隠さなくてはならないのか」――。(小笠原 淳)

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2021年01月15日

北方ジャーナル2021年2月号




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【報道】“内部告発者潰し”に揺れる深川市立病院

業者との癒着を指摘した
技師を事務部へ強制異動

公益通報者を排除する不当労働行為か



北空知の医療を担う重要拠点、深川市立病院(藤澤真院長・203床)で何が起きているのだろうか。同病院の出入り業者と診療放射線科幹部との癒着を院内で指摘したベテラン技師が昨年9月、突然訓告処分を受け事務部門への異動を言い渡された。このベテラン技師が指摘した癒着とはどのようなものだったのか。そしてなぜ彼は“排除”の憂き目にあったのか──。この問題は暮れの市議会定例会でも取り上げられ、市側の答弁をめぐって議会が紛糾。広く市民に関心を呼ぶテーマになっている。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】 首相批判封殺の波紋⑭

「危険なのは警察だった」
野次排除訴訟に強力援軍
新たに3人の証言集まる



本誌で報告を始めて足かけ3年になる首相演説野次排除事件で、排除の現場を目の当たりにした複数の市民が新たな証言を買って出たことがわかった。当事者の裁判提起を知って協力を申し出たのは、札幌市内の男女3人。証言は昨年11月までに陳述書にまとめられ、札幌で続く国賠訴訟の原告側証拠として提出された。警察が主張する「トラブル防止」なる排除理由を、目撃者たちはどう評価するのか――。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事

責任は1人の肩に
違反捏造の背景に杜撰管理
組織の姿勢問われぬ構図


充分な社会的関心が拡がったかどうかはともかく、2020年暮れは地元警察の不祥事が相継いで発信される歳末となった。公式に発表され法廷で裁かれた罪もあれば、結果的に不問となった事件もあり、中には発表されなかった問題も。師走の“駈け込み”で職員の処分件数が増えたためか、同時期の懲戒処分や監督上の措置(訓戒・注意)の概要は年明けの時点でまとまっていないという。(小笠原 淳)

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【報道】地方議員に異例の「当選無効」

選管・司法、見解対極
裁判所「無効」に当事者は上訴
現職市議「生活の拠点」は――



一昨年春の選挙で空知・砂川市議に当選した現職議員に昨年暮れ、裁判所が「無効」判定を突きつけた。判決は同市内に市議の居住実態がなかったことを指摘するものだが、先立つ選挙管理員会の審査では2度にわたって正反対の結論に到っている。当事者の市議は上訴を申し立て、争いはさらにもつれ込むことに。市議選の投開票から2年弱、異例の争いは長期化の様相を呈している。(小笠原 淳)  続きを読む

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2020年12月14日

北方ジャーナル2021年1月号




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【報道】空知発 交通捜査への疑問符

「なぜ『物損』に…」
美唄・現職市議の交通事故
地元警察の対応に不信の声



1年ほど前、美唄市の中心部で交通事故が起きた。地元警察が物損事故として処理したそれは、のちに作成された記録によると「乗用車」と「歩行者」の接触事故。現場から走り去った車の運転者は「気づかなかった」と言い、のちに謝罪を受けた被害者は「もう終わったこと」と口を閉ざす。だがその瞬間を至近で目撃していた市民は、事故の扱いに今も納得できていない。「なぜあれが轢き逃げにならないのか」――。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋13

排除「許容され得る」
裁判所「付審判」棄却で
野次排除にまたお墨つき



本誌面で報告を続けている首相演説野次排除事件で、またしても警察の見解を追認する決定だ。当時の首相に野次を飛ばした男性を複数の警察官が排除した行為について、同男性が刑事裁判の開始を求めた「付審判請求」に対し、地元の裁判所が請求棄却の決定に到った。警察官らの実力行使をことごとく「許容され得る」とした決定に、当事者の男性は「納得できない」と憤りを顕わにし、改めて排除の不当性を訴えている。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈47〉

「被告人は警察官でした」
ストーカー事件で被害者陳述
元巡査部長に求刑2年6カ月



前々号の誌面から報告を続けてきた現職警察官によるストーカー・わいせつ未遂事件の審理が終わり、論告公判の法廷で被害女性の陳述が読み上げられた。癒えない傷を訴える声を受け、被告人の元警察官は改めて頭を下げたが、検察は「極めて悪質で結果は重大」と、懲役2年6カ月を求刑。道警ではこの間、別の警察官による大麻所持事件が発覚するなど、2020年後半は深刻な不祥事が続く下半期となった。(小笠原 淳)

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【インタビュー】鈴木直道知事にコロナ禍の舵取りを訊く

“ポストコロナ時代”を見据えて
いまこそ「ピンチをチャンスに」



本来ならば東京五輪のマラソン競技札幌開催などで、北海道の地域活性化が加速度的に進むことが期待された2020年。だが待ち構えていたのは、人々の暮らしを大いに脅かす新型コロナウイルスの感染拡大だった。国内で最も早く大きな感染拡大に見舞われて以降、今に至るもコロナとの闘いは収まらず、10月下旬以降は全道規模に及ぶ爆発的な感染者数増加に苦しめられている。そんな折、後志管内の寿都町と神恵内村では高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定に向けた文献調査が始まり、いわゆる核のゴミ問題も暗い影を落としている。「ピンチをチャンスに」をスローガンに掲げる鈴木直道知事。現下の難局にどう立ち向かうのか。(11月27日収録)

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2020年11月14日

北方ジャーナル2020年12月号




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【報道】道警不祥事から考える〈46〉

「筋が通らず、矛盾多くて」
元警官告白、交通捜査の実態
札幌では違反捏造で懲戒5人



やり甲斐や達成感に満ちていた筈の職場は、矛盾まみれで筋の通らない仕事だらけだった――。自らが起こした事件の公判でそう吐露したのは、ストーカー行為などで起訴された元警察官。交通捜査に携わっていた彼にとって、取り締まりに伴う「矛盾」への疑問は増える一方だったという。道警ではおりしも、札幌の交通警官が違反捏造で処分され、多くの不正があきらかになったばかり。互いに関連しない筈の2つの不祥事は、何を語っているのか。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋12

検審、お前もか――
野次排除警官「不起訴相当」
国賠でも道警が適正性主張



昨夏の札幌で起きた首相演説野次排除事件で、警察の見解に新たなお墨つきが加わった。現場の警察官たちを不起訴処分とした検察の決定に、第三者機関が「相当」を議決、首相に野次を飛ばした男性への身体拘束などを「不当とは言えない」と結論づけたのだ。男性らが起こした国家賠償訴訟では、被告の道警がまたも排除の適正性を主張、現場には複数の「危険」があったと論を張ることに。問題発生から1年4カ月、言論封殺を追及する闘いはまだ終わらない。(小笠原 淳)

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【報道】稼ぐ目算外れた豊浦町のバイオガス発電プラント

このままでは“金食い虫”
広がらない消化液の活用



本年8月号で報じた豊浦町(胆振管内・村井洋一町長)のバイオガス発電プラント問題が深刻さを増している。事業主体である町が約24億円を投じて建設した施設だが、稼働2年目となる今年度は初年度を超える赤字額になる見込み。ネックはガス生成工程で出てくる消化液(液肥)の引き受け先が広がらないこと。このため貯留施設が満杯に近づき、プラントは60%程度しか稼働できていない状態だ。消化液の問題にメドがつかなければ「売電で儲ける」どころか、とんだ「金食い虫」になりかねない。(佐久間康介)

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【報道】医療現場で散った命12

「ようやく息子に報告が」
吃音看護師殉職に労災確定
「業務に起因」と地裁判断



言い渡しは、一瞬だった。「遺族補償給付を支給しない旨の処分、及び葬祭料を支給しない旨の処分を、いずれも取り消す」。傍聴席の静かなどよめきは裁判所の廊下にまで伝わり、原告らが支援者たちに朗報を告げる。静かだったのは、無人の被告席のみ。提訴から3年、本年9月号の誌面で詳報した新人看護師の労災認定をめぐる訴訟は、遺族の請求を全面的に認める判決に到った。(小笠原 淳)

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2020年10月15日

北方ジャーナル2020年11月号




10月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】北海道大学の闇──敷地内薬局公募の怪②

深まる出来レース疑惑
北大が公募前の調査で“メディシス推し”



10月号で報じた北海道大学(寶金清博総長・以下北大)の敷地内薬局誘致問題の続報だ。先月号では北大が実施した公募型プロポーザルを検証したが、ここにきて最初から特定の業者ありきの出来レースだった疑惑がさらに深まっている。この問題をめぐっては入札妨害の疑いで捜査機関が動いていると巷間で囁かれ、周囲の疑念の声を受けて北大自身も審査過程に関する内部調査に乗り出した。はたして“北大の闇”は晴れるのか──。    (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】北大総長解任事件を紐解く②

求めるのは解任無効
北大へ反撃を視野に名和氏が訴訟を準備



北海道大学の威信が崩れた「名和豊春総長解任事件」から3カ月強。その北大では寶金清博新総長が誕生したが、威信回復には事件の真相解明が不可欠だ。解任の決め手とされた調査報告書は作成段階で当の本人から聞き取りを行なっておらず、“追い出しありきで作られた”と言われても仕方なく、処分に関する一連の書類も本人に渡されていない。これでは罪状も知らされないまま被告となり、一方的に刑を宣告されたに等しい。入手した調査報告書の内容を検証しながら解任後の名和氏の動きを追った。

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【報道】道警不祥事から考える〈45〉

「触りたいと思って」
わいせつ未遂巡査部長、初公判
検察はストーカー行為で追起訴


礼儀正しくて感じよく、好意を覚えた――。一般女性に暴行を加えるなどして強制わいせつ未遂で起訴された現職警察官(のち退職)が9月下旬、初公判の法廷で起訴事実を認め、被害女性への足かけ5年にわたったつきまとい行為を明かした。地元の検察はストーカー規制法違反で元警察官を追起訴、裁判所では今月下旬から2罪の併合審理を進めることになる。転落の始まりは、交通取り締まり現場での出会いだった。(小笠原 淳)

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【報道】医療現場で散った命⑪

「事実、早く認めて」
看護師訴訟で道内2弁論続く
新人の殉職、再発防止願って



ウイルス禍が収束の兆しを見せない中、自ら命を絶った複数の新人看護師の遺族が起こした裁判が、北海道内で続いている。片や職場のパワハラ、片や異常な過重労働。加えて本号発売直前には、吃音差別を訴えて亡くなった看護師の遺族が労災訴訟の判決を迎えている筈だ。本誌が2017年から追い続けている長い闘い、国や職場が遺族の声に真摯に耳を傾ける日は、いつ訪れるのか。(小笠原 淳)  続きを読む

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2020年09月15日

北方ジャーナル2020年10月号




9月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】北海道大学の闇──敷地内薬局公募の怪

メディシスの「なの花」は
こうして北大に選ばれた

前代未聞のプロポーザルに噴き出す疑義



総長解任問題に揺れた国立大学法人北海道大学(寶金清博総長・以下北大)に新たな疑惑が持ち上がった。このほど北大は敷地内薬局誘致に伴う公募型プロポーザルで運営事業候補者を選定したが、この結果が出来レースだった可能性が浮上。経済的なメリットに偏重したプロポーザルのあり方にも疑問の声が相次いでいる。公立大学たる北大は守るべき“公共の利益”を忘れてしまったのか──。 (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】北大・名和豊春前総長が解任の“真相”を激白

「私は、結託した文科省と
北大の理事に追放された」

仕組まれた排除のシナリオとは



日常的なハラスメントなどを理由に萩生田光一文科相から北大総長を解任された名和豊春氏(66)が8月22日、公の場で初めて口を開いた。札幌での集会に姿を見せた名和氏は、約100人の参加者を前に「私が解任された本当の理由」と題して40分にわたり、時折声を詰まらせながら自身の潔白と事件の背景を訴えた。「北大総長解任の真相を究明する市民の会」が主催したこの集会。まずは、ここでの同氏の主張に耳を傾けてみたい。名和前総長の解任は、文科省と北大の一部理事が結託した追放劇だったのか──。(佐久間康介)

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【報道】北大・名和豊春総長解任事件を紐解く

調査報告書に捏造の疑い
崩れる解任根拠の信用性

集会で明かされた驚きの新事実



8月22日、「北大総長解任の真相を究明する市民の会」が主催した集会に登場し、自身の潔白と事件の真相を訴えた名和豊春前総長(66)。この日は本人の講演のほか、主催団体のジャーナリスト、山田寿彦氏と名和氏の対談形式による一連の事実検証も行なわれた。総長解任を決定づけた北大の調査委員会の「調査報告書」。そこに記された名和氏の数多のパワハラ事案、非違事項は果たして本当にあったことなのか。この日、名和氏と山田氏のやりとりでは驚くべき事情が明かされた。北大の事実認定と名和氏の釈明の隔たりはあまりに大きい。この日の対談の主な内容を採録し、読者の判断に委ねたい。(佐久間康介)

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【報道】狩人、銃を奪われる④

「早く山へ帰って」
ヒグマ出没止まらぬ砂川
銃所持裁判は現地調査へ



8月下旬から9月初めにかけ、砂川市の住宅地でヒグマの目撃情報が相継いだ。市内での報告数はすでに昨年度1年間のそれを上回り、おもな出没地点に市職員らが毎日“出勤”している状況。一方、地元猟友会役員の銃所持許可をめぐる裁判では非公開の弁論準備手続きが進み、裁判所が現地調査にあたる可能性が浮上してきた。“撃てない町”の騒がしい夏は、まだ終わりそうにない。(小笠原 淳)

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2020年08月14日

北方ジャーナル2020年9月号




8月14日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】医療現場で散った命⑩

「誰も恨まないで」
看護師パワハラ死訴訟、結審
吃音咎める不適切指導の疑い



7年前の夏、札幌の病院に勤務していた男性看護師(当時34)が自ら命を絶った。強く疑われたのは、吃音があった男性への執拗なハラスメント。当時の上司の指導には、患者さえもが行き過ぎを指摘していたという。労働災害を否定する国を相手に遺族が法廷で闘い始めてから、もうすぐ3年。訴訟は本年6月の証人尋問で結審し、今秋の判決を待つのみとなった。長い闘いを続ける原告の背中を押したのは、本人が最後に遺した一言。「誰も恨まないでください」――。(小笠原 淳)

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【報道】歓楽街の感染防止を目指す「ススキノ助成金」の行方②

撤廃される「9団体優先」
札幌市が1億5千万円を増額
新たに500事業者を助成へ


札幌市は、いわゆる「ススキノ助成金」の予算を倍増させることを正式に決めた。すでに執行している1億5千万円と同額を新たに措置することとし、8月中旬の申請再受付に向け、事業主体の一般社団法人すすきの観光協会(本部札幌・大島昌充会長、以下協会)と共に準備に入っている。特筆すべきは問題とされていた「9団体優先」の条件が撤廃されること。これまでの流れを踏まえ、この助成金事業の新たな展開を報告する。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】狩人、銃を奪われる ③

民家至近に1カ月
銃不使用の砂川でヒグマ騒動
270kg オス 養鶏場荒らす



地元猟友会役員が銃所持の取り消し処分を受けた砂川市で、養鶏家の自宅敷地内にヒグマが連日出没し続ける事件が起きた。ハンターが発砲できない状況の中、市の担当課は箱罠を設置してクマを捕獲。結果的に人が危害を受けることは免れたが、関係者の間で緊張の糸は張り詰めたまま。「次に出たらどうするのか」。地元では今も、銃による駆除ができない状況が続いている。(小笠原 淳)

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【報道】緊急事態、囚われ人にも――③

発表前夜、獄中緊迫
旭川刑務所で刑務官「陽性」
濃厚接触54人 受刑者らも



7月下旬、北海道内の刑務所で2例めとなる新型コロナウイルス感染が報告された。現場は、国内最北の長期囚収容施設・旭川刑務所。20歳代の男性刑務官がPCR検査で陽性となり、旭川市としては3カ月ぶりの感染者発生が確認された形だ。施設内では少なくとも7人の受刑者に濃厚接触が疑われ、刑務作業の工場が稼働中止になったという。獄中から届いた緊急報告には、緊迫する現場の動きが記録されていた――。(小笠原 淳)
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2020年07月15日

北方ジャーナル2020年8月号




7月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】歓楽街の感染防止を目指す「ススキノ助成金」の行方

干天の慈雨はどこへ──
すすきの観光協会による
「9団体優先」に異論続出


感染防止対策の徹底を前提に歓楽街の事業者を支援する全国初の試み、いわゆる「ススキノ助成金」の分配をめぐり大きな論議が起きている。札幌市から事業委託を受けた一般社団法人すすきの観光協会(本部札幌・大島昌充会長)が、助成先を同協会など9団体に限定したことに異論が続出。大きな痛手を受けた地域にとって朗報になるはずだった公金支出は一転、業界を分断する火種になりかねない様相だ──。 (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】首相批判封殺の波紋⑩

闘い、なお終わらず
警官不起訴に当事者が異議
排除にSP動員、国賠で判明



昨年夏に札幌で起きた出来事は、今のところ「事件」にも「不祥事」にもなっていない。警察が一般市民を拘束し、為政者への批判を封じる――。次々と掘り起こされた写真や映像に残る事実を前に、現場の警察官は誰一人として処罰されず、懲戒処分も受けなかった。表現の自由を奪われた当事者たちは、季節が一めぐりした今もそれを問う声を上げ続けている。首相演説野次排除問題に、2度めの夏が訪れた。(小笠原 淳)

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【報道】狩人、銃を奪われる ②

「丸投げの挙句、犯罪者に」
銃所持許可めぐる訴訟、初弁論
地元ではクマ出没も「撃てない」



「国民の生命を守るべき警察が対策を我われに丸投げした挙句、犯罪者に仕立て上げた」――。7月上旬、ヒグマ駆除をめぐる銃所持許可取り消し問題が法廷に持ち込まれた。公安委員会を訴えたハンターは意見陳述で駆除の正当性を主張、処分の取り消しを求めている。クマの目撃が相継ぐ地元では「誰も引き金を引けない」状態が続いており、訴訟の行方は今後の有害獣対策に大きく影響することになりそうだ。(小笠原 淳)

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【報道】迷走する豊浦町のバイオガス発電事業

1年目で限界が見えた処理能力
二酸化炭素削減は目標に届かず

「豚ふん尿偏重」も遠因か



胆振管内の豊浦町(村井洋一町長)がエネルギーの地産地消や循環型地域の形成を目指し、高岡地区の貫気別川沿いで2019年4月から運転を開始した豚ふん尿ベースのバイオガス発電プラント。総工費23億2200万円をかけ鳴り物入りで建設されたものの、運転初年度から赤字を計上。副産物の液状肥料、消化液の引き受け先が広がらないこともあって前途多難な様相を見せている。迷走する豊浦のバイオガス事業の現状を追った。  (佐久間康介)  続きを読む

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2020年06月15日

北方ジャーナル2020年7月号




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【報道】北海学園で起きた不法投棄事件を追う

清田校地を汚す大量の廃棄物
問われる名門学校の管理責任



その前身を含め135年もの歴史を誇る学校法人北海学園(札幌市豊平区・森本正夫理事長)にとって不名誉な事件が明らかとなった。同法人が運営する清田グラウンド(清田区)の敷地内に大量の一般廃棄物や産廃が不法投棄されていたことがこのほど発覚。札幌市と道警が調べを進めていることが本誌の取材で分かった。多くの有名人や経済人を輩出してきた道内屈指の名門である北海学園で何が起きていたのか──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】「桜」の蔭に――

「業務停止」の波紋
首相がらみマルチ被害追及
告発者に不測の「待った」



5月下旬、地元の弁護士会が1人の会員の懲戒処分を発表した。交渉の場で暴言を吐いたとされるその人には、かつて別の不祥事で処分を受けた過去がある。だが今回、当事者たる弁護士は言い渡された処分に異議を唱え、暴言の事実を真っ向否定した。弁護士会に彼の懲戒を申し立てたのは、金融商品を扱う業界に対応する官公庁。くだんの弁護士はその役所に対し、ある大きな事件の告発を試みていたというのだが…。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋⑨

プラカ なかったことに
当事者聴取せず調査終了
証言・映像と大きく矛盾



報道大手や本誌などが折に触れて伝えてきた、首相演説野次排除問題。問題の発生からまもなく1年が経とうとする中、警察がまた新たな“事実”をあきらかにした。否、あきらかな事実が存在しなかったと主張し始めた。年金制度などへの疑問を呈するプラカードの掲示を警察官が阻止した行為を、確認できなかったというのだ。現場の写真や映像が語る事実は、警察の眼にはまったく異なる形で見えているらしい。(小笠原 淳)

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【報道】狩人、銃を奪われる

「もう誰も撃てなくなる」
ヒグマ駆除のハンター受難
違法性問われ許可取り消し



民家の近くにヒグマが出た。役所に呼ばれたハンターが駈けつけ、依頼を受けてクマを射殺。地域住民に安心が戻り、関係者一同が胸を撫で下ろす。ところが警察は駆除の担い手を罪に問い、所管庁は銃所持許可を取り消した。当事者の不服申し立ては棄却され、銃は今も差し押さえられたまま。武器を奪われたハンターは、不意の仕打ちに当局への不信感を募らせる。「これでは誰も駆除に協力できない」――。(小笠原 淳)  続きを読む

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2020年05月15日

北方ジャーナル2020年6月号




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【特集 新型コロナショック】道内市町村に緊急アンケート

全力で“わがまち”を守る──
自治体、懸命のコロナ対策

いま試される地方行政の独自救済



昨年11月に発生が確認されてからおよそ半年。新型コロナウイルスは社会生活の根幹たる人同士の関わり合いを、ことごとく破壊した。感染拡大防止のため、人が集まることを実質禁じられ、外出にも大きな制限を求められた社会で起こったさまざまな機能不全。また感染への恐れから生じた疑心暗鬼は、高齢者の介護すらままならない状態にまで追いやった。“破壊無き有事”とも言えるこの非日常の中、道内各自治体は皆、コロナ禍から“わがまち”を守ろうと日夜奮闘している。本誌は全道179自治体に対して新型コロナ対策に関するアンケート調査を実施。その実情を探った──。(髙橋貴充)

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【特集 新型コロナショック】札幌市医師会・松家治道会長に訊く

医療従事者を差別から守り
“うつさない”行動の徹底を

危険と隣り合わせで職務を全う


4月中旬以降、札幌市の新型コロナ感染者の増加は危機的水準に達した。事態緊迫化を受け道と札幌市の両トップ(鈴木直道知事・秋元克広市長)は4月30日、異例の共同会見を実施。鈴木知事はゴールデンウィーク中について、“都市封鎖相当”という強い表現で外出自粛を呼び掛けた。こうした中、いま札幌の医療従事者は対策の最前線でさまざまな苦境に立たされている。札幌市医師会の松家治道会長に現場の実情や山積する課題を訊いた。(聞き手=本誌編集長・工藤年泰、4月27日取材)

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【特集 新型コロナショック】北大名誉教授・橋本信夫氏に訊く 

宇宙船地球号の共同体で
生物災害へ備える体制を
ウイルス性人獣共通感染症の怖さと対策


戦後のポリオから近年の新型インフルエンザに至るまで多くの感染症と闘ってきた日本。だが、今回の新型コロナウイルスで過去の経験を活かせず対策が後手に回るのは何故なのか。この中で「危険度の高いウイルスによるパンデミックは100年、1000年単位で起こる。コロナ禍はこれにどう備えていくかの試練」と説くのが人獣共通感染症を専門としてきた橋本信夫・北大名誉教授だ。この橋本氏に感染症対策の歴史や未知の病原体にどう向き合うべきかを訊いた。(武智敦子・4月20日取材)

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【特集 新型コロナショック】現地報告/在留邦人が見たフランスのロックダウン 

全仏都市封鎖の中を生きる
軋む「ひとつのヨーロッパ」



4月末段階で感染者約12万5千人、死者約2万3千人。イタリアやスペインなどと同様に新型コロナウイルスの感染爆発に見舞われ、厳しい外出禁止措置が取られているのがフランスだ。そのフランスから生々しい現地報告が届いた。在留邦人が見た「全仏都市封鎖」のリアル、そしてコロナ禍によって軋み始めた「ひとつのヨーロッパ」とは──。(文と写真・橘 知親)

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2020年04月15日

北方ジャーナル2020年5月号




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【特集 新型コロナショック】自粛と景気回復努力の狭間で

道内経済は薄氷の上に──
社会を一気に凍り付かせた
道の“緊急事態宣言”の衝撃



4月7日には政府の緊急事態宣言が発令されるまでに至った新型コロナウイルス問題。これに先立ち北海道では、2月28日に鈴木直道知事により出された法的根拠の無い緊急事態宣言が、“爆発的な感染拡大は回避された”として3月19日に解除。だが予断を許さない状況にあることは変わらず、道や札幌市の観光関連施設が4月1日付で相次ぎ営業再開に舵を切った一方で、著名なイベントや祭りの中止決定が連日のように発表されている。そして前述の緊急事態宣言は観光客・地元住民の区別なく人の動きをことごとく萎縮させ、関東以北最大の歓楽街ススキノに至っては今や青息吐息だ。ウイルスそのものは人の身体を蝕むが、ウイルスによる恐怖感や疑心暗鬼は、生きる上に必要な人と人との繋がりを断つ。全世界の人々にも言えることかもしれないが、いま我々は薄氷の上に立っているに等しい──。(取材=本誌編集部・構成=髙橋貴充)

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【特集 新型コロナショック】

未曾有の危機に直面するニセコで
成長の立役者が語る〝現状と今後〟



スキーリゾートとして国際的な地位を確立しているニセコエリア。豊かな自然環境に美味しい食、スキー客を魅了するパウダースノーなどの地域資源が世界から投資を呼び込んでいる日本でも特異なまちだ。北海道全体の地域活性化や経済成長を論じる上でも同地域の存在は欠かせない。新型コロナウイルス禍は、そのニセコにも深刻な影響を及ぼしている。“日本の中の外国”とも言える場所で、この感染症はどのような混乱を引き起こしているのか。そして危機を乗り越えた後、地域はどう変化していくのか。ニセコの成長を支えてきた立役者とも言える2人の外国人経営者を取材した。(佐久間康介)

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【特集 新型コロナショック】新型コロナ禍に見舞われる小樽観光 

観光バスもヒトも消えた異常さ
「市は独自支援策を盛り込んで」



新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、道内有数の観光地である小樽でも影響が深刻化している。中国などアジア圏を中心とした外国人観光客に加え、2月末の道の緊急事態宣言以降は国内客や地元の出控えも広がっており、関係者は「この状況がさらに1~2カ月続けば経営は成り立たなくなる」と悲鳴を上げている。  (武智敦子)

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【特集 新型コロナショック】現地報告/留学生が見た台湾事情 

味わった“孤独と苦渋”がバネ
世界から注目集める防疫体制



4月1日時点で新型コロナウイルス感染者322人、死者5人。感染爆発を起こした中国や欧米などに比べ、早期に打ち出した効果的な措置でウイルスの封じ込めに成功したと言われる台湾。本誌連載「戦火の女」などの挿絵を担当し、現在その台湾へ語学留学中の藤野羽衣子さんから現地レポートが届いた。留学生が見た台湾の防疫事情とは──。

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2020年03月14日

北方ジャーナル2020年4月号




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【緊急特集 新型コロナショック】札医大附属病院長 土橋和文教授に訊く

重篤な患者を拾い上げ
命を救う体制の構築を

“巧妙な新型コロナ”に冷静に立ち向かえ



新型コロナウイルスとはいかなる脅威なのか。どうすれば爆発的な感染を抑止できるのか──。連日、膨大な情報がメディアに溢れる中で、札幌医科大学附属病院長の土橋和文教授は事態をいたずらに恐れる風潮に警鐘を鳴らし、「感染者増加のカーブを緩やかにし、重症者と死亡者を抑える時期に入った」と冷静な対応を呼びかける。市中感染の広がりと健康被害を最小化するための対応を訊いた。(本誌編集長・工藤年泰 3月5日最終取材)

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【緊急特集 新型コロナショック】札幌市保健所 対策の現状と葛藤

指定感染症故のジレンマ
コロナ対策最前線の葛藤

軽症者が自宅療養できるスキームを

札幌市保健所感染症総合対策課 古澤弥医師


感染拡大に伴い、陽性患者を受け入れる市立札幌病院は事実上パンク状態。一方、感染を判定するPCR検査は重症者の確定診断を優先させる方針から「希望しても受けられない」など市民の不満が日増しに募っている。それらを調整する現場の最前線にいるひとりが札幌市保健所感染症総合対策課の古澤弥医師だ。道内の社会と経済に著しくブレーキをかけた新型コロナウイルスの猛威に、限られた人員で対応している同保健所対策チームの現状を取材した。(3月5日最終取材)

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【緊急特集 新型コロナショック】ヒト・モノ・カネの動きに急ブレーキをかけた新型コロナ 

経済を金縛りにした“外出自粛”
非日常が生んだデマとパニック



札幌を代表する冬の一大イベント・さっぽろ雪まつりの今年の来場者数(1月31日~2月11日)は約202万人となり、前年比26・2%減、71万6千人減少の大きな落ち込みとなった。その大きな要因が新型コロナウイルス感染症による中国や韓国からの旅行客減少。この大幅減による観光業全般のダメージは深刻に受け止められたが、それでも新型コロナの影響は対岸の火事といった印象は否めなかった。当時、今日に至る日本の社会・経済活動そのものを麻痺させる事態にまで発展するとは誰が予想しただろう。この病魔は今や国内産業全般を蝕むものにもなっている。目下、経済分野においても新型コロナへの特効薬が求められている。(髙橋貴充)

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【報道】ザイ・コンファーム社 小林健治氏の不法行為を追う

逮捕された“偽装コンサル”
北署が貸金業法違反で身柄拘束
オープン前の保育事業にも暗雲



自称コンサルタント会社役員、小林健治氏(60)が貸金業法違反の疑いで2月19日、道警に逮捕された。この小林氏と言えば株式会社ザイ・コンファーム(本社札幌・以下ザイコン社)の代表で、同社を舞台に不正融資や会社乗っ取りなどを繰り返していた疑惑を本誌が報じてきた人物だ。今回の逮捕により同氏が手がける国がらみの助成保育事業にも暗雲が漂い始めた。昨年6月の家宅捜索を踏まえ、道警が摘発に踏み切った理由とは──。 (本誌編集長・工藤年泰)

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2020年02月15日

北方ジャーナル2020年3月号




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【報道】旭川医大元脳神経外科教授の“性倒錯と論文盗作”

「いい画像だったので、何か?」
他者の論文素材を盗用して
権威学会に投稿した元教授



国立大学法人旭川医科大学(吉田晃敏学長・以下旭川医大)元脳神経外科教授の強制わいせつ疑惑の続報だ。旭川医大は1月下旬の記者会見で、先月号で報じた内容を一部事実として認めた。本稿では大学側の会見における釈明を検証すると同時に、新たに判明したこの元教授の論文盗作事件の詳細を伝えたい。それは、権威ある国内学会「日本脳神経外科コングレス」を舞台にしたものだった──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】首相批判封殺の波紋6

判事見据え「三権分立 信じる」
原告男性 14分間の意見陳述
野次排除訴訟、札幌で初弁論



被告側の「3月27日までに反論を」の一言で、初めて“回答期限”が示された――。本誌昨年9月号から報告を続けている、首相演説野次排除問題。「安倍やめろ」の一声で表現の自由を封じられた男性は、排除の法的根拠を示そうとしない地元警察と法廷で闘うことを決意した。半年間にわたって事実説明を避け続けてきた北海道警は、いよいよ具体的な反論に臨まざるを得なくなる。1月末に幕を開けた国家賠償訴訟で、「事実」はどこまで明かされるのか――。(小笠原 淳)

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【報道】函館消防・不正手当問題〈7〉 

“出逢い系”疑いで懲戒、未発表
「被害者に配慮」と函館市消防
消防長は不正受給引責で辞意


函館市消防本部が昨年末、同市内消防署などに勤める職員2人に停職6カ月の懲戒処分を言い渡していたことがわかった。時間外手当不正受給問題の幕引き直後に露見した、新たな不祥事。年明けには消防長の辞意が伝えられたが、トップの交替で果たして組織の体質は変えられるのか。再び編集部に寄せられた告発手記も採録の上、引き続き問う。函館消防は、真の改革を成し遂げることができるのか――。(小笠原 淳)

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【報道】指定管理者の訴訟でマオイゴルフリゾートが営業ストップ

施設修繕費の負担をめぐり
長沼町と恵庭開発が泥仕合



夕張郡長沼町(戸川雅光町長)で指定管理者制度を導入した「マオイゴルフリゾート」の施設修繕をめぐって町と指定管理者である恵庭開発(本社札幌)が対立している。同社は、クラブハウスの屋根とコースの橋梁について来場者の安全を確保できないほど劣化が進行しているとして町に修繕を要求。町は指定管理者側に修繕義務があるとして応じなかったため、同社は昨年末、町を相手取って修繕請求訴訟を札幌地裁岩見沢支部に提起した。指定管理期間は5年間で期間満了まであと2年間。今回の裁判沙汰で修繕は棚上げ状態になり、今シーズンの営業は絶望的だ──。(佐久間康介)

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2020年01月14日

北方ジャーナル2020年2月号




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【報道】旭川医大で浮上した元脳神経外科教授の強制猥褻疑惑

意識のない医局女性を脱がし
わいせつな動画を撮影、編集

元教授の異常行為と大学の隠蔽体質



昨秋から教授の不祥事が続いている国立大学法人旭川医科大学(吉田晃敏学長・以下旭川医大)で新たな疑惑が浮上した。昨年3月にキャンパスを去った脳神経外科学講座の元教授が、あろうことか自分の医局スタッフに猥褻行為を働き、それらを自ら撮影していたというのだ。発覚後、大学側は事件を隠蔽し、この元教授は依願退職という形で責任を問われることなく札幌近郊の病院に再就職を果たしたという。税金が投入されている国立の医育機関でいったい何が起きていたのか──。 (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】札幌・平岸 不動産店爆発事件4

「長く、つらい1年に」――
近隣住民、アパマン北海道を提訴
スプレー噴射の元店長は書類送検



とりあえずの原状回復までに、1年の時間が過ぎ去った。被害補償の交渉では半年ほどで「最終合意」が通告され、示されたのは実際の被害にほど遠い補償額。合意を迫る加害者は、被害世帯に“守秘義務”を求めさえしたという。「このまま事件を終わらせてはならない」。30人の被害者が声を挙げたのは、何よりも事件の風化を喰い止めるためだった。不動産仲介店アパマンショップ爆発事件は、まだ終わっていない――。(小笠原 淳)

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【報道】函館消防・不正手当問題〈6〉 

「多くが不問に」――
内部告発当事者が本誌に手記
指摘の疑惑、函館消防は否定



昨年春に内部調査が始まり、同9月にその結果が報告された函館市消防の夜間勤務手当不正支給問題。11月には全消防職員の8割以上を占める307人が訓告などの処分を受け、総額1200万円以上の返納が決まった。一連の問題が終息したかにみえる中、昨年末にある人物が本誌編集部へ寄せた手記には、組織の内部事情が生々しく綴られている。本号にその全文を採録し、改めて問いかけたい。内部調査ですべての膿を出し切ることはできたのか――。(小笠原 淳)

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【報道】優生思想の罪、法廷へ7

“一時金”報道 BPO審理入り
「正確・公正だった」とSTV
国賠訴訟は「除斥期間」で争い



旧優生保護法の報道をめぐり、強制不妊手術の被害者が地元民放局の不適切な取材・報道を指摘していた問題で12月中旬、被害者代理人から申し立てを受けた第三者機関が問題の審理にあたることを決めた。並行して続く当事者と国との裁判では、不妊手術の被害が消滅する「除斥期間」適用の有無で争いが続き、原告側が公平性の観点などから国に誠実な対応を求めている。訴訟支援の署名活動も始まり、佳境を迎えつつある闘い、現時点での報告を――。(小笠原 淳)

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