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2024年01月15日

北方ジャーナル2024年2月号




1月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】全国中堅ゼネコンTSUCHIYAの架空発注疑惑を追う

「それは会社のためだった」
ツチヤ北海道支店が裏金を
作った本当の理由とは──



年間売上高約630億円の中堅ゼネコンとして知られるTSUCHIYA(ツチヤ)株式会社(本社岐阜・土屋智義会長兼社長)。同社の北海道支店(札幌市中央区)に勤めていた建築部副部長のM氏(68)が昨年6月、懲戒解雇され同社を後にした。だがこの懲戒解雇の裏には「架空発注」による裏金作りという大きな不祥事が潜んでいた。いったい同社の北海道支店で何が起きていたのか──。  (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府㉚

パワハラ死問題 越年
江差看護・保護者らが知事要請
議会では各会派からの追及続く



「ご遺族の意向を伺いながら、丁寧かつ誠意をもって対応して参ります」――。どこで誰から問いを受けても、北海道トップの答えに“ブレ”はない。およそ具体性を欠いた言葉は、2024年も変わらず唱えられ続けることになるのか。少なくともその「誠意」はまだ、肝心の遺族には伝わっていないようだ。道立高等看護学院のハラスメント問題、最悪の被害は未解決のまま、またしても1つ年を越すこととなった。(小笠原 淳)

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【報道】苫小牧・老舗ガス業者で“独裁”か

「ぶん殴ってやりたい」
公益企業でパワハラ疑い
被害男性が社長など提訴



「ぶん殴ってやりたい」「ふざけんな」「本当に馬鹿」――。聴くに堪えない罵詈雑言の発信元とされるのは、苫小牧市のガス会社。被害を訴える男性は3年前に起きた事故を機に社長から理不尽なハラスメントを受け続け、心を病んで休職せざるを得なくなったという。労働災害の認定を経て損害賠償請求裁判に踏み切ったのは、理不尽な被害の再発防止を願うため。地域のライフラインを担う公益企業には一日も早く正常な職場に戻って欲しいという。(小笠原 淳)

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【シリーズ・住宅不動産情報】⑮──札幌圏で不動産開発進める日本エスコン

「キングムー」解体後にホテル
地場オフィスビル2棟も取得



プロ野球日本ハムファイターズの新球場、「エスコンフィールド北海道」の命名権を得るなど、北海道での知名度が急速に高まっている日本エスコン(東京本社・東京都港区)。新球場の玄関口である北広島市内では、駅西口で複合ビル開発を進める一方、札幌市内では新たにオフィスビル開発事業にも乗り出す。さらに、札幌のディスコ・クラブシーンを彩ってきた「キングムー」の土地建物を取得、解体後にはホテル建設を計画するなど、札幌圏の不動産市場で存在感が高まりつつある。(佐久間康介)

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2023年12月15日

北方ジャーナル2024年1月号




12月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。


【報道】告発・絶望の学府㉙

「息子は戻らない」
江差パワハラ自殺・遺族の慟哭
因果関係否定で「頭が真っ白に」



本誌前号で報告した“手のひら返し”が波紋を呼んでいる、北海道立江差高等看護学院の在学生自殺問題。教員によるパワーハラスメントと学生の死との「相当因果関係」をめぐって道の主張が二転三転する中、渦中の遺族が改めて取材に応じ、当局への不信感をあらわにした。「被害を認めた第三者調査は何だったのか」――。当事者の疑問に応える真っ当な説明は、寝耳に水の連絡から1カ月以上が過ぎた今も聴こえてこない。(小笠原 淳)

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【報道】告発・陸の蟹工船〈3〉

牧場主「いわば里親」
障碍者虐待問う裁判、弁輪始まる
恵庭市は当事者間の雇用関係否定



長期間にわたる不当労働行為や年金詐取などが指摘される障碍者虐待疑惑で11月下旬、被害を訴える当事者らが起こした裁判が初弁論を迎えた。原告代理人は意見陳述で、地元自治体による問題の放置や隠蔽の疑いを強く批判したが、自治体側は虐待の事実を否定、隠蔽もなかったなどとして争う姿勢を見せることに。3人の知的障碍者を無給で働かせていた雇用主は、被告の認識では「里親」だったのだという。(小笠原 淳)

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【報道】違法捜査 被害者は警察官

現職警官 道警提訴
合法古式銃所持で不当捜査か
「精神異常」扱いで降下評定も



趣味のモデルガンを入手しただけで銃刀法違反の疑いをかけられ、違法捜査の被害に遭った上に職場で不利益な扱いを受けた――。そう訴える声の主は、現職の警察官。「おかしいものはおかしい」の思いに従って11月下旬、職場である北海道警察に損害賠償を求める裁判を起こした。問われた“事件”は不起訴処分に終わったものの、理不尽な被害はその後も回復できていない。「組織を訴えるとは精神異常に違いない」と、今なお不当な扱いが続いているという。(小笠原 淳)

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【経済】

BiVi新さっぽろとCOCONO SUSUKINO
札幌市の「2大再開発」が同時期に完了

人口減にコロナ疲弊、地域課題解決の糸口に



札幌市内で進んでいた2つの大規模再開発が、このほど完了を迎えた。ひとつはBiVi(ビビ)新さっぽろの開業に伴う教育機関、医療機関、商業施設などが集積した新さっぽろ再開発。もうひとつはかつての商業ビル・ラフィラにかわるススキノの新たな複合商業施設COCONO SUSUKINO(ココノススキノ)の完成だ。開業日は奇しくも同じ11月30日。新さっぽろ含む厚別区は人口減少、少子高齢化の進行、ススキノはコロナ禍による疲弊と、いずれも大きな地域課題を抱えた中での再開発だったが、どうやらいずれもこれらの地域課題解決を目指す上で大きな役割を担っていきそうだ。                        (髙橋貴充)


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2023年11月15日

北方ジャーナル2023年12月号




11月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】告発・絶望の学府㉘

道「因果関係」否定
遺族らの不信招く手のひら返し
江差パワハラ死、示談交渉暗礁



一昨年から本誌面で報告を続けている北海道立江差高等看護学院のパワーハラスメント問題で、在学生の自殺事案をめぐり北海道が第三者調査の結果を否定する認識を示し始めた。本年5月には知事や担当部局が学生の死とハラスメントとの「相当因果関係」を認めて頭を下げているが、ここに来て一転、「そうとは言い切れない」との主張。謝罪から僅か半年後の豹変に、亡くなった学生の遺族は強い失望感に苛まれている。

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【報道】道警不祥事から考える〈66〉

現金盗、未発表か
道警不祥事“第3四半期”速報
盗撮報道の巡査には“余罪”も



2023年もまた、懲戒処分などの全件公表を免れる“特権”は揺るがなかった――。地元警察の直近の不祥事記録を紐解くと、相も変わらず未発表が疑われる事案が複数あったことが見てとれる。うち1件は地元紙の独自取材であかるみに出ることとなったものの、ほかの報道大手が後追いするには到らず、別の1件は報道された形跡がない。定期的な公文書開示請求であきらかになった事実、取り急ぎまとめて報告を。(小笠原 淳)

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【報道】性的少数者に法の下の平等を⑥

司法の英断を――
LGBT当事者が最後の意見陳述
「結婚の自由」札幌訴訟、二審終結



地元裁判所への提訴から4年半あまり、一審で全国初の違憲判決を得てからは2年半が過ぎる「結婚の自由をすべての人に」札幌訴訟。婚姻の要件を異性間に限定せず、差別的取り扱いを解消するよう求めるその闘いは、来年3月にも2度めの判決言い渡しを迎えることになる。事実審として最後の口頭弁論となった10月末の法廷では、当事者らが改めて意見陳述に臨んだ。足かけ6年、文字通りの春は訪れるのか――。 (小笠原 淳)

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【国際】戦時下のウクライナを歩いた元朝日新聞記者が札幌で報告会

「ロシアとの戦争」で国民が
ひとつになったウクライナ

プーチンの犯罪とロシアの帝国主義



昨年2月24日に突如始まったロシアのウクライナ進攻。戦況に関するニュースは日々報じられても、戦火の下で生きる人々の声はほとんど伝わってこない。ロシア軍による砲撃やミサイルによる街の破壊、地下壕での避難生活や拉致監禁、性暴力、そして虐殺──。そんな人々の生の声に耳を傾けようと昨年11月から1カ月半、現地を取材したのが元朝日新聞記者でジャーナリストの岡野直(おかの・ただし)氏だ。その岡野氏が10月13日、「札幌なにかができる経済人ネットワーク」(呼びかけ人・越智文雄氏)の招きで来札し、市内で講演を行なった。今回の戦争の背景、そして市民たちの現在は──。ウクライナとロシアに精通している岡野氏のリアルな報告に耳を傾けてもらいたい。(工藤年泰・武智敦子)

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2023年10月14日

北方ジャーナル2023年11月号




10月14日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】鵡川漁協で起きた役員改選妨害事件を追う

怪文書を組合員にばら撒いた
“暴露系ユーチューバー”の正体



胆振総合振興局管内で太平洋に面する「むかわ町」。ししゃもで知られるこのまちを支える鵡川漁業協同組合(小谷地好輝代表理事組合長)で起きた事件を報告したい。昨年6月の役員改選の最中、多くの組合員の自宅に「暴露系ユーチューバー」を名乗る人物から特定の候補者を誹謗中傷する怪文書が投函され、その影響から役員の選任が見送られる出来事があった。当事者は悪質な名誉毀損として刑事告訴に踏み切ったが、いまだに事件は解決していない。怪文書をばら撒いた差出人の目的とは何か、そして事件の背景にあるものは──。    (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】告発・陸の蟹工船〈2〉

「お答えを控える」
隠蔽疑いに恵庭市“無答弁”
障碍者虐待疑惑で議会追及



道央・恵庭市の牧場で長期間の障碍者虐待が疑われている問題で、地元市議会の野党系議員らが市の隠蔽疑惑を相継いで追及した。本会議と委員会で事案の事実関係などを質された理事者側は「お答えを控える」との答弁を連発、その理由を問われては曰く「裁判になっているため」。指摘される不適切な対応があったか否かは、飽くまで法廷であきらかにしていくという。市民が傍聴する開かれた議会でのやり取りは、市にとっては「場外戦」だった――。(小笠原 淳)

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【報道】問われる自治体の人権感覚②

「力尽くしたが…」
同性事実婚の扶養関係認めず
SOGIハラ訴訟で地裁判決



「同性パートナーを持つ北海道職員は、今回の判決にがっかりし過ぎないで」――。当事者の1人としてその訴えを起こした人は、かつての職場で自身と同じ差別に遭っている人たちにそう呼びかける。自らの闘いは不本意な結果に終わったが、この5年あまりを「とことんやりきった」と振り返り、問題提起としての訴訟の意義を再確認した。長い闘いから自分を解放し、今後は眼の前のパートナーとの時間を大切に過ごしていきたいという。 (小笠原 淳)

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【連載】“核のゴミ”レポートPART36 “原子力マネー”に頼らない地域づくりをめざす試み

地域を磨くか核に頼るか
アンケート調査で分かった
寿都町民の本音と憤りとは



後志管内の寿都町と神恵内村を対象に始まった“核のゴミ”最終処分場の候補地選定に向けた動きの中で問われているのは「原子力マネーに依存する道か」、それとも「地場資源を生かし、自立する町づくりをめざすのか」の選択でもある。この夏、泊原発周辺の住民団体が札幌のNPO法人に委託し、寿都町民を対象にしたアンケート調査を実施したが、その結果から町の将来に対する世代間の捉え方や、NUMO(原子力発電環境整備機構)が進めてきた「文献調査」によって住民が分断されたことへの憤りも伝わってくる。アンケートで見えてきたことをはじめ町づくりシンポジウムの様子や、地場資源を生かした事業を展開中の吉野寿彦さんの講演内容を紹介しよう。  (ルポライター・滝川 康治)

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2023年09月15日

北方ジャーナル2023年10月号




8月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】告発・陸の蟹工船

長期虐待 隠蔽か
障碍者から年金詐取の疑い
恵庭の牧場などに賠償請求



知的障碍のある人たちが劣悪な環境で休みなく働かされ、計5000万円以上の年金を詐取されていた。当地の自治体は5年以上前にその疑いを把握していたが、障碍者たちの雇用主が元議員であると知り、見て見ぬふりを決め込んだ――。そんな告発の声が上がったのは、8月下旬のこと。語られる被害が事実なら、およそ信じ難い人権侵害が、否、あきらかな犯罪行為が長期間見過ごされてきたことになる。舞台は札幌近郊の恵庭市。言うまでもなく、この21世紀の出来事だ。

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【報道】“核のゴミ”レポートPART35 最終処分地の選定に影響を与える寿都町議選の行方

小さな町の大きな選択
いま、地元振興と片岡町政の
チェック機能を果たす議会へ



10月3日、“核のゴミ”最終処分場の候補地選定に向けた「文献調査」が終わった後志管内寿都町で、町議会議員選挙が執り行なわれる(告示は9月28日)。有権者数は2330人。9月初めまでに定数9に対し11人の立候補が確実視されており、少数激戦の様相に──。基幹産業である漁業と水産加工業の活性化をはじめ、少子高齢化や子育ての対策、観光振興など課題は山積しているが、「概要調査」の是非を問う住民投票が焦点になる中、議会側が片岡町政をどうチェックしていくのか、その試金石になる選挙といえる。立候補予定者の顔ぶれや核ゴミ問題をめぐる町議会の経緯、さらに事前調査の行方など寿都町議選の周辺を取材した。  (ルポライター・滝川 康治)

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【報道】寿都町議選のもうひとつの争点──「地元の社福と町長の危うい関係」

町議選に出馬する新人候補が
追及する片岡町政の死角とは



9月28日に告示され10月3日に投票を迎える寿都町(片岡春雄町長)の町議会議員選挙(定数9)で、立候補を予定している異色の新人が田原誠氏(74)だ。寿都に生まれ近年故郷にUターンしてきた田原氏は核のゴミ持ち込みに反対するひとりだが、「そもそも問題の本質は片岡町長が長期独裁を敷いてきた弊害にある」として独自に調査・追及を続けている人物。核のゴミ問題の影に隠れた、地元の社会福祉法人徳美会がらみの片岡町政の死角とは──。    (本誌編集長・工藤年泰)

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【環境】双日の風車計画中止を勝ち取った住民団体が報告会

「最高の結果」を得た一方で
風力開発が各地で進む現実



東京の大手総合商社双日が小樽市と余市町にまたがる毛無山周辺の国有林に計画していた風力発電施設の建設は、既報のように小樽市長の反対表明で6月中旬、中止に追い込まれた。この結果を受けて、住民団体「小樽余市の巨大風力発電から自然と生活を守る会」が9月2日午後、小樽市内で市民報告会を開いた。集会では「最高の結果」と評価する一方で、仁木や余市町、石狩湾など周辺地域で進む風車の建設計画に反対していくため、同月23日に新たな住民団体を立ち上げることを明らかにした。           (武智敦子)
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2023年08月15日

北方ジャーナル2023年9月号




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【報道】障害者グループホームの闇を追う【1】

札幌のベンチャー企業に
急浮上した不正請求疑惑



グループホーム事業を手掛ける札幌市内の会社が障害者を喰い物にしている疑惑が浮上した。疑いの目を向けられているのは、3年前に市の指定を受け福祉事業に参入したベンチャー企業、株式会社i&F(アイ・アンド・エフ)だ。同社が運営するグループホーム「リピア」のカビだらけの部屋から寄せられたSOSをきっかけに、見えてきた不正の実態とは──。  (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】地元紙・80年めの迷走〈13〉

編集幹部 また自殺か
北海道新聞で現場に動揺
半年間に2人急逝の衝撃



年明けに常務取締役が急逝した北海道新聞(札幌市中央区、宮口宏夫社長)で編集幹部がまた1人、自殺とみられる状況で亡くなったことがわかった。直後から社内では過労やパワーハラスメントを疑う声が湧き起こり、背景の詳しい説明が求められ始めたが、充分に社員たちの腑に落ちるような報告は未だない。僅か半年の間に幹部の訃報が相継ぐ事態に、編集現場では社への不信感が頂点に達しつつあるようだ。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府㉗

信頼回復 どこまで
江差看護、初の「まつり」上首尾
議会ではパワハラ“その後”追及




在学生自殺事案の被害認定で一段落した趣きの、北海道立高等看護学院のハラスメント問題。出直しをはかる現場では新たな試みが重ねられ、この夏には初めて地域に開かれたイベントが企画された。一方、過去の被害の清算はなお道半ばで、地元議会では改めて真の正常化を求める声が上がることに。真っ当な看護教育機関としての再生が待たれる中、現時点で伝わる“その後”を記録しておく。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈65〉

職場の無理解、引き金に
侵入盗の元巡査部長に求刑3年
婚約者の翻弄でパニック障碍に



本誌5月号から断続的に報告してきた、元警察官による連続住居侵入事件。7月中旬に結審した裁判では、私生活で大きな悩みを抱えることになった当事者に職場の無理解が追い討ちをかけた背景があきらかになった。責任の一端は、職員のストレスを適切にケアすることができない就労環境にもあったといえる。だがこれまでの例に漏れず、組織の責任が問われることはついにない。職を失った1人のみが断罪され、一連の事件には幕が下りようとしている。(小笠原 淳)

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2023年07月15日

北方ジャーナル2023年8月号




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【報道】カブトデコムの“億ション”「パームヒル藻岩」の出火疑惑を追う

誰もいない、火の気もない
部屋から出た不審火の正体



札幌市南区川沿地区にある藻岩山。そのふもとにひときわ目立つピンク色の建物がそびえている。かつてのバブルに踊った建設会社カブトデコムが建てた超高級マンション「パームヒル藻岩」だ。さる4月初め、このマンション最上階の一室で不審火騒ぎが起き、消防や警察が大挙して出動する出来事があった。誰もおらず、火の気もないはずの部屋で、なぜ火の手はあがったのか──。  (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】首相批判封殺の波紋㉘

「これでは終われない」
一部逆転判決に双方上告
野次排除国賠、最高裁へ



「社会通念に照らして客観的合理性を有する」。1年あまり前にほぼ全否定された警察官たちの行為が一転、司法のお墨つきを得た。首相演説野次排除事件をめぐる争いで、6月下旬に札幌高等裁判所が示した結論だ。一審が認めた表現の自由に関する判断こそ変わらなかったものの、当事者2人のうち1人への排除行為を軒並み適法とする一部逆転判決。警察・市民の双方が上告に踏み切ったことで、舞台は地元を離れて最高裁へと移ることになる――。(小笠原 淳)

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【報道】地元紙・80年めの迷走〈12〉

夕刊廃止、手当削減…
道新、若手の7割が転職検討
内勤の収入減はようやく救済



6月初旬、複数の地元媒体が北海道新聞(札幌市中央区、宮口宏夫社長)の夕刊廃止方針を報じた。関係者間で周知の事実に外部への箝口令が敷かれる中、社内では同月下旬に時間外手当の削減が決まり、今後の離職加速が懸念される事態に。昨年問題となった内勤記者の手取り激減ではようやく救済措置が講じられたものの、これは本年暮れまでの限定対応に留まるという。組合の調査で若手の7割が転職検討との実態も伝わり、道内最大メディアの迷走はなお止まりそうにない。(小笠原 淳)

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【報道】道警・問われる強制捜査の要件②

違法捜査、常態化か
「緊急逮捕」被害者ら国賠提訴
虚偽公文書で刑事告訴も視野



本誌前々号で報告した違法逮捕事件で6月中旬、不当捜査の被害を受けた札幌の男女が地元警察に賠償を求める訴えを起こした。「今後の再発を抑止したい」という代理人らは裁判を通じて警察の虚偽報告を追及していく考えで、追って告訴・告発に臨む用意もあるという。無令状で被害者宅のドアを解錠、さらにベランダの窓を破って室内に突入し、任意同行を拒否した住人を緊急逮捕した警察。弁護人の猛抗議で明るみに出たその違法捜査は、氷山の一角なのか――。 (小笠原 淳)

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2023年06月15日

北方ジャーナル2023年7月号




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【報道】キリスト教系社会福祉法人 神愛園を揺るがす醜聞②

本誌報道で“火だるま”
トップとパワハラ幹部を外部
理事、職員が糾弾し改革へ舵


札幌市内の手稲区と清田区に事業拠点を構える社会福祉法人 神愛園(本部手稲区・後藤学理事長)。キリスト教の精神に基づき設立され、半世紀以上の歴史を歩んできた神愛園で噴き出したのが幹部によるパワハラ疑惑と“コロナ不倫”問題だ。詳細を報じた5月号(4月15日発売)以降、事態は急展開し、後藤理事長をはじめ問題の事務局長と女性施設長が責任を追及され、火だるまとなる事態へと発展。札幌の老舗社福で起きたスキャンダルの行方を追う──。 (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府㉖

「もう握り潰さないで」
江差看護・パワハラ死で道が謝罪
悲劇から3年余、遺族「一区切り」



「今後は被害を握り潰さないで」「同じ思いをする子が出ないように」――。本誌前号発売直後の5月中旬、北海道立高等看護学院のハラスメント問題で最悪の被害といえる在学生の自殺問題が、ようやく一つの節目を迎えた。道の担当課から謝罪を受けた遺族は涙ながらに再発防止を訴えたが、事実調査にあたった第三者委からはハラスメントの芽が完全に摘み切れていないことへの懸念の声も。大きな節目が再生への一歩となるかどうかは、なお予断を許さないようだ。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈64〉

侵入警官、余罪次々
自宅アパートで重ねた犯行
元巡査部長、狙いは「下着」



本誌前々号で報告した元警察官の住居侵入事件はその後、当事者の懲戒免職処分を経て5月半ばに初公判を迎えた。この間に余罪の再逮捕・追起訴が続き、同下旬までに3つの事件が罪に問われる結果に。地元報道が「金に困り」「アイドルの“推し活”で」などと報じていた犯行動機は、実際には「女性の下着を盗むため」だったようだ。一連の現場は、元警察官自身が住むアパート。常習と言ってよい侵入行為は、4年前に始まっていた――。(小笠原 淳)

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【報道】問われる自治体の人権感覚

扶養認定「差別やめて」
道職員SOGIハラ訴訟結審
3年越しの訴え、今秋判決へ



出会って5年になるパートナーへの思いを問われたその人は、裁判所の証言台で左手の薬指を示し「死ぬまで一緒にいたい」と即答した。衣食住をともにするパートナーは、互いに家族ぐるみでその関係を認め合う文字通りの伴侶。ところが職場の地方自治体はこれを否定し、2人が戸籍上同性であるという理由だけで事実婚の関係を認めなかった。あからさまな差別に異を唱えて起こした闘いは、3年めの秋に一つの区切りを迎えることになる。 (小笠原 淳)

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2023年05月15日

北方ジャーナル2023年6月号




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【報道】道警・問われる強制捜査の要件

違法逮捕、国賠へ
無令状で窓破り突入“緊急逮捕”
裁判所「再度の考案」で勾留却下



札幌中心部の住宅地で3月下旬、面妖な捕り物があった。被害が否定された傷害事件で警察が当事者を騙して同居人に容疑をかけ、任意同行を拒否したその人を「立てこもり」扱いしたのだ。そこから4時間もの間、警察はなぜか逮捕状を裁判所に請求しようとせず、挙げ句は銃で武装した捜査員による強行突入・緊急逮捕に踏み切った。のちに違法捜査の被害が認められて釈放された元容疑者は近く、捜査機関に賠償を求める訴えを起こす考えだ。(小笠原 淳)

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【報道】函館市長選で大泉潤氏が現職に4倍差で圧勝

市民が求めた“変化”
共感呼んだ未来への危機感



時に選挙は残酷な現実を突きつける。過去に何度か繰り返されてきた多選を目指す現職首長の惨敗。4月23日に投開票が行なわれた函館市長選は、そんなリアリズムを見せつけた。4選を目指した現職・工藤寿樹氏(73、自民党・公明党函館支部推薦)と新人で同市元保健福祉部長、大泉潤氏(57、立憲民主党支持)の一騎打ち。結果は4倍以上の大差で大泉氏の圧勝というものだった──。  (佐久間康介・工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府㉕

明暗分けた「紋別」
退学強要、パワハラ不認定
鬱発症事案では賠償で和解



4年前の在学生自殺事案がハラスメント認定されたばかりの北海道立高等看護学院をめぐる問題で、同認定と時期を同じくして別の被害申告がことごとく認められない結果に終わっていたことがわかった。さらにまた別の被害の示談交渉では被害者がようやく納得できる額の賠償が認められるなど、事案によって首尾が大きく異なる事態に。舞台はいずれも道東・紋別の看護学院。長い闘いを強いられた当事者の声とともに、各件の顛末を報告したい。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈63〉

未成年「同伴」4時間
異性関係事案、本年も最多か
道警・懲戒など1―3月速報



地元警察の不祥事、本年第1四半期(1―3月)の処分記録が出揃った。北海道職員の中で唯一懲戒処分の全件発表を免がれる“警察特権”は2023年も磐石。同時期に1件だけ記録された懲戒事案は複数の未成年が関わる「不適切」な不祥事だったが、処分が公表された形跡はない。もとより発表の対象とならない監督上の措置(懲戒に到らない軽微な制裁)も含め、文書開示請求で得られた事実を報告する。 (小笠原 淳)

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2023年04月15日

北方ジャーナル2023年5月号




4月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】社会福祉法人 神愛園を検証する

“神の園”から離れる人心
パワハラ疑いの幹部2人が
コロナ渦中にラブホで密会



札幌市内の手稲区と清田区に特別養護老人ホームを中心とする事業拠点を構える社会福祉法人 神愛園(本部手稲区・後藤学理事長)。キリスト教の精神に基づいて設立され、半世紀以上の歴史を歩んできた社福で噴き出したのが幹部によるパワハラ疑惑と“コロナ不倫”問題だ。札幌では老舗の社福である神愛園でいったい何が起きているのか──。     (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】寿都町漁協の“黒い霧”を追う②

小西組合長ら幹部4人が
本誌報道直後に一斉辞任



“核のゴミ”の最終処分地選定問題で物議を醸し、全国的に耳目を集めた後志管内の寿都町。このまちを支える大黒柱、寿都町漁業協同組合に関する続報だ。先の4月号が地元を中心に大きな反響を呼ぶ中、本誌報道直後の3月下旬に小西正之代表理事組合長ら幹部4人が一斉に辞任したことが明らかになった。同漁協で、いま何が起きているのか──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府㉔

在学生自殺、パワハラ認定
江差看護・第三者委が結論
道、5月にも遺族に謝罪へ



事態の表面化から丸2年が過ぎた公立看護学校のパワーハラスメント問題で、最大の被害といえる在学生の自殺事案を調査していた第三者機関の結論がまとまり、自殺とハラスメントとの因果関係が認定された。複数の元教員・元学生らへの聴取であきらかになったのは、学内で横行していた不適切な教育の実態。志半ばで力尽きた男子学生は、長く学校に根づいた理不尽な指導に追い詰められていた。謝罪を口にした加害者は、今のところ1人もいないという。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋㉗

安倍政権こそ「大迷惑」
一審全面勝訴の原告ら陳述
野次排除国賠・控訴審終結



「野次を『迷惑』というなら、安倍政権こそ『大迷惑』でした」――。時の総理大臣の演説に批判的な野次を飛ばし、あるいはプラカードなどで疑義を示した市民らが警察官にその言論を封じられた事件で、当事者らが地元警察に賠償を求めた裁判の控訴審が終結した。昨春の地裁判決で実質全面勝訴した一審原告らは、4年前の夏に侵害された言論の自由の重要さを改めて訴え、控訴棄却を強く求めた。長引く闘いの次の結論は、6月下旬にあきらかになる。 (小笠原 淳)

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2023年03月15日

北方ジャーナル2023年4月号




3月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】寿都町漁協の“黒い霧”を追う

基幹産業、危うし─
経営の悪化で弱体化する統治
ナマコで囁かれる反社の関与



いわゆる“核のゴミ”の最終処分地選定に向けたNUMO(原子力発電環境整備機構)の調査受け入れを表明して物議を醸し、全国的に耳目を集めた後志管内の寿都町。今回はそんなまちの別の側面、基幹産業が抱える危うさを報告したい。水産のまちを支える寿都町漁業協同組合(小西正之代表理事組合長)では近年経営が悪化し、2年あまりの間で組合長の交代が繰り返されるなどガバナンスが漂流。そのような中で“海の黒いダイヤ”と言われるナマコをめぐり、浜ではきな臭い話も流れている。寿都湾の豊かな恵みを受ける漁協で、いま何が起きているのか──。   (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】道警不祥事から考える〈61〉

逮捕の2警官「訓戒」
死亡事故と暴行で懲戒ならず
道警不祥事・2022年概観


地元警察への定期的な公文書開示請求で、昨年第4四半期(10―12月)に記録された警察官の不詳事の概要があきらかになった。これにより通年の記録がまとまり、2022年の不祥事が前年比で1割ほど増えた結果が判明。さらには、現職警察官が逮捕された事案2件がいずれも懲戒に到らない監督上の措置に留まっていたことがわかった。現時点で公文書から確認できる事実を、急ぎ報告したい。
(小笠原 淳)

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【報道】地元紙・80年めの迷走〈11〉

あわや「SNS闘争」
道新、今世紀初のスト回避
団交「ベア100円」で収束



北海道新聞(札幌市中央区、宮口宏夫社長)で2月下旬、30年ぶりのストライキ入りが現実味を帯びる事態が起きた。労使間の春闘・夏期末手当交渉で、給与額のベースアップをめぐり組合側が「ゼロ回答なら闘争入り」を通告したのだ。結果としてストは回避されたが、仮に実現していた場合、それは同社初の“デジタルスト”となる筈だったという。収束の決め手は、「100円」のベアだった――。(小笠原 淳)

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【報道】留学生受け入れめぐる対立

懲戒解雇「不法」
国際大訴訟で大月氏が全面勝訴
「合理的な理由欠く」と札幌地裁



懲戒解雇処分を受けた大学教授が地位確認を求めて起こした裁判で2月中旬、教授側の主張が全面的に認められる判決が言い渡された。裁判所は当時の処分を「合理的な理由を欠く」と指摘、ひいては「不法行為にあたる」と断じたが、被告の札幌国際大学(札幌市清田区、蔵満保幸学長)はこれを不服として控訴した。提訴から2年半あまり、留学生受け入れ問題をきっかけに始まった争いは、なお収拾のつく兆しがない。 (小笠原 淳)

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2023年02月15日

北方ジャーナル2023年3月号




2月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】地元紙・80年めの迷走〈10〉

どこへ行く、道新
常務急逝、若手の離職加速
創刊81年め、昏迷の幕明け



「80周年」に極まったかに見えた迷走は、年明け以降も収拾のつく兆しがない。1月中旬に伝わった役員の訃報をめぐっては早くから自殺説が囁かれ、内外に複数の怪文書が出回った。現場では若手社員の退職が相継ぎ、4月人事の“内々示”が延期される事態に。裁判になった情報漏洩事件や主催文学賞の盗作疑惑などの問題も残る今、北海道新聞(札幌市中央区、宮口宏夫社長)はどこへ向かおうとしているのか――。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈60〉

被害者“身内”か
警部補の強制わいせつ、未発表
処分記録では「不適切言動」扱い



昨年処分があった地元警察の不祥事で、深刻な性犯罪が疑われる事案が報道発表を免がれていたことがわかった。警察は未発表の理由をあきらかにしておらず、事件の経緯も公表していないが、取材によればその犯罪で被害を受けたのは加害者と職場を同じくする警察官の親族だったという。時期を同じくして伝わった別のわいせつ事件の動きと併せ、組織的な隠蔽が疑われる警察不祥事の実態を報告する。
(小笠原 淳)

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【報道】道 VS 市民団体 北海道百年記念塔の行方

記念塔存続派の一番長い日
解体中止を求める抗議活動の最中に
塔の鋼板を剥がした重機のショベル



札幌市厚別区の野幌森林公園にある巨大なモニュメント・北海道百年記念塔。老朽化による部材落下の危険性や維持管理費が多額に及ぶなどの理由から、所管する北海道は2019年の段階で解体を決定。一方で維持存続を求める市民団体などは、それを覆そうとこれまでさまざまな抗議活動を展開してきた。22年10月には道や鈴木直道知事を相手取り解体差し止めを求める住民訴訟を札幌地裁に提起。この動きと連動して訴訟費用の支援を求めるクラウドファンディングでは、23年1月までの募集期間で目標額の3倍強となる1045万円(支援者数1400人)が全国から集まった。その第2回口頭弁論の前日、1月23日には塔存続を訴える大規模な活動を展開したが、奇しくもその日、記念塔を解体する重機が唸りをあげて動き始めた──。(髙橋貴充)


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【政治】道知事選で自公は現職・鈴木、立憲は元衆議・池田の対決に

与野党とも旗頭出揃うも
早くも漂うしらけムード

懸念される無党派無関心の選挙



2021年の衆院選でれいわ新選組から比例北海道ブロックで出馬した過去を持つ岩見沢市の建設設備業経営・門別芳夫(新人・無所属)の、22年11月立候補表明からほぼ2カ月。与党が推す現職の鈴木直道(無所属)が1月15日に再選立起を表明。2月4日には立憲民主党の元衆議・池田真紀(新人)が無所属での立候補を決め、3月23日告示、4月9日投開票の北海道知事選の候補予定者が、ほぼ出揃った。今後新たな立候補予定者が出てくる可能性もあるが、ここでは組織同士の大きな闘いを展開していくだろう鈴木、池田両氏について触れていきたい。             (髙橋貴充、文中敬称略)

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2023年01月14日

北方ジャーナル2023年2月号




1月14日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】白鳳寺・御霊堂元町の“遺骨難民事件”を追う②

転売の果てに起きた巨額詐欺
札幌市に問われる納骨堂許可



永代供養を信じて故人の遺骨を預けていた利用者を不安の底に突き落とし、大きな波紋を呼んだ宗教法人白鳳寺(札幌市東区・太田司代表役員)の経営破綻問題。御霊堂元町に残されていた遺骨は12月中旬から希望する檀家へ引き渡されたが、今なお納骨堂には多くの遺骨が残されたままだ。宗教法人を盾にした“納骨堂ビジネス”はいかにスタートし、頓挫したのか。浮かび上がってきたのは、転売の果てに詐欺事件を起こした宗教法人の“黒歴史”だった──。        (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】首相批判封殺の波紋㉖

再現映像「高度なセンス」
道警提出の動画に関係者ら爆笑
野次排除・国賠控訴審で初弁論



証言台に着いた警察官は“自爆”し、証拠映像が爆笑を呼ぶ――。師走の札幌で幕を開けた、首相演説野次排除事件をめぐる国家賠償請求訴訟の控訴審。昨年3月の地裁判決で完敗を喫した地元警察は、匿名の「ヤフーコメント」を証拠提出するなどで法廷を笑いに包んだ一審に続き、またしても独特の立証活動で関係者らを抱腹させることになる。3年超の闘いを続ける当事者の1人は、感慨深げに呟いた。「本当にギャグセンスが高い…」(小笠原 淳)

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【報道】性的少数者に法の下の平等を⑤

「遠回り」いつまで
当事者が実名明かし陳述
「結婚の自由」訴訟控訴審



4年前のバレンタインデーに幕を開けた裁判は、一昨年春に意義深い判決を得た後、舞台を上級審に移して現在も続いている。この年末には訴訟当事者の1人が初めて顔と名前を晒し、地元の法廷で思いの丈を述べた。「結婚したい気持ちに、異性愛者か同性愛者かの違いはありません」。地裁判決に「勇気を貰った」という6人の一審原告は、さらに踏み込んだ司法判断を求め続ける。誰にも不都合が生じない筈の法改正が実現する日は、いつ訪れるのか。(小笠原 淳)

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【環境】双日が毛無山で計画している巨大風力発電の行方

準備書縦覧を前に小樽市議
会が守る会の要望書を採択

市長と議会が事業者にプレッシャー?



大手総合商社双日(本社東京)が小樽市と余市町にまたがる毛無山付近に建設を予定している風力発電をめぐり新たな動きが出てきた。1月末から始まる準備書の縦覧を前に、住民団体「小樽余市の巨大風力発電から自然と生活を守る会」(平山秀朋代表)が小樽市議会に提出して継続審議となっていた要望書が12月26日に採択されたのだ。これに先立つ同21日には平山代表らが迫俊哉市長とも面談し、双日側の準備書に厳しい意見を示すよう求めた。平山代表は「準備書が出る前に議会が要望書を採択したことで、事業者に一定のプレッシャーを与えることになるのではないか」と話している。(武智敦子)

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2022年12月15日

北方ジャーナル2023年1月号




12月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】白鳳寺・御霊堂元町の“遺骨難民事件”を追う

「家賃は不払い借金は踏み倒す」
太田代表は債務不履行常習犯か



永代供養を信じて遺骨を預けていた利用者を不安の底に突き落とし、全国にも波紋を呼んだ宗教法人白鳳寺(札幌市東区・太田司代表役員)の経営破綻問題。多額の利用料や管理料を集めていたはずの御霊堂元町の納骨堂事業はなぜ頓挫したのか。取材を進めると、そこに浮かび上がってきたのは太田代表の公私にわたる債務不履行の実態だった──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】地元紙・80年めの迷走〈9〉

「辞めることにします」
道新・若手アンケートの衝撃
「ここで頑張れる」1割届かず



地元ブロック紙・北海道新聞(札幌市中央区、宮口宏夫社長)で、同社労働組合によるアンケート調査の結果が衝撃をもって受け止められている。選択式の問いに「この会社で頑張っていける」と答えた若手社員が、全体の1割にも満たなかったのだ。調査は冬期末手当をめぐる団体交渉をきっかけに行なわれたものだが、寄せられた回答からはこれまでの不祥事対応や幹部人事などへの不満も垣間見える。来たる2023年は道新にとって、さしずめ“会社離れ元年”といえる年になりそうだ。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府㉑

聴取対象6人特定
江差看護パワハラ第三者調査
自殺事案で関係者聴取始まる



未だ公式に認められていない被害が、少しずつ解明に近づいている。北海道立高等看護学院のパワーハラスメント問題で、新たな調査が始まった在学生の自殺事案。遺族への聴取を終えた第三者委員らはその後、事件の背景を知る元学生や教員ら6人の関係者を特定、具体的な証言を集め始めた。調査は年を跨いで続き、場合によっては追加聴取の可能性もあるという。最悪の被害とハラスメントとの因果関係は、どこまで認められることになるのか――。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋㉕

「控訴、もってのほか」
野次判決で道警に「意見」相継ぐ
当事者らは各地で講演、関連本も



本誌面で折に触れ報告を続けている首相演説野次排除事件で、直近の1年間に一般市民などから地元警察に寄せられた意見が100件あまりに上ることがわかった。同様の意見は事件発生後の1年間で900件以上寄せられていたのに対し、次の1年間では30件以下にまで急減したが、3年めを迎えてこれが再び増加に転じた形。この秋には当事者らが道内各地で講演に招かれ、また地元メディアが関連書籍を出版するなど、事件は改めて多くの関心を集め始めているようだ。(小笠原 淳)

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2022年11月14日

北方ジャーナル2022年12月号




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【報道】全国旅館団体トップ 阿寒鶴雅の大西雅之社長が賭けゴルフ

協力会との懇親コンペで
幹部と業者が「勝馬投票」



全国約2600の宿を束ねる一般社団法人日本旅館協会会長という要職にある大西雅之氏(67)が率いる鶴雅グループ(本社釧路市阿寒町)で、まさかの不祥事が発覚した。9月下旬、阿寒カントリークラブで開催された「鶴ゆう会ゴルフコンペ」で賭けゴルフが行なわれていたことが本誌の取材で分かった。この懇親コンペには取引業者のほか大西氏をはじめとする多くの鶴雅幹部が出席。参加者の大半が金銭を賭けて“勝馬投票”に興じていた。10月下旬、記者の取材に鶴雅側は事実を概ね認めた。国内有数の観光ホテルチェーンとして名高い鶴雅でいったい何が起きていたのか──。                 (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府⑳

「学校 よくなって」
第三者委、遺族に聴取2時間
江差・パワハラ死、調査開始


「事案の重要性に鑑み、できるだけ迅速に調査を進めたい」。10月中旬に最初の会合を設けた北海道の第三者機関は、新たな取り組みに臨む決意をそう語った。道立高等看護学院のパワーハラスメント問題で、長く待たれていた自殺事案の再調査。在学中に亡くなった学生の遺族が求めるのは、真相究明のみならず、その学校が真っ当な教育の場に変わることだ。願いが実を結ぶ日は、いつ訪れるのか。(小笠原 淳)

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【報道】地元紙・80年めの迷走〈8〉

隠蔽、組織ぐるみか
道新、漏洩問題で当事者ら処分
メモ証拠提出は8月時点で把握



前号で報告した北海道新聞の取材メモ漏洩問題で、同メモが地元企業の役員人事をめぐる裁判に証拠提出されていた事実を道新関係者が遅くとも8月下旬に把握していたことがわかった。漏洩問題は前号締め切り後の10月7日に公表されたが、道新はそれまで1カ月半にわたり事実を伏せ続けたことになる。その後の社内処分では当事者を含む3人が制裁の対象となったものの、組織ぐるみの隠蔽疑いについては誰も責任を問われていない。小さからぬ疑問を残したまま、問題はこれで幕引きとなるのだろうか。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈59〉

懲戒、3カ月で4件
「異性関係不適切事案」未発表
道警不祥事“第3四半期”速報



本誌のみが定期的に報告を続けている地元警察の不祥事問題で、直近の記録が出揃った。懲戒処分ではすでに報道発表された連続窃盗や酒気帯び運転などに加え、未発表が疑われる異性関係事案が眼を引く。懲戒よりも軽い監督上の措置では泥酔状態での住居侵入が2件あったほか、拳銃の不適切な取り扱いやハラスメント事案が複数みられた。総数では前年同期を上回った2022年第3四半期の処分。その概要を報告する。(小笠原 淳)

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2022年10月15日

北方ジャーナル2022年11月号




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【報道】地元紙・80年めの迷走〈7〉

道新 不祥事隠蔽か
帯広で情報漏洩、2年間公表せず
本社では内勤者が収入激減に悲鳴



本号発売前の10月8日、地元大手紙が自社の紙面に謝罪記事を掲載している筈だ。それは本来9月末にも公表される予定だったところ、一度見送られた経緯がある。さらに言うなら、報告される不祥事が2年前の11月に発覚した時点で、同社はただちにその事実を読者へ説明すべきだった。隠蔽疑いがあかるみに出るのと前後して、編集現場では内勤記者の収入激減が問題となり、部内説明会が設けられる事態に。創刊80周年を目前に控えた北海道新聞が今、やけに騒がしい。

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【報道】道南の北斗市で噴き出した「LED疑惑」を追う──②

発覚した業者の契約不履行
市も監査も怠った納品確認



函館の隣にある北斗市(池田達雄市長)が手掛けた総額1億1800万円弱のLED化事業が一者随意契約だったことをめぐる問題の続報だ。住民監査請求は棄却されたものの、このほど施設の一部で蛍光灯がLEDに交換されていなかった契約不履行が発覚。引き渡しの際に業者と市がともに確認を怠っていたという杜撰さが明るみになった。さらには照明灯の積算が水増しされていた疑惑も浮上するなど、道南で起きたLED騒動はまだまだ収まりそうにない──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府⑲

第三者委 調査に着手
江差看護・パワハラ死から3年
遺族の申し入れ受け再調査開始



昨年から本年初頭にかけた50件超の被害認定が1つの節目だったとすれば、その問題はこれからまた1つの大きな佳境を迎えることになる。本誌面で19回めの報告となる、北海道立高等看護学院のパワーハラスメント問題。最悪の被害といえる在学生の自殺事案で、第三者調査委員会発足の報が伝わった。本号店頭発売時までには初会合が設けられ、遠からず遺族への聴き取り調査が行なわれる可能性が高い。悲劇から3年強、事態はようやく動き始めた。(小笠原 淳)

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【報道】産廃処分場建設中止を求める安平町役場が環境フォーラムを開催

専門家を交え住民と情報を共有
「オール安平」で挙がる反対の声



安平町の早来北進地区で計画されている産業廃棄物最終処分場の建設問題をめぐり、同町(及川秀一郎町長)が9月10日、環境問題に詳しい専門家や弁護士を招いて「あびら環境フォーラム」を町内で開いた。この計画をめぐっては、5年前に道の建設許可が下りているが、地元にはすでに産廃処分場があることを理由に、町は「2つの処分場はいらない」と反対の立場を明確にしている。住民への情報提供を目的としたフォーラムを通して産廃問題と向き合う安平町の動きを追った。(武智敦子)

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2022年09月15日

北方ジャーナル2022年10月号




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【報道】道南の北斗市で噴き出した「LED化疑惑」を追う

1億円を超える発注事業で
大阪の照明業者と随意契約



自治体におけるカーボンニュートラルの1丁目1番地として注目されているのが、公共施設における照明設備のLED化だ。この中で道南の北斗市(池田達雄市長)が最近手掛けた総額1億1800万円弱のLED化事業が一者随意契約だったことをめぐり疑義が噴出。今年3月以降、議会が追及に乗り出したほか市民有志が住民監査請求に踏み切るなど内外から注目を集めている。このほど市監査委員会は監査請求を棄却したが、騒ぎはまだ収まりそうにない──。      (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】地元法曹たちの挑戦②

「立ち会い」拡大を――
弁護士会が取り調べ同席推進運動
地元警察は「認めない」通達撤回



本年1月号の誌面で報告した、刑事事件の取り調べへの弁護人立ち会い促進の動き。札幌ではこの9月から弁護士会の「推進運動」が始まり、会員らに積極的な実践が呼びかけられた。地元報道ではこれに抵抗する警察の姿勢が問題視され、弁護士らの抗議により関係通達が撤回に追い込まれる事態に。全国に先駆けた“人質司法”解消への一歩は、どれほどの成果を残すことになるのか。現在進行中の取り組みを報告したい。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府⑱

全容解明、近からず
ハラスメント告発から丸2年
道立看護・待たれる真の救済


本誌などが昨春から報告を続けている、公立看護学校のパワーハラスメント問題。本年8月に入って在学生自殺事案など過去の被害で再調査が始まり、当事者の聴き取りや資料の開示が進んでいることが伝わった。一方、未だ関与教員からの謝罪を得られていない被害者もおり、また長期間の通院を余儀なくされている元学生からは改めて充分な補償を求める声が。真っ当な被害回復は、今なお道半ばにあると言ってよい。(小笠原 淳)

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【報道】恵庭発・賃貸住宅の擁壁倒壊をめぐる損賠訴訟の顛末

地裁は「業者の不備」を指摘
倒壊して当然の杜撰工事か



恵庭を舞台にした建設工事による擁壁倒壊トラブルをめぐり、倒壊防止策の有無などが争われた損害賠償請求訴訟の判決が今年5月、札幌地裁であった。賃貸マンション建設のため土地掘削を行なった際、隣地の賃貸住宅の擁壁が倒壊するトラブルが発生。裁判で原告の施主側が「擁壁に安全性がなかった」と主張したが、反訴した被告の賃貸住宅オーナーが「原告側が十分な倒壊防止策を取っていなかった」と反論。裁判所はこの反論を認め、原告側に約500万円の支払いを命じるに至った。実際に工事を行なったのは、千歳市に本社があるマーベラスホーム。裁判所が指摘した業者の倒壊防止策の不備とはどのようなものだったのか──。  (佐久間康介・工藤年泰)

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2022年08月15日

北方ジャーナル2022年9月号




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【報道】首相批判封殺の波紋㉔

「蛮人に自戒を」――
元首相銃撃で国賠判決が標的に
現職道議は関係者名指しで批判



本誌前号締め切り直後に伝わった、元首相射殺事件。警護の不手際が指摘されることになった出来事は、ほどなく大きな“流れ弾”を生む。3年前に札幌で起きた野次排除事件をめぐる司法判断が、その後の警備の萎縮を招いたとする言説だ。インターネットの匿名投稿から報道大手の社説・解説、地方議員の発言まで、あたかも要人警護と言論・表現の自由は両立しないと言わんばかりの声は、事情を知らない多くの人たちを誤解させた可能性がある。本来、警備と言論のいずれも萎縮してはならない筈なのだが…。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府⑰

未認定被害 再調査開始
解明なるか、あわや風化の被害
道立看護パワハラで新たな動き



北海道立高等看護学院のパワーハラスメント問題で8月上旬、未だ被害認定に到っていない複数の事案について道が再調査の意向をあきらかにした。遺族が調査を要望してきた在学生の自殺事案では、すでに解散した第三者委員会とは別の調査チーム発足が決定。8年前の不適切指導・退学強要問題では、今月から改めて聴き取り調査が始まることに。埋もれていた事実の解明に光が射し始めたのは、ほかならぬ当事者が声を上げ続けたためだった。(小笠原 淳)

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【特集 故・安倍晋三元首相と北海道】
安倍元首相が若手経営者たちへ贈ったラストメッセージ

未来は、私たちが何を考え
何をやるかにかかっている



「成長を諦めた国には未来はない。未来は定められたものではなく、いま私たちが何を考え、何をやるかにかかっている」──北海道の若手経営者たちを前に安倍元首相が熱く語りかけたのは凶弾に倒れる1年前、昨年7月のことだった。体調が万全ではないことを理由に首相の座を辞していた安倍氏は「北海道経営未来塾」の特別講師として招かれ講演に臨んだ。本稿ではこの日の講演の概要と同氏が同塾の設立を後押しした秘話を読者に紹介したい。(佐久間康介)

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【特集 故・安倍晋三元首相と北海道】
安倍晋三元首相を悼む──党派を超えた30年の付き合いで見えた人間力


寄せられた「北海道への期待」
信念の人を失った大きな痛手

北海道経営未来塾塾長 長内 順一氏


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【特集 故・安倍晋三元首相と北海道】
安倍晋三元首相を悼む──知られざる安倍氏と北海道の接点


彼に拉致被害者の情報を提供
「チカホ」建設では陰で後押し


青木ビジネス企画センター社長 青木雅典氏

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2022年07月15日

北方ジャーナル2022年8月号




7月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】道警不祥事から考える〈57〉

副署長 相継ぎ自殺か
道警・旭川方面で異例の事態
ストレス、パワハラ疑う声も



5月末から6月にかけ、北海道警察・旭川方面の2警察署で副署長の急逝が相継いだ。ともに50歳代後半の男性で、階級は警視。1人は暴力団捜査など刑事部門で実績を積み、もう1人は警備・公安畑を長く歩いた。前者にかかわる“事件”は報道大手の取材で周知の事実となったが、後者の話題はほぼ表沙汰になっていない。時期の重なりは偶然だった可能性が高いものの、同じ管内で同じ役職の警察官の訃報が続くのは異例の事態といえるだろう。2人の副署長に、何があったのか。(小笠原 淳)

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【報道】首相批判封殺の波紋㉓

「判決、確認していない」
野次訴訟、公安委には他人事
道の控訴決裁は副知事「代決」


「判決文そのものは確認していません」。地元警察を監督する公安委員会のトップがそう言い切ったのは、6月下旬のこと。首相演説野次排除事件をめぐる国賠訴訟で完敗を喫した道警は、その後すかさず控訴に踏み切ったが、公安委はその判断を追認したのみで、司法の決定に目を通していないというのだ。さらには、被告である道の知事も控訴の決裁に関与せず、警察の意向を丸呑みして副知事に「代決」させていた。わかったことは、1つ。警察を制御できる公的機関は、北海道には存在しない――。(小笠原 淳)

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【報道】道東・新興メディアの舞台裏で

船出直後の波瀾
新装地域紙で労使間トラブル
労基、ネムロニュースに勧告



この春に産声を上げた地方紙で、編集現場の混乱が続いている。発端は、労働環境の改善を求めて組合を結成した記者たちが取材・執筆の現場から逐われた異例の人事。創刊時の過重労働などを訴えていた記者らは問題を労働当局に持ち込み、6月末には賃金未払いの是正勧告に到った。7月に入ってからは労働委員会への救済申し立てが受理され、労使間の緊張はなお続きそうな様相。紙面の劣化を指摘する声も聴かれる中、生まれたばかりの新聞社では今、何が起きているのか――。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府⑯

第三者委 新たに設置か
江差看護・パワハラ死解明へ
卒業生らは学生間いじめ否定



新たな被害調査が求められている北海道立高等看護学院のパワーハラスメント問題で、道が昨年設けた第三者調査委員会とは別のメンバーによる調査チームが発足する可能性が浮上した。教員によるパワハラを苦に自殺したとみられる在学生の事案で、遺族の申し入れを受けた道が設置の検討を進めているという。同事案では事情を知る卒業生らも証言に名乗りを挙げており、一連のパワハラ問題で最悪の被害にようやく真相解明のメスが入り始めた。(小笠原 淳)

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2022年06月15日

北方ジャーナル2022年7月号




6月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】告発・絶望の学府⑮

パワハラ死 調査へ
江差看護・学生遺族が申し入れ
紋別の未認定事案も調査の方向



北海道立高等看護学院のパワーハラスメント問題で、近く新たな被害調査が始まる。これまで公式に被害認定されていなかった在学生の自殺事案では、本年5月に遺族が告発の決意を固めたことで、道がようやく腰を上げた。6月に入ってからは8年前に起きた別の被害が掘り起こされる動きもあり、問題の根深さが改めて浮き彫りに。すべての膿が出尽くす日は、いつ訪れるのか――。(小笠原 淳)

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【報道】狩人、銃を奪われる⑦

「現場を知らな過ぎる」
銃所持許可取消訴訟・第2幕
道警、5年越しの「処罰感情」



自治体の要請でヒグマを駆除したハンターが警察に銃を取り上げられた事件。地元の裁判所は昨年12月にその処分を取り消す判決を言い渡したが、被告の公安委員会が控訴に及んだため、押収された銃は今も持ち主のもとに戻っていない。本年6月上旬に幕を開けた控訴審で、公安委側はなおも当初の処分の正当性を主張。「異常な処罰感情」に囚われ続ける捜査当局の真意は、もはや誰にもわからない。(小笠原 淳)

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【報道】医療現場で散った命⑮

「どうか生き続けて」
遺族の訴え、現場に一石
看護師過労死訴訟が終結



10年間に及んだ闘いが、ようやく1つの節目を迎えた。就職まもない新人看護師の命を奪った、医療現場の過重労働。その被害を労働当局が認めるまでには6年の時間を要し、さらに現場の医療機関が自らの責任を受け入れるまでに3年あまりが費やされた。司法が和解を進める中、当事者がこだわったのは「再発防止」の誓い。声を上げ続けた遺族は、すべての医療関係者に呼びかける。「苦しく、辛いことがあっても、どうか生き続けて」――。(小笠原 淳)

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【経済】北海道のエンタメ企業・スガイディノスが民事再生

再スタート直後を襲ったコロナ
りそな銀の支援打切りで破綻へ



スガイディノス(札幌市中央区)が負債約23億円を抱えて経営破綻した。5月30日、同社は札幌地裁に民事再生法の適用を申請。今後はスポンサーの支援、協力を受け経営再建を目指す。紆余曲折を経ながらも、スタートから100年を超えて北海道のエンターテイメント文化を発信し続けてきた「スガイ」は、その灯を守り続けることができるだろうか。  (佐久間康介)

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