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2022年03月17日

北方ジャーナル4月号の誌面から 北海道フォトエッセイ70「下川町のアイスキャンドル」


「にぎわいの広場」のアイスキャンドル

 かつてないほどの雪害に見舞われた北海道にようやく春の兆しが訪れてきている。そんな中で今月号の北海道フォトエッセイで筆者の白井氏は、2月中旬に訪れた道北の下川町で開催されていた「アイスキャンドル・ミュージアム」でのショットを寄せてくれた。シバレル北海道の冬を少しでも豊かに過ごそうという地域の思いが伝わってくる1枚だ。(く)  続きを読む


2021年11月21日

北方ジャーナル12月号の誌面から 北海道フォトエッセイ「太陽の丘えんがる公園に広がる 虹のひろばコスモス園」


太陽の丘えんがる公園のコスモス園(9月16日撮影:白井暢明)

 冬の足音が迫っている北海道だが、今月号の北海道フォトエッセイで筆者の白井氏は、あえて9月中旬に訪れた「太陽の丘えんがる公園」(オホーツク管内)に広がる「虹のひろば コスモス園」の姿を寄せてくれた。モノトーンの世界になる前の北海道を惜しむ気持ちが伝わってくるようだ。(く)  続きを読む


2021年11月18日

北方ジャーナル12月号の誌面から 連載「公共交通をどうする? 第113回 札幌市営地下鉄50年に想う」


市営地下鉄南北線の高架下で仮保存中の1000系車両(2021年10月30日撮影)

 本誌の長期連載エッセイのひとつ、交通アナリスト中添眞氏による「公共交通をどうする?」。今回、公式ブログで公開するのは開業50周年を迎えた札幌市営地下鉄のトリビア(本誌12月号掲載)だ。地下鉄に地下街、そして冬季オリンピック。高度成長に沸いていた当時の札幌を思い出してもらえれば幸いだ。(く)  続きを読む


2021年11月10日

特別掲載 くつした企画没ネタ供養シリーズ第3回 「解き明かされたレシピ。台湾先住民族風 謎の肉鍋」(後編)


「とあるインドネシア系市場で発見した謎の魚です。添えてある文字が読めなかったのでどうやって食べるのか聞いたら『汁麺にする』と言われましたが、未だにイメージができません」(黒田監督)

自称“無節操制作団体”、くつした企画による没ネタ供養シリーズ第3回をお届けする。題して「解き明かされたレシピ。台湾先住民族風 謎の肉鍋」。それは、くつした企画の黒田拓監督が台湾東部に暮らす先住民族の神話などを取材するため彼らの集落に逗留していた時に遭遇した一品であった。その後編をお届けしよう──。  続きを読む


2021年08月28日

本誌公式ブログ特別掲載 くつした企画没ネタ供養シリーズ第2回「内臓おじさんとパンダ猿」(前篇)


写真と本文は関係ありません

 必要な資料などを決め打ちで購入する場合は別として、特に目的もなく古本屋さんを巡る場合には決して忘れてはならない心構えがある。『心惹かれたら必ずその場で手に入れろ』というものだ。他のお店を回ってからあとで買いに戻ろう、と考えてその場を離れ、購入できたためしがない。古本との出会いは常に一期一会なのだ。これはもちろん古本に限ったことではなく、時期を逸して成り立たなくなったネタも少なくない。どうやらこちらの方も一期一会なのは同じらしい。
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2021年07月29日

本誌公式ブログ特別公開 くつした企画没ネタ供養シリーズ 第1回 三笠で遭遇した、能面を売る謎の薬局(前篇)


三笠で見かけた謎の薬局(写真は一部加工しています)

 弊団体くつした企画は札幌市を基点に映像をはじめとしたさまざまなものを作り発信している制作団体だ。映画、ミュージックビデオをはじめ、芝居、イベント、ライブ、ビデオゲーム制作から国際交流企画まで活動範囲が多岐にわたるため『無節操制作団体』を冠して活動させていただいているけれども、主題について言えば無節操なる言葉はあまり当てはまらない。発足以来一貫して『人々からあまり省みられないもの』『独自の道を進んだ果てに取り返しのつかないくらいにこじれてしまったもの』を材に取り、ものを作り続けてきたからだ。

 ところがこの姿勢にはひとつ大きな弱点がある。それは主題の性格上、形になる前にお蔵入りさせざるを得ない企画が比較的多い、というものだ。企画が立ち消えになるパターンはいくつかあり、いずれもやるせなさというか、割り切れなさを伴う。取材先が予告なしに消えて無くなったり消息不明になる場合はまだすっきりしているほうで、取材対象の方のアクが許容できる範囲を超えて強い場合や、そもそも常軌を逸していらっしゃる場合、あるいは取材途中で常軌を逸した境地に陥られる場合、その取り巻きの方々が上等とはいえない思惑をもたれている場合などなど、そのバリエーションは実に多い。

 そういった問題を乗り越えて取材をさせていただいたはいいが使えないパターンもまた少なくない。ニッチであるがゆえに狭い世界のため匿名性が成り立たなくなってしまったり、お話の内容があまりにも強烈な内容で、ほとんど使える場所がないということもある。

 ためしにほんの2カ月ほど前に取材した内容をお伝えできる範囲で記させていただくと、こんな感じだ。
『○○を○元まで○いていくんですけど、一気に○元までやると○○しちゃう。だから少しずつ○の方から○○していくんですね。その様子を逐一確認して欲しがる方って意外に多いんです』

 これだけでも十分察しがつく方も多いかと思われるが、取材をしたその夜に悪夢を見たくらいに生々しかったので、これは残念ながら封印記事の仲間入りとさせていただいた。かと思えば、逆に取材してみると意外にフラットであまりこじれていなかったり、一発がつんとインパクトがあるばかりで広がりのない内容だったりで、お蔵入りにせざるを得ないこともある。

 本シリーズは、そういった中から表に出せそうなものをなんとなくつらつらご紹介していく、いわば供養のようなものなので、目を通されたとしても『小腹が空いたときにカップ焼きそばにありついた』程度の満足感が関の山だろう。どうか過度に期待をしないでいただきたい。  続きを読む


2021年04月22日

本誌短期連載「台湾防疫日記」特別公開④ 異色の映画監督がコロナ禍の台湾で見たこと、聞いたこと


初詣で賑わう廟では消毒おじさんがひとりで奮闘していた

 くつした企画による「台湾防疫日記」特別公開第4弾をお届けする。本日アップしたのは現在発売中の本誌5月号に掲載した「後編」の後半である。無節操制作団体との誉れが高い彼らを代表する黒田拓監督が、あろうことかこのコロナ禍の中、やんごとなき理由で台湾に渡航することになった。昨年の暮れ、渡航制限が敷かれている中、苦労の末に黒田監督は台湾に渡り、厳しい(?)隔離生活を送ってから晴れて自由の身になるのだが──。(く)  続きを読む


2021年04月20日

本誌短期連載「台湾防疫日記」特別公開③ 異色の映画監督がコロナ禍の台湾で見たこと、聞いたこと


14日間の隔離を終えたホテルのキーカード回収箱

 くつした企画による「台湾防疫日記」特別公開第3弾をお届けする。本日アップしたのは現在発売中の本誌5月号に掲載した「後編」の前半部分である。無節操制作団体との誉れが高い彼らを代表する黒田拓監督が、あろうことかこのコロナ禍の中、やんごとなき理由で台湾に渡航することになった。昨年の暮れ、渡航制限が敷かれている中、苦労の末に黒田監督は台湾に渡り、厳しい(?)隔離生活を送ってから晴れて自由の身になるのだが──。(く)  続きを読む


2021年03月27日

本誌短期連載「台湾防疫日記」を特別公開②。異色の映画監督がコロナ禍の中で台湾という国で見たもの、聞いたこと


台湾到着後、黒田監督が滞在した隔離ホテルからの眺め

 発売中の本誌4月号に掲載した、くつした企画による「台湾防疫日記」前篇の特別公開第2弾をお届けする。無節操制作団体との誉れが高い彼らを代表する黒田拓監督が、あろうことかこのコロナ禍の中、やんごとなき理由で台湾に渡航することになった。厳しい渡航制限が敷かれている中、苦労の末に黒田監督は昨年末に台湾に渡ったのだが──。(く)  続きを読む


2021年03月25日

本誌短期連載「台湾防疫日記」を特別公開①。異色の映画監督がコロナ禍の中で台湾という国で見たもの、聞いたこと


台湾到着後、隔離ホテルで食事をとるくつした企画

 発売中の本誌4月号に掲載した、くつした企画による「台湾防疫日記」の前篇を特別公開する。無節操制作団体との誉れが高い彼らを代表する黒田拓監督が、あろうことかこのコロナ禍の中、やんごとなき理由で台湾に渡航することになった。本寄稿はその一部始終の私的ルポと言えるものだ。渡航制限が敷かれている中、苦労の末に黒田監督は昨年末に台湾に渡った──。(く)  続きを読む


2015年01月05日

道内在住の小学生がガンプラW杯ジュニア部門で準優勝



アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデル「ガンプラ」の作り手世界一を決めるコンテスト 「ガンプラビルダーズワールドカップ(以下GBWC)2014」の世界大会決勝戦が昨年12月21日、東京・台場の「ガンダムフロント東京」で行なわれ、14歳以下のジュニアコースで日本代表として参加していた道内在住の小学5年生・畑めいさん(11)の作品「アルの中の戦争」が準優勝に輝いた。ジュニアコースの優勝は韓国代表のアン・ジフンさん(14)の作品「The Innocence of Childhood」。

15歳以上が応募できるオープンコースでは、マレーシア代表のアンディ・ウォンさん(40)の作品「Invaders Found」が世界一に輝き、準優勝は日本代表の三木義久さん(45)の作品「天翔ける麒麟 〜バイアラン・カスタム試作2号機〜」。日本代表がオープン、ジュニアともに2位入賞を果たした。


オープンコースで世界一に輝いたアンディ・ウォンさん(マレーシア)の作品

ガンプラメーカーである(株)バンダイ主催のGBWCは2011年から毎年行なわれており、前回大会ではオープン部門で日本代表が初優勝し、ジュニアコースでは香港代表が優勝している。日本、中国、韓国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、オーストラリア、北米(アメリカ・カナダ)、イタリアの13の国と地域が参加し、それぞれのエリアで予選を勝ち抜いた各国代表が世界チャンピオンの座を争う。


畑めいさんの作品「アルの中の戦争」

世界大会では「工作」・「塗装」・「アイデア」の3項目で審査が行なわれ、各国予選も含め審査員を務めたバンダイホビー事業部の川口克己さんは「(代表に)選ばれた作品はどれも素晴らしい」と評し、5人の審査員の一人である模型専門誌『電撃ホビーマガジン』編集部の木村学さんは「毎年レベルが上がっていて、どの作品が1位になってもおかしくないくらい審査結果は拮抗していました。優勝作品はそのなかでもガンプラの枠にとらわれない柔軟な発想があった」と各国代表の作品を評した。  続きを読む


2012年12月25日

記者会見、わが党はこう思う


 投開票直前の調査の結果は多岐にわたった

 衆院選投開票直前の11月末から12月初頭にかけ、本誌はおもな政党を対象に「記者クラブ問題」についてのアンケート調査を行なった。結果は今月15日発売の本誌に収録されているが、このたびの新政権発足を受け、「ウェブでも公開を」との要望が編集部に届いたため、ここに一部を採録する。

 アンケートは全5問で、各党の現状や官公庁の会見についての考えを問う選択回答式の問いを3問、記者クラブ問題について自由回答を促す問いを2問設けた。ここでは、後半2問への自由回答を公開することにしたい。

 以下、11月30日から12月9日にかけてファクスないしメールで届いた回答を、公示前議席の多かった党から順に掲載する。  続きを読む


2012年01月11日

それぞれの11日


厳寒の中、全原発の廃炉を訴える

 本日11日で、東日本大震災の発生から10カ月となった。札幌市内の最高気温はマイナス5.3℃(札幌管区気象台発表)と冷え込んだが、都心部の路上ではさまざまな人たちの、さまざまな思いが見られた。

 正午過ぎ、地下街オーロラタウンとポールタウンの結節点で外に出てみると、駅前通の南側で何やら演説が。札幌パルコ前で横断幕を広げていたのは、「原発問題全道連絡会」(原道連と略そうと思ったが、日本共産党北海道委員会のHPによると道原発連という略称らしい)の有志ら20名ほどだった。  続きを読む


2011年10月11日

【山梨発】女子大生からの手紙


釧路川カヌー下りです。朝焼けの中、さまざまな動物に出会いました(写真とキャプションは松林さん)


 9月22日付け「編集長日記」で書いた「らーめんや天金」で会った女性、北海道を一人旅していた山梨在住の女子大生から本誌宛にメールが届いた。そこには初めて本道を訪れ、自然の美しさや食の豊かさに触れた感動が率直に綴られていた。そこで本人の了解を得て、本ブログ上で公開させてもらうことにした。

 彼女は、都留文化大学文学部国文学科1年の松林智美(まつばやし・さとみ)さん。9月10日に山梨を出発し、15日に北海道入り。同月下旬まで道内各地をめぐり自宅に戻ったのは10月3日だったという。すっかり旅と北海道にはまった様子の彼女。学業はともかく「まだまだあちこち行きたい!」と元気いっぱいである。 (く)  続きを読む


2011年08月11日

石狩はまなす墓苑、小型でも個性的なお墓を


オロロンライン(国道231号)沿いの石狩市八幡沿いに幟が見える

 霊園や寺院で話を訊くと、お墓や納骨堂も小さなタイプばかりが売れるという。先祖供養は伝統仏教の核心とも言えるものだが、消費者の低価格志向は、従来ならば「削れないもの」であった供養の世界にも入り込んでいるようだ。

 とはいえ、たっぷり弾まなければ立派なお墓を建てられない、というのも思い込みに過ぎない。何を以て立派とするかという問題は残るが、公営墓地並みの使用料ながら個性的なお墓を建てられる──と人気の墓地がある。札幌市営地下鉄「麻生駅」から車で30分ほどの位置にある「石狩はまなす墓苑」(事業主体・宗教法人 春光寺)だ。  続きを読む


2011年03月15日

ひとまず、安堵の朝


日本ユニセフ協会のホームページ(部分)

 15日の早朝5時に自宅の電話が鳴り、娘と寝ていた筆者は一瞬ドキリとした。仙台市宮城野区に住む義兄一家の安否が分からず、胃を痛めていたからだ。

 東北関東大震災の発生直後に「子供たちと近所の小学校に避難した」、次いで翌12日早朝には義兄について「徒歩で避難所に辿り着いた」と義姉からの短い連絡があって以降、ずっと音信不通の状態が続いていた。  続きを読む


2011年02月01日

丘珠で息抜き、旬菜酒家「たま」


旬菜酒家「たま」の矢萩由香理ママ(右)とスタッフの酒井悠希さん(19)

ススキノもいいが、自宅近くにリラックスできる居場所があればなぁ…。そんなことを考えている左党にとって、ちょっと羨ましいお店が東区は丘珠近くにあった。

昨年9月14日にオープンした旬菜酒家「たま」がそれ。カウンター6席に小上がりが3卓と小ぶりな店だが、そこがまたいい。店主の矢萩由香理さん(44)の人柄が醸し出すアットホームな雰囲気と一手間掛けた料理、左党には嬉しいお酒へのこだわりが魅力だ。

矢萩ママによると、店名は隣にある軽食喫茶「丘」と掛け合わせたもの。「丘」に「たま」で「丘珠」、地元の人たちが集まる憩いの場にしたいという想いが込められているそうだ。  続きを読む


2011年01月19日

夜歩く、でも徒労


車道側に積まれた雪で歩道から校舎がほとんど見えません

札幌市内の小学校は、19日が3学期の始業式。豪雪で道路除雪が遅れているとはいえ、例年であれば始業式に合わせて学校前の通学路は排雪が行なわれる。

そこで、札幌市の雪対策事業を支える除雪業者の皆様の奮闘ぶりをお伝えしようと、18日の深夜に娘が通う小学校にカメラを持って出動したが、見事に肩すかしを喰った次第。  続きを読む


2011年01月18日

22日から「しかりべつ湖コタン」開幕!


鹿追町の市街地から然別湖に向かう途中にある扇が原展望台。絶景です

先週の12〜14日、十勝・鹿追町の然別湖畔に佇むホテル福原に家族で連泊して参りました。

有給休暇を利用しての平日泊とはいえ、家族3人での2連泊となるとゴージャス感がありますが、さにあらず。近所のスーパーアークス北24条店でフツーにお得な買い物をしていると、知らないうちにアークスRARAポイントなるものがレナウンガールの如くワンサカワンサと溜まります。このポイントをアークス系列の「ホテル福原ペア宿泊券」と交換したというワケで、宿泊費は娘の分しか掛かっておりません。  続きを読む


2010年11月08日

オホーツク紋別のガリンコ号



〆切前で週末も祝日もないとなると、メシだけが楽しみになる。幸い当社近くにはラーメンに蕎麦、寿司と旨い店が揃っているので助かるが、昼近くになると思い出すのがオホーツク出張で喰った旨いものの数々だ。



印象深かった昼メシといえば、紋別市にある海鮮食堂「よってけ まるとみ」のナメタガレイ定食。毎年喰っているが、その度に頬が落ちるんじゃないかとビビるほどだ。ここは海産物販売店の直営店で、前浜で穫れた魚にこだわっているから、旨いのも当然なのだが。  続きを読む


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