2025年03月15日
本日発売! 北方ジャーナル2025年4月号

3月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。
【報道】札幌の人気フットサルスタジアムに異変
乗っ取りか、内紛か
運営会社セブンスギアのトップ
交代と取締役解任はなぜ起きた

昨年9月、札幌市東区の「フットサルスタジアム蹴」を運営する株式会社セブンスギアの業務全般を取り仕切っていた常務取締役が突如解任され、同時に代表取締役が交代する“異変”があった。会社乗っ取りが疑われる中で、前常務が刑事告訴をはじめ地位の回復を求めて民事提訴に踏み切ったが、半年が過ぎても決着がつかず、いまなお係争が続いている。市内で屈指の人気を誇るフットサル場でいった何が起きているのか──。 (本誌編集長・工藤年泰)
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【報道】道警不祥事から考える〈76〉
警官わいせつ 懲戒未満
不祥事処分で「指針」に則せず
性犯罪を「信用失墜事案」扱い

北海道警察が報道発表を控えた職員の不祥事の中に、深刻な法令違反で事件捜査の対象となった事案が複数あったことがわかった。警察庁が定める指針に反して懲戒処分を免れていたケースもあり、組織ぐるみの隠蔽が疑われてもやむを得ない状況。定期的な公文書開示請求で判明した事実を、開示された捜査の記録をもとに再現してみたい。懲戒に到らない軽い制裁で済まされた「信用失墜事案」の実態とは――。(小笠原 淳)
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【報道】告発・陸の蟹工船〈9〉
年金詐取で車購入か
恵庭牧場・障碍者虐待裁判
被告の市は牧場主ら聴取へ

早くも3年越しの報告となる、恵庭市の牧場での障碍者虐待疑惑。長期間にわたる“奴隷労働”の被害者たちが牧場関係者と地元自治体とを訴えた裁判で新たに、短期間に百万円単位の年金詐取があった疑いなどが浮上した。物理的な虐待の詳細も次第にあきらかとなり、歯科疾患や靭帯断裂などの深刻な被害が長く放置されていた実態が発覚。元市議会議長への忖度が疑われる自治体の対応も含め、直近の弁論で指摘された事実を急ぎ報告したい。(小笠原 淳)
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【報道】小樽で深刻化するオーバーツーリズム
地元住民の生活を脅かす
インバウンドの観光弊害
映える名所で迷惑行為、駅では人身事故も

全国各地でオーバーツーリズムが問題になっているが、道内有数の観光地、小樽市内でも事態が深刻化。映画のロケ地となった場所などにインバウンドが押し寄せ、1月23日にはJR朝里駅近くで写真撮影のため線路内に立ち入った中国籍の女性が列車に轢かれる死亡事故が起き、JR小樽駅に近い船見坂、札幌寄りの銭函などでは路上で撮影したり私有地に無断で立ち入るなどの迷惑行為が問題になっている。こうした事態を重く見た小樽市は2月10日、道や警察、交通事業者などと「小樽市オーバーツーリズム対策連絡協議会」を立ち上げ対策に乗り出した。 (武智敦子)
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2025年03月13日
3月15日発売の本誌4月号のトップは「札幌のフットサル場で起きた異変 突然解任された取締役が怒りの告発」だ

3月13日朝、事務所に届いた4月号
3月15日発売予定の本誌、北方ジャーナル2025年4月号が刷り上がり、本日朝に事務所へ到着。発売に先駆けて定期購読者や関係者に発送を終えた。今月も他誌では読めないコンテンツを是非、実物で確認してもらいたい。
今月のトップ記事は、本誌独占「札幌のフットサル場で起きた異変 突然解任された取締役が怒りの告発」だ。 (く)
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2025年03月10日
旭川少女いじめ凍死事件を検証する「公開シンポジウム」を札幌で開催へ 北星中の金子元校長などが講演予定

公開シンポジウムの告知チラシ
「これからのいじめ対応と週刊文春が作り上げた『旭川14歳少女いじめ凍死事件』」と題した公開シンポジウムが3月23日(日)、JR札幌駅北口の札幌エルプラザ3階ホールで午後6時から開催される。「札幌・旭川市民の会」の主催。
表題の事件は、今から4年前の2021年3月下旬、旭川市内の公園で凍死した状態で発見された中学2年の廣瀬爽彩さん(当時14歳)が凄惨ないじめを受け自殺したとされるもの。これに対し本誌が昨年11月号から本年3月号にかけて、事件に関するメディアの間違った報道と調査を担った行政が関係者に深刻な人権侵害、二次被害をもたらしているのではないかと問題提起を続けているのは周知の通りだ。
そんな中で開かれるシンポジウムの大きな話題は、廣瀬さんが入学した旭川市立北星中学校で当時校長を務めていた金子圭一さん(65)が初めて公の席で当時を語ること。 (く) 続きを読む
2025年02月15日
北方ジャーナル2025年3月号

2月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。
【報道】旭川 少女凍死事件の深層【4】──再調査委を批判する金子圭一元校長が当時を証言(後篇)
吹き荒れた誤報道の嵐で
引き裂かれた尊厳と教育

時計の針は戻せないが、間違いを正すことで痛みは癒すことができる──。2021年3月23日、旭川市内の公園で凍死体で見つかった廣瀬爽彩さん(当時中学2年生・14歳)が通っていた中学校の元校長・金子圭一氏(65)の証言を聞いて思うことのひとつだ。彼女が入学して最初の夏休みを前に起きた入水騒動、そして入院、転校までの経緯を語ってもらった先月号に続き、後篇で金子氏は「旭川少女凍死事件」に関する報道の問題について多く触れた。「誤りに満ちた一連の記事は、まるで嵐のようでした。あれで当事者たちの尊厳と教育現場が引き裂かれたことは間違いありません」(金子氏) (本誌編集長・工藤年泰)
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【報道】告発・絶望の学府36
「彼を二度殺すのか」
江差看護・学生自殺訴訟
同窓生が第三者委へ証言

当事者遺族と北海道との裁判に発展した、道立高等看護学院の在学生自殺問題。被告の道がパワハラ全否定の主張を展開する中、地元報道の独自取材で新たな情報が伝わった。亡くなった学生の同級生が第三者調査に応じ、学校による口封じの事実を証言していたという。本誌は2年あまり前、その声の主とみられる人物との接触を果たしていた。無念の記憶を抱え続けることになったその人は、当時の取材に何を語ったか――。(小笠原 淳)
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【報道】隠蔽される公務災害
「真実 知らせたい」
現職自衛官が実名・顔出し提訴
射撃などで難聴、国に賠償請求

1月下旬、現職自衛官が名前と顔を隠さずに国を訴えた裁判の口頭弁論が札幌で始まった。長年にわたる射撃訓練などで難聴を発症した原告の男性は、同じような被害が表面化せず多くの同僚たちが今なお苦しんでいる実情を訴える。声なき声を代弁する目的は、到って明快。国民に真実を知らせたい――。「何もしないのは責任の不履行」との信念の下、組織の安全配慮義務違反を問う闘いが幕を開けた。(小笠原 淳)
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【報道】道警不祥事から考える〈75〉
相継ぎわいせつ、盗撮
警官ら処分、前年比大幅増
道警不祥事2024年速報

公文書開示請求で掘り起こした地元警察の不祥事を本誌面で初めて報告したのが、2016年1月号の小欄。それから9年以上が過ぎてなお、懲戒処分の全件公表を免れる“警察特権”は揺らいでいない。近年は地元紙も本誌と同旨の開示請求の成果を報じ始め、未発表事案がニュースになる機会こそ増えたが、当局が特権を手放す動きは見えないままだ。文字通りの“十年一日”を確認した上で、去る2024年の処分等記録の速報値を報告したい。(小笠原 淳)
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2025年02月13日
2月15日発売の本誌3月号のトップは「旭川いじめ凍死事件の深層④ 元校長が証言 “誤報道の嵐で引き裂かれた尊厳”」

2月13日朝、事務所に届いた3月号
2月15日発売予定の本誌、北方ジャーナル2025年3月号が刷り上がり、本日朝に事務所へ到着。発売に先駆けて定期購読者や関係者に発送を終えた。今月も他誌では読めないコンテンツを是非、実物で確認してもらいたい。
今月のトップ記事は、本誌独占「旭川いじめ凍死事件の深層④ 元校長が証言 “吹き荒れた誤報道で引き裂かれた尊厳”」だ。 (く) 続きを読む
2025年01月21日
北方ジャーナル2月号の誌面から 巻頭言「メディアの驕り」
2025年01月20日
ジャバン・フード・セレクションでグランプリを受賞した根室・兼由の「ほたてのバジル」 二次加工メインに成長軌道へ
自社の商品を背に栄冠を獲得した「ほたてのバジル」と表彰盾を掲げる濱屋社長(12月23日、根室市内の本社で)
根室市落石の水産加工会社、株式会社兼由(かねよし)のレトルト商品「ほたてのバジル」が、2024年7月に開催された第77回ジャパン・フード・セレクション(一般社団法人日本フードアナリスト協会主催)の食品・飲料部門でグランプリを受賞し、人気を博している。バジルの甘い香りとガーリックソースの酸味がベビーホタテとマッチした逸品。同社では同商品をはじめ、さまざまな魚介類を素材にした約30種類のレトルト商品を製造、販売している。 (こ)(く) 続きを読む
2025年01月14日
北海道観光機構の小金澤健司会長が急逝 突如失われた観光振興のエンジン

本誌のインタビューに答える小金澤会長(24年11月11日午後、北海道観光機構事務所)
【リアルエコノミー提携】公益社団法人北海道観光機構(事務局・札幌市中央区)会長で、アイティ・コミュニケーションズ(本社・同)会長の小金澤健司氏(64)が1月11日、出張先の東京都内のホテルで倒れ、脳内出血により死去した。 続きを読む
2025年01月13日
北方ジャーナル2025年2月号

1月13日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。
【報道】旭川 少女凍死事件の深層【3】──再調査委を批判する金子圭一元校長が当時を証言(前篇)
爽彩さんが居場所を求め
さまよい続けた「3カ月」

2021年3月下旬、旭川市内の公園で凍死体で見つかった広瀬爽彩さん(当時中学2年生・14歳)。その亡くなり方の凄惨さも相まってこの事件は全国的に注目され、旭川市による2回にわたる調査の結果、「いじめが自殺の主因」とされたことは周知の通りだ。だが広瀬さんが入学した中学校の当時の校長・金子圭一氏(65)は、「事実に反する」として再調査の結果に憤りを隠さない。1年生の夏休みを前に起きた入水騒動、入院、そして転校──。わずか3カ月の間に彼女の身にいったい何があったのか。教育現場のトップだった金子元校長が取材に応じ、当時の様子を赤裸々に語った。 (本誌編集長・工藤年泰)
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【報道】告発・絶望の学府㉟
道「パワハラなかった」
江差・自殺訴訟で仰天主張
第三者調査報告を全面否定

事態の表面化からまもなく丸4年が過ぎる、公立看護学院のパワーハラスメント問題。第三者調査の対象となった事案の多くでハラスメント被害が認められた中、最悪の被害といえる在学生の自殺事案が驚きの展開を迎えた。自殺とパワハラとの因果関係を認めようとしない北海道が、この期に及びパワハラの事実そのものを否定し始めたのだ。一昨年春に公表された調査報告や担当課・知事の謝罪は、いったい何だったのか――。(小笠原 淳)
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【報道】狩人、銃を奪われる⑪
「高裁判決は違憲」
ヒグマ駆除めぐる裁判、最高裁へ
地元ではハンターらが意見交換会

2018年の夏に起きた出来事が、ついに8年越しの問題となった。自治体の要請でヒグマを駆除して罪に問われたハンターは、今も銃を差し押さえられたまま。地元公安委を相手どった訴えで、昨年の逆転敗訴判決を不服として最高裁に同判決の破棄を求めたところだ。駆除の現場への波紋は大きく、北海道が音頭を取った意見交換会では「ハンターだけの問題ではない」と訴える声が。問題解決までに今後どのぐらいの時間が費やされることになるのか、関係者たちには知る由もない。(小笠原 淳)
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【報道】“核のゴミ”レポートPART41 「文献調査報告書」の説明会と地層処分政策への疑問
綻び始めた壮大な虚構
概要調査に向けNUMOが道内
各地で続ける不毛なセレモニー

後志管内の寿都町と神恵内村で2020年から行なわれてきた“核のゴミ”最終処分地選定に向けた「文献調査」の報告書について、NUMO(原子力発電環境整備機構)による説明会が各振興局の所在地を中心に開かれている。道民の疑問に対し、文書の質問は受け付けるが口頭でのやり取りはせず、「詳細は概要調査でチェックする」と繰り返す。経済産業省の担当課長は法律を盾に「地層処分が唯一の方法」と豪語する……。そこには道民の懸念について丁寧に対応する姿勢は窺えなかった。「概要調査」に向けたセレモニーの色彩が濃い説明会の実態や破綻した核燃料サイクル政策の現状、立地調査の手法を疑問視する地質研究者の声、住民投票の行方などを探った。 (ルポライター・滝川 康治)
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2025年01月10日
1月13日発売の本誌2月号のトップは「旭川少女凍死事件の深層 元校長が証言 “私が広瀬爽彩さんと過ごした3カ月”」だ

1月10日朝、事務所に届いた2月号
1月13日発売予定の本誌、北方ジャーナル2025年2月号が刷り上がり、本日朝に事務所へ到着。発売に先駆けて定期購読者や関係者に発送を終えた。今月も他誌では読めないコンテンツを是非、実物で確認してもらいたい。
今月のトップ記事は、本誌独占「旭川少女凍死事件の深層 元校長が証言 “私が広瀬爽彩さんと過ごした3カ月”」だ。 (く)
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