2024年10月24日
網走で40数年ぶりに酒蔵復活へ、建設場所はオホーツク海が一望できる天都山山頂付近

上川大雪酒造の酒蔵建設が予定されている天都山山頂付近。建物は「オホーツク流氷館」
【リアルエコノミー提携】上川大雪酒造株式会社(本社上川郡上川町)が道内4カ所目となる酒蔵を網走市内に建設することになり、建設場所が網走観光の名所、天都山の「オホーツク流氷館」のすぐ近く、オホーツク海や知床連山が望める場所に決まった。2026年夏には網走の地酒が飲めるようになる。 (こ)

完成した酒蔵からはオホーツク海と市街地が見渡せることになるだろう
上川大雪酒は今年8月、日本酒の醸造に向けた協定を網走市、大空町と締結。網走市内で酒蔵建設に向けた動きを始めている。酒蔵では網走の水と大空町で栽培される酒造好適米が用いられる予定だが、網走市の水道水は藻琴山の湧き水を利用しており、年間を通して8℃程度とされ、ミネラル分も多い。かつては、その水を利用した地元の酒蔵、田辺本店が「君が袖」を醸造していたこともある。田辺本店は1982年に倒産、網走から地酒が消えた。その後、市の酒小売組合が金滴酒造(本社・樺戸郡新十津川町)に生産を委託、地元ではない蔵元による地酒が復活している。
今回は田辺本店以来、40数年ぶりの地元酒蔵の復活となり、2025年6月頃の着工に向け準備が進んでいる。蔵の建設場所は天都山山頂にある「オホーツク流氷館」の第2駐車場近くの市有地。市は、観光振興の一環として土地の測量など調査費を支出しており、既に土地には境界標となる赤色の杭が土に埋め込まれている。
上川大雪酒造は、本社のある上川町に「緑丘蔵」、帯広畜産大学構内に「碧雲蔵」、函館市に「五稜乃蔵」を設けている。今回の網走市の蔵名や酒の名前はまだ決まっていないが、ネーミングを含めて地元では期待が高まっている。順調にいけば2026年6月頃に醸造開始となり、2カ月後には出荷が始まる見通しだという。
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