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2023年08月15日

北方ジャーナル2023年9月号

北方ジャーナル2023年9月号



8月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】障害者グループホームの闇を追う【1】

札幌のベンチャー企業に
急浮上した不正請求疑惑


北方ジャーナル2023年9月号
グループホーム事業を手掛ける札幌市内の会社が障害者を喰い物にしている疑惑が浮上した。疑いの目を向けられているのは、3年前に市の指定を受け福祉事業に参入したベンチャー企業、株式会社i&F(アイ・アンド・エフ)だ。同社が運営するグループホーム「リピア」のカビだらけの部屋から寄せられたSOSをきっかけに、見えてきた不正の実態とは──。  (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】地元紙・80年めの迷走〈13〉

編集幹部 また自殺か
北海道新聞で現場に動揺
半年間に2人急逝の衝撃


北方ジャーナル2023年9月号
年明けに常務取締役が急逝した北海道新聞(札幌市中央区、宮口宏夫社長)で編集幹部がまた1人、自殺とみられる状況で亡くなったことがわかった。直後から社内では過労やパワーハラスメントを疑う声が湧き起こり、背景の詳しい説明が求められ始めたが、充分に社員たちの腑に落ちるような報告は未だない。僅か半年の間に幹部の訃報が相継ぐ事態に、編集現場では社への不信感が頂点に達しつつあるようだ。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府㉗

信頼回復 どこまで
江差看護、初の「まつり」上首尾
議会ではパワハラ“その後”追及



北方ジャーナル2023年9月号
在学生自殺事案の被害認定で一段落した趣きの、北海道立高等看護学院のハラスメント問題。出直しをはかる現場では新たな試みが重ねられ、この夏には初めて地域に開かれたイベントが企画された。一方、過去の被害の清算はなお道半ばで、地元議会では改めて真の正常化を求める声が上がることに。真っ当な看護教育機関としての再生が待たれる中、現時点で伝わる“その後”を記録しておく。(小笠原 淳)

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【報道】道警不祥事から考える〈65〉

職場の無理解、引き金に
侵入盗の元巡査部長に求刑3年
婚約者の翻弄でパニック障碍に


北方ジャーナル2023年9月号
本誌5月号から断続的に報告してきた、元警察官による連続住居侵入事件。7月中旬に結審した裁判では、私生活で大きな悩みを抱えることになった当事者に職場の無理解が追い討ちをかけた背景があきらかになった。責任の一端は、職員のストレスを適切にケアすることができない就労環境にもあったといえる。だがこれまでの例に漏れず、組織の責任が問われることはついにない。職を失った1人のみが断罪され、一連の事件には幕が下りようとしている。(小笠原 淳)


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【環境】巨大風発めぐり対応が問われる仁木町議会

風発反対派の新人2人が落選
「移住組」が投じた一石の行方


北方ジャーナル2023年9月号
関西電力が後志管内で建設を検討している「(仮称)古平・仁木・余市ウインドファーム事業」。この事業をめぐり仁木町議会の動向が注目されている。任期満了に伴い7月30日に投開票された町議選では風力発電に反対する移住組の2人が無所属の新人として立候補したが、共に落選。推進あるいは容認派が多数を占める町議会(定数9)の壁に挑戦を阻まれた形となった。そんな中、敗北したひとりは「手応えはあった。風車の建設計画をストップさせるため、あきらめず運動を続けていきます」と話している。(武智敦子)

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【シリーズ・住宅不動産情報】⑩──札幌市内で続く分譲マンション建設ラッシュ

5千万円超えでも「需要は堅調」
強気の構え崩さぬデベロッパー


北方ジャーナル2023年9月号
札幌市内の分譲マンション市場は、“平均価格5千万円超え時代”を迎え需要層の変化が目立ち始めた。これまでは、年収5百万円台のファミリー層が何とか手の届く3千万円~4千万円が売れ筋だったが、平均価格の上昇を受け、こうした需要層の購買に急ブレーキがかかっている。このような中でデベロッパーは、タワーマンションや円山地区の“億ション”には手の出ない、言わば“プチ富裕層”向けに焦点を絞り始めた。未だ衰えないマンション建設計画を探ってみた。 (佐久間康介)

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【地域】月形町が皆楽公園エリアを大規模改修

目指すのは開業時の道の駅登録
通過のまちから寄り道のまちへ


北方ジャーナル2023年9月号
札幌から車で1時間ほどの場所にある、国道275号線沿いのまち。空知管内・月形町。このまちで、温泉宿泊施設やキャンプ場といったレジャースポットが集まっている皆楽公園エリアのリニューアル、「月形町民保養センター等改修事業」がこの8月から始まっている。工事期間は来年8月までを予定しており、事業費は10億円以上だ。まちの観光拠点リニューアルに連動して新規特産品開発に向けた取り組みも始動。そして同エリアの道の駅化も目指している。この登録が実現すれば、国道275号線ルートで札幌から最も近い道の駅の誕生となる。 (髙橋貴充)

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【地域】新さっぽろサンピアザ水族館の現在

今なおリピーターに親しまれる
地元密着水族館のポテンシャル

期待される狸小路AOAOとの相乗効果


北方ジャーナル2023年9月号
札幌市内都市型水族館のパイオニア、新さっぽろサンピアザ水族館。開業から40年余り。かつて新札幌副都心開発の目玉施設だった同水族館はバブル崩壊、そして近年のコロナ禍というさまざまな困難に見舞われながらも、主に地元リピーターの支持を得て今なお沢山の子ども達に親しまれている。そうした中、今年7月に札幌で2番目の都市型水族館、AOAO SAPPOROがオープン。目下大注目を集めているが、今回の取材で新さっぽろサンピアザ水族館には、まだ相当なポテンシャルを秘めていることは伺い知れた。(髙橋貴充)

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【ニュース】

■警官の虚偽公文書作成など追及
 違法逮捕で弁護士らが刑事告発

 ──「将来の違法捜査を抑止」と告発人ら

■札幌地検に木下雅博・新検事正
 5年前まで次席として報道対応

 ──「知力を尽くし真相解明」と抱負

■「国は争いをやめ、早く謝って」
 優生法・札幌訴訟3件め初弁論

 ──原告の80代男性が陳述「身体は戻らない、せめて補償を」

■猫との共生を目指す保護団体が
 小樽で講演会とイベントを開催

 ──地域住民と取り組む“不幸な猫を減らすまちづくり”

■札幌市の東区と白石区を結ぶ動脈
 11年かけて北24条桜大橋が開通

 ──豊平川に架かる36本目。渋滞緩和と地域経済発展に期待

■「核ゴミで地域おこし」を拒否し
 条例の制定や“自給圏”づくりを

 ──道北の住民団体が「ほろのべ核のゴミを考える全国交流会」

■当麻町内で瀬川守さんを「偲ぶ会」
 有機農業界のリーダーとして活躍

 ──6次産業化も推進した「でんすけすいか」生みの親を追悼

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【介護】つしま医療福祉グループの対馬徳昭代表が「ケアテックス札幌23」で講演

介護事業者が生き残るため
訴えた「経営8箇条」の直言


北方ジャーナル2023年9月号
7月26日、介護関係の一大イベント「ケアテックス札幌23」の初日に行なわれた各種講演で経営者向けセミナーの講師を務めたのが、つしま医療福祉グループの対馬徳昭代表(69)だ。近年、日本医療大学月寒本キャンパスの開校や、共生社会を実践するココルク江別のオープンなど、事業の広がりが著しい同グループだが、今回の講演のテーマは「今こそ介護事業の収益を高め、生き残る方法とは」。自ら身を置く介護業界は厳しさの中にあると警鐘を鳴らし、強調したのが「生き残るための8箇条」。我が国における高齢者介護の枠組みを創出したと言われる対馬代表の示唆に富む直言を紹介したい。(7月26日収録)

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【企業】人気パン屋「どんぐり」の野尻雅之社長に訊く

最大の宝は従業員の頑張り
いま、パンを通じた感動を

地域と一緒に歩む関係を築く


北方ジャーナル2023年9月号
出来たてパンを製造販売している「どんぐり」(札幌市白石区)は、札幌市や江別市に10店舗を展開し地域に欠かせないパン専門店として根を張っている。2代目として会社を率いる野尻雅之社長(45)は、従業員の自由な発想を引き出し、パンを通じてワクワクする気持ちを客に届けることを大切にする経営を行なってきた。地元企業とコラボしたパン開発にも力を入れ、今秋には札幌でオープンする複合商業施設内にも出店、新しい顔づくりにも挑戦する。「最大の宝は従業員の頑張り」と語る野尻社長に「どんぐり」の現在地を訊いた。

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【特集】
2023 道内観光情報

いま、秋色を探しに


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【医療】

旭川の森山病院で本格稼働を始めた
「予防医学・スポーツ医学センター」
病気にならず生き生きと
人生を送るための拠点へ


北方ジャーナル2023年9月号
旭川の社会医療法人元生会(森山領理事長)が運営する森山病院(232床)の「予防医学・スポーツ医学センター」が本格的に動き出している。旭川医科大学病院長や学長職務代理を務め昨年3月末に退官した元整形外科学講座教授の松野丈夫医師(76)が森山理事長の招聘に応じ、同医学センターのトップに就任。「病気にならない、病気にさせない」拠点を目指して成果を上げつつある。大学在籍当時から森山病院が目指す「健康・医療・福祉」三位一体の医療構想に共鳴していたという松野センター長を訪ね、「予防医学・スポーツ医学センター」の役割と今後について訊いた。(7月19日取材 工藤年泰・武智敦子)
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【連載】〝農と食〟北の大地から

アニマルウェルフェアをめぐる市民講座の歩み
~さっぽろ自由学校「遊」の取り組みから~
家畜福祉の認知度がまだ低い中
届き始めた若い世代からの反響


北方ジャーナル2023年9月号
この連載でも何度か紹介したアニマルウェルフェア(家畜福祉・AW)について、筆者が学習や取材を始めて20年ほどになる。市民の認知度はまだ低いが、最近ようやく“そよ風”が吹き始めた。「消費者が変われば社会も変えられる。都市住民を中心にAWについて学ぶ場を創れないか」と考え、NPO法人さっぽろ自由学校「遊」の事業の一環としてアニマルウェルフェアの連続講座を4年前にスタート。講座や見学会などを続け、今春にはAWの入門ガイドとなるブックレットも刊行した。コロナ禍の下でのオンライン開催が長かったこともあって道内外に受講者が広がる中で、今後も地道な取り組みが続く。講座などのコーディネーター役を担当してきた経験も踏まえ、その歩みの一端を紹介する。(ルポライター滝川 康治)

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【連載】ルポ「ひきこもり」96──ひきこもり当事者の老後をどうする

50代のピアスタッフが寄せる
発足した道ひ老連協への期待


北方ジャーナル2023年9月号
親亡き後のひきこもり当事者の老後を支え合う「北海道ひきこもりの老後を支え合う連絡協議会」(道ひ老連協)。札幌市のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(田中敦理事長・レタポス)の呼びかけで道内の家族会など関連6団体と個人が参加し今年5月に発足し、8月27日には札幌市内で記念イベントが行なわれる。レタポスにはすでに多くの親や当事者から問い合わせが相次いでおり、高齢の親が中高年の子どもを支える「8050問題」「6090問題」の根深さがうかがえる。レタポスのピアスタッフで道ひ老連協の活動に期待を寄せる男性を取材し、道ひ老連協のセーフティネットづくりの可能性を探った。   (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【93】

戦争に翻弄された美男力士
旧厚田村出身の横綱吉葉山

道産子横綱の数奇な運命


北方ジャーナル2023年9月号
1945年8月15日の終戦の日から今年で78年。先の大戦は大相撲にも暗い影を落とし、力士をはじめ多くの相撲関係者が戦地に赴いたり、勤労奉仕に従事した。石狩湾に面した厚田村(現石狩市厚田区厚田)に生まれ、美男力士として人気を博した横綱吉葉山は中国戦線で大けがをしながら土俵に戻り全勝優勝の快挙を成し遂げた人物。今回は「番外編」としてこの吉葉山の生涯をたどりながら戦争に翻弄された大相撲の歴史を振り返る。
  (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【漫画】鈴木翁二特選漫画館 《透明通信》

本誌表紙絵でお馴染みの漫画家・鈴木翁二さんの初期傑作を披露したい。収録した『透明通信』は、伝説の漫画雑誌「ガロ」1971年10月号で初めて世に出た作品である。漫画家デビューを果たし、水木しげるプロダクションからスカウトされた青年はしかし、どうしようもない寂寥を抱えていた。水木プロ退職後、「心の通じる《現実》の誰かと話がしたくって」描いた本作は、時代を超え読者の胸に響く──。

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【フォトレポート・トピックス】
●労災訴訟を終えた看護師遺族 病院に賠償求める新たな闘いへ
●司法教育団体が札幌でセミナー 中高生35人、関心高く
●酪農学園、新理事長にサッポロビール前社長の髙島英也氏就任
●石屋製菓が全施設の電力使用におけるCO2排出実質ゼロ実現
●介護業界の今を映す展示会・ケアテックス札幌23が開催
●縄文時代の国宝・文化財ずらり「北の縄文世界と国宝」展開催中
●ローソンが最北の稚内に進出 足場を固め宗谷全域に拡大へ
●都市型水族館のパイオニア、サンピアザの魅力を再発見
●ススキノピックアップガール「セクシーカフェ モエッタ」ここあ
●サッポロビールとイオン北海道 キャンペーンで子ども食堂支援

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*新設企業情報
*古本屋女房の“古本的日常"
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 特別授業
*夏井功の夜を駈ける車イス
*よいどれブンガク夜話
*ソレでもナマがすき?
*視点 公共交通をどうする?
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『一等兵と三等兵と零等兵の魔羅』

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