さぽろぐ

新聞・ニュース  |札幌市東区

ログインヘルプ


 › 月刊誌「北方ジャーナル」公式ブログ › バックナンバー › 北方ジャーナル2024年8月号

2024年07月15日

北方ジャーナル2024年8月号

北方ジャーナル2024年8月号



7月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】告発・陸の蟹工船〈6〉

「もう悪いことしないで」
恵庭・虐待被害者が語った思い
市「腐った野菜」など実態把握か


北方ジャーナル2024年8月号
昨年6月に伝わった、恵庭市の牧場での障碍者虐待疑い。長期間の「奴隷労働」や年金詐取の被害を訴え、牧場関係者などに損害賠償を求める裁判を起こした当事者が6月下旬、提訴後初めて本誌などの取材に応じ、その胸中を語った。直近の口頭弁論に足を運び、傍聴席から被告らの姿を眼にした時の思いは「もう悪いことして欲しくない」。長く続いたプレハブ生活を振り返っては「自由が欲しかった」という。

----------------------------------------------------------------------

【報道】狩人、銃を奪われる⑧

「公益活動に安心を」
銃所持許可訴訟、10月判決へ
町と決裂の猟友会は独自調査


北方ジャーナル2024年8月号
苦笑混じりに漏れた一言は「とにかく長かった」。地元自治体の要請でヒグマを駆除し、法令違反に問われて猟銃を差し押さえられたハンターは、道公安委員会を訴えた裁判を4年間にわたって争い続けなくてはならなかった。銃所持許可取り消しの決定時から数えると、足かけ7年の闘い。命がけの公益活動の担い手を犯罪者扱いする処分が正当化されては、誰も銃を撃てなくなる――。各地のハンターが注目する判決は、10月中旬に言い渡される。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【報道】21世紀の人質司法④

「危険物調べようと」
留置担当警官2人を証人尋問
供述強要・私物検閲国賠訴訟

北方ジャーナル2024年8月号
「危険物がないか調べるための点検でした」――。本誌面で3年前から報告を続けている不起訴事件の黙秘権侵害・私物検閲問題で、札幌の女性が地元警察を訴えた裁判が佳境を迎えた。6月下旬の法廷で聴かれたのは、勾留中だった女性の「被疑者ノート」を無断で持ち去った警察官らによる、当時の行為に問題はなかったとの主張。捜査機関の重大な権利侵害を問う争いは今秋にも審理終結を迎え、一審判決に到ることになりそうだ。

----------------------------------------------------------------------

【シリーズ・住宅不動産情報】㉑──底堅い札幌中心部の中型・小型不動産開発

アパが札幌駅北口で土地確保
創成イースト彩り添える開発


北方ジャーナル2024年8月号
札幌市の中心部では再開発事業や大型ビルの建て替えが進み、街並みが大きく変わろうとしている。街の顔とも呼べるこうした大規模な不動産開発は人目を引く派手さがあるが、あまり目立たない中型・小型の不動産開発も底堅く進んでいる。大型物件ばかりに焦点が当たりがちだが、実はこうした中小物件の動きこそ本当の意味で街の活力を示すバロメーターと言える。足で稼いで見つけた中小の不動産開発をレポートする。 (佐久間康介)


----------------------------------------------------------------------

【経済】「道内20信金3月期決算」を徹底分析

貸出金利息や預け金利息が増加
純利益170億円超えの好決算


北方ジャーナル2024年8月号
道内20信用金庫の2024年3月期決算が、6月25日に出揃った。貸出金利息収入や有価証券配当金の増加、信金中央金庫への預け金利息収入の増加も重なり全体では好決算。信用コスト低下で与信費用の減少も好影響を与えた。純利益ベースでは17金庫が増益、全体で173億円となった。増益金庫は前期の11金庫から増え、全体の純利益額は20%増に。25年3月期は、金利上昇局面が予想され、預貸金利ざやの減少リスクや信用コスト増加も懸念される。20金庫の決算振り返りと今期見通しなどについてレポートする。 (佐久間康介)

----------------------------------------------------------------------

【報道】住民監査請求が提起した仁木町とワンテーブルの癒着疑惑

業者との官製談合を否定しても
払拭されないコンサルの暗い影


北方ジャーナル2024年8月号
後志管内にある仁木町(佐藤聖一郎町長)の再生可能エネルギービジョン策定業務などを宮城県多賀城市の備蓄食品製造会社「ワンテーブル」とその子会社に委託したことは官製談合に当たるとして、同町の農業・宮下周平氏(73)が行なった計4回の住民監査請求はいずれも却下。この件で6月17日、取材に応じた林幸治副町長は、「仁木町は、業者選定で透明性と競争性を担保するため公募型プロポーザルを採用した」とし、疑われている業者との癒着を否定した。はっきりしているのは、ワンテーブル社が仁木や全国各地に落とした暗い影は、いまだに払拭されていないということだ。      (武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【ニュース】

■全保育所休園の中和興産に迫る
 認可取り消しのカウントダウン

 ──渦中の「専務理事」は自己正当化のインスタライブ

■有権者と派閥、向いているのはどっち?
 道9区の自民・堀井学衆議が不出馬表明

 ──選挙区の二頭流ポスターは岸田自民党に差し替え

■「つばさの党と一緒にしないで」
 野次訴訟の原告らが報道に苦言

 ──7月中旬には一審原告が札幌でトークイベント

■割高でも飛ぶように売れる北広島駅
 直結の「レ・ジェイド北海道北広島」

 ──異常な人気は“日ハムバブル”か投資目的か

■さっぽろ寺山修司資料館代表の
 山形氏と米研究者が「特別対談」

 ──没後40年を経ても色褪せない「寺山ワールド」

----------------------------------------------------------------------

【地域発】「ものづくり企業」のスピリット②──【鹿部・丸鮮道場水産】

全国で支持される低塩たらこ
パイオニアの現在に至る歩み

ものづくりの始まりは地元漁師のため


北方ジャーナル2024年8月号
北海道遺産にもなっているまちのスポット・しかべ間歇泉(かんけつせん)や、北海道日本ハムファイターズのエース・伊藤大海投手のふるさととしても著名な渡島管内・鹿部町。このまちに全国の食通らが太鼓判を押すたらこ・明太子のメーカー、丸鮮道場水産がある。身体にやさしい塩分4%弱の低塩仕立てながら生臭さは無く、しっかり芯まで美味しさが染みわたった、名うての目利きたちからも指名注文される絶品だ。そんな北海道が誇るたらこ・明太子の作り手の、創業から今日までの歩みを2代目の道場登志男社長に伺った。 (髙橋貴充)

----------------------------------------------------------------------

【地域発】「企業づくり」の最前線──釧路市ビジネスサポートセンター

どの企業にもあるウリを伸ばし
地元経済の「稼ぐ力」をサポート

人口減の中で柔軟かつ力強い産業構造を


北方ジャーナル2024年8月号
人口減少が進む中で、地域の経済をいかに維持、発展させていくかは地方共通の大きな課題。その中で6年前に釧路市が設立した「釧路市ビジネスサポートセンター」(k-Biz)は、市内の中小企業経営者や個人事業主を対象にして売上増に向けたオーダーメイドのサポートを実践している。センター長を務める島根県生まれの澄川誠治氏(45)は、設立に当たり公募で採用されたいわば〝よそ者〟だ。しかし、この〝よそ者〟は、ただものではなかった。外部の目線とリクルート社での経験を活かして相談会社の現状を直視。「一歩踏み出す」アドバイスでそれぞれの背中を押し、釧路の活力向上に大きな役割を果たしつつある。その澄川センター長に、じっくり向き合った。      (5月29日取材 佐久間康介・工藤年泰)

----------------------------------------------------------------------

【教育】釧路で〝地域共育〟に取り組む幸村仁代表理事に訊く

いま未来のために必要なのは
子どもたちの可能性への投資

学校地域協働センター「ラポールくしろ」の挑戦


北方ジャーナル2024年8月号
地域の未来を考えた時、欠かせないのが「人づくり」だ。その中で、長年の教員生活を踏まえ地域との「共育」が子どもたちの可能性を拓くと確信しているのが、一般社団法人 学校地域協働センター「ラポールくしろ」の幸村仁代表理事(62)である。昨年秋には釧路市内に子どもの居場所として新たに「Digital Station デジラポ クシロミツワベース」を開設。ラポールくしろが取り組むキャリア教育とICT教育の拠点として各方面から注目を浴びている。いま子どもたちに真に必要な学びとは何なのか。そして教育者として幸村氏の新たな挑戦とは──。 (5月28日取材 工藤年泰)

----------------------------------------------------------------------

【緊急提言】㈱あかりみらい代表取締役 越智文雄氏

照明の2027年問題を翻弄する業界利権
―消防庁の誤通達について―


昨年11月にスイス・ジュネーブで開催された水俣条約締約国会議で決定した2027年蛍光管の製造禁止は多くの分野で大きな波紋を起こしているが、この条約のオブザーバーであった業界団体が国の経済安保を誤らせただけでなく、これをネタに利権行動に走り入札妨害に加担している。

----------------------------------------------------------------------

【2024 福祉協賛さっぽろ大通ビアガーデン】

ビールに沸く札幌の夏、到来
北方ジャーナル2024年8月号

さっぽろ夏まつりの一環として実施される、7月19日から8月14日まで開催のロングランイベント・福祉協賛さっぽろ大通ビアガーデンが間近に迫っている。全6会場合計でおよそ9400席というのは国内最大規模。運営側では今年、その“日本一のビアガーデン”という特長を例年以上に強く発信していく方針だという。開催時期は正に北海道観光の最盛期。国内外さまざまな人たちが、各会場で札幌の夏のビールを楽しむことだろう。

----------------------------------------------------------------------

【医療】
旭川・森山病院の石子智士眼科部長に
これからの「ロービジョンケア」を訊く
残されている眼の機能を生かし
患者の生活の質を向上させたい


北方ジャーナル2024年8月号
昨年4月、社会医療法人 元生会(森山領理事長)が運営する森山病院(旭川市・232床)の眼科部長に着任したのが元旭川医大眼科准教授の石子智士医師だ。この石子医師は、加齢や疾患で眼の機能が低下した状態の患者を支援する「ロービジョンケア」のエキスパート。ロービジョンとは、眼鏡などで矯正してもなお見えにくく、生活に不自由を感じている状態を指す。この中で残されている眼の機能を生かす視覚補助具を使い日常の不便さを減らすのがロービジョンケアだ。石子医師は「眼疾患の予防とリハビリを行なうロービジョンケアは、これからの時代に求められる領域。病気だからと諦めず、少しでも生活の質を高めるため受診をお勧めしたい」と話している。(6月19日取材 工藤年泰・武智敦子)

----------------------------------------------------------------------
【水産】東京の不動産会社が豊かな海づくりに挑戦

ゼロからナマコを育て放流
豊浦町で始まった種苗生産


北方ジャーナル2024年8月号
胆振管内豊浦町にナマコの陸上種苗生産を行なう北海道海洋生物研究センターの試験棟が竣工し、6月18日に開所式が開かれた。今回の試験棟では12槽の水槽を稼働して年間1200万尾の稚ナマコ供給を計画。今後同センターでは段階的に施設規模を拡張し、6年後の2030年には240槽の水槽で年間2億4000万尾の供給を目指す。運営するのは東京・銀座(中央区)を拠点に不動産業などを展開する老舗企業、彌生グループの関連会社。花の銀座の事業者が、北の〝海のまち〟で地域資源創出に乗り出したチャレンジをレポートする。

----------------------------------------------------------------------
【お盆】「おふたりさま」の老後と終活を考える

今から準備を「10割」に
子供がいない夫婦が陥る
思わぬ「困りごと」とは?

北方ジャーナル2024年8月号
「石狩はまなす墓苑」(石狩市八幡)の管理運営を手がける有限会社三愛の代表取締役で「お墓とご供養のコンシェルジュ」として活躍する松尾拓也氏(50)が、この7月に『「おふたりさまの老後」は準備が10割 元気なうちに読んでおきたい! 68の疑問と答え』(東洋経済新報社)と題した新刊を上梓した。実はよく知られていない子どものいない「おふたりさま」(夫婦)の終活事情。本書では、夫婦がひとりになった時の相続や葬儀について詳しく解説し、事前の備えの大切さを説いている。今年のお盆特集では、その松尾氏に「おふたりさま」が直面する老後の課題や終活について訊いた。(6月21日取材 工藤年泰・武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【連載】〝農と食〟北の大地から

大山利男さんに訊く有機畜産と
アニマルウェルフェアの課題(後編)
AW支援策は先進国スイスに学べ
実現可能性を有する北海道の大地


北方ジャーナル2024年8月号
「有機・アニマルウェルフェア(AW)畜産では、外部の購入資材になるべく依存しない生産システムに合理性がある。北海道はそれができるところです」と力を込める立教大学准教授(農業経済学)の大山利男さん。世界に先駆け80年代に採卵鶏のケージ飼育の禁止を決定したスイスでの滞在経験があり、動物福祉をめぐるプログラムの遵守と農業助成金の支給をセットに関連政策を推進してきた経緯にも明るい。インタビューの後編では、アルプスの山岳地帯を擁し、「放牧や屋外運動場をともなった飼養管理」を基本にしてきたスイスのAW支援策を中心に紹介してもらった。AW先進国の取り組みを通して、日本の「農と食」のあり方について考えていくきっかけにしてほしい。

----------------------------------------------------------------------

【社会】NPO法人「楽しいモグラクラブ」のポストカードをパチンコ店が委託販売

「企業とのつながり」を強めて
就労の機会とやりがいを創る


北方ジャーナル2024年8月号
札幌市北区のNPO法人「楽しいモグラクラブ」(平田眞弓理事長)が運営する就労継続支援B型事業所「工房mole」の利用者が描いた絵入りのポストカードがパチンコ店で委託販売されることが決まった。同工房は障がいを持つ人やひきこもり者が自分のペースでできる仕事づくりを行なっており、今回の取り組みは、企業の社会的責任(CSR)の一環として授産製品を扱う合田観光商事(本社札幌)との出会いで実現したもの。平田理事長は「納期をあまり気にせず、好きな絵を描いてもらう。家から出られない人たちの在宅就労につながれば」と、今後に期待を寄せている。 (武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【連載】ルポ「ひきこもり」107──江別で独り立ちした「ひきこもり支援」

「地域の強いつながり」を武器に
レタポスの“居場所”を引き継ぐ


北方ジャーナル2024年8月号
ひきこもりの当事者や家族を支える居場所事業「シエスタ」が今年8月30日から江別市(後藤好人市長)で始まる。同事業は札幌市のNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(田中敦理事長・レタポス)が、江別市社会福祉協議会の協力を得て2019年度から23年度までの5年間、展開してきたもの。今年度からレタポスの手を離れ、市役所が予算を計上。同社協はレタポスのピアスタッフの手を借りながらシエスタの運営を担っていく。江別市の担当者は「居場所事業を通して、関係機関とのネットワークがより強固なものになったと感じています。シエスタを続けてほしいという当事者や家族の声に応えていきたい」と意欲を見せている。 (武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【連載】戦争遺産をめぐる旅 【104】

「2発目の原爆目標地点」に建つ
北九州市平和のまちミュージアム

運命の悪戯で免れた悲劇


北方ジャーナル2024年8月号
全国各地に先の大戦に関係する資料館や記念館などが開設されている中で人口約95万人の北九州市に2022年4月、「北九州市平和のまちミュージアム」がオープンした。同市にはかつて小倉陸軍造兵廠(兵器工場)などの軍事施設があったことからアメリカ軍の激しい空襲に見舞われ、周辺は1945年8月9日に長崎に落とされた2番目の原子爆弾の最初の目標地点でもあった。同造兵廠の跡地に建てられた同ミュージアムは、子どもたちに戦争と原爆の恐ろしさを伝えながら長崎の子どもたちとの交流事業の窓口にもなっている。 (ジャーナリスト 黒田 伸)

----------------------------------------------------------------------

【フォトレポート・トピックス】
●ニッカ創業90周年の節目に開発 「ニッカ フロンティア」10月発売
●ぜひ情報提供を―― 看護師パワハラ死、遺族の呼びかけ
●「一番搾り 北海道限定デザインパック」出荷式を千歳工場で開催
●今年は初めて海外事業者が出展 最大規模の道産品商談会、盛況
●サッポロビールゆかりの2会場で「サッポロビアホリデー」を開催
●家族の絆が育んだご当地スイーツ 白老町の「まいこのマドレーヌ」
●住宅産業新聞創業者の小西氏が札幌エルプラザにピアノを寄贈

----------------------------------------------------------------------

【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*古本屋女房の“古本的日常"
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 仮面の恋
*よいどれブンガク夜話
*ソレでもナマがすき?
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の夜を駈ける車イス
*人物株価
----------------------------------------------------------------------
【今月の表紙】鈴木翁二画
『ほうえい』

同じカテゴリー(バックナンバー)の記事画像
北方ジャーナル2024年10月号
北方ジャーナル2024年9月号
北方ジャーナル2024年7月号
北方ジャーナル2024年6月号
北方ジャーナル2024年5月号
北方ジャーナル2024年4月号
同じカテゴリー(バックナンバー)の記事
 北方ジャーナル2024年10月号 (2024-09-14 00:00)
 北方ジャーナル2024年9月号 (2024-08-12 00:00)
 北方ジャーナル2024年7月号 (2024-06-15 00:00)
 北方ジャーナル2024年6月号 (2024-05-15 00:00)
 北方ジャーナル2024年5月号 (2024-04-15 00:00)
 北方ジャーナル2024年4月号 (2024-03-15 00:00)

Posted by 北方ジャーナル at 00:00│Comments(0)バックナンバー
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

QRコード
QRCODE
削除
北方ジャーナル2024年8月号
    コメント(0)