2019年02月13日
【道知事選】佐藤のりゆき 出馬要請受けるも決断持ち越し

今回の道知事選に対して、複雑な胸中を明かす佐藤のりゆき
一般社団法人道民のちから改革会議(西村弘行理事長=北翔大学名誉教授)は2月13日にホテルライフォート札幌で、前回道知事選で114万票以上獲得したものの現職の高橋はるみ(65)に惜敗したフリーキャスター・佐藤のりゆき(69)に対し、今回の道知事選への出馬を要請。これに対し佐藤は、「熟慮、検討する」と返答した上で、「今ここで、出るということは言えない」と決断を後日に持ち越した。

西村弘行理事長(右)から出馬要請書を受け取る佐藤
前回挑戦した道知事選について、「果たせなかったことへの自責の念をこれまで感じ続けてきた」と振り返り、「だが次の知事選に出ようという考えは無かった。なぜなら、やれることは全てやったと思っていたから。そして(選挙)資金も使い果たした」と語った佐藤。
だが現在、「現状では北海道に相応しいリーダーを選ぶことができない」「お前は何をやっているんだ」「なぜ出ないんだ」といった声が佐藤のもとに殺到しているという。
そして自身も、与野党陣営の候補者選考に対して、「道民無視の選択、という憤りを感じていた」と明かし、続けて「現在の候補者が掲げている北海道の政策プランが、あまりにもやっつけで抽象的。それでこれからの北海道は本当に良くなるのだろうか」という疑問も感じていることも明かした。
そういった自身の心境も含めてここで口にしたのは、「今回の要請を熟慮、検討致します」という返答。
続けて、「私が出馬する環境に無いことは依然として変化は無く、大変厳しいものと考えている。これから数日間は人生の中でも最も苦しい選択の時間になると思う」と話した上で、「今ここで、出るということは言えない」と話した。
「現在の環境でどんな活動ができるのかを、死に物狂いで検討する」(佐藤)
佐藤は立起すべきか否かについて、多くの道民の判断を仰ぎたい、との方針から、SNSでも自身の考えを発信する意向も示した。

会場では決断の時期に関して何度も問われたが、明言を避けた
また佐藤は「道民の皆さんにぜひ理解して欲しいことがある」として、次のように語った。
「佐藤が出るなら野党は一本化しなくてはならない、と野党議員からの発言があったが勘違いも甚だしい。私は野党でも与党でも無く無党派だ。野党と決めつけないで欲しい」
なお道民のちから改革会議では、同組織の広報で弊誌「北方ジャーナル」で「戦争遺産をめぐる旅」「泊原発は本当に必要なのか」の連載を執筆しているジャーナリスト・黒田伸が、佐藤の道政支援のため、今回の道議会議員選挙に札幌市西区から無所属で出馬する意向だ。(文中敬称略)

佐藤を支える道議を目指す黒田
Posted by 北方ジャーナル at 19:36│Comments(0)
│政治経済
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