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2014年11月04日

新千歳空港の映画祭でポーランドの「ジーゲノート」がグランプリ


グリンプリ受賞者としてコールされ喜ぶトマーシュ・ポパクル監督(11月3日夕、じゃがポックルシアターで)

新千歳空港ターミナルビルの「じゃがポックルシアター」をメイン会場に10月31日から開催されていた「新千歳空港国際アニメーション映画祭2014」(実行委員会主催)は11月3日、最終日を迎え、コンペティション上映された17カ国45作品の中からグランプリや新人賞など11の賞が選ばれた。最優秀のグランブリに輝いたのは、トマーシュ・ポパクル監督(ポーランド)の「ジーゲノート」。国際審査委員長のクリス・ロビンソン氏は「思春期の神秘、不安を力強く繊細に描いた」と受賞理由を述べ、トロフィーと賞金100万円を授与した。

「ジーゲノート」は19分間の作品で、海辺の村に住む漁師の父が10代の息子に漁師の仕事を教え込むやりとりを通して内向的な少年が厳しい競争に立ち向かう姿を描いた。トロフィーを手にしたポパクル監督は、「私の中で日本はこれからとても大切な国になる。特別な場所としてこの映画祭は心に残ることになります。心から御礼を言いたい」と喜びを語った。

国内グランプリは、ひらのりょう監督の「パラダイス」。審査員のジェレミー・クラパン氏は「テクニックを卓越した仕方で混ぜ合わせ、必ずしも愉快でない世界を何とかして愛すべきものとして描き出そうとしている」と力作を称えた。また新人賞にはショーン・バッケリュー監督(アメリカ)の「アナザー」が選ばれ、審査員の岸野雄一氏が「喪失と悲しみがもたらす非論理的なリアリティを描いた神秘的で有無を言わさぬ力を持ち、そして極めて成熟した作品」と評価。この作品は観客が選ぶ「観客賞」とダブル受賞という栄誉に輝いた。

さらに、千歳市と苫小牧市から応募で選ばれた小学生5人が審査員になってファミリープログラムの作品の中から選考するキッズ賞には、ステファン・オビエ、ヴァンサン・パタール両監督(ベルギー)の「パニック イン ザ ヴィレッジ〜ザ クリスマス ログ〜」が選ばれた。子ども審査委員長の畑島胡徹君は「カウボーイとインディアンがサンタからのプレゼントをゲットするためにアイデアを出してもすぐにバレたりするところが面白かった。実写ではできないアニメならではの表現がとても良かった」と受賞理由を述べていた。


受賞者と審査員がステージに並び感謝の思いを伝えた


空港施設を利用する世界初の取り組みとして注目された「新千歳空港国際アニメ映画祭」では、ポップカルチャーフェア(センタープラザ)やアニメ製作のワークショップ(イベントホール翔)も同時開催され、期間中多くの来場者で賑わった。作品が上映されたメイン会場「じゃがポックルシアター」も連日満員の活況を見せ、アニメ人気の高さを印象づけていた。国際審査委員長のロビンソン氏は開催を振り返り、「映画祭のスタッフやボランティアの皆さんに感謝する。この映画祭が長く続くことを心から祈念する」と述べ、エールを送っていた。

※その他の受賞作品は以下の通り。
◆ISHIYA賞=「僕のママは飛行機」/ユリア・アロノヴァ監督(ロシア)
◆北海道コカ・コーラ賞=「ようこそぼくです選」/姫田真武監督
◆サッポロビール賞=「ファイト」/マーク・ジェームス・ロエルズ、エマ・ドゥ・スワーフ両監督(ベルギー、フランス)
◆ロイズ賞=「ア ガールズ ベスト フレンド」/クレア・キャロル監督(アイルランド)
◆観光庁長官賞=「ワンダー」/水江未来監督
◆外務大臣賞 「ひとりぼっちのヒーロー」/若井麻奈美監督

※各審査員が選ぶスペシャルメンションは以下の通り。
◆岸野審査員=「アダとオットー」/ウロ・ピッコフ監督(エストニア)
◆クラパン審査員=「ザ・オブヴィオス・チャイルド」/スティーブン・アーウィン監督(イギリス)
◆ロビンソン審査委員長=「ウサララバイ」/池亜佐美監督



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