
2024年08月14日
家族で看取りと葬儀ができる新施設。札幌佐藤病院グループの大蔵商事が住宅型有料老人ホーム「スリールしあわせ館」をオープンへ

住宅型有料老人ホーム「スリールしあわせ館」の外観
【リアルエコノミー提携】 医療法人社団大蔵会 札幌佐藤病院(札幌市東区)のグループ企業である大蔵商事(同)が家族で看取りと葬儀ができる住宅型有料老人ホーム「スリールしあわせ館」(同区伏古10条3丁目11-18)を開設する運びとなっている。8月23日・24日の2日間、施設の内覧会を行ない、入居開始は9月1日を予定している。
これまで大蔵商事は、札幌市内で10数ヵ所の高齢者対応住宅「スリール大学村館」(※スリールは仏語のスマイル)や「絆・三角点通り館」などを運営。そうした中、入居者の家族が施設で本人の最期を看取りたいと希望するケースが増えているという。
「10年ほど前は、病院で最期を迎えてほしいと思う家族が多かったのですが、最近は入居者が長年住み慣れた施設で最期を迎えてほしいと考える家族が増えています」(大蔵商事の新田里奈・統括施設長)
その場合、課題になるのが居室が狭いこと。最期が近くなると、家族が何日間かを入居者と一緒に過ごすことが多いが、大人数の場合には対応が難しかった。今回、竣工した「スリールしあわせ館」は、居室の他に家族で過ごせる個室2室を新たに設け、大人数の家族でも看取りができるようにした。家族で看取りができるこうした施設は、全国的にも珍しいという。
家族個室には、入居者と一緒に生活できるように家族用のベッドや冷蔵庫、キッチン、浴室などを完備。自宅にいるような空間で入居者の最期を看取ることができる。新田施設長は「キッチンで料理を作っている音が、入居者の耳に届き、まるで自宅にいるかのような安らかな気持ちになれると思います」と話す。居室は36室あり、広さはいずれも約17㎡、家族個室はそれぞれ22㎡と28㎡。また施設内には、家族葬を行えるスペースも用意しており、施設から離れた葬儀場を手配する必要がない。
施設にはスタッフ約20人が常駐し、医療機関や介護・福祉サービス事業所との連絡調整や家族との連絡も行なう。また、24時間対応の訪問看護ステーションが配置されており、居室での訪問介護が利用可能。看護師は札幌佐藤病院との連携で約10人(延べ)で対応する。食事は、朝、昼、夕の3食を提供、全室にエアコン、スプリンクラーを完備している。利用料金は家賃と食材料費、水道・光熱費、共益費合計で1カ月11万1000円、冬期(10月~4月)は暖房・除雪費を含み1カ月12万2500円。施設には、看取りの民間資格である終末期ケア上級専門士も常駐する。
「10年ほど前は、病院で最期を迎えてほしいと思う家族が多かったのですが、最近は入居者が長年住み慣れた施設で最期を迎えてほしいと考える家族が増えています」(大蔵商事の新田里奈・統括施設長)
その場合、課題になるのが居室が狭いこと。最期が近くなると、家族が何日間かを入居者と一緒に過ごすことが多いが、大人数の場合には対応が難しかった。今回、竣工した「スリールしあわせ館」は、居室の他に家族で過ごせる個室2室を新たに設け、大人数の家族でも看取りができるようにした。家族で看取りができるこうした施設は、全国的にも珍しいという。
家族個室には、入居者と一緒に生活できるように家族用のベッドや冷蔵庫、キッチン、浴室などを完備。自宅にいるような空間で入居者の最期を看取ることができる。新田施設長は「キッチンで料理を作っている音が、入居者の耳に届き、まるで自宅にいるかのような安らかな気持ちになれると思います」と話す。居室は36室あり、広さはいずれも約17㎡、家族個室はそれぞれ22㎡と28㎡。また施設内には、家族葬を行えるスペースも用意しており、施設から離れた葬儀場を手配する必要がない。
施設にはスタッフ約20人が常駐し、医療機関や介護・福祉サービス事業所との連絡調整や家族との連絡も行なう。また、24時間対応の訪問看護ステーションが配置されており、居室での訪問介護が利用可能。看護師は札幌佐藤病院との連携で約10人(延べ)で対応する。食事は、朝、昼、夕の3食を提供、全室にエアコン、スプリンクラーを完備している。利用料金は家賃と食材料費、水道・光熱費、共益費合計で1カ月11万1000円、冬期(10月~4月)は暖房・除雪費を含み1カ月12万2500円。施設には、看取りの民間資格である終末期ケア上級専門士も常駐する。
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