2012年04月13日
反原発デモ、北電と一触即発

「社長を出せ」―。北海道電力職員に詰め寄るデモ参加者ら
(13日午後3時43分、札幌市中央区の北電本店前)
13日午後、札幌の民間団体が反原発デモを行ない、同中央区の北海道電力本店で多数の同社職員や警官などと揉める一幕があった。デモ参加者らは正面玄関前で「社長を出せ」と要求、本店内に足を踏み入れようとしたが、北電職員がこれを阻止。掴み合い寸前まで揉めるなど、周辺が騒然となった。
警官らに説得されて北電前をあとにしたデモ参加者らは、拡声器で「また来るからな」と挑発しながら札幌駅前通を北上、北区の札幌第一合同庁舎を訪ねた。ここでも「経済産業局長を出せ」と要求したが、警備員などに阻まれ面会を断念、庁舎前で発炎筒を焚くなどのパフォーマンスを行ない、午後5時ごろ解散した。




反原発ラディカル・デモンストレーション NO NUKE YES RIOT と題したデモを行なったのは、札幌市北区の「札幌ほっけの会 2012 」。1988年に泊原発の稼動を止めようと、北海道庁ロビーを1週間にわたって占拠するなどした「ほっけの会」が母体となっている。代表の自由業・宮沢直人さん(56)は、「原子力事故の切迫感は88年のほうが大きかった。その後市民の問題意識も薄れていったが、3・11以来、またじわじわと危機感が増しているのでは」と話し、今回の行動のきっかけを「自主規制のない、自由なデモを実現しようと考えた」としている。
デモ参加者らは、社長との面会要求を事前に北電に申し入れず、いわゆる“アポなし”で同社を訪問。対応した北電職員は「騒がしいので下に降りて来たら、こんなことに。あの人たちは何なんですか」と驚いた様子だった。





北電前で警官と激しく口論し、経産局前では泊廃炉を求める宣言を読み上げた札幌市北区の無職男性(24)は、「ほかのデモもあれぐらいやっていいと思う。対話を求めるのに消費者の側からへりくだる必要はなく、衝突した後から対話が生まれることもある」と話す。関心をもって現場に足を運んだ同豊平区の男性(41)は、「私自身は、何か行動を起こすにしてももっと穏やかにいきたいが、こういう表現もあっていい」と、最後までデモの様子を見守っていた。
当日の参加者は、およそ10人。3・11以来、札幌で行なわれた反原発デモとしては最も小規模で、かつ最も過激なデモとなった。 (ん)

Posted by 北方ジャーナル at 18:57│Comments(3)
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この記事へのコメント
その格好に失笑。主張もいいけど働いて納税してからにしたら。
Posted by moon at 2012年04月17日 16:10
どんどんやれ。
納税なんて関係ないから
納税なんて関係ないから
Posted by 名無し at 2012年04月19日 09:20
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