2012年06月25日
札幌徳洲会病院の竣工祝賀会に徳田虎雄理事長が出席

駐車場を地下に備え、延床面積が2倍以上になった札幌徳洲会病院(6月24日、厚別区大谷地)
移転を目指し、厚別区大谷地の道央道近くで建設が進められていた医療法人徳洲会 札幌徳洲会病院(森利光院長・301床)の新棟がこのほど竣工し、これを受けて6月24日、内覧会と竣工祝賀会が開催された。この日は付近住民や関係者約8000人が完成したばかりの“新病院”に足を運んだほか、ALS(筋萎縮性側索硬化症)で療養中の徳田虎雄理事長(74)が人工呼吸器を装着した身で祝賀会に出席して話題を呼んだ。

祝賀会で感慨深げな表情を見せる徳田理事長
祝賀会は新棟ロビーで12時からスタート。療養生活に入ってから飛行機に乗るのは初めてという徳田理事長が車椅子で姿を現すと、会場から驚きの声があがり、いっせいに報道陣のフラッシュがたかれた。今回の祝賀会出席は、研修医として札幌徳洲会病院に入職して以来、徳洲会一筋に歩んできた森院長を我が子のように育ててきた徳田理事長のたっての希望で実現したという。
感謝と決意の思いを挨拶に込めた森院長

徳田理事長のメッセージを代読する徳田秀子氏
まず徳洲会グループを代表して虎雄氏の長男で副理事長の徳田哲氏が挨拶。続いてモーニング姿で登壇した森院長は、関係者や地域住民に感謝の意を伝えながら「この新病院は今までの2・5倍の床面積があります。地域を支えるために予防・治療・福祉の連携をはかり、医療従事者を養成するための教育病院としても頑張っていきたい」などと力強く宣言した。ステージで徳田理事長のメッセージを代読した徳田秀子副理事長は、「徳田もこの日を待ちわびていました。病の体をおして札幌まで飛んできたのも、それだけ森先生や札幌への思いが深かったからでしょう」と述べた。
その後は、高橋はるみ知事をはじめとする来賓が次々に挨拶。お祝いに駆けつけた町村信孝代議士など地元選出の国会議員らも同院の新たなスタートにエールを送っていた。

多くの関係者が参加した竣工祝賀会
新病棟は7月1日までに移転を終え、同日に全面オープンする予定。地下に広い駐車場を備え、道内一円から外傷患者を受け入れる「外傷センター」を設置するなど何かと話題が多い。その詳細については、追って本誌でレポートしたい。 (く)
Posted by 北方ジャーナル at 13:56│Comments(0)
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