2010年04月17日
「政治家として責任果たした」 ムネオが覚悟(?)の決意表明
新党大地が主催する政治資金パーティー「第5回 北海道セミナー」が札幌市内で開催され、約2,000人の党員や支持者らが集まった。(敬称略)
代表・鈴木宗男の親友かつ最大の理解者としても知られる歌手・松山千春が発起人代表として挨拶。毎年のことながら、軽妙な語り口と辛口なジョークで会場を沸かせていた。
“千春節”は今年も健在
また、来賓として三井辨雄(民主党北海道代表)と蝦名大也(釧路市長)が挨拶した後、今夏の参院選で大地から比例区で出馬する八代英太(元郵政大臣)と、道選挙区から民主党公認で出馬する徳永エリ(元TVレポーター)が決意表明。会場は参院選へ向けた事実上の総決起集会となった。
来場者に挨拶し、支持を訴える徳永エリ
大地が連携する民主党は、他に道選挙区で藤川雅司(札幌市議)も公認し、改選2議席の確保を一応の目標としている。しかし、民主党最大の支援母体である連合北海道が藤川に回ったため、徳永は無党派層の票を集めなければならない孤軍奮闘の状態だ。それを見かねた鈴木が、大地として全面的に徳永を支援すると宣言した。
本来、2人を公認した民主党と支持組織は、改選2議席の制覇に向けて一致団結しなければならないはずだ。しかし、北海道の民主党議員に集中した「政治とカネ」問題などで信用は失墜、内閣支持率も20%台にまで落ち込むなど風向きは大きく変わった。昨夏の「民主党旋風」が再来する可能性が極めて低い現状では、票読みも「×2」(倍増)ではなく「÷2」(分散)となるのは必至で、連合が「1議席に全力」となるのも無理はない。
そんな中での「徳永応援宣言」だったが、同じ民主党公認候補ながら、鈴木は藤川のことを「もう一方の候補者」と表現。まるで「対立候補」の扱いだが、2人区2人擁立という民主党のジレンマがここでも体現されていた。
また、鈴木は講演で「私は62歳。国会議員を25年やれば、政治家としての責任は果たしたと思う」と語っていた。
02年にあっせん収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕され、上告中の最高裁判決は参院選後の年内にも下されるだろう。有罪が確定すれば収監されることになるが、それを念頭に置いた言葉のようにも聞こえる。衆院の解散がなければ向こう3年間は国政選挙がないため、「その後」の体制づくりのためにも、この参院選にかける鈴木の決意を表していたようだ。 (や)
大地が連携する民主党は、他に道選挙区で藤川雅司(札幌市議)も公認し、改選2議席の確保を一応の目標としている。しかし、民主党最大の支援母体である連合北海道が藤川に回ったため、徳永は無党派層の票を集めなければならない孤軍奮闘の状態だ。それを見かねた鈴木が、大地として全面的に徳永を支援すると宣言した。
本来、2人を公認した民主党と支持組織は、改選2議席の制覇に向けて一致団結しなければならないはずだ。しかし、北海道の民主党議員に集中した「政治とカネ」問題などで信用は失墜、内閣支持率も20%台にまで落ち込むなど風向きは大きく変わった。昨夏の「民主党旋風」が再来する可能性が極めて低い現状では、票読みも「×2」(倍増)ではなく「÷2」(分散)となるのは必至で、連合が「1議席に全力」となるのも無理はない。
そんな中での「徳永応援宣言」だったが、同じ民主党公認候補ながら、鈴木は藤川のことを「もう一方の候補者」と表現。まるで「対立候補」の扱いだが、2人区2人擁立という民主党のジレンマがここでも体現されていた。
また、鈴木は講演で「私は62歳。国会議員を25年やれば、政治家としての責任は果たしたと思う」と語っていた。
02年にあっせん収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕され、上告中の最高裁判決は参院選後の年内にも下されるだろう。有罪が確定すれば収監されることになるが、それを念頭に置いた言葉のようにも聞こえる。衆院の解散がなければ向こう3年間は国政選挙がないため、「その後」の体制づくりのためにも、この参院選にかける鈴木の決意を表していたようだ。 (や)
Posted by 北方ジャーナル at 23:22│Comments(0)
│政治経済
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