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2024年01月18日

北方ジャーナル2月号の誌面から 巻頭言「また絆の力を」

北方ジャーナル2月号の誌面から 巻頭言「また絆の力を」
画像は2月号の石川寿彦氏による巻頭漫画「明日は我が身 万一のために備えよう!!」

 私は、現在発売中の2月号での巻頭言で能登半島地震を取り上げ、次のように書いた。

 

また絆の力を

  本誌代表・工藤年泰

 年が明けた元旦、サッカー日本代表がタイ代表を相手に5対0で大勝し、森安監督が笑顔で勝利インタビューを受けている時だった。いきなりテレビ画面が緊急地震速報に切り替わり、最初は冷静に状況を伝えていた女性アナウンサーが「逃げてください!」と叫びだした。津波を伴った震度7の「能登半島地震」の始まりだった。

 13年前の東日本大震災より規模こそ小さいものの、火災、家屋やビルの倒壊、断水や停電、通信障害などが一斉に発生。一週間が経過した1月8日までに168人の死亡が確認され、連絡が取れない安否不明者は323人と報じられている。

 事態を困難にしている理由のひとつが、土砂崩れなどで半島内の道路が寸断されてしまったことだ。救援物資や人員が十分でも被災地に運べなければ全く意味がない。

 2018年の胆振東部地震では全道でブラックアウトが起き、不安な夜を過ごしたことはまだ記憶に新しい。そんな中で道外の知人友人が「大丈夫?」と声をかけてくれた時の嬉しさを私は今も覚えている。

 普段は意識していないお互いの絆は、苦しい時にこそ見えてくる。今、また我々の絆の力を発揮する時だ──。




Posted by 北方ジャーナル at 00:01│Comments(0)
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