月刊誌「北方ジャーナル」公式ブログ

講演する「日本文化チャンネル桜」水島総代表

　政府が今国会での提出を検討している「外国人地方参政権付与法案」について、これを認めるべきではないとする反対集会が21日、札幌市内で開催された。「チャンネル桜を支える北海道の会」「外国人地方参政権に反対する道民の会」の主催で、参加者は約190名。

　地上波のＮＨＫはもちろん、民放各局が放送しない（できない）テーマを中心に論陣を張る衛星放送・動画配信会社「日本文化チャンネル桜」代表取締役社長の水島総氏と、自民党道連会長の伊東良孝衆院議員の講演により、この法案の危険性や反対の論拠などを参加者に解説した。

　いわゆる「外国人参政権」は、憲法解釈・国籍・帰化・主権・国防・納税・歴史観など論点は多岐にわたる。かねてより、これを推し進めてきた民主党内でも賛否が分かれているのが現状で、国民的な議論やコンセンサスが必要となる非常にデリケートな問題なのは間違いない。

　しかし、この法案に関しては自民党政権時代の連立与党である公明党も推進の立場を取っている。仮に今国会に提出されたとして、現在の国会勢力を踏まえると採決（党議拘束を前提）では衆参共に過半数を超え、ほぼ確実に可決・成立することになる。

　イデオロギー色の強いテーマではあるが、本誌では賛否論を唱える前に「もっと広く議論すべき問題」というスタンスのもと、道内選出の国会議員を始め、韓国民団や朝鮮総連（いずれも北海道本部）などの意見や主張も交えながら、この問題について考えてみたい。

　詳細は３月15日発売の北方ジャーナル４月号にて。　（や）