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2008年12月27日

「町村大したことない」ムネオ大地望年会、八代英太出馬へ

「町村大したことない」ムネオ大地望年会、八代英太出馬へ
ムネオ氏とガッチリ握手する、道5区出馬予定の小林ちよみ氏

 新党大地の「大地塾12月例会『第4回大望年会大地まつり~北海道からチェンジ!! Let's change~』」が12月27日、札幌市内のホテルで行なわれた。会場には党員や全道各地からの支持者、そして民主党の各選挙区からも秘書などが顔を見せていた。
 
 次期衆院選道5区での勝利を目指す小林ちよみ氏を紹介した鈴木宗男代表は、
「ちなみにですね、この小林さんは、大したことないです相手は。うん、あの、大したことないです。選挙区は江別、厚別、北広島、恵庭、千歳、あと石狩管内。大したことないです町村ですから。どうかみなさんねえ、ここで小林さんが勝てば、間違いなく歴史の大きな1ページを開くと思いますんでね、今言った場所でお知り合いのいる方は、小林、小林と、よろしくお願いします」

 と語った。

 鈴木代表は、「景気や雇用の一番の特効薬は、選挙ではないか。流れを変えることが一番だ。格差が広がり、国民はやる気を失っている。そのやる気を失わせたのが、小泉政権以後の新自由主義だ。強い者はあくまで強く、弱い者は立ち上がれない。勤勉を旨とした日本人が、頑張っても駄目だ、と失望や諦めの中にいる。ここは富の再配分、公平配分が必要だと思っている。ケインズ型がいいと思っているんです。都会と地方の差をなくす、持てる人持てない人の差をなくす。バランスを取る。私は世界恐慌を救ったニューディール政策を進めた、ルーズベルト大統領の指南役であったケインズの考え方が、日本にも合っていると思うんです」
 
「町村大したことない」ムネオ大地望年会、八代英太出馬へ「終身雇用や年功序列が日本には合っていると思うんです。小泉政治以後、能力主義だ実力主義だ、竹中平蔵、私から言わせれば竹中悪蔵です。いわゆる規制緩和。なんでも市場主義だとした結果、若い人たちも『ンッ、能力主義。実力主義いいど』。年寄りが大きな部屋で、大きな机で、立派な椅子に座ってふんぞり返っている。俺たちが働いて、会社持ってるんだ。能力主義だ、実力主義だと言えば、若者が呼応した。
 しかし今みなさん、非正規雇用社員だとか、契約社員だとか。フリーターニート見る時に、若い人たちもみなさん、乗せられてしまったと思うんです。自分で自分の首を絞めてしまったんですよ」
 
「来年がいよいよ、本当の勝負の年になる。11月7日に民主党の小沢代表、連合の高木会長さんにわざわざ札幌にお越しいただいて、選挙協力(の調印)をいたしました。その選挙協力は、新党大地は選挙区では民主党の公認候補をあげて応援するというものであります。民主党さんは、北海道比例区については、新党大地の議席増に最善を尽くす。これがお互いの約束であります。
 これもみなさん、種明かしをしますとね、私は『北海道比例区においては、新党大地の2議席確保に民主党が全力を尽くす』という、最初の表現だったんです。私は、今ひとつありますから、もうひとつ取れればいいと思っておったんです。
 したらさすが、民主党さんですよ。鉢呂民主党北海道代表がですね、『鈴木さん。2議席って、なんで枠はめるんだ』と。『3つ取ってもいいんでないか』と。それならば2議席なんて枠はめるよりも、『議席増』という表現がいいんでないか、と。こう言ってくれましたから、
 『いや、それならばなお有難い。ただ鉢呂先生、口先だけでは駄目ですよ』と。ちゃんとしっかり、腰の入った、お互い信頼関係を持ってやらんと駄目ですよとお願いしてですね、鉢呂代表も『わかった』と言うことでですね、この選挙協力、なってると」
 
「この選挙協力は、釧路でも実証済みです。北見でも実証済みでありますから。私は堂々とこの選挙協力の旗を掲げて、この北の大地、北海道から政権交代出来た、北海道からチェンジできた、という結果をですね、つくっていきたい」

 また、鈴木代表は会場に郵政関係者が来場していることを明らかにした。
 
「かつては自民党丸々の、大樹会というのがあったんですね。とにかく郵政のみなさんは、選挙マメだったですよね。今度は郵政のみなさんは、労使あげて小選挙区は民主党、比例区は大地と、きちっと期間限定で推してくれましたから。これまた大変ですね、私は有難いことだと思っております。どうぞ各地区のみなさんもですね、貯金は郵便局へ」とサービスに努めていた。
 
「町村大したことない」ムネオ大地望年会、八代英太出馬へ また、この日は11月の「大地塾」に続き、東京から八代英太元郵政相が来場。前回盛り上がった次期衆院選への出馬について鈴木代表は、「正式に次期衆院選、新党大地の比例候補としての出馬をお願いしたい」と語り、会場に了承を求めた。八代氏は「私の心は既に、津軽海峡を越えている。家族会議を繰り返し、東京の後援会の整理や、大学の授業の整理などもしなければならない」と語っていたが、会の半ばでは「祝い船」の替え歌で「大地船」なる曲までカラオケで熱唱するなど、まあ、これは決まりだな、という印象を持った。鈴木代表は抽選会終了後にも「ぜひ来年は、八代先生にいいご返事を頂きたいですね。何卒よろしくよろしくよろしくよろしく、よろしくお願いいたします」と、5回も「よろしく」を繰り返していた。
 
 鈴木代表は記者団に対し、「注目選挙区は5区、11区、12区。自民党がこれまで議席を守っている場所。まあ、『大物』という言い方がどうかはわからんけども」と語った。
 
 さらに参院選で一度も多原香里氏の応援をしなかった小平忠正衆議のいる道10区での選挙協力について、「世論調査的には小平さんは楽な戦いを進めている。ただ、もう一方の自民党の代議士さん(飯島夕雁衆議)も、逆に同情を買うようなタイプの人ですからね、そこでまた、あのう、風が吹くかも知れませんからね、小平さんもそうそう、漫然と左団扇でいられるとは限らない」と分析し、具体的な協力については「こっちはちゃんとやる。ただ、小平さんがこっちに協力してくれるか、全く動きなければこっちはしなくていいんですから。その点は割り切ってやります」と述べた。
 
 また、北見市長選で落選した元市長の選対総本部長を自称しながら、開票日当日に選対事務所に姿を現さなかったことで一部で注目を集めた、独特なセンスのキャッチフレーズづくりで知られる武部勤元幹事長について、「天皇誕生日の日に武部さんに会って、『いや、鍛えられてます』という言い方してましたよ。こっちは鍛えてるつもりないんですけどね」と話していた。(ご)


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Posted by 北方ジャーナル at 20:06│Comments(0)政治経済
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