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2023年09月15日

北方ジャーナル2023年10月号

北方ジャーナル2023年10月号



8月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】告発・陸の蟹工船

長期虐待 隠蔽か
障碍者から年金詐取の疑い
恵庭の牧場などに賠償請求


北方ジャーナル2023年10月号
知的障碍のある人たちが劣悪な環境で休みなく働かされ、計5000万円以上の年金を詐取されていた。当地の自治体は5年以上前にその疑いを把握していたが、障碍者たちの雇用主が元議員であると知り、見て見ぬふりを決め込んだ――。そんな告発の声が上がったのは、8月下旬のこと。語られる被害が事実なら、およそ信じ難い人権侵害が、否、あきらかな犯罪行為が長期間見過ごされてきたことになる。舞台は札幌近郊の恵庭市。言うまでもなく、この21世紀の出来事だ。

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【報道】“核のゴミ”レポートPART35 最終処分地の選定に影響を与える寿都町議選の行方

小さな町の大きな選択
いま、地元振興と片岡町政の
チェック機能を果たす議会へ


北方ジャーナル2023年10月号
10月3日、“核のゴミ”最終処分場の候補地選定に向けた「文献調査」が終わった後志管内寿都町で、町議会議員選挙が執り行なわれる(告示は9月28日)。有権者数は2330人。9月初めまでに定数9に対し11人の立候補が確実視されており、少数激戦の様相に──。基幹産業である漁業と水産加工業の活性化をはじめ、少子高齢化や子育ての対策、観光振興など課題は山積しているが、「概要調査」の是非を問う住民投票が焦点になる中、議会側が片岡町政をどうチェックしていくのか、その試金石になる選挙といえる。立候補予定者の顔ぶれや核ゴミ問題をめぐる町議会の経緯、さらに事前調査の行方など寿都町議選の周辺を取材した。  (ルポライター・滝川 康治)

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【報道】寿都町議選のもうひとつの争点──「地元の社福と町長の危うい関係」

町議選に出馬する新人候補が
追及する片岡町政の死角とは


北方ジャーナル2023年10月号
9月28日に告示され10月3日に投票を迎える寿都町(片岡春雄町長)の町議会議員選挙(定数9)で、立候補を予定している異色の新人が田原誠氏(74)だ。寿都に生まれ近年故郷にUターンしてきた田原氏は核のゴミ持ち込みに反対するひとりだが、「そもそも問題の本質は片岡町長が長期独裁を敷いてきた弊害にある」として独自に調査・追及を続けている人物。核のゴミ問題の影に隠れた、地元の社会福祉法人徳美会がらみの片岡町政の死角とは──。    (本誌編集長・工藤年泰)

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【環境】双日の風車計画中止を勝ち取った住民団体が報告会

「最高の結果」を得た一方で
風力開発が各地で進む現実


北方ジャーナル2023年10月号
東京の大手総合商社双日が小樽市と余市町にまたがる毛無山周辺の国有林に計画していた風力発電施設の建設は、既報のように小樽市長の反対表明で6月中旬、中止に追い込まれた。この結果を受けて、住民団体「小樽余市の巨大風力発電から自然と生活を守る会」が9月2日午後、小樽市内で市民報告会を開いた。集会では「最高の結果」と評価する一方で、仁木や余市町、石狩湾など周辺地域で進む風車の建設計画に反対していくため、同月23日に新たな住民団体を立ち上げることを明らかにした。           (武智敦子)

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【シリーズ・住宅不動産情報】⑪──病院、パチンコ店、物販店の跡地はどうなった?

禎心会病院跡にスシロー、かつや
パーラー太陽跡地にはキャロット


北方ジャーナル2023年10月号
街には病院やオフィスビル、パチンコ店、商業施設など多くの建物が建っている。それらのひとつひとつが街角の景色を作っているが、いつの間にかこれまでの建物が消え、新たな施設が姿を見せていることがある。不動産は生き物のように姿を変え、街の新たな景色を作っていく。私たちが抱く街の印象は建物によって影響され、これまでの印象と全く違うものになることもある。今月の住宅・不動産情報は、姿を変える街の現場を追ってみた。    (佐久間康介)

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【ニュース】

■国内初、郵便局で乗車券販売始めた
 網走の足。デマンドバス「どこバス」

 ──糸口見えない路線バス赤字対策の一助に

■道新労組が会社に説明など要望
 局次長急逝問題で組合員に動揺

 ──本誌の「遺族と接触」報道は否定、内容証明で訂正要求

■独自に掘り下げたゲームの世界観
 同人誌発行の荒木聡さんの追悼展

 ──市立小樽文学館で10月1日まで開催中

■道立看護学院初の試み、江差で
「プチインターンシップ」募集中

 ──看護教員募集の一環、来年1月まで

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【企業】新たな産直に取り組む根室・歯舞漁協の乱橋一平さんに訊く

いま魚の本当の美味さを
ひとりでも多く伝えたい

浜から直接届けるネット産直に活路


北方ジャーナル2023年10月号
道東・根室の歯舞漁協に所属し、漁師の3代目として活躍する乱橋一平さん(40)。獲った魚をいかにストレスなく締めて、美味しい状態で届けることに日々心を砕く、人一倍「お魚愛」の強い漁師だ。その乱橋さんは最近、札幌の企画会社とタッグを組み、付加価値の高い魚を居酒屋や料亭に直販する仕組みづくりにも挑戦している。将来を見据えた漁師としての取り組みをはじめ浜と顧客をダイレクトつなぐ新たな直販システムの可能性を乱橋さんに訊いた。
    (8月23日取材・工藤年泰)

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【医療】
地域に根ざして7周年を迎えたカレス
サッポロ「よつば家庭医療クリニック」


訪問と外来で患者に寄り添う
「診療科の垣根」を超えた医療


北方ジャーナル2023年10月号
社会医療法人社団カレスサッポロ(大城辰美理事長)が全国初の取り組みとして2016年9月、札幌市東区に開設した地域包括ケア拠点施設「カレスプレミアムガーデン」。この複合施設で外来や訪問診療に取り組み、地域住民に頼りにされているのが「よつば家庭医療クリニック」だ。同クリニックの所長・小西徹夫医師(42)は、医大生時代に親族を看取ったことを契機に診療科目にとらわれず患者を診る「家庭医」の道へ進んだ経歴の持ち主。超高齢化時代を迎え、社会的に在宅医療や看取りの重要性が増す中、開院7周年を迎えた同クリニックの現在地と今後の目標を小西医師に訊いた。         (8月17日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【企業】

陸上養殖の普及を目指す一大拠点
「杜のサーモンプラント・東神楽」

エア・ウォーターが技術と知見を結集


北方ジャーナル2023年10月号
旭川のベッドタウンで「花のまち」として知られる上川管内の東神楽町。この道北の地方都市で今年5月末から稼働を始めたのがエア・ウォーター(本社大阪)が手がける初の陸上養殖施設「杜(もり)のサーモンプラント・東神楽」だ。ここで展開されているのは完全屋内によるニジマスの養殖事業。ほかの魚介も一緒に育てる複合養殖や、魚を育てる際に出る排水で水耕栽培し、排水低減と農作物生産の一挙両得を目指すアクアポニックスなどさまざまな独自の試みも目を引く。これまでにない事業が動き出したことに、地元・東神楽町も歓迎ムードだ。エア・ウォーターが目指すのはこの施設をショールームとして、自社の陸上養殖プラントを普及させていくことにあるという。                   (8月9日取材)

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【企業】北一ミートの田村健一社長が語る「成長の理由と軌跡」

ミスを怒らずノルマを撤廃
「仕事を楽しく」で成長軌道


北方ジャーナル2023年10月号
タナベコンサルティンググループ(東京本社・東京都千代田区)のタナベコンサルティング食品価値創造研究会が8月29日、食肉の加工卸販売や食品加工、飲食店運営などを展開している北一ミート(本社・札幌市東区)を視察した際、同社の田村健一社長が「北海道から発信するグローカル戦略」と題して自社の取り組みについて講演した。これまでの采配で社員たちのやる気を引き出し、会社を成長させてきた北一ミートの「成長の理由と軌跡」を紹介する。             (佐久間康介)

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【寄稿】ゼロカーボン実現への課題(㈱あかりみらい代表取締役 越智文雄氏)

カーボンニュートラルが間に合わない
いち早く取り組む以外に解決策はない


カーボンニュートラルの実現と電気料金対策としてLED化はすでに常識。しかし公共分野では遅々として進んでいない。それどころか、全国的に安定器の寿命が来て供給が間に合わないと局所的ブラックアウトもあり得る。立ちふさがる諸課題にはいち早く取り組むしかない。

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【連載】ルポ「ひきこもり」97──末期がんで亡くなった当事者の半生から

できることを出し合い力にする
それが価値ある組織ではないか


北方ジャーナル2023年10月号
末期がんで闘病していた札幌市内の当事者の男性(58)が8月下旬、亡くなった。この男性は、26歳で双極性障害、いわゆるそううつ病を発症。3、4年ごとにうつでひきこもりを繰り返したが、家族の支えや仲間との出会いで乗り越えてきた。同月27日には「北海道ひきこもりの老後を支え合う連絡協議会」(道ひ老連協)発足記念イベントで講演する予定だったが、その願いは叶わず。この日は本人の友人で当事者のとりさんが代わって壇上に立ち、「がんになったことで自分は生かされているという気づきを得た」という男性の思いと生き方を参加者に伝えた。 (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【94】

開戦を指示した歴史的電文を
中継した稚内赤れんが通信所

貴重な戦争遺産を崩壊から守れ


北方ジャーナル2023年10月号
ハワイ真珠湾攻撃への暗号電文「ニイタカヤマノボレ一二〇八(ヒトフタマルハチ)」を太平洋上の艦船機動部隊に中継送信したことで知られる旧海軍大湊通信隊稚内分遣隊幕別送信所(通称・赤れんが通信所)。稚内市恵北にある、この送信所跡を保存しようとする動きが加速している。通常は立ち入ることができない旧送信所を8月下旬、稚内市と市民団体の協力で取材し、重要棟の崩壊が進んでいる現状などを確認できた。太平洋戦争の口火となった電文を送った旧送信所の保存と観光資源としての再生への議論が必要ではないのか。
  (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】
●銃所持訴訟で札幌高裁が現場を「検証」 ヒグマ駆除状況など確認
●賛成? それとも反対? 「札幌オリパラ公開討論会」で談論風発
●経営未来塾でラピダス起工式直後の西村経済産業大臣講演
●大和ハウスが洗練のアーバンライフを実現! プレミスト札幌環状通東ステーションサイド
●約9千人が地元の食を満喫! 「アンデルセングルメ祭り」が4年ぶりに復活
●菊地絵理香が地元で栄冠‼ 北海道出身者がニトリレディスで初優勝
●数多くの道民に長く親しまれた駅ビル・エスタの一番長い一日
●「SORACHI 1984」の樽生が味わえるスタンドバーがJR札幌駅改札内に誕生
●4年ぶりのTHE EAGLE GOLF CUP ドライバー巧者の石塚プロが初優勝
●SATO助成金センターがドローン国家資格取得を積極的にサポート

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*新設企業情報
*古本屋女房の“古本的日常"
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 特別授業
*夏井功の夜を駈ける車イス
*よいどれブンガク夜話
*ソレでもナマがすき?
*視点 公共交通をどうする?
*人物株価
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『うみのきらきら“ぼくのハネムーン”』

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