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2023年11月15日

北方ジャーナル2023年12月号

北方ジャーナル2023年12月号



11月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】告発・絶望の学府㉘

道「因果関係」否定
遺族らの不信招く手のひら返し
江差パワハラ死、示談交渉暗礁


北方ジャーナル2023年12月号
一昨年から本誌面で報告を続けている北海道立江差高等看護学院のパワーハラスメント問題で、在学生の自殺事案をめぐり北海道が第三者調査の結果を否定する認識を示し始めた。本年5月には知事や担当部局が学生の死とハラスメントとの「相当因果関係」を認めて頭を下げているが、ここに来て一転、「そうとは言い切れない」との主張。謝罪から僅か半年後の豹変に、亡くなった学生の遺族は強い失望感に苛まれている。

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【報道】道警不祥事から考える〈66〉

現金盗、未発表か
道警不祥事“第3四半期”速報
盗撮報道の巡査には“余罪”も


北方ジャーナル2023年12月号
2023年もまた、懲戒処分などの全件公表を免れる“特権”は揺るがなかった――。地元警察の直近の不祥事記録を紐解くと、相も変わらず未発表が疑われる事案が複数あったことが見てとれる。うち1件は地元紙の独自取材であかるみに出ることとなったものの、ほかの報道大手が後追いするには到らず、別の1件は報道された形跡がない。定期的な公文書開示請求であきらかになった事実、取り急ぎまとめて報告を。(小笠原 淳)

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【報道】性的少数者に法の下の平等を⑥

司法の英断を――
LGBT当事者が最後の意見陳述
「結婚の自由」札幌訴訟、二審終結


北方ジャーナル2023年12月号
地元裁判所への提訴から4年半あまり、一審で全国初の違憲判決を得てからは2年半が過ぎる「結婚の自由をすべての人に」札幌訴訟。婚姻の要件を異性間に限定せず、差別的取り扱いを解消するよう求めるその闘いは、来年3月にも2度めの判決言い渡しを迎えることになる。事実審として最後の口頭弁論となった10月末の法廷では、当事者らが改めて意見陳述に臨んだ。足かけ6年、文字通りの春は訪れるのか――。 (小笠原 淳)

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【国際】戦時下のウクライナを歩いた元朝日新聞記者が札幌で報告会

「ロシアとの戦争」で国民が
ひとつになったウクライナ

プーチンの犯罪とロシアの帝国主義


北方ジャーナル2023年12月号
昨年2月24日に突如始まったロシアのウクライナ進攻。戦況に関するニュースは日々報じられても、戦火の下で生きる人々の声はほとんど伝わってこない。ロシア軍による砲撃やミサイルによる街の破壊、地下壕での避難生活や拉致監禁、性暴力、そして虐殺──。そんな人々の生の声に耳を傾けようと昨年11月から1カ月半、現地を取材したのが元朝日新聞記者でジャーナリストの岡野直(おかの・ただし)氏だ。その岡野氏が10月13日、「札幌なにかができる経済人ネットワーク」(呼びかけ人・越智文雄氏)の招きで来札し、市内で講演を行なった。今回の戦争の背景、そして市民たちの現在は──。ウクライナとロシアに精通している岡野氏のリアルな報告に耳を傾けてもらいたい。(工藤年泰・武智敦子)


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【環境】仁木町の風力発電学習会で日本熊森協会代表の室谷悠子弁護士が講演

再エネの犠牲になる豊かな森
いま行政を動かす住民パワー


北方ジャーナル2023年12月号
「仁木町の風力発電を考える会」(穂積豊仁代表)主催の「STOP風車学習会」が10月28日、仁木町内で開かれ、弁護士で一般財団法人日本熊森協会(本部・兵庫県西宮市)の代表を務める室谷悠子さんらが自然保護運動の立場から風力発電の問題点を報告した。「風力発電による森林破壊にどう対応するか」をテーマに登壇した室谷さんは、再エネ課税や建設禁止区域の設定で開発抑制を狙う青森県などの各地の動きを紹介し、「地域の人の声が行政を動かす。輪を広げていくとまちが変わる」と訴えた。(武智敦子)

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【シリーズ・住宅不動産情報】⑬──札幌圏で進む5千坪級宅地造成

高騰の調整が進む宅地価格
平常時相場に近づき底脱出


北方ジャーナル2023年12月号
物価高につれて金利も上がり始めているが、不透明なのが賃金上昇。そうした中で住宅需要、とりわけ戸建て需要がどう影響を受けるのか見通せない状況が続いている。そんな不安要素を抱えながらも、札幌市や北広島市、恵庭市では5千坪級の宅地造成が相次いでいる。一昨年から昨年にかけてのウッドショックの建築費高騰にスライドして宅地価格も高騰したが、今年に入ってからは価格調整が進み、戸建て需要も持ち直し傾向になってきた。5千坪級大型造成物件の今を追ってみた。   (佐久間康介)

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【環境】札幌市・山口処分場の新幹線残土搬入問題を追う

住民団体が工事の中止と原状
回復を求めて市議会に陳情へ


北方ジャーナル2023年12月号
札幌市手稲山口地区の一般産業廃棄物処分場(山口処理場)で進む北海道新幹線・札樽トンネル(小樽・札幌=26・2キロ)の要対策土の搬入をめぐり「有害掘削土に反対する住民の会・連絡会」などの住民らが札幌市議会に残土受け入れの中止と原状回復を求める陳情を11月中に行なう。要対策土はヒ素など自然由来の重金属が基準を超えた土壌で、JRTT鉄道・運輸機構が有害物質を遮水シートで封じ込める対策を行なっている。だが、同会の堀井克幸代表は、遮水シートは破断の恐れがあることや、粉塵に含まれるヒ素濃度の測定が行なわれていないなどと問題点を指摘。「住民の健康に被害を及ぼす危険性を知りながらの強硬搬入は未必の故意に当たる。場合によっては法的措置も視野に入れている」と話している。     (武智敦子)

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【企業】コープさっぽろ、地産地消の再エネ電力を100店舗に供給

全道2百カ所に太陽光発電所
電力使用量の14%を自己託送


北方ジャーナル2023年12月号
コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、グループ会社のトドック電力(本社・札幌市中央区)を通じ、太陽光発電所で発電した電力を「自己託送」によって全108店舗のうち100店舗に供給する。このためコープさっぽろは、全道200カ所に太陽光発電所を建設し、2024年度中に全店舗で消費する電力のうち約14%(約19キガワットアワー/年)を自前化する計画だ。電力料金削減効果として年間2億円も見込む。再エネ電力を使う側から「作る側」へ踏み込む生活協同組合の取り組みを紹介する。

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【ニュース】

■尋問で名和氏がパワハラを否定し
 北大総長解任損害賠償訴訟が結審

 ──異例の早期結審で判決を急ぐ札幌地裁

■HBCドキュメンタリー映画化
 野次排除「劇場拡大版」全国公開

 ──今月20日には札幌・シアターキノで先行上映

■千歳・ラピダス進出に「待った」
 市民有志が市と議会へ公開質問

 ──子育て中の女性など、土壌や水質への影響懸念

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【オホーツク特集】網走市長 水谷 洋一氏に訊く

看板の“交流”が復活した網走
食と観光、子育てを一層支援


北方ジャーナル2023年12月号
網走市は今年、能取湖のホタテ稚貝の大量死や酷暑による農作物へのダメージに加え、昨春に知床沖で起きた観光船事故の影響で観光面でも苦戦を強いられた。それらの課題と向き合っているのが、昨年11月から4期目に乗り出した水谷洋一市長(60)だ。公約の「子育て世代に寄り添う」政策では幼稚園や認定こども園、保育園、小中学校の給食無償化に踏み切り、若い世代の負担軽減を実現。来年10周年を迎える「オホーツク網走マラソン」では道外参加者のリピーター率が約4割を占め、エントリーが増加するなど好材料も少なくない。アフターコロナの中で未来を見据え采配をふるう水谷市長に、まちの現状と展望を訊いた。
(10月25日収録)

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【オホーツク特集】北見市長 辻 直孝氏に訊く

辻市政3期目で課題山積の北見
地域DX化とカーリングに活路


北方ジャーナル2023年12月号
北京冬季五輪におけるロコ・ソラーレの銀メダル獲得という快挙、書かないワンストップ窓口がデジタルオフィスのモデルケースとして全国的に注目されるなど、コロナ渦中でも明るい話題が多かった昨年の北見市。だが今年は市役所でパワハラもみ消し疑惑が浮上し、社会問題として大きく報じられるなど逆風にも晒された。現職として9月の市長選で勝利した辻直孝氏(70)だが、アフターコロナのまちづくりを含め課題は山積している。3期目に乗り出した辻市長にパワハラ問題への対応や今後の施策展開を訊いた。 (10月26日収録)

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【オホーツク特集】紋別市長 宮川 良一氏に訊く

痛手受けた汚職事件を乗り越え
市政の信頼回復と活性化に全力


北方ジャーナル2023年12月号
目玉政策のひとつだった本州からの移住を推進する「避暑地化構想」を巡る汚職事件で大きなダメージを受けた紋別市。幹部職員の逮捕・起訴もさることながら、関連事業の停滞や職員の萎縮という二次的な影響も見過ごせない。全国2位と好調なふるさと納税、ビジネス・観光で入り込みが回復するなど明るい材料も増えてきたが、医師不足による地域医療の危機は解消されず、中国による日本産水産物の輸入禁止の影響も懸念される。汚職事件の検証も道半ばで、待ったなしの状況が続いている宮川良一市長(69)に今後の市政の舵取りを訊いた。 (10月27日収録)

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【特集 オホーツク観光2023】

白い大地からの誘い

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【医療】
札幌東徳洲会病院の新院長に
就任した山崎誠治医師に訊く

ソフトとハードを再構築して
「断らない救急医療」を目指す


北方ジャーナル2023年12月号
24時間救急対応の急性期総合病院として知られる、医療法人徳洲会 札幌東徳洲会病院(札幌市東区・336床)の新院長に、10月1日付けで副院長・循環器内科部長だった山崎誠治医師が就任した。前院長の太田智之医師は総長という役職に就き、運営法人の常務理事として本部とのパイプ役を担う。新型コロナの対応で受け入れが落ち込んでいた救急救命医療を山崎院長と太田総長が力を合わせて立て直すのが今回の人事の狙い。山崎院長に「断らない医療」にかける意気込みを訊いた。(10月23日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【医療】北海道がんセンター名誉院長
西尾正道 医師に訊く「がんと放射線」(前篇)

似非科学と強欲資本主義で
隠蔽された内部被曝の真実

いまトリチウムの危険性の直視を


北方ジャーナル2023年12月号
日本では1950年代から小児白血病や乳がん、すい臓がんなどが増えている。この事実には、核保有国が大気中で行なった核実験で飛散した放射性微粒子を体内に取り込んだことによる内部被曝が関係していると、北海道がんセンター名誉院長の西尾正道医師は指摘する。おりしも福島第一原発でたまり続ける放射性物質トリチウムなどを含む処理水の海洋放出が8月から始まり、漁業や健康への被害の懸念も出ている。そもそもトリチウムとはどんな物質でどのような危険を孕んでいるのか。内部被曝を利用したがんの放射線治療に携わってきた西尾医師に訊いた。(武智敦子)

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【連載】〝農と食〟北の大地から

国内で最大規模の放牧養豚を続ける「エルパソ牧場」の営みから

最後に家畜として命を頂戴しても
生きている間は動物の幸せを保証


北方ジャーナル2023年12月号
今から23年前、帯広市内でレストラン「ランチョ・エルパソ」を経営する平林英明さんは、“こだわりの豚肉”を生産するために10頭ほどの豚を購入し、放牧養豚を始めた。のちに同じ十勝の幕別町忠類地区に牧場を移転し、30ヘクタールの広大な敷地で生産を続ける。現在は繁殖豚と肥育豚を多数飼育し、複数の豚の親子による共同生活や放牧地での土の掘り返し、泥浴び、配合飼料の不断給餌や自由な飲水…と、豚たちの行動の自由を保証し、アニマルウェルフェア(家畜福祉)の達成度は高い。近年はドイツから放牧に適した希少種の豚を導入し、特色のある牧場づくりもめざす。10月末、久しぶりに「エルパソ牧場」を訪ね、創業者の平林さんから現在までの歩みや今後の課題などを訊いた。(ルポライター 滝川 康治)

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【連載】ルポ「ひきこもり」99──それぞれの道を歩み始めた母と娘

葛藤と対峙しつつ娘を送り出し
分かった自身の課題と得た希望


北方ジャーナル2023年12月号
ひとり娘が独立し、最近アパートで暮らしを始めたばかりだという家族会の母親Мさん。幼い時から過保護、過干渉で育てたので、内心では子どもを手放したくなかったという。今回のレポートは、そんな葛藤と対峙しながら娘を笑顔で送り出すまでの母親の姿だ。残された夫婦2人の暮らしは静かに流れていくが、そんな中でも過去に患った拒食症の影響を痛感したり、他者と自分を比べてしまう性癖に気づくなど、小さな波風も経験している。「人の評価を気にせずに生きていきたい」。そう語る母親に子離れの苦労や今後どう生きるかを訊いた。    (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【96】

使われなかった猿払村の
「旧陸軍浅芽野飛行場」跡

ソ連に備えた突貫工事の犠牲者


北方ジャーナル2023年12月号
道北の猿払村に戦時中、旧陸軍の専用飛行場として浅芽野(あさじの)飛行場が建設されたことを知る人はほとんどいないだろう。当時、対ソビエト、千島・カムチャッカ方面の防衛を目的に建設された軍用飛行場で1944年冬までにほとんど完成したが実際に使われることはなかった。工事では地元の人々や学生、朝鮮半島出身らが過酷な労働を強いられ、犠牲者も相次いだとされる。10月末に現地を訪れると、かつて天北線にあった「飛行場前」駅のホーム跡と引き込み線の橋脚跡だけがわずかに残っていた。 (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】
●「命より大切な仕事ない」――パワハラ死遺族らが高校生に啓発授業
●4年ぶり「矯正展」、敷地外初開催 野菜直売など不動の人気
●コープさっぽろが10月に組合員数200万人を達成
●地元網走産の海の幸が充実 マリン北海道の「魚屋本店」
●花咲や北海しまえびがお買得「まるごと根室直送市」大盛況
●「北海道どさんこプラザ」が果たす道産品事業者支援や地域の魅力発信
●ISHIYAとロッテが夢のコラボ「雪見だいふく×白い恋人」発売
●ススキノ探訪「クラブルーム東湖」お客様ファーストの名店
●日中平和友好条約締結45周年記念チャイナフェスティバル2023札幌
●現役50周年の佐藤のりゆきがファンとの集いでトークショー

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*新設企業情報
*古本屋女房の“古本的日常"
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 特別授業
*夏井功の夜を駈ける車イス
*よいどれブンガク夜話
*ソレでもナマがすき?
*視点 公共交通をどうする?
*人物株価
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『池袋』

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