さぽろぐ

新聞・ニュース  |札幌市東区

ログインヘルプ


 › 月刊誌「北方ジャーナル」公式ブログ › バックナンバー › 北方ジャーナル2019年10月号

2019年09月14日

北方ジャーナル2019年10月号

北方ジャーナル2019年10月号



9月14日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。


【報道】首相批判封殺の波紋2

「事実関係を確認中です」
野次排除、沈黙続ける道警
デモ無断撮影は「適正」主張


北方ジャーナル2019年10月号
本誌前号で報告した、首相演説の野次排除問題。対応の適正性や排除の要件を問われている北海道警察は、その日から1カ月以上が過ぎてなお沈黙を貫き続け、「事実関係を確認中」と繰り返している。当事者らが起こした抗議デモでは、警察官が参加者を無断撮影するという新たな“事件”も発生、さらなる激しい抗議を招いた。もしも「時間が解決する」と高を括っていた警察幹部がいるとしたら、その読みは甘かったと言わざるを得ない。当事者の声が鎮まる兆しはないからだ。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【原発】“核のゴミ”レポートPART10 幌延の研究期間「20年程度」を反故にする原子力機構

「道民は騙されたのか」
「核のゴミ」処分研究施設の
延命図り露骨な協定違反


北方ジャーナル2019年10月号
道民や自治体との約束を守れない組織は信頼を失い、疑念や不安をより深めていく──。道北の幌延町で“核のゴミ”処分研究を進める日本原子力研究開発機構は8月2日、研究期間を「20年程度」としていた約束を反故にして、最低でも10数年ほど延長する方針を固め、関連協定の当事者である北海道と幌延町に提案した。しかし、この町の原子力関連施設問題には約40年におよぶ経緯があるだけに、「研究施設の周辺地域がなし崩し的に最終処分場にされるのでは?」との道民の疑念は今も消えていない。今回の計画案の周辺と深層を探った。(ルポライター・滝川 康治)

----------------------------------------------------------------------

【報道】札幌の宇奈整骨院が保険金詐欺で摘発された理由

「交通事故関係の患者と
グルなら何でもできる」


北方ジャーナル2019年10月号
被保険者が病気やケガ、死亡したと見せかけて多額の保険金を騙し取る詐欺事件が後を絶たない。今回報告する事例は札幌の整骨院を舞台にしたものだ。「交通事故専門」「元警察官」を売り文句にして患者を集めていた柔道整復師が7月下旬、詐欺の疑いで道警に逮捕されている。周辺を取材して浮かび上がってきたのは、患者集めのために違法な看板を林立し、患者とグルになって保険会社を騙していた悪質極まる手口だ。(本誌編集長・工藤年泰)

----------------------------------------------------------------------

【報道】互助会最大手で組合潰しの疑い

「正社員」1%未満――
冠婚葬祭大手ベルコで労使問題
雇用契約せず使用者責任逃がれ


北方ジャーナル2019年10月号
会員から事前に掛金を預かって葬儀などを引き受ける冠婚葬祭互助会。その最大手にして創立半世紀を迎えた業界の雄が今、労使問題に揺れている。北海道の従業員が初めて労働組合を立ち上げた直後、関係者らが軒並み“解雇”される事態が起きたのだ。典型的な「組合潰し」と言ってよい対応だが、のちに司法と行政の場で問われた争いで、驚くべき事実が明かされることになる。即ち、社員は「社員」に非ず――。(小笠原 淳)


----------------------------------------------------------------------

【胆振東部地震】震災から1年。むかわ町・安平町の今

“復興、途半ば”に差す光
試練に向き合い選択した
創造的復興のまちづくり

北方ジャーナル2019年10月号
北海道で過去最大となった最大震度7の激震、その間もなく発生した道内全戸停電(ブラックアウト)。規模の大小はあれど全道民が被災者となった北海道胆振東部地震から1年が過ぎた。この地震で特に大きな被害を受けた厚真町・むかわ町・安平町は被災3町と呼ばれているが、あれから1年の間でこれら自治体の復旧・復興はどの程度進んでいるのか。また、人々の意識に変化は──。本稿ではいわゆる被災3町のうちむかわ町と安平町に関する事柄を中心に、各町長への面談取材の内容も織り交ぜながら、ふたつのまちの「これまで」と「これから」を探った。(髙橋貴充)

----------------------------------------------------------------------

【社会】ルポ 「ひきこもり」49 ──不登校に向き合い、がんに倒れた女性【後篇】

駆け抜けた58年の生涯
他者の苦しみを理解する人として命を全う


北方ジャーナル2019年10月号
がんを発症し残された時間がわずかだと悟った女性は、自分の半生を振り返る作業を続ける中で子供たちがなぜ学校へ行けないのか、なぜ苦しんでいるのかを理解した。以来、病を押して子供の不登校やひきこもりで悩んでいる母親たちに情報の発信を続け、行政に対しても支援を求めながら58年の生涯を駆け抜けていった。前号でも紹介した白鳥文絵さん(仮名)の歩みを辿りながら、命をかけて残したメッセージを紐解いてみた。(武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【経済】路地裏経済ウォッチ・増殖する「コンビニ型フィットネス」

年中24時間利用の手軽さがブーム
「近くて便利」のトレンドは続くか


北方ジャーナル2019年10月号
街中を歩くと、老朽化した建物の解体やビルの建設、店舗の閉店やオープンなどまちの新陳代謝が生き物のように伝わってくる。こうした路地裏から見えてくる景色の変化は、経済のトレンドの写し絵でもある。今回は、出店が急拡大している「JOYFIT24」「FiT24」「Fitness24」など「コンビニ型フィットネスジム」の現状を探ってみよう。(佐久間康介)

----------------------------------------------------------------------

【文化財】中国資本に買収された夕張鹿鳴館と和光荘の行方

“放置プレー”はいつまで?
オーナーに問われる文化財の価値意識


北方ジャーナル2019年10月号
国の登録有形文化財「夕張鹿鳴館」(旧北炭鹿ノ谷倶楽部、夕張市鹿の谷2)の存続が危ぶまれている。同施設を所有する中国系企業「元大グループ」(東京)が2年前に夕張市から買収したリゾート4施設を今年3月に香港系ファンドに転売。夕張鹿鳴館については所有し続けているが、施設は閉鎖され再開の見通しがつかない状況だ。同グループは大正期建造の歴史的建造物で重要文化財級の学術的価値があるとされる小樽の「和光荘」(旧野口喜一郎邸、潮見台2)も買収しており、こちらも同じ憂き目にあっている。中国資本に買収された文化財の周辺を追った──。(武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【ニュース】

■目指すは「積丹半島スピリッツ街道」
 北洋銀・日本公庫などが地域を支援

 ──地域の未利用資源で産業を創出する「積丹GIN事業」

■優生法「除斥期間」など争い続く
 審理佳境、年度内に原告尋問か

 ──国は飽くまで「国賠法で救済可能だった」主張

■すでに1600万円強を確認か
 函館消防不正手当、10月報告へ

 ──公式にはなお「調査中」と消防本部

■恐喝未遂巡査部長、不起訴処分
 不祥事“第2四半期”全件未発表

 ──盗撮の巡査部長は起訴の有無不明

■小樽に寄った「ピースボート」の乗客が
 市民科学者の案内で「原発と海」を学習

 ──海水温測定で知られる斉藤武一さんが岩内港の現状などを紹介

----------------------------------------------------------------------

【行政】就任丸1年を迎えた余市町・齊藤啓輔町長に訊く

元外交官のグローバル視点で
「よいち」全体の底上げを図る

若きトップが挑むまちづくり

北方ジャーナル2019年10月号
北海道のリーダーとして30代の鈴木直道知事にバトンが渡されて4カ月余り。道政に徐々に「鈴木カラー」が出始めている中、ちょうど今から1年前の9月、人口約1万8000人の余市町(後志管内)の町長に同じく30代で就任したのが齊藤啓輔氏だ。鈴木知事より1歳若い37歳のリーダーが余市の古い体質を打ち破り、新しいアイデアでまちを盛り上げようとしている。8月下旬、この1年間を振り返ってもらいながら「よいち活性化」のための秘策を訊いた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

----------------------------------------------------------------------

【観光】2019函館観光

秋色に彩られた歴史のまちへ


----------------------------------------------------------------------

【企業】

環境保全、食の安心を担保する拠点
道内最大規模の「環境分析センター」


地域を下支えする北海道エア・ウォーターの新施設


北方ジャーナル2019年10月号
エア・ウォーター(本社大阪)グループの道内事業会社、北海道エア・ウォーター(本社札幌)は7月8日、札幌市豊平区月寒東の自社敷地に道内最大規模の分析施設「環境分析センター」を新設、本格稼働させた。総工費は約12億円。鉄骨造3階建て、延床面積2795㎡の建物には、水質に大気、食品などさまざまなカテゴリーの成分を分析できるハイテク設備が充実している。こと食品分析に関しては、2020年4月から加工食品の栄養成分表示が完全義務化されることから、同センターのような分析のプロへのニーズが急増することは想像に難くない。そのタイミングで動き始めた新たな一大拠点。環境保全や食の安心・安全を下支えする同センターの仕事の現場をレポートする。(8月22日取材)

----------------------------------------------------------------------

【インタビュー】
すすきの祭りの刷新でまちを盛り上げる
すすきの観光協会・大島昌充会長に訊く

すすきのの持つ可能性は無限
夢は祭りを中島公園まで拡大


活性化と安心が両立するまちに

北方ジャーナル2019年10月号
全国にその名が知られる東北以北最大の歓楽街・すすきの。その夏の風物詩が半世紀以上の歴史を誇るすすきの祭りだ。55回めとなった今年は、サンバカーニバルという新たなイベントの誕生も相まって来場者数はおよそ76万人。大盛況のうちに幕を閉じた。この祭りをすすきの観光協会会長として取りまとめたのが、今年5月に就任した大島昌充氏(㈱大助代表)だ。同協会の会長はこれまでビルオーナーが多かったが、テナントである飲食店経営者が新たなトップに就任したことも大きな注目を集めた。このまちに店を構えて30年以上。祭りの華、お神輿の会(すすきの北祭會)のトップも務めるなど、すすきのをこよなく愛する大島氏が目指す活性化の在り方とは。お祭り男の飾らない本音を訊いた──。(8月20日収録)

----------------------------------------------------------------------

【交通】
新千歳空港国際線ターミナルビルが大幅拡張

旅客利便性が飛躍的に向上へ
始まった北海道の空の大変革


北方ジャーナル2019年10月号
次代を睨み、新千歳空港が大きく変貌しつつある。8月30日から供用が開始されたのは、増え続ける訪日外国人観光客の出入国に対応すべく約2倍に拡張された国際線ターミナルビル。国が推進するCIQ・保安・搭乗等手続・導線の効率化など「ファストトラベル」に沿ったもので、国の目標である訪日外国人旅行者数2020年4千万人、30年6千万人の実現に向けた受け入れ体制強化の一環だ。この供用開始に先立ち、20年度から始まる新千歳空港をはじめとする道内7空港の一括民営化に関する国との優先交渉権を北海道空港(HKK)連合の「北海道エアポートグループ」が獲得したことも話題を呼んだ。いよいよ始まる“北海道の空の変革”を前に、リニューアルした国際線ターミナルビルの概要をレポートする。

----------------------------------------------------------------------

【社会】「ひきこもりセミナー」から支援の在り方を考える

当事者・家族らのメッセージ
大切なのは「生き続けること」


北方ジャーナル2019年10月号
NPO法人北海道ソーシャルワーカー協会主催のひきこもり支援セミナー「ひきこもりって何だろう。当事者・家族・支援者をつなぐ架け橋」が8月24日、札幌市内のかでる2・7で開かれた。当事者を代表し16年間のひきこもりを経て、ピアサポーターに挑戦する尾澤基さん(29)、家族会「小樽不登校・ひきこもり家族交流会」の元世話人、鈴木祐子さん(72)、ひきこもり経験者で現在は支援者として活動する加藤和彦さん(46)の3人がパネリストとして登壇。それぞれの活動や経験から、支援の手からこぼれ落ちている当事者や家族を社会にどうつなぐかを考えた。シンポジウムの抄録を紹介する。(武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【連載】戦争遺産をめぐる旅 【51】

炭鉱での過酷な強制労働の果て
逃亡生活12年強。劉連仁の足跡

戦争に翻弄された数奇な運命


北方ジャーナル2019年10月号
戦時中に中国大陸から強制的に日本に移送され、炭鉱などで働かされた中国人たちの労苦はさまざまな形で伝えられている。その中でも1958年2月に当別町山中の穴ぐらの中に潜んでいるところを発見された劉連仁(中国名・リュウリェンレン)の逃亡生活はその後、日本側の賠償問題に発展するなど、日中関係にも影響を及ぼした。劉連仁が強制労働させられた雨竜郡沼田町の炭鉱跡や当別町の記念碑などを訪れ、戦争に翻弄された本人の数奇な運命を辿ってみた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

----------------------------------------------------------------------

【フォトレポート・トピックス】

●正栄プロジェクト特別協賛のイーグルカップ 近藤智弘プロが大会最多3度目優勝
●秋のドライブは「有珠山ロープウェイ」を拠点に紅葉の名所「洞爺湖有珠山エリア」へ!
●ANA FESTAとコラボの北海道限定品 ISHIYA「ショコラガトー(ホワイト)」
●晩夏の小樽で“ニトリウイーク” 大盛況のニトリレディス、芸術村に新ステンドグラス
●ススキノ探訪 至福の時間「タイムス クラブ」
●五感で愉しむ大人スペース ギャラリーカフェ ルーシー

----------------------------------------------------------------------

【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*根掛かり人生
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車椅子」
*風俗嬢のonとoff
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*あなたの知らない老境
*時計GUYが行く
*新設企業情報
*人物株価
*よいどれブンガク夜話
*古本屋女房の“古本的日常"
*戦火の女
*デンタルエッセイ
*『永年住宅』の実現に向けて
*砂澤 陣の新・アイヌの誤謬
*このプラモ、凄い!
----------------------------------------------------------------------
【今月の表紙】鈴木翁二画
『潮騒』

同じカテゴリー(バックナンバー)の記事画像
北方ジャーナル2024年5月号
北方ジャーナル2024年4月号
北方ジャーナル2024年3月号
北方ジャーナル2024年2月号
北方ジャーナル2024年1月号
北方ジャーナル2023年12月号
同じカテゴリー(バックナンバー)の記事
 北方ジャーナル2024年5月号 (2024-04-15 00:00)
 北方ジャーナル2024年4月号 (2024-03-15 00:00)
 北方ジャーナル2024年3月号 (2024-02-15 00:00)
 北方ジャーナル2024年2月号 (2024-01-15 00:00)
 北方ジャーナル2024年1月号 (2023-12-15 00:00)
 北方ジャーナル2023年12月号 (2023-11-15 00:00)

Posted by 北方ジャーナル at 00:00│Comments(0)バックナンバー
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

QRコード
QRCODE
削除
北方ジャーナル2019年10月号
    コメント(0)