2017年05月31日
元金メダリスト・清水宏保氏を塾頭に経営未来塾の第2期始動

北海道経営未来塾2期生の面々(5月30日、札幌パークホテルで)
【リアルエコノミー提携記事】ニトリやアインファーマシーのような日本を代表する企業の経営者を育てる「北海道経営未来塾」(塾長・長内順一氏=元ニトリ特別顧問)の第2期入塾式が30日、札幌市中央区の札幌パークホテルで行なわれた。道内の30~40代の創業経営者や二世経営者など39人が入塾。塾頭に選ばれた長野五輪のスピードスケート金メダリストで、現在はセミパーソナル型トレーニングジム経営のtwo・sevenで代表取締役を務める清水宏保氏(43)が「塾で出会う人たちから、たくさんのことを学びたい」と決意を語った。

入塾式で決意を述べる清水宏保塾頭
入塾式には、秋元克広・札幌市長や石井純二・北洋銀行頭取、堰八義博・北海道銀行会長などが出席。冒頭、長内塾長が挨拶に立ち、「北海道を大事にして北海道から日本へ、世界へと羽ばたこうというのが未来塾の志。私は5年後、10年後に皆さんを名だたる経営者にしたい。必ず地域のリーダーに育て上げたい。渾身の力で皆さんと一緒に戦っていきたい」と述べた。
北洋銀の石井頭取は、孫子の『彼を知り、己を知れば百戦殆うからず』の言葉を紹介し、「企業で言えば彼を知ることは競争相手を知ることだけではなく、お客のニーズ、ウォンツを知り、マーケットの方向を知ること。己を知るとは自企業の経営資源の多寡を知るだけではなくお客のニーズやマーケットへのアプローチを知ること。これから皆さんはエクセレントカンパニーの名経営者を目指すことになるので、是非この塾で著名経営者の話を聞き、彼を知り己を知る能力を高めてもらいたい」と激励した。
道銀の堰八会長は、「今、経営者には環境変化と構造転換の対応力が問われており、そのためには大胆な発想と行動力が必要。観光と食は、北海道経済のリード役とされているが、皆さんの力が加われば観光と食に産業革命を起こすことになるのではないかと期待している。講師の著名経営者から直接刺激を受けるチャンスを活かすためには、耳を傾けるだけでなく全身全霊で受け止めてその効果を2倍、3倍にもして欲しい」とエールを贈った。
続いてOBとして1期生の水戸康智・萌福祉サービス社長が挨拶。「この塾で最大限に成長するためには素直さと謙虚さが大切。塾生には既にさまざまな業種でリーダーシップを発揮している経営者がいる。しかし、この塾では真っ白な気持ちで臨んで欲しい。そのうえで講師陣から得たものを即座に翌日から実践すればより大きな成長が約束される」と話した。

長内塾長(右)から塾生一人ひとりに入塾証書が授与された
最後に塾頭の清水氏が、「アスリートには引退があっても経営者には引退はない。私の座右の銘は『我以外、みな我が師』。塾で出会う人たちからたくさんのことを学び北海道の環境を整備して北海道から素晴らしいエネルギーを発信したい。そんなチャンスを掴める挑戦者になりたいと思う」と決意を述べて入塾式を終えた。
北海道経営未来塾は、来年3月まで月1回、著名な経営者の話を聞くとともに講師を囲んで全員が必ず質問する質疑応答が行なわれるほか、ゴルフなどを通して講師や塾生同士の交流も深める。
タグ :経営未来塾
Posted by 北方ジャーナル at 17:13│Comments(0)
│政治経済
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