さぽろぐ

新聞・ニュース  |札幌市東区

ログインヘルプ


 › 月刊誌「北方ジャーナル」公式ブログ › バックナンバー › 北方ジャーナル2015年2月号

2015年01月15日

北方ジャーナル2015年2月号

北方ジャーナル2015年2月号




1月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、SPARオンライン書店『Fujisan.co.jp』、または当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。


【報道特集】
「バルト・マイスター・トマコマイ」プロジェクトのその後

今年は本当に着工する?
国内初の超高級リゾート


北方ジャーナル2015年2月号
道央道苫小牧東ICの西側に広がる約1057ヘクタールの森林地域に、海外の“超富裕層”をターゲットにしたリゾート地を出現させる──。事業主体の「㈱のるでんばると」(苫小牧市・石川裕一社長)により「バルト・マイスター・トマコマイ」プロジェクトが公表されたのは、2011年春のこと。市街化調整区域のまま許可されたエリアに限り開発できる「地方拠点法」の指定を受け、手付かずの自然の中に超高級リゾートを整備するもので、“開発しないリゾート”のキャッチコピーも話題を呼んだ。だが、約130億円と発表された巨額の総事業費をめぐって当初から実現を危ぶむ声も多く、2014年の夏をメドとしていた先行オープンも順延されて今に至る。13年の暮れに取材に応じた石川社長は、「2014年の着工は間違いない」と語っていたが──。

----------------------------------------------------------------------

【労働】ある「就労支援」の姿

「うちに来た奴は、徹底的に守る」

受刑者・非行少年雇用40余年
“人生”預かる異色の建設業者


北方ジャーナル2015年2月号
「彼らがいないと成り立たない」と経営者が言えば、「ここのほかには行き場がなかった」と従業員が言う。札幌市東区の北洋建設(小澤輝真社長)は42年前の創業以来、刑務所を出所した人や非行に手を染めた少年たちの人生を預かり続けてきた。その数、延べにして300人以上。世の偏見をものともせず彼らに手を延べ続ける若き社長は、今後もその方針を変えることがない。「うちに来た奴らは、みんな家族だから」──。(小笠原 淳)

----------------------------------------------------------------------

【介護】「市民の目フォーラム北海道」代表・原田宏二さんに訊く

発足8年 警察腐敗チェックの市民活動に幕
「蟷螂の斧だった。
しかし、意義はあった」


北方ジャーナル2015年2月号
2014年12月初旬、特定秘密保護法が施行された。その翌週、総選挙の投開票が行なわれ、自民・安倍政権の継続が決まった。扱いの大小は異なるが、いずれもマスコミに広く報道されている。同じ週の週末、地元札幌で活動8年になる市民団体が静かに解散を宣言したことは、ほとんど報じられなかった。一般市民の立場で警察などの捜査機関を監視・批判し続けてきた「市民の目フォーラム北海道」。設立者にして代表の元北海道警釧路方面本部長・原田宏二さん(77)が、手弁当で走り続けた8年間を振り返る。「われわれが挙げ続けた声は、ほんの小さな声だったかもしれない。しかし、これまで語られなかった警察の実態を知らしめたことには、いくらか意義があったんじゃないか」──。(聞き手・小笠原 淳)


■「市民の目フォーラム北海道」代表・原田宏二さん“最終講義"抄録

『警察官の労働環境について』2014.12.17.~18. 北海学園大学


昨年12月20日に解散総会を開いた「市民の目フォーラム北海道」。代表の原田宏二さんは、その2日前までフォーラムとしての最後の仕事に臨んでいた。北海学園大准教授・淺野高宏さん(労働法)の招きで同大法学部を訪れ、学生たちを前に語った“最終講義”は、職場としての警察の労働問題を考える場になった。原田さん自身「初めて手がけたテーマだった」というその語りを、ここに採録したい。

----------------------------------------------------------------------

【国政】
松木けんこう衆議「政治家は国民のために党派を超えて汗をかく覚悟を」

安倍政権が見逃している
国の行政改革こそ対抗軸


北方ジャーナル2015年2月号
当時の菅直人首相にNGを突きつけて民主党から追い出され、前回の総選挙で落選した松木けんこう氏(55)が2年ぶりに国政に帰ってきた。今回は道2区から維新の党公認で出馬、小選挙区で敗れたものの比例復活での当選だ。候補の一本化をめぐり道2区で起きた維新の党と民主党道連との軋轢は何だったのか。泥臭い人間性と歯に衣を着せない言動で知られる松木衆議は“一強多弱”と言われる政治状況の中で何を志すのか。民主党、新党大地、維新の党を渡り歩く同氏の真意は──。当選まもない松木衆議を直撃し、その本音に迫った。(12月17日、札幌市内で収録)


----------------------------------------------------------------------

【連載】検証「泊原発は本当に必要なのか」⑨

岩内町が夢を見、挫折した
「港と原発で過疎から脱却」


使われない新港と原発停止の現実

北方ジャーナル2015年2月号
原発がある泊村は電源三法による交付金の恩恵を受けているが、作業員は近隣の自治体から通っており、日頃の運転に伴う経済波及効果はほとんどない。言ってみれば泊村は原発のために海岸沿いの土地を提供することで生計を立てている「地主」のようなものだ。この中で、泊原発の影響を最も受けているのが、多くの作業員たちが寄宿し、眼前の海に温排水が流され続けてきた岩内町だと言えるだろう。原発誘致による経済の活性化、そして岩内港を日本海回りの物流拠点にしようとする思惑は「過疎からの脱却」という面で一致していたはずだった──。(ジャーナリスト 黒田 伸)

----------------------------------------------------------------------

【介護】特集 いま、岐路に立つ社会福祉法人【後篇】

介護給付抑制の中でこそ
真の存在意義を発揮せよ


北海道友愛福祉会の中田清理事長が直言
「意識を変え地域に不可欠の施設となれ」

北方ジャーナル2015年2月号
いま、国やマスメディアの風当たりを強く受け、岐路に立たされているのが全国に2万あまりあるといわれる社会福祉法人(以下社福)だ。戦後、国の慈善博愛事業の受け皿として生まれながら、介護保険制度導入以後に存在意義を問われるようになってきた“公益法人”はどこに向かおうとしているのか。この中で「社福の使命はいまだ大きいが、課題も多い」と身内にも批判を辞さないのが元全国老人福祉施設協議会会長で北海道友愛福祉会理事長の中田 清氏である。社福のクリアすべき課題、そしてこれから果たすべき役割とは──。“社福改革”を考える特集、その後篇をお届けする。
(11月18日収録 聞き手:本誌代表・工藤年泰)

----------------------------------------------------------------------

【ニュース】


■福岡高・地裁で手荷物検査開始
 東京、札幌に続いて国内3例め
──暴力団がらみの可能性、庁舎管理者は「あきらかにできない」

■南幌事件・加害少女が家裁送致
 同級生らは2度めの署名提出
──「逆送しないで」──非公開審判求め1万8千人超が署名

■衆院解散に伴う「IR法案」廃案で
 立候補4自治体の“手持ち無沙汰”
──有力候補地をめぐり憶測飛ぶも、法案成立はいつ?

■高橋知事が人口減の危機突破掲げ
 道政史上初の4選出馬を正式表明
──“ゲートイン”した佐藤氏と高橋氏。民主党北海道の動きは?


----------------------------------------------------------------------

【2月7日「北方領土の日」特集】

戦後70年、返還交渉の正念場
日ロの両首脳は歴史的決断を


北方ジャーナル2015年2月号
北方四島がソ連(現ロシア)に不法占拠されて今年で70年の節目を迎える。元島民の平均年齢は80歳、生存者も4割となり、領土返還に向けて残された時間は少なくなっている。そんな中で今年も「2月7日」がやって来る。この日は政府が1981年に制定した「北方領土の日」。160年前の1855年2月7日、伊豆・下田で署名された日魯通好条約によって日ロ間の国境が択捉島とウルップ島の間に定められたのだ。政権3年目を迎える安倍首相はプーチン政権との良好な信頼関係をバックに北方領土返還に「政治家として執念を持って取り組む」と言明。プーチン大統領の訪日も予定されていることから今年は大きな動きが出てくると、地元・根室市では期待感がかつてないほど高まっている。

----------------------------------------------------------------------

【金融】大地みらい信金・遠藤修一理事長に訊く「信金の心」

「我々信金は地域と同じ船に乗っている運命共同体です」
札幌進出の目的は地元へのフィードバック


北方ジャーナル2015年2月号
大地みらい信用金庫(本店・根室市)が今年7月21日、JR札幌駅近くに初の札幌支店を開設する。遠藤修一理事長は2010年6月の就任以降、「価値創造型金融への転換」を標榜し、さまざまな取り組みを進めてきた。札幌支店はそれをさらに進化させていくための橋頭堡という位置づけだ。道内23信金の中で16番目となる札幌進出は周回遅れ、二周遅れとも評される。しかし、同信金の狙いは他とはひと味とふた味も違うようだ。遠藤理事長にその目的、そして同氏が胸に刻んでいる「信金の心」を聞いた。

----------------------------------------------------------------------

【医療】
三笠に誕生した「南そらち記念病院」
医療福祉複合施設として地域に貢献

旧病院を移転新築した幾生会
老健も併設し高齢者を支える


北方ジャーナル2015年2月号
12月1日、地域の医療と福祉を担う複合施設が三笠市内の岡山地区で産声を上げた。医療法人社団 幾生会(松本茂男理事長)が市内幾春別で運営していた「三笠の杜病院」を移転新築。「南そらち記念病院」(療養病床93床)に名称変更してオープンしたものだ。同病院の最大の特徴は建物内に介護老人保健施設「そらちの郷(旧ほろない)」(定員46人)を併設していること。敷地内にはサービス付き高齢者向け住宅「カーサ・ミーア壱番館」も新設。医療と介護両面で地域の高齢者をトータルに支える幾生会の取り組みをレポートする。

----------------------------------------------------------------------

【就労支援】岐路に立つ若者の就労支援事業 (6)

夢は「公共の場」での“商い”

ライブ活動や物販活動…
自信を取り戻したから今がある


「音楽で地域を元気にしたい」を合言葉にしたユニークなフリースクールが札幌市白石区にある。バンド活動をしながら地域との関わりを深めてきた若者たちは、表現力を身に付け、額に汗して働くことで自分の殻を破り社会へと飛び出していく。働くって何だろう、自立って何だろう──。若者たちの成長とともに、変幻自在に進化しながら新たな道を模索するフリースクールを取材した。(武智敦子)

----------------------------------------------------------------------

【人物】
父・政孝氏とニッカウヰスキーを支え続けた竹鶴威氏が死去

ニッカから創業家「竹鶴」の“血”が消えてしまった日
「マッサン余市編」を前に逝った2代目の素顔


北方ジャーナル2015年2月号
NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」の主人公のモデルとなった故・竹鶴政孝(まさたか)氏の養子でニッカウヰスキー(本社東京)相談役、竹鶴威(たけし)さんが昨年12月17日午後4時38分、老衰のため東京都内の自宅で死去した。90歳だった。ドラマは1月から北海道・余市編が始まったばかり。北大卒業後、父と一緒に余市でウイスキー作りに生涯を捧げた威さんは、恐らく本人が最も見たかった場面を前にしてこの世を去った。妻の歌子さん(小樽出身)は2012年に亡くなっており、ニッカウヰスキーから創業者「竹鶴」の血が消えることになる──。(ジャーナリスト 黒田伸)

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】“農と食"北の大地から
産業用大麻の可能性(その9) 現実味を帯びる「道産ヘンプ」の復活

高評価! 2次加工や製品提供の
道筋が見えてきた“道産の麻炭”


北方ジャーナル2015年2月号
上川管内東川町で行なわれている産業用大麻(ヘンプ)の取り組みは昨年暮れ、収穫したヘンプの茎を炭に加工する試験が始まり、麻炭の製造が実現した。早速、話を聞きつけた本州の花火メーカーが現地を訪れ、“道産麻炭”の品質を高く評価。栽培から茎のチップ化、麻炭の製造、関係企業へのサンプル提供に至る一連のシステムを構築していく展望が生まれた。釧路管内白糠町でも、ヘンプの可能性を探る検討委員会が発足し、2016年に試験栽培の着手をめざした取り組みが進む。昨夏誕生した道議会議員64人による推進研究会の幹部へのインタビューも交えながら、「道産ヘンプの復活」をめざす試みの現状と今後に向けた課題を追った。(ルポライター 滝川 康治)

----------------------------------------------------------------------

【話題の人】
札幌を拠点に国際的に活躍する
新進気鋭のデザイン書家・ 久保 奈月さんに訊く

「デザイン書道を通して、
 書の奥深さや日本の伝統文化を
知るきっかけをつくりたい」


女流書家として札幌を拠点に海外にも活躍の場を広げる久保奈月さん。イラストや色などで表情を与えられた独自の書には、凛とした強い意思がある。幼い頃から日本の伝統的な書道の世界で研鑽を積んできた彼女が、書の楽しさや奥深さを突き詰めた結果、辿りついたというデザイン書道。ダイナミックなパフォーマンスやライブからは、力強く躍動感あふれる命の輝きが伝わる。新進気鋭の書家として注目される久保さんに創作への想いと意気込みを訊いた。
(聞き手・武智敦子・12月22日収録)

----------------------------------------------------------------------

【長期連載】白井暢明のホンネで語る北海道独立論 特別篇

琉球(沖縄)独立への展望
脱“植民地"への道はただ独立のみ!


先の衆議院選挙の結果は、マス・メディアの事前予想どおり与党の圧勝であった。それにしても、安倍政権が推し進める原発再稼働や集団的自衛権に関わる憲法解釈の変更についての国民世論調査ではむしろ反対意見の方が多いにもかかわらず、なぜ今回の選挙がこのような結果になるのか、私には不思議である。要するに、多くの国民にとってこれらのことはいまの政治においてはさして重要な問題ではないということだろうか。だとすればいったいなにがより重要なのか。目先の景気回復か? もしそうであれば、私としては前号で述べたように政治家だけでなく、国民全体の政治意識の貧困さ、そして、この国の行く末についての危機意識の欠如を感じざるを得ない。

----------------------------------------------------------------------

【フォトレポート・トピックス】

*訃報 稚内信金元理事長の井須孝誠氏が逝去

*HTBのクイズバラエティ番組でアジアの若者たちが道内を転戦

*札幌の麻生乳腺甲状腺クリニックが人工乳房による乳房再建をスタート

*道内在住の小学生がガンプラW杯ジュニア部門で準優勝

*ススキノに誕生したペットと人の“癒しの森”「緑の森どうぶつ病院」

----------------------------------------------------------------------

【連載コラムなど】
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*風俗嬢の休日
*シネマ
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
*名画の小部屋
*スポーツ筆刀両断
*夢の夢吉 夢吉の夢
*おたくの文壇殴り込み
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常"

----------------------------------------------------------------------
【今月の表紙】鈴木翁二画
『ハハとハルとボクタチと』

同じカテゴリー(バックナンバー)の記事画像
北方ジャーナル2024年4月号
北方ジャーナル2024年3月号
北方ジャーナル2024年2月号
北方ジャーナル2024年1月号
北方ジャーナル2023年12月号
北方ジャーナル2023年11月号
同じカテゴリー(バックナンバー)の記事
 北方ジャーナル2024年4月号 (2024-03-15 00:00)
 北方ジャーナル2024年3月号 (2024-02-15 00:00)
 北方ジャーナル2024年2月号 (2024-01-15 00:00)
 北方ジャーナル2024年1月号 (2023-12-15 00:00)
 北方ジャーナル2023年12月号 (2023-11-15 00:00)
 北方ジャーナル2023年11月号 (2023-10-14 00:00)

Posted by 北方ジャーナル at 00:00│Comments(0)バックナンバー
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

QRコード
QRCODE
削除
北方ジャーナル2015年2月号
    コメント(0)