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2012年02月15日

「北方ジャーナル」2012年3月号

「北方ジャーナル」2012年3月号


1月14日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマートオンライン書店『Fujisan.co.jp』、または当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。


【特集・東日本大震災と北海道(1)】
避難者の子供と触れ合う学生たち

雪の中で弾けた子供たちの笑顔
「みちのくkids 冬スクール」


「北方ジャーナル」2012年3月号1月13日~15日の3日間、東日本大震災の影響で被災地から札幌市に来ている子供たちを対象に、学生ボランティアで構成される「みちのくkids」(中脇まりや代表)が主催する「冬スクール」が開催された。「初めて過ごす札幌の冬を、思う存分に楽しんでもらいたい」──。趣向を凝らした雪遊びのほか、正月らしさを感じさせる書き初めやカルタ作り、餅つきなどのプログラムで、子供と学生が一緒になって笑顔を咲かせたイベントの概要を、実行委員長を務めた上田さつきさん(22)へのインタビューと併せて紹介する。

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【特集・東日本大震災と北海道(2)】
図書を通じた被災地支援

復興が進んでも悪化する読書環境
培ったノウハウを被災地で活かす


「北方ジャーナル」2012年3月号家庭や企業などから読み終えた本を引き取り、クリーニングなどを施し学校図書館や保育施設などに無償提供しているボランティア団体「北海道ブックシェアリング」(札幌市・荒井宏明代表)が昨年10月、東日本大震災の被災地である石巻市に「みやぎ復興支援図書センター」を開設した。これまで同市内の保育所や子育て支援センター、公民館など23施設・団体に各150冊~250冊の図書を提供、また仮設住宅を訪ね移動図書館や絵本プレゼント会などを実施している。図書を通じた被災地支援に至った経緯や意義を、荒井代表に訊いた。(1月27日収録)

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【特集・東日本大震災と北海道(3)】
映像作品を通じた被災地支援

自主上映会で大震災の“現実”を
「3・11にみんなで観たい映画」


「北方ジャーナル」2012年3月号3月11日、狸小路商店街にある映画館「札幌プラザ2・5」で、平均年齢が30歳に満たない若者たち5人の手による自主上映会「3・11にみんなで観たい映画」が開催される。被災地を舞台にしたドキュメンタリー5本、阪神・淡路大震災を扱った劇作品1本を、10時15分開始のAプログラムから、16時30分のDプログラムまで、途中に講演を挟んで上映するチャリティーイベントだ。「マスメディアの報道からは伝わらない、生の現実を知って欲しい」──。主催する自主上映団体「映画の空気」の小笠原将士代表(35)と、今回の作品選定で中心的な役割を果たした田口亮さん(34)に、この上映会に向けた想いなどを訊いた。(1月31日収録)

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【連載(第31回)】「倶楽部は踊る──記者クラブはどこへ」

電力各社、オープン化に足踏み
“鶴の一声”記者会見場には響かず?


「北方ジャーナル」2012年3月号昨年12月に“オープン化”を決めた筈の電力会社の記者会見が、今年に入っても記者クラブ非加盟記者に開放されない事態が続いていた。ここ北海道では未だにフリーランスや雑誌媒体などの参加基準が決まらず、遠く九州ではたった一人で奮闘を続けるライターが記者クラブと電力会社の目まぐるしい方針転換に翻弄され続けた。さらに東海地方では、すでに会見に参加できている記者クラブ非加盟記者の全員がオブザーバー、つまり質問禁止の扱いを受けているという。遅遅として進まない電力会社の会見開放。現時点での途中経過をまとめてみたい。(小笠原 淳)

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【シリーズ 発達障害を考える(2)】
星槎国際高校・札幌学習センター「すきっぷ」

子供の心を汲む教育的支援の可能性
医療福祉と連携する複合型への夢も


「北方ジャーナル」2012年3月号適応指導教室「すきっぷ」は、発達障害などのある子供たちへの教育的支援を行なう施設で、通信制高校「星槎国際高校」(本部校・芦別市/佐藤尚正校長)の札幌学習センター(中央区)にある。他の子供と上手くコミュニケーションが取れなかったり、不登校であったりといった困難を抱える子供たちの成長を後押しする「すきっぷ」の取り組みを取材した。(武智敦子)

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【北広島「北海道歯科技術専門学校」検証】
露呈した内部調査と報道の危うさ

調査委とマスコミが連動した
“裏金疑惑”を第三者委が否定


「北方ジャーナル」2012年3月号財団法人歯誠学園(阪秀樹理事長)が運営する歯科技工士の養成校「北海道歯科技術専門学校」(北広島市・中田久夫校長/定員120名)の不正経理問題の続報である。同学園をめぐっては昨年8月下旬、内部の調査委員会が道に提出した「調査報告書」を受けてマスコミが大きく報道。78年から97年にかけて役員らが不正に裏金をつくり、4億円を私的に流用したなどとして、関係者に波紋を呼んだ。だがその後、再検証を依頼された第三者委員会は12月下旬になって、一転して「不正経理は認められない」とする意見書をまとめ、先の調査報告書やマスコミ報道を全否定するに至っている。このような迷走がいったいなぜ起きたのか、問題の本質はどこにあるのか。事件の流れと深層を追った──。

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【連載】
札幌市と“20年闘争"を繰り広げる男の軌跡──農地違法転用篇 (13)

「これでも札幌市が告発しないならさ、
“法を脱ぎ捨てたら日本一”って証明か」


「北方ジャーナル」2012年3月号手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(64)が昨年6月末に着手した「エコ村」計画。札幌市が12月22日付けで都市計画法違反による行政処分に踏み切り、現地に除却命令を公示する標識を立てれば、田中氏は札幌市と農地法・農振法違反で同氏を指導してきた道石狩振興局宛に「刑事告発するのかどうか、14日以内に回答しろ」という主旨の文書を送付。相変わらず意気軒昂な田中氏は、「きっちり“果たし状”は出してるし、札幌市がそれを無視するなら建て続けるしかないよな」と豪快に笑う。年が明けても、同氏の周囲は賑やかなようで──。(2月8日現在)

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【人事】
新頭取に旧拓銀出身の石井純二氏を選んだ北洋銀行

日銀トップの歴史から脱却し
“寄合所帯”をまとめる使命


「北方ジャーナル」2012年3月号北洋銀行で41年ぶりに日本銀行出身者以外が頭取に就任する。経営破綻して北洋銀に吸収された旧北海道拓殖銀行出身で芦別生まれの道産子、石井純二副頭取(60)がその人。4代続いた日銀出身頭取によって作られた北洋カラーはどう変わっていくのか──。新たな北洋銀の顔として道内トップバンクを率いていくことになる石井氏に取材し、今回の人事の内幕や4月から始まる新体制を占ってみた。

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【報道特集】
“金融円滑化法の現場”で伊達信用金庫が「根拠なき拒絶」

「経営コンサルの申し入れは
非弁行為」と顧客を門前払い


「北方ジャーナル」2012年3月号政府が施行延長を決めた中小企業金融円滑化法(以下円滑化法)は、経営難に陥り融資の返済に窮している中小零細企業にとって命綱といえる。その命綱が金融機関によって切られると経営者は最悪の場合、死を選ばなくてはならないこともある。また円滑化法の運用は、貸し手と借り手が一体となって事業の継続と地域の雇用を守る地域振興策の一面も持っている。そんな中、胆振管内の伊達信用金庫(本店・伊達市/舘崎雄二理事長)の顧客への対応が疑問視される事態が明らかになった。

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【流通】
札幌圏で過熱するホームセンターの大型店競争

ホーマック、ジョイフルエーケー
LIXILビバが三つ巴の戦いへ


「北方ジャーナル」2012年3月号札幌圏でホームセンターの大型店競争が本格化している。売場面積が1万平方メートルを超える大型ホームセンターで先行しているのは、ジョイフルエーケー(本社・札幌市)とホーマック(本社・札幌市)。そのホーマックは今年から来年にかけて札幌市厚別区と手稲区で大型店を相次いで出店する。これに対抗するように住生活グループのLIXIL(リクシル)ビバ(本社・埼玉県上尾市)も小樽市に進出、札幌市手稲区にも大型店を構える予定だ。札幌市内では売場面積1万平方メートルを超える大型商業施設を規制する用途地域が今年8月にも見直される予定で、ホームセンター各社は規制前の駆け込み着工で大型店の勢力図を固めてしまおうと躍起になっている。

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【ニュース】

◆千歳の紫明学院で「成人式」
道内唯一 女子少年院の今

──薬物使用経験9割 社会復帰に向けた「離脱」が課題

◆札幌高検、河村博・新検事長着任
“会見可視化”は「要望として承る」

──地検は従来通り全面制限、「来庁者が萎縮する」と次席検事

◆厳寒・札幌でホームレス一斉調査
1月下旬、早朝の路上で57人確認

──聴き取り調査には19人が協力、支援団体が独自に分析へ

◆NPO「楽しいモグラクラブ」が「3D
マシン」活用で木工品の製造・販売へ

──マシンの購入資金300万円は擬似私募債などで調達

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【インタビュー】
三井辨雄政調会長代理に「新幹線札幌延伸」の内幕を訊く

「党派や立場を超え、北海
道のために一致した成果だ」


「北方ジャーナル」2012年3月号整備計画の決定から38年──。「道民の悲願」とも言われた北海道新幹線の札幌延伸(新函館─札幌間)が12月26日、決定した。年度内に着工認可される見込みとなり、開業は新青森─新函館間の開業(2015年予定)から20年後を見込む。札幌から鹿児島までが新幹線でつながり、人の動きが変わることになる。札幌延伸決定のキーマンの一人と言われる三井辨雄政調会長代理を直撃し、今回の決定劇の内幕を訊いた。(2011年12月28日収録)

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【長期連載】
“農と食”北の大地から ルポライター滝川 康治
亡国につながるTPP参加の行方(その5)
アグリビジネス研究者の分析から

TPPは調印国の人々の幸福では
なく巨大多国籍企業の利益が焦点


「北方ジャーナル」2012年3月号TPP(環太平洋経済連携協定)交渉への参加問題のカギを握る日本政府とアメリカとの事前協議が始まった。これに先立ち、米国の業界サイドから高飛車な対日要求が相次いでいる。一方、TPPの問題点に対する日本国内の理解はまだ草の根レベルに至っていない。そんななか北海道では、米国政府と多国籍企業との深いつながりに警鐘を鳴らすアグリビジネス研究者の分析に耳を傾け、市民目線でTPP問題の本質を考える企画が進む。その経緯や米国人研究者の解説を紹介する。

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【地域経済】

生き残り模索する小樽の小売市場

庶民が培ってきた“市場文化”の
灯を知恵と工夫で守る人たち


「北方ジャーナル」2012年3月号人口約13万人の港町・小樽は、小売市場の多いマチとして知られる。小樽市史などによると、昭和初期には25もの市場があり、終戦後は満州や樺太からの引揚者が生活の糧を得るため露店を開いた。現在、小樽市場連合会に加盟する9つの市場の多くは、当時の露店の流れを引き継いでいる。市民の台所を長く支えてきた市場だが、近年はスーパーやコンビニとの競合や担い手不足が進み、空き店舗問題が深刻化。消費者の市場離れも進んでいる。市場に生き残りの道はあるのか。現状と課題を取材した。

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【医療】脳神経・放射線科クリニック (札幌市北区)
ここまで進んだ「ノバリス」の前立腺がん治療

新マーカーが活躍!メスを入れ
ず、放射線で的確に病巣を攻撃


「北方ジャーナル」2012年3月号医療法人社団 北腎会が運営する「脳神経・放射線科クリニック」(札幌市北区)が、定位放射線治療装置「ノバリス」によるがん治療で大きな成果を上げている。ノバリスは病巣の形状に合わせて病巣をピンポイントで狙い打ちできるため、治療時間が短縮でき身体への負担も少ない。2006年の開院以来、悪性の脳腫瘍や前立腺がんなどへの治療で、すでに1000症例を超える実績を有する同クリニック。前立腺がん対策では純金製のコイルをマーカーとして埋め込むことでより正確に放射線を照射する最新の技術も導入し、注目を集めている。「身体にやさしい」がん治療への取り組みをレポートする。

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【医療】

特集・開院60周年を迎えた旭川の「森山グループ」

終戦直後から「医療と福祉」を見つめ地域に貢献
「北海道初の整形外科」が見据える大きな未来


「北方ジャーナル」2012年3月号「愛と誠実」という基本理念を愚直に掲げ、戦後間もない旭川に北海道初の整形外科医院「森山整形外科」が誕生してから今年で60年。今でこそ当たり前となった「医療と福祉の連携」に半世紀以上にわたり取り組んできた「森山グループ」は、職員数700人を超す規模に成長した現在も、当初の志を脈々と受け継いでいる。本特集では森山グループの60年の足跡を振り返りながらトップの森山領理事長にインタビュー。グループの将来ビジョンや我が国の医療行政の課題を掘り下げる。「医療費増大亡国論」を盾にして弱者切り捨てに傾斜する近年の医療行政は“愛と誠実”の姿からほど遠い。「今こそ、地域医療を守り抜こう」。森山理事長は声を大にする。旭川からの熱いメッセージに注目だ。
(1月23日収録)

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【話題の人】
日本人初、北極点への無補給単独徒歩に挑む
冒険家・ 荻田 泰永さんに訊く

「今まではインプットの旅。
北極点到達を成功させたら、
挑戦する素晴らしさを伝えたい」


「北方ジャーナル」2012年3月号鷹栖町在住の冒険家・荻田泰永さんが今年3月、日本人としては初の無補給単独徒歩による北極点踏破に挑む。カナダ最北端のワードハント島から北極点までの約800キロを、重さ100キロを超すソリを引き、たった1人で地球の“てっぺん”を目指す過酷な旅。2000年から昨年までに計11回の北極行を行ない、一昨年には北磁極無補給単独徒歩を成功させるなど満を持しての挑戦だ。「北極点到達はゴールではなく、ひとつの区切りの旅」と意欲を燃やす荻田さんを訪ね、今回の旅の概要や北極の現状、これからの夢などを訊いた。(1月20日収録)

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【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論

ドサンコが知らない北海道の魅力
外からの目線で魅力を掘り起こし、
デザインし、そして発信しよう


きわめてありきたりな問いだが、北海道の“素晴らしさ”や“魅力”とはいったいなんだろうか。勿論これは、私たち北海道に住む者にとっては重要な問いであると同時に、それに答えられる知識と誇りを私たちが当然持っているべき問いであろう。しかし残念ながら、この問いに最も正しく答えることができるのはドサンコではない。もっと正確に言えば、少なくとも、北海道しか知らない人々ではない。これが、これまでの体験をふまえた私の確信である。自分がもつ美点の認識についても言えることだが、人間は自分の身近にある貴重な財産には案外気づかないものだ。いわゆる「宝の持ち腐れ」である。事実、いま誰もが認める北海道の魅力や北海道観光の目玉の多くはむしろ北海道外の人々によって発見され、発信されてきたものである。

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【フォトレポート・トピックス】

●年間手術数約3600件 整形外科治療の一大拠点「我汝会グループ」
●第63回 さっぽろ雪まつり 今年は震災復興もテーマに
●たった一人の成人式──1月18日、紫明女子学院
●今年も雪上のバトル、国際雪合戦が“聖地”昭和新山山麓で開催
●札幌市と商店街が「狸小路スリムタウン協定」を締結


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【人物株価】~この人の株は上がったか下がったか~
●石井 純二 ●武井 正直 ●ダルビッシュ有
●牧野 浩臣 ●渡辺 孝一 ●鳩山 由紀夫
●野田 佳彦 ●円城 塔 ●山本 進
●萱野 志朗 ●田中 直紀
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【information】
■シネマ『ドラえもん のび太と奇跡の島』
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【連載コラム】
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*気になるあの娘のOnとOff(秘書室「もえ」)
*たまにはマンガも読みたまえ!
吉田戦車 『まんが親』
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
堂本正樹『回想 回転扉の三島由紀夫』上
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記"
*名画の小部屋
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『少年買ひマス 垂氷書房』


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