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2012年01月14日

「北方ジャーナル」2012年2月号

「北方ジャーナル」2012年2月号

1月14日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマートオンライン書店『Fujisan.co.jp』、または当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。


【検察】
札幌発・ 「開かれた検察」の闇 ①

「6億円の徴税逃れ」疑われた
男性が検察と真っ向勝負

「これは“草野球”じゃない。断乎として最後まで闘う」


「北方ジャーナル」2012年2月号大阪地検の証拠改竄事件が発覚してから1年以上が過ぎ、その後の改革で検察の体質はずいぶん改善されつつある。──と言ってよいのかどうか、なんとも頸を傾げざるを得ない事件がある。検察がらみの大きなニュースを眺めると、ここ1年で政治家や官僚の名が見当たらなくなり、取って代わって製紙会社や光学メーカーなど大企業を舞台にした経済事件が目立ち始めた。この“シフト”にどういう意味があるのかはここでは措き、取り急ぎ地元・北海道の事例に眼を向けてみる。札幌地検特別刑事部が手がけたそのケースもまた、国税徴収法違反の経済事件。ここに、冤罪の匂いが芬芬と立ち上る──。(小笠原 淳)

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【路上生活レポート】

2011 → 2012 札幌・路上の年越し
新年の抱負、「とくにない」


「北方ジャーナル」2012年2月号あまりにもいろいろなことがあった2011年が慌しく暮れ、新たな年が始まった。190万都市・札幌では、帰る家のない人たちの何人か、あるいは何十人か、いや、おそらく100人以上が路上でその夜を過ごした。持つ者にも持たざる者にも、1年は等しく365日。同じ速度で時は過ぎる。何人かを訪ね、宿のない彼らに訊いてみた。2012年の抱負は何ですか──。(小笠原 淳)

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【原発と放射能汚染】コープさっぽろが広瀬隆氏を講演に招聘(後編)

国と東電、大メディアが伝えない“福島第1”の真実
「高まる体内被曝のリスク
危険に晒される子供を救え」


「北方ジャーナル」2012年2月号“脱原発”の旗色を鮮明にしたコープさっぽろ(大見英明理事長)が主催し、昨年11月10日に札幌市内で開かれた広瀬隆氏(68)の講演会の続報だ。先月号の前編では“福島第1”がメルトダウンした“本当の原因”などが語られたが、本稿では広瀬氏が最も懸念している内部被曝の問題が赤裸々なデータと共に明らかにされる。原子力と放射能の問題に30年以上取り組んできた市民運動家で作家の広瀬氏の語り口は、あくまでストレート。日本の基準の甘さやスリーマイル島、チェルノブイリ原発事故の被害が続いている現状の指摘に、会場を埋め尽くした聴衆は身じろぎもせず聞き入った。

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【被災者支援】
未曾有の災害から10カ月、道内避難者と支援団体のいま

道内避難者などへの支援団体が
連携し「TEAM北海道」を発足


「北方ジャーナル」2012年2月号東北地方に未曾有の被害をもたらした東日本大震災からまもなく10カ月。12月16日に野田佳彦首相は“収束宣言”を行なったが、福島第一原発事故による放射能汚染は終わりが見えない状況が続き、道内には今も3千人を超える自主避難者がいるとされる。避難者たちは北海道の冬をどう迎えているのか、支援団体は活動の軸をどこに置いているのか。11月に発足した支援団体の協議会「TEAM北海道」の共同代表4人のうち、当事者組織「みちのく会」の本間紀伊子会長と、道内最大の避難者受け入れ団体「むすびば」の東田秀美事務局長から話を訊いた。


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【ひきこもり】

「NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」の田中敦理事長に訊く

まず最低限の生活力を身につける
人との関係性づくりが生き抜く鍵


「北方ジャーナル」2012年2月号ひきこもりが長期化すると親も当然年老いていく。30代、40代のひきこもり当事者にとっては深刻な問題だ。「NPO法人全国引きこもりKHJ親の会 家族連合会」(本部・東京都)の調査によると、当事者の平均年齢は32歳、父親の平均年齢は64歳に達している。2011年7月に内閣府が公表した「ひきこもり支援者読本」も高齢化に伴い、親の資産を活用するサバイバルプランなどについてページを割いている。親亡き後をどう暮らしていくのか──。「NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(札幌市)の理事長で、本道のひきこもり支援の中核を担う田中敦氏に、高齢化するひきこもりのライフステージに即した支援の在り方や当事者たちの動きなどを訊いた。(武智敦子)

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【ひきこもり】
教育評論家・芹沢俊介氏が講演

存在論的ひきこもり論
──わたしは「私」のために引きこもる

全面肯定することで見えてきたひきこもりのメカニズム


「北方ジャーナル」2012年2月号教育評論家で『引きこもるという情熱』(雲母書房・02年)等の著書で知られる芹沢俊介氏が先頃、札幌市内で開かれた「ひきこもり理解啓発セミナー」(主催・NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク)で「存在論的ひきこもり論─わたしは『私』のために引きこもる」と題して基調講演を行なった。精神科医・斎藤環氏の「社会的ひきこもり」論の根底にあるひきこもりへの否定性を批判。当事者に主軸を置いた視点から、ひきこもりには動機があり、その「滞在期」は自己と会話し葛藤しながら人間関係などで受けた傷を癒す時期であると、深い考察を示した。
(11月12日、札幌市教育文化会館で収録・構成:武智敦子)

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【連載】

札幌市と“20年闘争"を繰り広げる男の軌跡──農地違法転用篇 (12)

「“果たし状”は渡したからな。
告発しないなら建て続けるよ」


「北方ジャーナル」2012年2月号「俺がどれだけ地域の環境整備にカネを使って来たか、札幌市の坊ちゃん嬢ちゃんたちにも知らないとは言わせないよ。取られたものを取り返すだけの話で、告発するまで建て続けるさ」。手稲前田地区の“元農家”田中賢三氏(64)が6月末に着手した「エコ村」計画は、道と札幌市が9月末に行政指導を行なって以降、目まぐるしい展開を見せている。行政側は、それぞれ12月2日付けで行政処分を睨んだ手続きとなる弁明通知書を送達。田中氏は「弁明しろって言葉が気に喰わない」としながらも、同月16日の期限までに弁明書を提出したようだが、その後もまた一波乱が──。(1月5日現在)

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【報道特集】
経営陣と会員の対立が激化! 御前水ゴルフ倶楽部の行方

狙いは蔦森一族排除。会員
団体が会社更生法申請へ!


「北方ジャーナル」2012年2月号御前水ゴルフ倶楽部を運営する美々リゾート開発(苫小牧市美沢・蔦森清克社長、以下美々リゾート)とゴルフ場の会員で構成される「御前水ゴルフ倶楽部会員の権利を守る会」(松岡修也代表、以下守る会)の対立が決定的になっている。民事再生法による再建を目指す美々リゾートは昨年11月末に再生計画案を裁判所に提出したが、債権者集団の「守る会」は会社更生法による再建を主張。この2月にも独自に同法の適用を申請する見通しだ。両者は経営陣の処遇をめぐって激しく対立。「守る会」は民事再生計画でトップらが居座ることに猛反発し、「再生手法を変えてでも私腹を肥やした蔦森一族を排除する」と一歩も引かない構えだ。両者の対立は、ゴルフ場の再生どころかコースそのものの破綻の危機を孕みながら先鋭化する一方だ──。

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【シリーズ】発達障害を考える(1)

発達障害が“個性”として認められ
本人が障害を認識するのが理想か


「北方ジャーナル」2012年2月号近年、「発達障害」という言葉をよく耳にする。しかし、その“障害”がどのようなものであるかについては具体的なイメージが湧いてこない。LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、アスペルガー症候群に代表される広汎性発達障害など、その分類が余りに多岐に亘るため、従来のような「知的障害」「身体障害」といった単純な括りで理解できないからだ。そうした中で、昨年8月に施行された「改正障害者基本法」では、障害者の定義を見直し発達障害が「障害」であることが明記された。果たして発達障害とはどのような障害なのか? 様々な角度から考えていく。(武智敦子)

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【ニュース】

◆札幌市民すら座席確保が難しいのに…
 大通ビアガーデンに「観光客専用席」?

──実行委で「検討」を確認するも「非現実的」との見方が多数

◆「しりべしの女たち」、ふたたび
 泊廃炉などの要請携え道庁訪問

──計2634筆の署名托すも、高橋知事はまたも面会拒否

◆絵筆に、ペンに込めた「更生への道」
 道内受刑者の作品展、285人鑑賞

──一般公開2年目 応募1111点から優秀36作品を展示

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【2月7日「北方領土の日」特集】

「北方ジャーナル」2012年2月号札幌から470キロ、道東の根室市は北方領土を望む玄関口として知られる。戦後66年、ロシアに不法占拠されたままの我が国固有の領土、その返還交渉は一進一退の繰り返しで、政権交代以後も進展は見られない。そんな中で再び「2月7日」が巡ってくる。「日魯通好条約」でロシアとの国境が確定した157年前のこの日を「北方領土の日」と制定してから31年目。この3月にはロシア大統領選挙が行なわれ、6月にはウラジオストクでAPECも開催される。これらを好機として捉え、政治の力を発動させることが何よりも必要だ。今回の特集は前半で返還要求運動原点の地である根室市の“生の声”を紹介し、後半には02年に失脚するまで日ロ交渉を担い続けた鈴木宗男氏への直撃インタビューを収録した。いま何より求められているのは対ロ外交の再構築だ──。

根室市・長谷川俊輔市長に訊く
北方領土の島々と根室市
“原点の地”から一日も早い返還に向けて

鈴木宗男に訊く「日ロ領土交渉の進展と誤謬」
「四島は私の失脚とともに遠く離れていった。
今こそ交渉の原点回帰を」


「北方ジャーナル」2012年2月号この人ほど北方領土のことを肌で知り、かかわってきた政治家はいない。国会議員や閣僚として四島を訪れること十数回。さまざまな外交交渉を裏方で、あるいは表舞台で支え続けた数々の実績──。鈴木宗男氏は、政治的に失脚するまでロシアを相手に領土問題で“がっぷり四つ”で渡り合い続けた。1年ぶりに収監先から姿を現した鈴木氏を新党大地の札幌事務所でキャッチし、同氏がかかわった日ロ間における領土交渉の内実と今後の展望を訊いた。

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【メディカルレポート・旭川】
医療法人歓生会 介護老人保健施設「フェニックス」

入所者、通所者のニーズに沿う
質の高い介護・リハビリを実現


「北方ジャーナル」2012年2月号介護保険制度の中で要介護と認定された高齢者が在宅生活を送れるように支援する介護老人保健施設。ここでの入所の長期化が社会問題となっている。こうした中で旭川市内の医療法人 歓生会が運営する介護老人保健施設「フェニックス」(村上忠司施設長)」では、衰えた筋肉のバランスを調整するパワーリハビリや学習療法などの新しい機能回復プログラムを積極的に取り入れながら在宅復帰に取り組んでいる。リハビリの専門職と介護スタッフの徹底したチームケアで利用者一人ひとりの心と身体に寄り添ったサービスを提供する介護の現場を追った。

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【インタビュー】
北海道信金協会会長・大地みらい信金会長 北村信人氏に訊く

相互連携で地域経済の活力を!
道東6信金で合同「食」商談会を実施


「北方ジャーナル」2012年2月号広域多極分散の北海道地域経済を支えているのが、道内の主要地域で根を張る23の信用金庫だ。各地域での金融シェアにおける信金のウェイトは高く、道内リーディングバンクの北洋銀行も地方では信金に及ばない。その信金が札幌一極集中の影響をモロに受け、地域経済の衰退とともに地盤沈下の局面に晒されている。地域と一体の信金が目指す方向は何か。(社)北海道信用金庫協会会長で根室市に本店を置く大地みらい信金会長の北村信人氏に訊いた。(12月26日取材)

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【長期連載】
“農と食”北の大地から ルポライター滝川 康治
「東郷ダム」問題の正しい解決法

欠陥ダムの改修に巨額の国費をか
けず選択可能な代替策にシフトを


「北方ジャーナル」2012年2月号富良野市内に事業着手から40年の歳月と200億円近い国費を投じてもなお、いまだに漏水で水を貯められない農業用ダムがある。「国営東郷土地改良事業」の中核施設として計画され、のちに中富良野町での「国営ふらの土地改良事業」にも関係することになった「東郷ダム」だ。一貫してダム建設にこだわる北海道開発局に対し、昨年9月、会計検査院は建設中止を含む計画の見直しを求める事態に発展。受益農家からは「ダムは無用の長物。水が使える簡易な施設を」という声が上がる。水利権をめぐる土木行政の硬直した思考も見え隠れする、半世紀におよぶ土地改良事業の経緯を検証しながら、この問題の“正しい解決法”を探ってみた。

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【話題の人】
チョーク絵画教室「NPO ヒーリングアート
かけが絵」を主宰する 杉崎 英利さんに訊く

「障害者の僕が自立の道を歩めた。
絵画セラピーで『脱ストレス社会』を
目指すのが自分のミッションです」


「北方ジャーナル」2012年2月号カラーチョークと紙でイメージを自由に表現する「チョーク絵画」というアートが静かな注目を集めている。この画法を開発したのは、昨夏にチョーク絵画教室「NPO ヒーリングアート かけが絵」を立ち上げた杉崎英利さん(49)だ。転落事故の後遺症で「高次脳機能障害」と診断され失意の日々を送っていたが、絵画セラピーと出会い生きる意欲を取り戻す──。そんな自身の体験を基に、障害で苦しむ人やストレスを抱えている人に元気を与えようと“起業”を決意した杉崎さん。そのプランは内閣府の「地域社会雇用創造事業」の一環である「北海道社会的企業・起業プランコンペ」(第4次募集)の支援事業にも選ばれた。絵画による心のケアと再生までの軌跡、チョーク絵画誕生の秘話などを訊いた。(12月16日収録)

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【長期連載】白井暢明の“未来を拓くドサンコロジー”
ホンネで語る北海道独立論

地方政治から地方自立へ
大阪都構想と地域政党の意味を考える


日本が自然と人為の未曾有の災害に見舞われた2011年が終わった。一瞬にして2万人の命を奪った恐るべき巨大地震と大津波、そしてそれと連動して多くの人々を恐怖に陥れ、その生活を奪った原発事故…。それは、人間が強大な自然の力を“畏れるべきこと”の教示であると同時に人間の “奢り”に対する厳しい警告でもあった。私たちはこの年に得た貴重な教訓を永遠に忘れてはならない。その意味で2011年は、これまでの人間文化、文明そのものを根底から見直し、軌道修正して、人間本来のあり方や生き方に再び立ち還るターニング・ポイントになるべき年といえるだろう。大量のエネルギー使用、経済成長主義、グローバル経済、軍事的力の均衡による平和維持など、いま当たり前と思われていることの全てが根本的な問題であり、“不条理”なのである。つまり、人類はいまや石油や原発に支えられた大量生産・大量消費・大量廃棄の生活様式からきっぱりと“決別”しなければならないということだ。


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【フォトレポート・トピックス】
●調剤薬局のメイプルが高齢者住宅向け薬剤配達を開始
●『新党大地・真民主』が発足会見「目指すは10年後の天下穫り!」
●就活スタート! 道内業界で収益力トップの人気企業「新和グループ」
●ガンプラW杯・香港で道産子小学生が世界に挑んだ!
●十勝を代表する冬のイベント「おびひろ氷まつり」

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【人物株価】~この人の株は上がったか下がったか~
●三井 辨雄●稲葉 篤紀●松山 千春
●三浦 知良●金 正日 ●松木 謙公
●野田 佳彦●島田 俊平●神内 良一
●森山 領 ●星野 尚夫
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【information】
■シネマ『ALWAYS 三丁目の夕日‘64』
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【連載コラム】
*はるばるヒーロー
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*連載小説「時は誰も待たない」
*風俗嬢の休日(イッツブーリー「一ノ瀬ラン」)
*気になるあの娘のOnとOff(ライン「かな」)
*たまにはマンガも読みたまえ!
山上たつひこ・いがらしみきお 『羊の木』
*須賀章雅のよいどれブンガク夜話
福島次郎『三島由紀夫 ― 剣と寒紅』
*新設企業ファイル
*異聞見聞稚内
*財界さっぽろ酒井雅広の“スーダラ記者日記"
*名画の小部屋
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『肌触り(失望が希望)』


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