2008年12月19日
「まんが家の仕事展」at 道新ぎゃらりー
同支部長の石川寿彦氏をはじめ、ながせ義孝氏、森雅之氏、いがらしなおみ氏、三倉海楓氏、吉岡彰氏が原画を中心に力作を持ち寄り、約100点が顔を揃えた。
「連載が日曜版に移ってまだ日が浅いのですが、聞けば読者数は倍くらいいるそうなんです。書き手としては嬉しいですよね」
人なつこい笑顔を見せる同氏の作品は、かなり細部まで書き込まれている点が特長。取材の際のエピソードを聞いたところ、
「仕事中のところにお邪魔するので、ゆっくり話を聞くことはなかなか出来ないんですよ。食事をいただく合間などにパパッと要点を押さえて、あとは写真をたくさん撮るんです。以前、取材中にお酒をいただいたら、写真を撮ったつもりが何も写ってなくて(笑)、それからお酒は飲まないようにしています」
作品同様、実にほのぼのとした人柄のながせ氏だった。
ギャラリー内に展示された作品はマンガ原画からイラスト、風刺画まで多岐にわたり見どころ十分。本誌が巻頭漫画をお願いしている石川氏は、柔らかいタッチのなかに「毒」を含んだ作風が持ち味だが、殺伐とした事象をテーマに扱っても見る者をクスリと笑わせてしまうのがマンガという表現形態の不思議なところ。
何かと気忙しい師走だが、札幌中心部に出掛けた際には「まんが家の仕事展」に立ち寄り、ひととき心の洗濯を楽しんではいかがだろうか。(ひ)
Posted by 北方ジャーナル at 17:12│Comments(0)
│文化(文芸・アート・音楽)
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