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　「今、北海道にできることは募金です」と、金澤信治事務局長
　（札幌市中央区の札幌市共同募金委員会）

　11日の巨大地震発生から1週間、札幌では市内各地で義援金募集の輪が拡がっている。14日から募金箱を設置している札幌市共同募金委員会には支援の問い合わせがやまず、同事務局は対応に追われながらも「今、北海道民にできる最大の支援は募金」と、多くの市民に協力を呼びかけている。

　札幌市社会福祉協議会と札幌市共同募金委員会は、14日から市内中央区の事務所と各区社協の窓口に募金箱を設置、翌15日からは札幌市などを通じて街頭募金活動へのボランティア参加者を募集し始めた。共同募金委員会によると、募集開始から3日間ほどは問い合わせの電話が鳴りやむことがなく、現時点での参加希望者は1000人近くに達しているという。

　民間企業や飲食店などからの「募金箱を置きたい」という申し出も増え、18日までに100箱以上が設置希望者に届けられている。赤い羽根共同募金の募金箱に、共同募金委員会の職員が手作業で「東北関東大震災義援金」の表示を貼った。同事務局の金澤信治事務局長は「現地でボランティアをしたいとか、物資を届けたいなどの問い合わせもありますが、現段階では義援金という形での支援をお願いしています。民間団体が独自に募金活動をされる際も、共同募金委員会の募金箱を利用していただければ、いわゆる募金詐欺と誤解されることもないでしょう」と呼びかける。募金箱の貸し出しなどは9月末まで続ける予定。

　19日には、市内中心部で大規模な募金活動が行なわれる。震災発生翌日の12日に開通した駅前通地下歩行空間では、地元のコンサドーレ札幌の選手など約70人がボランティア参加するほか、北海道バスケットボールクラブやフットサルのエスポラーダ北海道からも選手やスタッフなどが駈けつける。

　一般のボランティア参加希望者は、同日午前10時までに市役所（中央区北1西2）1階ロビーへ。活動しやすい服装で、雨具などは各自持参、交通費等は各自負担となる。

　義援金を直接振り込む場合は、共同募金会の口座（下記）へ（振込手数料免除）。問い合わせは、札幌市共同募金委員会（電話011・614・3532）。　　（ん）

　口座番号（郵振）　　00170-6-518
　名義　　　　　　　　 　中央共同募金会 東北関東大震災義援金