2023年01月31日
チカホでオホーツクフェア開催 流氷シーズン間近に観光機運を醸成

会場に展示されていた網走の流氷
1月18・19日の2日間、札幌駅前地下歩行空間(通称・チカホ)の北3条広場でオホーツク管内3市10町の20企業・団体が出展した観光・物産展、オホーツクフェアが催された。主催は北海道オホーツク総合振興局やオホーツク物産振興協議会など5団体。前述の開催日時について広報担当者に訊ねたところ、2月初めからの流氷シーズン間際に同地域への関心を高めたい意向もあるという。昨年春からの行動規制緩和により道内各地で観光需要が回復の兆しを見せる中、知床遊覧船事故の影響で今なお深刻な観光不況を被っているのがオホーツク。そうした中にあってこの催しは、同地域の魅力再発見の好機になったに違いない。(た)

秀岳荘と林業に関するブース

小清水町のじゃがいもスイートポテト・小清水とろり
例年継続的に行なわれてきたこの催し。ただコロナ禍の影響で一昨年は各ブースを見て回るのにも、感染対策で来場者にはさまざまな制限、不自由を強いることとなり、昨年は開催自体が中止。今回ようやく、ほぼ従来通りの実施が実現した格好だ。
冬のオホーツクを代表する地域資源・流氷の接岸時期間際ということもあって、実物の流氷を展示するなどして観光機運の醸成に注力。併せて同催しの前日にオホーツク総合振興局とアウトドアショップの秀岳荘(本社札幌市)が、オホーツク地域の魅力・情報発信や農林水産業の活性化などに関して包括連携協定を締結したことを受け、同社と同地域の林業との結び付きを紹介するブースも設けられていた。
会場内20の団体・企業ブースでは良質でオリジナリティ溢れる地場産品の販売はもとより、各自治体のさまざまなご当地トピックスの告知の場にもなっていた。
その一例が遠軽町のものづくり体験ブース。ここでは同地域で採掘される黒曜石アクセサリーづくりの体験や、出土した古代の黒曜石の石器展示などが行なわれていたが、11月に文部科学省の諮問機関である文化審議会はまちが所蔵する黒曜石石器などの重要文化財・北海道白滝遺跡群出土品を国宝に登録するよう文科相に答申。遠軽町白滝の1900点以上の黒曜石の石器などが今年中にも国宝に指定される見込みだ。道内の国宝指定は函館市の中空土偶に次ぐ2件目となる。

遠軽町のものづくり体験ブース
展示されていた白滝出土の黒曜石石器
大空町のブースで特にアピールに力を入れていたのは、きたロッソという赤いんげん豆を使ったお菓子や加工食品。この豆は令和に入って大空町で栽培されるようになった新品種で、見た目は金時豆に似ていて調理の際は濃い赤色を保ちつつ煮崩れしづらいのが特徴。ブースでは地元の高校生と老舗菓子店が協力して商品化したどら焼き・生銅鑼絽蘇(なまどらろっそ)やミネストローネなど、さまざまなきたロッソ商品が来場者の関心を惹いていた。
このほか、本来なら現地でしか購入できない小清水町ならではのじゃがいもスイートポテト・小清水とろりや、滝上町のスイーツや各種チーズ、興部町の乳畜産品など種類も豊富なオホーツク管内の恵みが訪れる人々を楽しませ、会場は終日大いに賑わっていた。

大空町のブース

きたロッソを使ったどら焼き・生銅鑼絽蘇
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Posted by 北方ジャーナル at 10:38│Comments(0)
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