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2022年08月15日

北方ジャーナル2022年9月号

北方ジャーナル2022年9月号



8月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】首相批判封殺の波紋㉔

「蛮人に自戒を」――
元首相銃撃で国賠判決が標的に
現職道議は関係者名指しで批判


北方ジャーナル2022年9月号
本誌前号締め切り直後に伝わった、元首相射殺事件。警護の不手際が指摘されることになった出来事は、ほどなく大きな“流れ弾”を生む。3年前に札幌で起きた野次排除事件をめぐる司法判断が、その後の警備の萎縮を招いたとする言説だ。インターネットの匿名投稿から報道大手の社説・解説、地方議員の発言まで、あたかも要人警護と言論・表現の自由は両立しないと言わんばかりの声は、事情を知らない多くの人たちを誤解させた可能性がある。本来、警備と言論のいずれも萎縮してはならない筈なのだが…。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府⑰

未認定被害 再調査開始
解明なるか、あわや風化の被害
道立看護パワハラで新たな動き


北方ジャーナル2022年9月号
北海道立高等看護学院のパワーハラスメント問題で8月上旬、未だ被害認定に到っていない複数の事案について道が再調査の意向をあきらかにした。遺族が調査を要望してきた在学生の自殺事案では、すでに解散した第三者委員会とは別の調査チーム発足が決定。8年前の不適切指導・退学強要問題では、今月から改めて聴き取り調査が始まることに。埋もれていた事実の解明に光が射し始めたのは、ほかならぬ当事者が声を上げ続けたためだった。(小笠原 淳)

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【特集 故・安倍晋三元首相と北海道】
安倍元首相が若手経営者たちへ贈ったラストメッセージ

未来は、私たちが何を考え
何をやるかにかかっている


北方ジャーナル2022年9月号
「成長を諦めた国には未来はない。未来は定められたものではなく、いま私たちが何を考え、何をやるかにかかっている」──北海道の若手経営者たちを前に安倍元首相が熱く語りかけたのは凶弾に倒れる1年前、昨年7月のことだった。体調が万全ではないことを理由に首相の座を辞していた安倍氏は「北海道経営未来塾」の特別講師として招かれ講演に臨んだ。本稿ではこの日の講演の概要と同氏が同塾の設立を後押しした秘話を読者に紹介したい。(佐久間康介)

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【特集 故・安倍晋三元首相と北海道】
安倍晋三元首相を悼む──党派を超えた30年の付き合いで見えた人間力

北方ジャーナル2022年9月号
寄せられた「北海道への期待」
信念の人を失った大きな痛手

北海道経営未来塾塾長 長内 順一氏


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【特集 故・安倍晋三元首相と北海道】
安倍晋三元首相を悼む──知られざる安倍氏と北海道の接点

北方ジャーナル2022年9月号
彼に拉致被害者の情報を提供
「チカホ」建設では陰で後押し


青木ビジネス企画センター社長 青木雅典氏


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【報道】道警不祥事から考える〈58〉

暴行など未発表か
道警不祥事2022上半期速報
懲戒・監督措置ともに前年比増


北方ジャーナル2022年9月号
地元警察の不祥事処分、本年上半期6カ月間の記録が出揃った。数字の上では懲戒処分・監督上の措置ともに前年同期を上回る結果となったものの、最も重い制裁である免職処分は記録されない結果に。4件あった懲戒処分がすべて公表されたのに対し、監督上の措置では未発表の法令違反が複数あることが疑われるが、いずれの事案も詳細はわかっていない。公文書開示請求であきらかになった範囲で、半年間の記録の概要を取り急ぎ報告する。(小笠原 淳)

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【選挙】第26回参院選・北海道の闘いを総括する

旧民主党系の連携不足で
長谷川・船橋ダブル当選

力関係崩した国民の独自候補擁立


北方ジャーナル2022年9月号
今夏の一大政治決戦、第26回参議院議員選挙の勝敗が7月10日に決した。その結果は与党・自民党が選挙区と比例代表合わせて全国で63議席(改選前55議席)を獲得。改選議席125の過半数を得て圧勝した。一方、野党第一党の立憲民主党は改選前の23議席から6議席も失い大敗。このほか改選前の6議席から12議席と、大きく議席を増やした日本維新の会の躍進も目立った。だが今回の参院選。期間中に起きた安倍晋三元首相銃撃という凄惨な事件、その後白日の下に晒されることとなった旧統一教会というカルト教団と政治家との結び付きの問題などで、選挙結果への関心が世間から一気にかき消えた感は否めない。改めて今回の参院選がどのようなものだったのか振り返っておきたい。(髙橋貴充)

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【原発】青森県大間町の「あさこはうす」を訪ねて

原発に食い込んだ反対の標
母の遺志を継いだ闘い今も


北方ジャーナル2022年9月号
青森県下北半島にある大間町。マグロ漁で知られる本州最北端のこのまちでは、2008年から世界でも例のないフルМOX燃料専用となる大間原発の建設が行なわれている。その原発建屋からわずか250メートルの場所に用地買収に応じなかった故・熊谷あさ子さんのログハウス「あさこはうす」がある。大間原発をめぐっては、海を挟んだ函館市が14年に国と事業者を相手取り建設の無期限凍結を求める訴訟を起こしており、本道にとっても無関係ではない。6月下旬、あさ子さんの長女で活動を引き継ぎ「あさこはうす」に暮らす熊谷厚子さん(67)を訪ね、反原発への思いを訊いた。(武智敦子)

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【原発】岩内町の斉藤武一さんが『地震の絵本 ぐらぐらどーん』を自費出版

危険なのは津波だけではない
泊原発に潜む「地震のリスク」


北方ジャーナル2022年9月号
北電が再稼働を目指す泊原子力発電所。その耐震性は信頼できるのか──。岩内在住の市民科学者、斉藤武一さん(69)が8月1日、泊原発と地震の問題をテーマに『地震の絵本 ぐらぐらどーん』を自費出版した。3本の紙芝居を1冊にまとめたもので、硬い地層と軟かい地層が重なるサンドイッチ状の地層に建つ泊原発の危険性や耐震設計の目安となる基準地震動の矛盾点などについて分かりやすく解説。地震大国日本ではどこでも地震の起きる可能性があり、原発の再稼働に一考を促す一冊となっている。          (武智敦子)

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【観光】行動制限緩和後の地域観光の在り方【日高路編】

「ウマ娘」効果が問題提起した
馬産地での観光振興の在り方
課題は観光客側のモラルやマナー

北方ジャーナル2022年9月号
長かったコロナ行動制限が緩和され、この春からようやく観光客が動き始めた。そういった中で気になったのは、馬産地として著名ないわゆる日高路。クロスメディアコンテンツ「ウマ娘」の大ヒットで、それきっかけのビギナーの競馬、競走馬ファンが急増。いわばウマ娘の聖地として同地域が大きな注目を集めるようになったからだ。だが正直なところこの地域は、観光産業があまり発展してこなかった。加えて牧場主などは大切な馬とのトラブルを心配して、観光客の増加をそう歓迎していない節もある。“弱かった観光をテコ入れする”といった安直な発想では決して上手くいかないであろう、日高路における観光振興の難しさなどを探った。 (髙橋貴充)

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【ニュース】

■NHK「NW9」密着もお蔵入り
 ネムロニュースの迷走止まらず

 ──労組メンバーには「本採用拒否通知」

■民事再生のスガイディノスが東京の
 エンタメ企業GENDAに事業譲渡

 ──社員は継続雇用、スガイディノスは清算処理へ

■銃所持許可訴訟・二審弁論続く
 裁判所が双方に積極主張求める

 ──現地では本夏もヒグマ目撃情報多発

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【創刊50周年記念特集】

【創刊50周年に寄せて】ジャーナリスト 清水 潔
めざせ60年 北の大地の絶滅危惧種

【創刊50周年に寄せて】元警察官・依存症予防教育アドバイザー 稲葉 圭昭
地道に愚直に権力監視、これからも

【特別インタビュー】「北方ジャーナル事件」と本誌の現在

昔のような北方ジャーナルに
決して戻らないでもらいたい

弁護士 上田 文雄氏

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【観光】2022 SUMMER 道内観光情報

夏の光へ漕ぎ出そう

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【医療】院長に就任した大川洋平医師に訊く

札幌ハートセンター初の分院
「新札幌心臓血管クリニック」


北方ジャーナル2022年9月号
全国屈指の循環器専門病院、札幌心臓血管クリニック(東区・104床)のサテライト診療所「新札幌心臓血管クリニック」が7月1日、JR新さっぽろ駅近くにオープンした。全道に専門医を派遣しサテライト外来を開いてきた医療法人札幌ハートセンター(藤田勉理事長)が自前の分院を初開設。開院に当たって北海道大野記念病院の前院長で循環器分野の名医として知られる大川洋平医師をトップに迎え、本院と遜色ない検査体制を整えた。「札幌ハートセンターとして厚別区や北広島方面の医療ニーズに応えていきたい」と意気込む大川院長に今後の抱負を訊いた。           (7月27日取材)

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【寄稿】カーボンニュートラルへの接し方を考える

カーボンニュートラルの秘密兵器
バイオ菌による下水汚泥処理の実力

㈱あかりみらい代表取締役 越智文雄氏


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【追悼特集】
土屋グループ創業者会長
土屋公三氏が遺したもの


【再録インタビュー】
お客様と同じ目線に立った家づくり
「苦難福門」を経て辿り着いた節目

創業者会長 土屋 公三氏

【土屋公三さんを悼む】創業者として成功した資質とは

成功の原動力は苦労の経験
向上心で花開いた建築事業


日本商工振興会会長 伊藤小一氏

【土屋公三さんを悼む】生涯をかけて学び続けた“努力の人”

半端じゃない情熱と仕事量で
会社を大きくしたことに感服


キャリアバンク社長 佐藤良雄氏

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【連載】〝農と食〟北の大地から

豊浦発・自然栽培の野菜と卵を札幌に宅配する試み
規模拡大での挫折が大きな転機
仲間と目指す小規模農家の自立


北方ジャーナル2022年9月号
もうすぐ農業歴が50年になろうとする胆振管内豊浦町の駒井一慶さんがめざす方向は、地域自給型の「ローカリズム農業」と小規模農家による「販売共同体づくり」である。そのために週2回、自宅から100キロ離れた札幌まで車を走らせ、野菜と卵の宅配事業を続ける。顧客は増え続け今では150軒ほどになり、農場を継承していく道も見え始めた。しかし、ここに至る歩みは、大規模酪農や牛乳・乳製品づくりの挫折をはじめ、地元農協からの離農勧告…と決して平坦なものではなかった。牛舎まわりの鉄くずを売ってヒヨコを購入し、鶏の卵を売る。「3・11」を機に野菜の宅配を始める──。「農と食」の現場から離れることなく、持続可能な農業のあり方を追求してきた軌跡と現状について耳を傾けた。(ルポライター 滝川 康治)

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【演劇】劇団うみねこ元代表の吉川勝彦さんに訊く【2】

芝居バカの夫を支えた妻
書き残したい小樽演劇史


北方ジャーナル2022年9月号
小樽市の「劇団うみねこ」の元代表、吉川勝彦さん(78)が歩んできた58年の芝居人生。それを誰より理解し支えてきたのは7年前に亡くなった妻の陽子さんだった。亡くなった翌年の2016年、念願だった『父と暮せば』を上演したが、「稽古では妻と一緒に演じているような気がした」と振り返る。高校生ら若者を巻き込んでの芝居づくりは、時に「芸術性を求めない」「劇団人さらい」などと揶揄されることもあったが、「あの時演じて楽しかったと言ってくれる人がいれば」と豪快に笑い飛ばす。              (武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」84──NPO法人「楽しいモグラクラブ」の動画支援

さまざまな専門家が力を合わせ
「ひきこもり支援」の動画を制作


北方ジャーナル2022年9月号
障害者支援など法律の枠組みから外れたひきこもりをどう救うか──。この問題に向き合おうと、札幌市北区のNPO法人「楽しいモグラクラブ」(平田眞弓理事長)が支援者の育成に取り組んでいる。ひきこもり支援の専門家や社会保険労務士、クリエイターらを講師に迎えてオンラインの勉強会を開催。在宅での仕事づくりや障害年金を受給するメリット、当事者の気持ちなどについて学んでもらうためのそれらを動画としてまとめるプロジェクトだ。同法人は就労支援事業所を運営しているが、スタートは不登校・ひきこもり支援。原点回帰ともいえる今回の事業は交流のある団体や個人とのネットワークを活かして生まれた。 (武智敦子)

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【フォトレポート・トピックス】

●母娘、並走した10年 看護師過労死 裁判終結を報告
●カドウフーズと函商の学生たちが厚沢部町で地域課題解決授業実施
●小学生検事らが容疑者を追及 札幌地検が「カルチャーナイト」で取り調べ体験
●次を担う若者らが盛り上げた札幌市制100周年の記念式典
●白い恋人パークにベイクショップ「チェルシー」が7月にオープン
●盛り上がった花のまち・恵庭ガーデンフェスタ34万人来場

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【連載コラムなど】

*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*古本屋女房の“古本的日常"
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 特別授業
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*人物株価
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『初恋』

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