
2024年05月24日
つしま医療福祉Gが介護分野でソウル特別市と連携協定を締結へ 日本医療大学で相互協力の意向書調印式
調印を終えた対馬徳昭代表(左)と鄭詳勲福祉政策室室長(5月21日午後、日本医療大学月寒本キャンパスの理事長面談室)
つしま医療福祉グループ(本部・札幌市豊平区)とソウル特別市は5月21日午後、介護分野について相互協力することを目的とした連携協定の意向書調印式を行なった。この日は、同グループ傘下の学校法人日本医療大学月寒本キャンパスの理事長面談室で対馬徳昭グループ代表とソウル特別市の鄭詳勲福祉政策室室長が意向書に署名。今後、互いに協力していくことを約束した。(こ)(く)
調印を終えた後で両者関係者による記念撮影
つしま医療福祉グループは、約30年前からソウル市社会福祉協議会などとの関係を深めており、両者間で情報交流などを行なってきた。昨年10月には、ソウル特別市議会副議長をはじめ同委員会委員長ら計8人が札幌を訪れ、日本医療大学を視察したこともある。
そうした中、両国にとって真摯に向き合わなければならない介護問題について、同グループとソウル特別市は、互いに協力していくことを目的に連携協定意向書を取り交わすことにしたもの。具体的には、①介護および地域包括ケアに関することについて相互に協力する ②介護および地域包括ケアの相互の発展のための資料を収集し、情報交換する ③関連対策推進のネットワークづくりやプログラムの交流に協力する ④老人福祉施設従事者の力量強化のための交流や研修──などさまざまな事業で協力することが盛り込まれている。
意向書に調印した後、対馬代表は「当グループは30年間にわたって韓国の福祉系大学や介護事業者と交流を進めてきた。当グループが持つ介護支援サービスの提供などを韓国、ソウル特別市の介護事業者と協力して進めていきたい。今回の協定を新たなスタートとし、札幌市を含めて関係をより深めていきたい」と話した。
また鄭室長は「高齢者の増加は社会問題となっており、より効果のある介護政策をつくらなければならない大事な時期に差し掛かっている。連携することで学び、市の福祉政策に結び付けていきたい」と抱負を述べた。
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