2022年07月19日
たった一人で土屋グループの礎を築いた、土屋公三創業者会長が逝去

土屋グループ創業50周年特集の取材に応じる土屋氏(2019年6月号)
北海道経済界の巨星──。そう呼んでも過言ではない大きな存在感を放っていた経営者、土屋ホールディングスの土屋公三創業者会長が7月15日に逝去した。享年満80歳。同19日に同社が明らかにした。
葬儀は近親者で既に執り行なわれており、後日「お別れの会」を行なう予定。
土屋ホームを中核企業とする今日の総合住宅企業体・土屋グループを築き上げた土屋氏。その創業はたった一人、尚且つ住宅建築に関する知識や技術を持っていなかった中での船出だった。
創業当初から直面した幾多の困難。だがその度に持ち前の強い意思や向学心、そして縁を得た多くの人々の支えや助言で克服してきた。土屋氏は自分史「苦難福門」を刊行しているのだが、この題名について土屋氏は「タイトル通り、調子が良くなり始めたと思ったら苦境に直面し、そしてそれを克服していくという繰り返しでした」と弊誌のインタビューで語っている(2019年6月号)。
1969年に土屋商事の名称で創業した会社は、1982年に土屋ホームに。そして2008年に土屋ホールディングスの設立に至る。
2004年に国土交通大臣表彰(建設事業関係功労者)、2008年には黄綬褒章受章している。
土屋氏が何より熱心に取り組んだと思われるのは“学び”。さまざまな講演会や経営者セミナーに参加し、自身も人間社長塾や3KM講座などを通じて自社の社員だけではなく、多くの若手経営者の育成に力を注いだ。
「皆さんにはただ利益、成績を追い求めるのではなく、人間としての魅力もしっかり磨き続けて欲しいという思いですね」(土屋氏談。2019年6月号)
惜しまれつつ逝去した土屋氏。“学び”を大切にし続けたその生涯に敬意を込めつつ、謹んでご冥福をお祈り致します。
創業当初から直面した幾多の困難。だがその度に持ち前の強い意思や向学心、そして縁を得た多くの人々の支えや助言で克服してきた。土屋氏は自分史「苦難福門」を刊行しているのだが、この題名について土屋氏は「タイトル通り、調子が良くなり始めたと思ったら苦境に直面し、そしてそれを克服していくという繰り返しでした」と弊誌のインタビューで語っている(2019年6月号)。
1969年に土屋商事の名称で創業した会社は、1982年に土屋ホームに。そして2008年に土屋ホールディングスの設立に至る。
2004年に国土交通大臣表彰(建設事業関係功労者)、2008年には黄綬褒章受章している。
土屋氏が何より熱心に取り組んだと思われるのは“学び”。さまざまな講演会や経営者セミナーに参加し、自身も人間社長塾や3KM講座などを通じて自社の社員だけではなく、多くの若手経営者の育成に力を注いだ。
「皆さんにはただ利益、成績を追い求めるのではなく、人間としての魅力もしっかり磨き続けて欲しいという思いですね」(土屋氏談。2019年6月号)
惜しまれつつ逝去した土屋氏。“学び”を大切にし続けたその生涯に敬意を込めつつ、謹んでご冥福をお祈り致します。
Posted by 北方ジャーナル at 19:42│Comments(0)
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