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2022年03月14日

北方ジャーナル2022年4月号

北方ジャーナル2022年4月号



3月14日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】広域紋別病院の医師流出問題を追う【2】

内科医退職で被った痛手
失われた地域の医療とは

企業長に就任する宮川市長を直撃


北方ジャーナル2022年4月号
広大なオホーツク西紋地区の医療を預かる広域紋別病院(曽ヶ端克哉院長・150床)の医師流出問題の続報だ。内部対立などを理由に昨年秋から今年1月にかけて副院長をはじめとする常勤内科医3人が病院を去る事態の中で、どのような医療が失われてしまったのか。そして、かつて同病院の誕生に当り汗をかき地域医療の存続に尽力してきた紋別市の宮川良一市長(67)は、今回の問題をどのように捉えているのか。折しも宮川市長は、現在の及川郁雄氏に取って代わり、この4月から運営母体である企業団の企業長に就任することが決まっている。2月下旬、宮川市長を市役所で直撃した──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】北洋銀行の親密企業「ネクステップ」経営陣の暴走【2】

本誌発売直後に水口社長が退任
新体制でも問われるガバナンス


北方ジャーナル2022年4月号
3月号で報じた、不動産仲介、不動産賃貸管理、駐車場管理のネクステップ(本社札幌)経営陣における暴走問題の続報だ。北洋銀行幹部が代々社長に就く同行の親密企業でありながら、水口千秋社長(67)がオーナー社長のように振る舞い、自身の報酬倍増や社長定年延長などやりたい放題。こういった水口社長をはじめとする経営幹部のガバナンス欠如を指摘したところ、本誌発売直後の株主総会で水口社長が会長に退き、濱岸春尋副社長が社長に昇格したことが分かった。事実上の水口社長の引責辞任という受け止めが広がる中で、ネクステップ経営陣の暴走にブレーキはかかったのだろうか──。   (本誌取材班)

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【報道】告発・絶望の学府⑫

「息子は殺された」
被害学生遺族が慟哭の告発
江差パワハラで奪われた命


北方ジャーナル2022年4月号
第三者調査で50件超の被害が認定された道立高等看護学院のパワーハラスメント問題で、未だ公式には認められていない最大の被害がある。理不尽な指導で留年を余儀なくされた男子学生が自ら命を絶ったのは、3年前の秋。不意の悲劇に言葉を失い、事実を追及する気力さえ奪われていた遺族がこの春、初めて被害告発に臨む決意を固めた。小さな声を支えるのは、ただ1つの思い。「なかったことにされたくない」――。(小笠原 淳)

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【報道】ウイルス禍が奪った“居場所”

路上支援、受難
活動20年超のボランティア困惑
地下鉄駅内での物資提供「禁止」


北方ジャーナル2022年4月号
札幌で長く活動を続けるホームレス支援団体が、折からのウイルス禍で想定外の岐路に立たされている。路上の当事者へ支援物資を配布する活動に、不意の「待った」がかかったのだ。札幌の中心部からベンチなどの設備が減った結果、限られた休憩場所でホームレスとそうでない人たちとが接触する機会が増え、市営地下鉄駅構内で係員への苦情が急増。当惑するボランティアたちは市当局へ相談を寄せてみたのだが…。(小笠原 淳)


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【報道】“核のゴミ”レポートPART29 神恵内村長選の結果と「概要調査」に向けた動き

現職が村外候補に圧勝
“核のゴミ”を埋めるより
「地域の宝」を掘り起こせ


北方ジャーナル2022年4月号
“核のゴミ”最終処分地の選定に向けた事前調査が進む中、昨年10月の寿都町長選に続いて、神恵内村長選が行なわれた(2月27日投開票)。6選をめざした現職の高橋昌幸氏(71)が559票を獲得して圧勝し、泊村在住の脱原発運動家・瀬尾英幸氏(79)は48票で惨敗した(当日有権者数は706人。投票率89・24%)。今後の焦点は「概要調査」に対する住民投票などの行方に移るが、その一方で幌延深地層研究センターをめぐり、処分事業と研究の区別を曖昧にする動きも──。泊原発関連4町村と「核ゴミ処分地」関連2町村の住民グループは、地域資源を活かした地域づくりに転換しようと「振興プラン」を作成する作業を始めた。(ルポライター・滝川 康治)

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【報道】“核のゴミ”文献調査が進む神恵内の村長選に敗れた脱原発活動家

“よそもの”に厚かった
現職の壁と村の閉鎖性


北方ジャーナル2022年4月号
任期満了に伴う神恵村長選が2月27日投開票され、現職の高橋昌幸氏(71)が新人で脱原発運動家の瀬尾英幸氏(79)を大差で退け6選を果たした。高レベル放射性廃棄物、いわゆる核のゴミの最終処分場選定に向けた文献調査が進む村内で、概要調査に進むことにNOを突き付け交付金に依存しない村づくりを訴えた瀬尾氏は「私の力不足。しかし、高橋村政や国のやり方に異議を申し立てることに意義はあった」と沈痛な面持ちで頭を下げた。本稿では36年ぶりに行なわれた村長選で敗れた瀬尾氏周辺の動きを追った。(武智敦子)

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【報道】2022参院選/連合北海道・杉山元会長に訊く

支持政党の立憲と国民2党へ
願わくばまたひとまとまりに

ジレンマの課題抱える中で臨む参院選


北方ジャーナル2022年4月号
2022年7月中までに行なわれる予定の第26回参議院議員選挙。定員3の北海道選挙区では、自民党から現職の長谷川岳氏と前回衆院総選挙で道1区から出馬し敗れた船橋利実氏が出馬する見通しで、野党の立憲民主党からは現職の徳永エリ氏。そして2月下旬に2019年道知事選で敗れた石川知裕氏の擁立を固めた。このほか諸派からも擁立者の具体名があがっているが、立憲民主党と同じ旧民主党の流れをくむ国民民主党も候補を擁立する構えだ。そこで気になるのが両党の最大の支持団体・連合。本稿では連合北海道の杉山元会長を訪ね、支持団体としての本音を訊いた。(2月22日収録、髙橋貴充)

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【追悼】宮谷内亮一・千島連盟根室支部長ラストインタビュー

我々には一刻の猶予もない
ビザなし交流の全面復活を


北方ジャーナル2022年4月号
北方領土の元島民らで組織する千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)根室支部長の宮谷内亮一さんが2月5日、急性心不全のため根室市内の病院で死去した。79歳だった。根室市職員を退職後、千島会館館長を経て2007年5月から千島連盟理事、11年4月から同連盟根室支部長を務めていた。本誌は例年2月号の根室・北方領土特集で元島民への聞き書きを掲載。宮谷内さんには14年からお世話になり、これまで毎年本人への取材を重ねてきた。昨年12月にも通算8回目のインタビューを行ない、その要約を本年2月号に掲載したばかりの訃報だった。本稿では、宮谷内さんへの追悼の思いを込め、最後となった先のインタビューの全体をあらためて読者に紹介したい。(工藤年泰・佐久間康介)

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【ニュース】

■豊浦町の汚水不法投棄事件で
 小川副町長ら7人を書類送検

 ──3選を果たした村井町長も責任を免れない雲行き

■コープ共済から詐欺で告訴された
 釧路の柔道整復師が破産手続きへ

 ──「計画倒産」で損保会社への被害弁済を回避?

■道警の警察官が児童買春で懲戒
 本部はホームページで注意喚起

 ──事案公表、児童ポルノ隠蔽疑いと対照的な対応に

■強制不妊・道外訴訟で国が敗訴
 札幌の小島さん「私も敗けない」

 ──大阪高裁で逆転判決、月内には東京でも

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【医療】札幌の中村記念病院が導入した椎間板ヘルニアの低侵襲治療

薬剤ヘルニコアの注入で
多くの患者の腰痛が消失


北方ジャーナル2022年4月号
全国屈指の脳神経外科専門病院として知られる社会医療法人医仁会 中村記念病院(札幌市中央区/中村博彦理事長・院長/499床)が、腰痛などを引き起こす椎間板ヘルニアの新しい治療法として「ヘルニコア」という薬剤を使った施術を導入し効果を上げている。同病院脊椎脊髄・末梢神経センター長で脳神経外科副部長の大竹安史医師は「脳神経外科病院で腰痛の治療を行なうのを不思議に思うかもしれませんが、当院は開院以来、脳から連なる脊椎脊髄・末梢神経の治療を手掛けてきました。ヘルニコアも椎間板ヘルニア治療の有力な選択肢であることを知ってもらいたい」と話す。1泊2日の入院あるいは日帰りも可能なヘルニコア治療とは──。(2月24日取材)

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【2022春の全国交通安全運動】

多様化する交通環境の中で
問われる人々の安全モラル

目立つ運転者の意識に起因した事故


北方ジャーナル2022年4月号
4月初旬から始まる春の全国交通安全運動。技術の進歩で死傷者低減に寄与する車両そのものの安全性は年々向上している印象だが、近年よく取り沙汰されている交通事故は、煽り運転や高齢ドライバーの車両暴走など、ハンドルを握る人の意識に起因するトラブルが目立つ。ドライバーのモラル、マナーに関わる問題では身近なところで、先頃相次いだ大雪の際に自分勝手な危険運転車両に、苛立ち悩まされた方も多いのではないだろうか。また、自動車のほか自転車が加害者側となる事故も目立つなど、交通環境も一昔前と比べて多様化している。現在の交通安全啓発活動はどうなっているのだろうか。

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【企業】千秋庵と業務提携したCOC長沼社長に訊く

和菓子の事業は長年の念願
今後のシナジー効果に期待


北方ジャーナル2022年4月号
1月下旬に札幌の老舗和菓子、千秋庵製菓(本社札幌、庭山修子社長)と業務提携を果たしたCOC(同、長沼真太郎社長)。同社は洋菓子きのとや(同、中田英史社長)のグループ企業で、主な事業は商品の企画開発。長沼真太郎社長はきのとやの創業者・長沼昭夫氏を父に持ち、2013年にはチーズタルトが著名なBAKEを創業した経歴も持つ(※現在は同社株式の大半を売却し、経営から身を引いている)。今回の千秋庵製菓との業務提携について「実は長年の念願だった」と話した長沼社長。老舗和菓子と人気洋菓子の結び付きでどのようなシナジーが生まれてくるのか。今後の構想などを訊ねた。(髙橋貴充・2月17日収録)

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【文化】ゲーム愛好家3人が市立小樽文学館で企画展

かつてのゲーム文化を支えた
同人誌や攻略本などが大集合


北方ジャーナル2022年4月号
札幌在住のゲーム愛好家3人が企画構成した企画展「ザッシ・コウリャクボン・ドウジンシ ゲームの本」が3月5日から4月24日までの会期で市立小樽文学館で開催されている。アーケードゲームやファミコンゲームといったかつてのゲーム文化を陰で支えた同人誌や雑誌、攻略本のバックナンバーを通してゲームの歴史をたどろうというユニークな催しとなっている。(武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」79──ひきこもりを理解できない父親

まだ少ない家族会への参加
専門家からの説得がベスト


北方ジャーナル2022年4月号
ひきこもりの長期化に伴い、親子関係が悪化し抜き差しならない状況に陥るという話をよく聞く。その原因の多くが子供がなぜひきこもっているかを理解できない「父親」にあるようだ。子供に就労経験があれば、なおさら父親は「怠けている」「なぜ働けないのか」と戸惑い子を責めたてる。父がいると部屋から出てこなくなるのは、自分を守るためだ。最近は定年退職前後の父親が家族会に参加するケースも増えているが、推計は全国で100万人を超すとされるひきこもりを考えるとその数は少ない。父親が子供のひきこもりを理解するにはどうすればいいのか。社会福祉士、精神保健福祉士で函館を拠点に不登校・ひきこもり支援を続ける野村俊幸さん(71)に訊いた。
(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【80】

栗山町のハサンベツに残る
旧陸軍の拠点「火薬庫の沢」

駐屯していた“幻の部隊”


北方ジャーナル2022年4月号
札幌から北東に約50キロ離れた夕張郡栗山町の「ハサンベツ地区」に「火薬庫の沢」と地元で呼ばれている地区がある。旧陸軍の火薬庫があったという記述や出入り口とされるコンクリートの門の写真は何度か見たことがあったが、それがどこにあり、どんな施設だったのかなど詳しい情報はほとんどない。栗山町を何度か訪れながら調べてみると、そこには旧陸軍の火薬庫をはじめ兵舎があったことや戦時中における炭鉱での中国大陸や朝鮮半島出身者の厳しい労働実態などが浮かび上がってきた。今回は、北海道には埋もれている戦争遺産がまだまだあることを知る旅となった。                (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●SATOグループとDONUTSが連携 『ジョブカン無料de顧問』スタート
●ISHIYAの新たな柱事業の構築へ 「おうち de ISHIYA」がスタート
●包括的な感染症対策に取り組むシーエーブイ
●土屋ホームがカーボンニュートラル対応の木造賃貸住宅「ラピス」事業化
●サッポロ クラシック新CM発表会で松岡昌宏さんが語った地元への思い

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常"
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*連載小説 特別授業
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『旅支度《永遠器械春季号》』

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