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2022年01月15日

北方ジャーナル2022年2月号

北方ジャーナル2022年2月号



1月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】道警不祥事から考える〈54〉

「みんな払ってくれた」
飲み逃げ指摘に“逆ギレ”か
女性巡査の傷害、発表せず


北方ジャーナル2022年2月号
初対面の男性と飲食をともにして食事代の支払いを拒否、咎められると逮捕術まがいの暴力で相手を“制圧”し、怪我を負わせて逃走した――。昨年暮れに報じられたその事件は、今に到るまで公式には発表されていない。地元報道の取材に、警察は犯行態様を過少に説明、被害者代理人がこれに反論の声を上げる事態に。事件を起こしたのは「スーパーの店員」を名乗る20歳代の女性。本当の職業は、警察官だった。(小笠原 淳)

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【報道】狩人、銃を奪われる⑥

「著しく妥当性欠き、違法」
ヒグマ駆除ハンター全面勝訴
完敗の公安委はまさかの控訴


北方ジャーナル2022年2月号
地元公安委員会の処分は、法廷で全否定された。「社会通念に照らして著しく妥当性を欠き、裁量権を濫用したものと言わざるを得ない」――。自治体の要請でヒグマを駆除したハンターから銃を取り上げる措置を、裁判所ははっきり「違法」と断定。これにより各地の獣害対策が正常化するかに思われたが、完膚なきまで潰された筈の被告がその結果に水を差し、争いは高裁に持ち込まれることに。駆除の担い手を狙い撃ちにする当局にはどんな目的があるのか、その真意はもはや測りようもない。(小笠原 淳)

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【報道】告発・絶望の学府⑩

副学院長、続投
江差看護・パワハラ告発3年め
人事先行、救済は弁護士対応へ


北方ジャーナル2022年2月号
複数の教員の関与が認定された、北海道立高等看護学院のハラスメント問題。中心人物とされる江差看護学院の現副学院長は11月から勤務地を保健所に移したが、今後もその職を解かれず教務担当の副学院長に留まり続けることがわかった。12月には専任の学院長が着任するなど人事の刷新は進んでいるものの、最も強く待たれる学生たちの救済の道はまだ見えてこない。告発3年め、被害の回復はどこまで遠のくことになるのか。(小笠原 淳)

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【報道】21世紀の人質司法②

供述強要、私物検閲…
違法取り調べで国賠提訴
密室の捜査、無法地帯か


北方ジャーナル2022年2月号
本誌昨年10月号で報告した北海道警察の違法捜査問題で12月下旬、黙秘権侵害などの被害を訴える容疑者(当時)と弁護人が道警に賠償を求める裁判を起こし、警察による不当な取り調べの改善を求めた。弁護人らはそれまで再三にわたって公安委員会などに苦情を寄せ、地元弁護士会も警察への申し入れを行なってきたが、納得できる説明は得られていないという。外部の監視の眼を欠いた取り調べの場では、日々何が起きているのか――。(小笠原 淳)


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【報道】“核のゴミ”レポートPART28 文献調査が進む神恵内村で「核反対」を訴える88歳の闘い

原点は自らの被曝体験
核のゴミに頼らない
村づくりに筋を通す

北方ジャーナル2022年2月号
高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)などの最終処分場選定に向けた「文献調査」が進む後志管内神恵内村で、今から10数年前に郷里にUターンした80代の男性が「核反対」の運動を精力的に続けている。病院に勤務していた青年時代、過剰な放射線を浴びて被曝症状が現れ、今もなお体内には放射能が残る。そんな人生経験を糧に「核ゴミ反対」の運動に立ち上がった。核の危険性や地質の脆弱さ、村民の声などを紹介し、自作の詩も載せたチラシを配る。実施主体のNUMOと村が設置した「対話の場」の委員として発言する。交付金に頼らない「村おこし」の道を提案する──。自宅を訪ね、この闘いに懸ける思いなどについて訊いた。(ルポライター・滝川 康治)

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【報道】泊村在住の新人・瀬尾英幸氏が神恵内村長選に出馬へ

捨て身で文献調査に反対
漁業振興、積丹半島の魅力探しを


北方ジャーナル2022年2月号
高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のゴミ」の最終処分場の選定に向けた文献調査が進む後志管内の神恵内村で任期満了に伴う村長選が2月22日告示、27日投開票の運びとなっている。同村長選には現職で6選を目指す高橋昌幸氏(71)がすでに出馬を表明。対抗馬擁立の動きがなく無投票の公算が大きかったが、7年前に泊村に移り住み泊原発の廃炉に向けた活動を続ける瀬尾英幸氏(79)がこのほど出馬の意向を固めたことが分かった。「文献調査に反対している住民のためにも声をあげなくては」と語る瀬尾氏が取材に応じた。(武智敦子)

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【報道】「北海道新幹線・札樽トンネル」建設残土問題を追う②

要対策土の受け入れをめぐり
“強行搬入”と住民団体が抗議


北方ジャーナル2022年2月号
北海道新幹線の札幌延伸に伴う札樽トンネル(小樽―札幌=26・2キロ)の掘削工事で発生する、ヒ素などの重金属が環境基準を超える「要対策土」の受け入れが昨年12月13日から札幌市手稲区山口地区の一般産業廃棄物処分場(山口処理場)で始まった。だが、先立つ10日には住民団体が「住民の意思を無視している」などと秋元克広市長に搬入中止と公開討論会の開催を申し入れ、市側と対立が続いている。本誌の取材に市新幹線推進室は「山口地区での受け入れについては、地元説明会などを重ね議会でも論議してきた。対策方法についても十分に説明しており、申し入れには応じられない」と回答。ヒト、モノ、カネが動くと期待される新幹線だが、建設に伴う負の側面も否定できない。先月に続き要対策土の受け入れ問題を追った。(武智敦子)

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【ニュース】

■深川市立病院幹部の「チケット授
 受疑惑」で関係者2人に戒告処分

 ──チケット要求行為は問われず「大山鳴動して鼠一匹」の結末に

■「安全で安心な病院に」遺族訴え
 新人看護師パワハラ死訴訟終結

 ──「接点なかった」医師発言、手術台帳と矛盾

■初弁論で当事者ら法改正求める
 「結婚の自由」札幌訴訟、控訴審

 ──一審「違憲」受け、さらに踏み込む判断に期待の声

■PKO派遣違憲確認訴訟が結審
 自衛官家族の訴え、3月判決へ

 ──提訴5年、問われる「戦闘」の有無

■札幌冬季五輪への率直な意見求める
 市と市民の対話事業1月から本格化

 ──コロナ禍中の東京五輪を目にした札幌市民の受け止めは?

■スポーツ庁創設の優良自治体表彰で
 北見のカーリングまちおこしが選出

 ──「ロコ・ソラーレ」の北京五輪での活躍前にホームタウンで朗報

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【2022 道東・根室特集】石垣雅敏市長に訊く

迅速かつ細やかなコロナ対応
好循環を生む「ふるさと納税」

外交の積み重ねで領土交渉の前進を


北方ジャーナル2022年2月号
2021年もコロナ禍に向き合う1年となった中で、いち早く希望者全員へのワクチン接種を終え、サンマ水揚げ日本一のまちとして市外在住のサンマ漁船乗組員への接種にも取り組んだ根室市。最近では18歳以下を対象にした10万円給付のスピーディーな実施など、同市の細やかで迅速なコロナ対応は全国的な話題にもなった。ふるさと納税が全国3位の人気を誇り、新庁舎建設が来夏に始まる一方で、主力産業の水産は不振が続き、秋以降の赤潮被害も深刻な状況となっている。北方領土返還運動では昨年からビザなし交流や共同経済活動が中断されるなど課題も山積している。1期目の任期満了まで1年を切った石垣雅敏市長(70)に、市政の現状とこれからの展望を訊いた。(12月20日収録)

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【2022 道東・根室特集】
元島民が語る北方領土への思い

交流事業の再開に向けて
地元が求める政府の熱意

公益社団法人 千島歯舞諸島居住者連盟
理事・根室支部長 宮谷内亮一氏(79)

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【2022 道東・根室特集】
元島民二世が語る北方領土への思い

島への思いを引き継ぎ活動
岸田総理の領土視察を熱望

公益社団法人 千島歯舞諸島居住者連盟根室支部
「かけはしの会」 法月信幸会長(63)

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【2022 道東・根室特集】

根釧地域の企業をAIで後押し

大地みらい信金と調和技研が包括連携協定
北方ジャーナル2022年2月号




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【地域】日高山脈を「宝の山」にするべく地元経営者団体が奮起

日高山脈襟裳の〝国立公園化〟踏まえ
プログレス日高が地域振興策を提言

連動視野にシーニックバイウェイ指定も


北方ジャーナル2022年2月号
2022年冬には国立公園に昇格すると見られている「日高山脈襟裳国定公園」。その動きを地域活性化の起爆剤にしようと活動しているのが、日高管内7町(日高・平取・新冠・新ひだか・浦河・様似・えりも)全てに会員を有する若手経営者団体のプログレス日高(幌村佑規会長)だ。組織名にあるプログレスとは、「絶え間なく前進する」という意味を持つ。同管内は昨年におけるJR北海道日高本線の廃線が象徴するように、観光など常日頃より人の行き来が盛んとは言えず、地域をあげて交流人口を増やしていくといった取り組みはあまり見られなかった。だがプログレス日高は、国立公園化を機に同公園を管内全体のシンボルにして、さまざまな波及効果をもたらす賑わい創出を模索。さる10月には、これからの地域振興に向けた提案書というべき冊子「日高山脈は〝宝の山〟」を刊行し、注目を集めている。日高が持つポテンシャルと今後の可能性とは──。

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【交通】HAPによる新千歳空港ブラッシュアップ

新千歳空港駐車場一括運営で
利用者の利便性が大幅に向上

無料時間拡充、事前予約サービスも開始


北方ジャーナル2022年2月号
“空港民営化”に伴い2020年6月に北海道エアポート(略称HAP)に事業運営が引き継がれ、利便性が大きく向上したのが新千歳空港のA・B駐車場だ。HAPによるワンオペレーションの取り組みが進む中で、直近の12月20日からは駐車時の混雑を気にしないで済む事前予約サービスも始まった。コロナ禍の影響で旅客需要が減退しているとはいえ、同駐車場のサービス向上は利用者にとって大きな朗報。空港内の商業施設やエンターテインメント施設も一段と身近なものとなり、新千歳空港を訪れるリピーターを増やす一助にもなっている。

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【社会】予算不足に苦しむ小樽市犬管理所【5】──第2の幸せを見つけた犬たち

物言わぬ犬の代弁者として
新たな飼い主を探し続けた


北方ジャーナル2022年2月号
年末から3月にかけて小樽市犬管理所は最も忙しいシーズンを迎える。この時期、世間は卒業や入学、転勤に向けて多忙を極める。このため犬の譲渡の動きが止まり長期の収容となるからだ。小樽市から施設の管理を受託、年中365日体制で犬を受け入れてきた任意団体「ドッグエンジェルHIKARU」(成田広美代表)によると、収容犬の多くは人に心を開かず、噛み癖のある犬も少なくない。いずれも、しつけがされていなかったり虐待を受けた心の傷が原因だという。スタッフはそんな犬たちの世話を根気よく続け、新たな飼い主に譲渡する活動に取り組んできた。第2の幸せを見つけた犬たちのドラマを聞こうと犬管理所を訪ねた。(武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」77──ピアスタッフ座談会から

上手くいかない不安を抱えて
どうやって社会に身を置くか


北方ジャーナル2022年2月号
昨年8月から小樽市で行なわれてきた「サテライトSANGOの会inおたる」(NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク=レタポス主催)が12月16日に今年度最後の事業を終えた。同様の居場所事業は江別市と苫小牧市でも行なわれていたが、小樽市での取り組みは4年半と最も長い。この日はひきこもり経験のある30代から50代のピアスタッフ4人が参加。座談会形式で今年度の事業を振り返りながら、既存のひきこもり支援のありかたなどについて率直な意見を交わした。当日の模様を紹介する。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【78】

巨大な地下軍事工場だった
栃木県宇都宮の大谷資料館

採石場を利用し飛行機を製造


北方ジャーナル2022年2月号
栃木県宇都宮市大谷町にある大谷(おおや)資料館は、中世から加工しやすい石として国内で重宝されてきた大谷石(おおやいし)の採掘場跡である。現在は観光目的で公開され、巨大な地下空間内部とともに歴史などを展示する資料室を併設している。そしてここは、太平洋戦争末期に当時の中島飛行機が軍用機を量産するため工場として利用した戦争遺産でもある。だが、そもそもなぜこのような地下空間で飛行機のエンジンを造らなければならなかったのか。現地を訪ね、歴史を紐解いてみた。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●「安倍やめろ」「増税反対」から2年半 道警野次排除訴訟、今春判決
●厳冬期の自然美、滝上渓谷「錦仙峡」の氷瀑
●新築建替で生まれ変わる札幌心臓血管クリニック
●札幌駅前のチカホでオホーツクフェア開催
●岩見沢市の新庁舎が供用開始

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常"
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*連載小説 特別授業
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『Z嬢』

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