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2021年12月15日

北方ジャーナル2022年1月号

北方ジャーナル2022年1月号



12月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】現地報告──赤潮被害の実態を釧路町・小松茂町長に訊く

壊滅的な打撃を受けた
昆布森のブランドウニ

漁場回復に迅速かつ複数年の支援を


北方ジャーナル2022年1月号
漁師4代目として今も沖に出る小松茂・釧路町長が海の異変に気付いたのは、さる9月20日のことだった。長年の漁師としての勘で「ただ事ではない」ことを直ぐに察知、地元の昆布森漁協と連携してスピーディーな被害状況の把握に努めた。その後、管内自治体首長と連携して道や国に対策を強く働きかけたことは周知の通りだ。地元のブランドウニが壊滅的な打撃を受けるなど今回の被害はまさに災害級。その影響は今後数年間続く見込みで、再び赤潮が発生する恐れもある。海の異変に気付いた時から小松町長は未曾有の事態にどう向き合ってきたのか──。 (11月18日取材/佐久間康介・工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府⑨

謝罪・反省 どこ吹く風
パワハラ副学院長ら配置換え
江差看護・被害救済なお遠く


北方ジャーナル2022年1月号
事態はゆっくり進む。公立看護師養成校の教員らによるパワーハラスメント問題で、第三者調査結果を受けた北海道は11月下旬に主要な加害者の配置換えに踏み切り、一方で一部の教員については今後も教壇に立たせ続ける意向を示した。当の教員たちが自ら謝罪や反省の弁を述べる動きが伝わらない中、担当課は11月中旬までに保護者らに意向確認を求めていたが、寄せられた要望への回答文には「今しばらくのお時間を」なる文言が。とりあえず事態は進んでいる、極めてゆっくりと。(小笠原 淳)

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【報道】地元法曹たちの挑戦

札弁、攻める――
全国初、取り調べ立ち会い支援
「よりそい」制度では矯正と提携


北方ジャーナル2022年1月号
この冬、札幌弁護士会(坂口唯彦会長、登録826人)が立て続けに先駆的な試みに着手した。いずれも刑事弁護にかかわる重要な取り組みで、事件の容疑者や被告人、あるいは務めを終えた元受刑者たちにとって大きな福音となり得るものだ。いわゆる“人質司法”に斬り込み、また再犯防止に力を注ぎ始めた地元弁護士会。将来的に全国各地で定着が望まれる2つの施策は、社会が司法に何を求めているかという問いへの有効な解答となるだろう。(小笠原 淳)

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【報道】“核のゴミ”レポートPART27 巻原発計画を白紙撤回させた「住民投票」の経緯に学ぶ

町民みずからが決める
寿都の住民投票が内包する
勝ち負けを度外視した価値

北方ジャーナル2022年1月号
1996年8月4日、新潟県巻町(現・新潟市西蒲区)で原子力発電所の建設計画の賛否をめぐり、条例に基づく全国初の住民投票が行なわれた。計画の表面化から27年目の町民の選択は、反対1万2748票、賛成7904票(投票率88・29%)であった。この住民投票をきっかけに東北電力や県、国は追い詰められ、2003年に町有地をめぐる裁判が決着したことで計画の白紙撤回を表明するに至った。34年におよぶ歴史の中で大きな節目になった住民投票をめぐる軌跡は、“核のゴミ”最終処分地の選定に向けた事前調査が進む北海道にとって示唆に富むものではないか──こう考え、旧巻町を訪れて関係者の話を訊いた。(ルポライター・滝川 康治)

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【ニュース】

■共感呼んだ寿都の女性たちの声
「最終処分法」の見直しが課題に

 ──札幌で第2回「核ゴミ問題を考える道民会議」

■泊原発立地4町村住民連絡協議会の
 設立総会で市民科学者らが記念講話

 ──準備不足などから正式な設立は1月に持ち越し

■職場の「SOGIハラ」被害訴え
 元道職員の裁判で被告側が反論

 ──原告は三重県の先行例など示し、道の違法性指摘へ

■強制不妊手術「拷問」と被害男性
 旧優生法訴訟、控訴審で初弁論

 ──「除斥期間」めぐる争い、5年越しの闘いに

■復旧や現状維持費は“参考”扱い
 道には“解体”しかない百年記念塔

 ──存続や議論のやり直し求める声にも聞く耳持たず

■野次排除訴訟原告2人がトーク
 事件考える集会、苫市で開催へ

 ──国賠訴訟は12月下旬に結審、年度内にも一審判決へ

■道の委託でSATO行政書士法人が
 民泊推進セミナーを道内で連続開催

 ──滞在型観光を成功させるポイントとは何か

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【新春インタビュー】鈴木知事に訊く

コロナを抑え“ポストコロナ”を
見据えた新時代の道政の実現へ


北方ジャーナル2022年1月号
新型コロナウイルス感染拡大への対応をはじめ、道立高等看護学院のパワハラ問題や道東太平洋岸を襲った赤潮被害など新たな課題に直面することになった2021年。中央政界における後ろ盾と言われた菅義偉首相が政権を去る出来事もあった中で、鈴木直道知事(40)はどのように難局を乗り越えようとしているのか。今回のインタビューでは、それぞれの課題に向き合いながら「ピンチをチャンスに」変えていく知事としての決意が見て取れた。そのキーワードは「ゼロカーボン北海道」と「デジタル化」。新たな大きな波が危惧されるコロナ対策に万全を期しながら“アフターコロナ”を見据えて采配を振るう鈴木知事に胸の内を訊いた(11月29日収録)

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【新春インタビュー】秋元札幌市長に訊く

市制施行百周年の大きな節目を
起点にコロナを抑え新たに発展


北方ジャーナル2022年1月号
コロナ禍2年目の2021年も札幌市では感染拡大に向き合う厳しい日々が続いた。一方で、感染対策を徹底する中で東京五輪のマラソン・競歩大会が市内で開催され、「東京2020」の成功に大きな役割を果たした1年でもあった。このような中で同市は2022年に市制施行から100周年の大きな節目を迎えることになる。高度経済成長と人口増加の時代がすでに過去のものになったいま、この節目の年を環境配慮、ダイバーシティといったSDGsに繋がるまちづくりを進めていく起点にしたいと秋元克広市長(65)は意気込む。その秋元市長はコロナ禍をどう乗り越え、次の100年をどのように展望しているのだろうか──。(11月29日収録)

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【新春インタビュー】サッポロビール北海道本社代表 小野寺哲也 氏

商品を通じて道内一次産品や
地域の魅力を広く発信したい

飲食業・観光業への応援事業も検討


北方ジャーナル2022年1月号
「ふるさとのために、何ができるだろう?」を掲げ、コロナ禍中の厳しい情勢下でも北海道の魅力発信や、道民が元気になってもらえるような取り組みに力を入れてきたサッポロビール。2021年は初めて北海道ぎょれんとコラボ企画を展開し、今後はさまざまな一次産業事業者との連携を進めていきたい考えだ。コロナ前まで行なっていた賑わいを生み出す各種イベントに関しては、「どうしたら実施できるのか」といった前向きな方向で検討。小野寺代表は、目下厳しさの中にある飲食業・観光業に関しても「何らかの形で支援していきたい」と力を込める。  (11月30日収録) 

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【新春インタビュー】ISHIYAグループ代表取締役社長 石水 創 氏

沢山の出会いから生まれた
「共創」で新時代を切り拓く

コロナ禍回復まで「我慢も覚悟」


北方ジャーナル2022年1月号
人々の行動を悉く阻害するコロナ禍のために、観光需要などいわゆる従来のニーズが大きく減退した「白い恋人」のISHIYAグループ。そんな中、新たな方向性を見出すきっかけとなったのが、異業種はもとより同業者とも取り組んださまざまなコラボ事業だった。その「共創」の取り組みは、いずれも大きな成果を生み出しており、コロナ禍からの完全回復が中々見通せないこれからにおいても、「共創」は重要になる、と石水社長は力を込める。このほか本稿では同氏に、社長を兼務したサザエ食品とのシナジー効果や、父である故石水勲名誉会長への思いなどを訊ねた。
(11月29日収録) 

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【医療】
PCIロボット補助システム「コーパス」を
導入した札幌心臓血管クリニックに訊く
1ミリ違わず正確に心カテ
患者とDr.に朗報の遠隔操作


北方ジャーナル2022年1月号
循環器分野の疾患で全国トップクラスの症例数を誇る医療法人札幌ハートセンター(藤田勉理事長)の拠点病院「札幌心臓血管クリニック」(東区・104床)。同病院が10月から狭心症や心臓梗塞を治療する経皮的冠動脈インターベンション(PCI)のロボット補助システム「コーパス(CorPath)」を導入した。X線を照射しながらカテーテル操作を行なうPCIは、医師の被曝が課題のひとつだが、遠隔操作が可能なコーパスでは被曝を回避し、なおかつ標準治療のクオリティアップも期待できるという。道内では名寄市立総合病院に続き2例目の導入となった中で、藤田理事長は「将来的にはコーパスによって遠く離れた患者の治療も可能にしたい」と意欲を示す。(11月30日取材)

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【マンガ】回顧2021

コロナ劇場終演か?(石川寿彦)

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【報道】「北海道新幹線・札樽トンネル」建設残土問題を追う①

要対策土の受け入れをめぐって
手稲山口の住民団体らが猛反発


北方ジャーナル2022年1月号
2030年度末の札幌延伸を目指す北海道新幹線。それに伴う札樽トンネル(小樽―札幌=26・2キロ)の掘削工事で生じる建設残土の内、含まれる重金属が環境基準を超える「要対策土」の受け入れが、12月中にも札幌市手稲区山口地区にある市の一般廃棄物最終処分場(山口処理場)で始まる。19年6月に突如として処分候補地として浮上し、今年の6月下旬には札幌市と鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が同地区での受け入れ協定を締結。反発する地元住民は農産物への風評被害や土壌汚染、健康被害への不安が拭えないとして、処分地の変更を求める署名や抗議文を秋元克広・札幌市長に提出してきたが、市新幹線推進室は「しっかりとした対策を講じていきたい」と理解を求める。手稲山口地区の要対策土受け入れ問題を追った。(武智敦子)

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【寄稿】いま、ウイグルの声に耳を(4)

支援は現実を知ることから
中国共産党、民族浄化の経緯と変節

トゥール・ムハメット(日本ウイグル連盟会長)

北方ジャーナル2022年1月号
1994年に訪日し、現在人権活動家として中国共産党の犯罪を告発し続けている日本ウイグル連盟会長、トゥール・ムハメット氏の緊急寄稿、第4弾をお届けする。国際社会から非難を受けている新疆ウイグル自治区におけるジェノサイドは、どのような形で始まりどのようにしてエスカレートしていったのか。今回は中国共産党の民族浄化政策の経緯と変節がテーマだ。日本は、いつまでこの問題に及び腰を続けるのか──。

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【インタビュー】ガンダムの生みの親、札幌で大いに語る

次世代には「古くさい富野の時代に
とどまってたまるか」という気概を

アニメーション監督・富野由悠季氏 会見録

北方ジャーナル2022年1月号
企画展「富野由悠季の世界 ガンダム、イデオン、そして今」で11月17日に行なわれた開会式に出席し、その後に道内メディアの記者会見にも応じたガンダムの生みの親、富野由悠季監督。その場で富野氏の口から出たのは、若い才能の出現に寄せる期待の声と、自身のメインフィールドたるアニメ界のみならずあらゆる分野で世界に遅れを取っている、日本のこれからへの危機感だった。時代が変わっていく一方で劣化が止まらない政治家に対する失望、「日本はもうアニメ先進国ではなくなった」という鋭い指摘など、一つひとつの発言から垣間見えたのは、齢80になっても闘う気概を持ち続けるクリエイターの姿だった。(構成・髙橋貴充)

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【社会】NPO法人「楽しいモグラクラブ」が“励まし動画”をネットにアップ

「失敗したって生きていける」
そんなメッセージを伝えたい


北方ジャーナル2022年1月号
就労継続支援B型事業所「工房mole」を運営するNPO法人「楽しいモグラクラブ」(平田眞弓理事長・札幌市北区)が、障害やひきこもりの人たちを励まそうと5本の動画を制作しネットで公開している。自らも発達障害を持つ平田理事長がZoomによる在宅支援やケーキづくり、愛犬の話などについて明るく軽妙な言葉で語りかける内容。「完璧でなくても大丈夫。社会に出て失敗したって生きていける。生きにくさを感じている人たちに元気を取り戻してもらいたい」。動画にはそんな思いが込められている。(武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」76──手紙による支援の可能性を探る

1枚の絵葉書が当事者の
心を開くきっかけになる


北方ジャーナル2022年1月号
絵はがきなどによる支援の可能性を探る研修会が11月23日、札幌市中央区の道民活動センター「かでる2・7」で開かれた。札幌市の居場所事業「よりどころ」の運営を受託するNPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(田中敦理事長)の主催。よりどころの家族会ピアスタッフで当事者に20年以上、絵はがきを送っている鈴木祐子さんが講師を務め、これまでの活動を通して見えてきたことや感じたことを報告。参加したピアスタッフや家族にオリジナリティあふれる絵はがきのつくり方も伝授した。(武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【77】

銚子空襲で臨時病院となった
ヤマサ醤油建立の「公正会館」

米軍が港町を襲った本当の理由

北方ジャーナル2022年1月号
関東平野の東端にある千葉県銚子市は漁獲量が全国屈指の銚子漁港がある漁業のまちというだけでなく、醤油などの醸造業が盛んなことで知られる。太平洋戦争末期にアメリカ軍の空襲の標的になった銚子だが、当時は首都を狙ったついでに爆弾が投下されたと信じられていた。空襲で街中が炎に包まれる中、地元のヤマサ醤油が建て「公正会館」(現・銚子市公正市民館)と名付けられていた頑強な石造りの建物は延焼を免れ、負傷した人たちの臨時病院となった。アメリカ軍が銚子を狙った本当の理由とは何だったのか。太平洋に突き出るような岬に発展した歴史あるまちにも、先の大戦が偲ばれる遺跡が残っていた。    (ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●つしま医療福祉グループが月寒東の新拠点完成で式典
●日経で好評得たカドウフーズ「白い半熟スイートポテト」
●さらば、帯広少年院 旧「特少」半世紀超の歴史に幕
●スノーピーク、アイビックら4社 北海道でアウトドア新会社を設立
●昆布森から消えたウニ──釧路町で赤潮被害を追う
●新しい試みにも果敢に挑戦「新千歳空港国際アニメーション映画祭」
●近美で「富野由悠季の世界」展開幕

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*視点 公共交通をどうする?
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*人物株価
*古本屋女房の“古本的日常"
*デンタルエッセイ
*夏井功の「夜を駈ける車イス」
*北海道妄想紀行
*囚活通信
*連載小説 特別授業
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『寅年水生祭』

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