月刊誌「北方ジャーナル」公式ブログ

　〆切は昨日だったが、優秀なデザイナーを擁することでも知られる我らがパートナーの印刷会社にお願いして、何とか1日延ばしてもらった。

　これというのも、当社のエース記者が脱稿していないため。無精髭を生やしたオッサン1人のせいで表紙や目次も校了できず、編集部の面々も全員待機。罪作りな男である。

　そのエースにして無精髭で罪作りな男が1人前に腹が減ったなどというので、嫌がらせを兼ねて事務所近くの大安ホルモン元町店に行った。酒池肉林の園に足を踏み入れながら、生ビールを飲めない辛さに身悶えしろ！ という魂胆である。

　この大安ホルモンは結構な人気店と聞いていたが、並ホルモン（1人前・190円）からして確かに旨い。ハツやサガリ、ナンコツなどのレギュラーメンバーも呼び寄せて、ジュージュー楽しんでいたわけであるが、時折かのエース・無精髭・罪作りが「おお」だの「ああ」だの言っている。

「おお」は、旨さに感動している声で、「ああ」はそのお伴に生ビールがないことへの嘆きである。どうだ苦しいか、もっと苦しめ…とサド的笑みを浮かべて見ていると、あまりの口寂しさにエース・無精髭・罪作りはご飯を大量注文。生ビールの代替ということらしい。

　店を出た後、かの男は「ああ、喰った、喰いました、食い過ぎました」と独り言。お灸が効いて、来月は早く原稿を上げてくれるといいのだが。（ひ）