2008年08月31日
石井栄三のサハリン・ライブレポート(その5)
稚内のミニコミ誌「市民の声」の編集・発行人で本誌の現地特派員(?)としてもお馴染みの石井栄三さんが、8月28日から9月2日までの日程で、ロシア・サハリン(旧樺太)のコルサコフ市(旧大泊)を訪れている。滞在中、リアルタイムで現地の様子を本ブログで伝えてくれることになったので、折にふれてアップしていくことにしよう。題して「石井栄三のサハリン・ライブレポート」。
(その5)の報告が31日早朝に届きました。資源国として経済発展に沸くロシアですが、人々の暮らしは日本同様に格差が広がっているようです。ところで石井さん、シジミ貝の話はいつ出てくるんでしょうか?
(その5)の報告が31日早朝に届きました。資源国として経済発展に沸くロシアですが、人々の暮らしは日本同様に格差が広がっているようです。ところで石井さん、シジミ貝の話はいつ出てくるんでしょうか?
【8月31日/石井コメント】
代表的なロシア料理と言えばボルシチとシャシリーク(写真)です。ボルシチは赤かぶ(ビーツ)などの野菜がたっぷり入ったスープで、それぞれの家庭の味があります。レストランでもお店によって特徴があります。北海道の野外料理はジンギスカンですが、サハリンではシャシリークです。主に豚肉を味付けして、串焼きにします。写真はレストランのものなので上品ですが家族や仲間と楽しむ時はもっとワイルドです。サハリンは韓国系の人たちも多いので韓国料理も日常的に食べています。
ホテルの窓の下に古い民家が建っています。4世帯が暮らしているようですが、ひっそりとしています。時折老人が姿を見せますが、生気が感じられません。一歩街に出れば活気に満ちているのに世間から忘れられたような一角です。格差社会の象徴のようです。このお年寄りたちの年金は約2万円程度。昨今の物価高に打ちひしがれているようにも見えます。
風吹けば倒れてしまいそうな住宅で暮らしている人たちが居る反面、すぐ近くでは高級マンションの建設が進められています。マンションは富裕層が投機的に買い占めて、建設途中で全室売り切れています。
Posted by 北方ジャーナル at 10:37│Comments(0)
│ニュース
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。