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北海道の美味しさを「屋上」から発信しま～す

　アジアからの観光客受け入れ態勢を充実させようと札幌市内の企業経営者有志などで昨春に設立された社団法人・北海道おもてなし委員会（飯島誠一代表理事）。これまで中国客らにススキノ地区を案内する「インフォメーションセンター」を開設するなど積極的に活動してきた同委員会が５月下旬、「ススキノラフィラ」屋上に「SKY GARDEN 365」をオープンさせる。

「SKY GARDEN 365」はビルの屋上スペースを活用し、夏場はビアガーデンやフットサル施設を運営する多目的イベント広場だ。冬場もアイスバーなどを設置し、通年で営業する計画。これまで「ススキノラフィラ」１階にあった「インフォメーションセンター」も屋上に近い８階に移し、海外客の便宜を図るという。

「調査したところ、ススキノ地区にある約4000の飲食店のうちアジアからのお客様を受け入れているのは５％の20店舗に満たない状況でした。私は旅行好きで外国にも家族で行くことがありますが、入店を断られたことは一度もありません。北海道観光やススキノの活性化は、このような状況を改善しない限り達成できません。アジアからの旅行者はもちろん地元や国内のお客様も大歓迎です」
（飯島代表理事）

「SKY GARDEN 365」では忍者ショー、着物での記念撮影といったイベントをはじめ北海道ならでは物産展なども企画している。「韓国や中国では、日本のイメージと言えばやはりアニメやアイドル。そういう要望に応えるイベントも数多く展開したい」（飯島代表）



生ビールをグイっ！。ラフィラにビアガーデンが誕生する


　東日本大震災以来、アジアから日本への観光客が激減している昨今。ススキノも大苦戦が伝えられている中で久々の明るい話題と言えそうだ。５月26日にはプレオープンとして来賓などを招いてテープカットが行なわれる予定。グランドオープンは翌27日となっている。　（く）

■問い合わせ／社団法人北海道おもてなし委員会　
☎０１１・５２０・２６８８（飯島まで）