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2010年09月24日

逮捕検事の「FD改竄」に思う

逮捕検事の「FD改竄」に思う

 厚労省の文書偽造事件をめぐる押収資料のフロッピーディスクを改竄したとして、大阪地検特捜部の主任検事が逮捕され、FDに時限爆弾を仕掛けただの、なんだのと毎日ニュースになってますが、このニュースを見るたびに思います。

いまどきFDかよっ!!!

 2004年6月1日の更新日を6月8日に改竄して返却したということですが、6年前だとしてもFDはすでに骨董品じゃないの??? すごいぞ厚労省。

 磁気メディアであるFDは、磁気に滅法弱いだけではなく、埃や湿気が大敵。適正に使用すれば100年の耐久性があるとかないとか言われてますが、一般的には数年でしょう。5年くらいでしょうか。今回焦点となったFDも、今後、裁判が行なわれれば重要証拠として再登場するわけですが、その頃に寿命が尽きていないか心配ではあります。押収資料として保存している間に寿命が尽きてしまったら、今度は改竄ではなくて隠滅などと言われてしまうのかしらん。

 あと、この事件の裁判で、今後、検察側が提出した資料に対して弁護側が「資料には改竄の疑いがある」なーんて言ったら、笑うに笑えないオチですな。裁判が成り立ちません。

ちょちょいと加工したり、ぱっと消したりした気になるデジタルデータは、何をするにしても必ず痕跡が残るもの。痕跡の発見はアナログよりも、デジタルデータのほうがよほど簡単でしょう。人に見られたくはない動画(なぜ動画なのだ?)なども、ハードディスクから完全に消し去ったつもりでも、やり方次第で簡単に復元できる。特に専門家でなくても。

やはり都合の悪いデジタルデータは、トンカチを持ったり、燃やしてしまったり、アナログ的に破壊するのが一番ですな。皮肉なもんです。
(は)



Posted by 北方ジャーナル at 21:56│Comments(0)
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