
2008年08月05日
キャンプ行きたし
何だか先週末までの悪天候がウソのように札幌市内は晴れ渡っていて、ついでに暑くてタマらないのである。
こんな日はスクーターでビビーンと取材に精を出すと気持ち良いのだが、〆切前なので半軟禁状態。思わずアウンサン・スーチーさんに思いを馳せてしまったり、暑さを和らげようと言った「こりゃ、タマランチ会長」でダダ滑りしたりする。
〆切が終わったら何をしたいかと言えば、そりゃ夏と言えばキャンプなのである。筆者のお気に入りは、札幌から近くて環境に優れる「道民の森」の一番川地区だが、探してみるとマァ、道内には設備の整ったキャンプ場がいろいろある。

写真は国内屈指の設備を誇るオートリゾート苫小牧「アルテン」のキャンプ場だが、それにしても最近のオートキャンプ場は本当にちょっとしたリゾートですな。
サイトは平坦で石コロなんぞなく、水場はもちろん電源が付いているところもザラ。温泉施設を併設しているところも多いようで、最低でもシャワー完備は当たり前のようです。

いやー、筆者が子どもの頃とは隔世の感があります。しかし、こういうキャンプは確かに便利で疲れないけれども、アウトドアという言葉に込められた野性味は薄い(というか、ない)ですわな。
昔ながらのキャンプ場といえば、数年前に行った鹿追町の国設然別湖北岸野営場はナイスでした。周辺環境はバツグンで共用設備は必要最低限。野趣あふれる野営場で、トイレの電気も薄暮に点灯し、18時で消灯(要するにほとんど無灯)というあたりもエコでした。
バーベキューを食べ過ぎて夜中に腹が痛くなった筆者、懐中電灯を片手にトイレに向かったのはいいが、真っ暗ななかで明かりを付けると途端に蛾の大群が来襲する。仕方なく懐中電灯を消して和式便所にまたがり、ティッシュを取り出すなど手元を見たいときだけ明かりをオン。あんなこと、今時のキャンプ場じゃ体験できませんからな。
国設然別湖北岸野営場は、当時のままだろうか。できれば、あのまま北海道遺産として残していきたいものである。(ひ)
Posted by 北方ジャーナル at 15:38│Comments(0)
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