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2021年09月16日

北方ジャーナル10月号の誌面から 風雲急を告げる自民総裁選と衆院総選挙

北方ジャーナル10月号の誌面から 風雲急を告げる自民総裁選と衆院総選挙
10月号に掲載した石川寿彦氏による巻頭漫画

 菅首相による退陣表明で俄然面白くなってきた昨今の政局を受けて、現在発売中の本誌10月号の「編集長日記」で私は次のように書いた。(く)

 風雲急を告げる──。こんな言葉が浮かんできたのが菅義偉首相の退陣表明だった。どんな経緯と思いの中で菅首相が総裁選不出馬を決めたかは知る由もないが、考えてみれば本人らしい選択だ。

 菅義偉という政治家の実務能力は、ふるさと納税に対する評価ひとつ取ってみても疑う余地はないが、最も相応しいポジションはナンバー2だろう。ひょんなことからトップとなり政権を担ったが、権力への執着は元々なかったと私は見ている。

 求心力を失い支持率が下がっている現在の政権では衆院総選挙を戦うことはできないと判断し、急遽退陣を決めたのだとすれば、そのしたたかさは特筆されていい。誰が新総裁=新しい首相になったとしても大抵最初はご祝儀相場となるからだ。

 コロナ禍がピークに向かう中で国民にフラストレーションが溜まっていたことを背景に、今月の巻頭漫画ではないがマスコミから好き放題に矢を放たれた感がある菅首相。私が彼の政策で是としないものも多々あるが、困難な時期のピンチヒッターとして苦労が多かったことは想像に難くない。

 急を告げる風雲の中で自民の新総裁選びが俄然熱を帯び、選挙の行方に国民の注目が集まる。菅首相、もしかして「してやったり」ですか。



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Posted by 北方ジャーナル at 12:41│Comments(0)編集長日記
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