新感覚の青果店でススキノを元気に。水戸青果「ワタシノマルシェ」OPEN

北方ジャーナル

2020年06月16日 13:20


色とりどりの青果がずらりと並ぶ「ワタシノマルシェ」店内

札幌の繁華街・ススキノの中心部に6月16日、新感覚のお洒落な青果店「ワタシノマルシェ」がお目見えした。
運営するのは水戸青果(本社札幌、水戸康人社長)。同社は、新型コロナウイルスの影響により外出自粛の只中にあった今年のゴールデンウィーク期間中、感染リスク低減のため買物客との接触を極力避けるドライブスルーによる青果の販売で注目を集めた。その同社が店を構えたのは、中央区南4条西2丁目・メルキュールホテル札幌に併設されたレコルトサッポロ内。ドラゴンアローが運営する休業中の店舗・ベルジェを期限付きで借り受け、およそ2カ月間営業する。

目玉商品の林檎飴を手にしながら水戸社長(左)とプロデューサーの長岡さん

同店の開業にあたり水戸社長は、「地域の大型商業施設・ススキノラフィラの閉店により野菜・果物の調達が不便になった、当社のお取引先含めこのまちの飲食店を手助けしたいと思い、店を構えることを決めました」と話す。
その同店は、一般的な八百屋のイメージとは全く異なる店構え。新鮮で色鮮やかな野菜・果物はもとより、所狭しと配された色とりどりのドライフラワーも店内を文字通り華やかに演出。なおドライフラワーのほとんどは商品で、冠婚葬祭及び各種イベント需要の大幅な減少に伴う花卉ロス対策として売り出したものだ。

店頭には、同店ならではと言える自ら仕入れた大振りの林檎を使った林檎飴や、フレッシュフルーツのデトックスジュース並びにアイスクリームなど珍しい商品もずらり。林檎飴自体は現在、いわゆる“インスタ映えするスイーツ”として首都圏の女性の間で人気となっていることから、同店限定林檎飴も今後大きな注目を集めそうだ。


林檎飴は1個600円


華やかな店づくりにも一役買っているドライフラワー商品

“女性に親しまれる店づくり”という観点から同店をプロデュースしたのが、札幌観光大使で健康食育マスターの長岡未来さん。
「これまでさまざまな名店に食材を提供してきた水戸青果さんならではの、良質で新鮮な野菜・果物の魅力を前面に打ち出すと共に、ここに来ること自体が楽しいと思える店づくりを通じて、今とても大変な状況にあるススキノを少しでも元気にしたい」と長岡さんは力を込める。

水戸青果では今後、同様のコンセプトの店を複数展開していきたい意向だ。

関連記事