具材の旨みたっぷり、絶品のセコマ・健康カレー

北方ジャーナル

2017年09月06日 15:37


野菜、きのこ、挽き肉と具材も充実のセコマ健康カレー(※写真提供・セコマ。写真は盛り付けのイメージです)

日頃から野菜を手軽に食べ飽きせず摂取できるような惣菜メニューの展開など、消費者の健康に配慮した商品開発に力を入れているセコマ(丸谷智保社長)だが、9月6日より新発売したヘルシーカレーも大きな注目を集めている。
商品名を見ただけで内容がすぐわかる「病院の管理栄養士が作った血圧が気になる方のための健康カレー」と名付けられた同品は、北海道循環器病院(津久井宏行理事長)と協同開発したもの。食事制限のため自由に食べ物を選べない心臓疾患を抱える人や高血圧に苦しむ人に、塩分やカロリーを抑えても美味しい食事を提供したいと、同病院の管理栄養士が苦心して開発した病院食がベースになっている。昨年12月、当時は院長だった津久井理事長が人間ドックで同病院を利用した丸谷社長に「ぜひ味見してほしい」と持ち掛け、丸谷社長もその味に感動。今回の商品化へと至るスタートとなった。

「病院食としては、という比較ではなく、一般的な食事としてとても美味しいカレー」と、丸谷社長が太鼓判を押す同品。塩分1・3gと一般的なカレーのおよそ半分だが、たっぷりの野菜をはじめとする具材とスパイスの旨みで全く薄味と感じない味わい深い仕上がり。辛過ぎず甘過ぎず、子供から高齢者まで幅広い年代に受け入れられる味だと、実食した記者は感じた。

店頭販売商品のパッケージ

カレールーのみの販売なので、ポピュラーなライスのほか、パスタに絡めるなどいろいろなアレンジもできそうだ。価格は税込250円。なお、11月を目途に同品のレトルトタイプも発売する予定。これにより、「災害対策の備蓄用食品にこのカレーを商品化したい」との津久井理事長の思いも実現することとなった。


丸谷社長(左)と津久井理事長が交わした「食品の協同開発等に関する協定書」(9月5日午後、セコマ本社で)

同品発売の前日には、セコマと北海道循環器病院の間で「食品の協同開発等に関する協定書」の調印式が行なわれたが、ここで丸谷社長は「(同病院から)ご提供いただいたレシピは、カレーのほかにもまだたくさんあります」と話した。今後、ラインナップの拡充が図られるのは間違いないだろう。

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