道内最大規模の「北海道産品取引商談会」が、新型コロナ影響で初の中止に
昨年の会場風景(2019年6月11日、ロイトン札幌のロイトンホール)。詰め掛けた来場者で会場内は歩くのも苦労するほどだった
6月初旬の開催を予定していた道・札幌市・(一社)北海道貿易物産振興会主催の道内最大規模を誇る商談会「北海道産品取引商談会」の中止が、4月8日に決まった。これは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため講じた措置。
この商談会は1985年以降毎年実施していたが、中止は今回が初めて。昨年は食品メーカーをはじめとするおよそ340の企業・団体が出展し、国内外から約1000社のバイヤーが来場。道は“食と観光”を重要な成長産業と位置付けているが、同イベントはその活性化を牽引する貴重なビジネスマッチングの場に定着していた。
今回の中止に主催団体関係者のひとりは「止むを得ない」としながらも悔しさを滲ませる。
新型コロナウイルスの感染拡大は、北海道ブランドの特産品市場にも暗い影を落としている。
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