ホテルオークラ札幌が「美味しい空知の夕べ」開催

北方ジャーナル

2019年05月21日 14:52


会場にずらり並んだ空知のワイン(5月17日、ホテルオークラ札幌・3階宴会場で)

ホテル内のレストランメニューやラウンジで提供しているスイーツなどを通じて、北海道のさまざまな地域の魅力を発信するフェア「北海道を食べよう」が好評を得ているホテルオークラ札幌(宮崎誠社長)。
5月1日から同月末までの1カ月間は「ワインと美食のまち 空知フェア」を開催中だが、その一環として同地域が誇る特産品のワインを、空知産の食材をふんだんに活用したこだわりの料理と共に存分に楽しんでもらおうという一夜限りのイベント、「美味しい空知の夕べ~そらち美食×そらちワイン~」を5月17日に開催した。
深川市産100%のりんごで仕上げた果実酒「ふかがわシードル」による乾杯で幕を開けた同イベント。ワインは山﨑ワイナリー(三笠市)、宝水ワイナリー(岩見沢市)、タキザワ ワイナリー(三笠市)、マオイ自由の丘ワイナリー(長沼町)、鶴沼ワイナリー(浦臼町)の商品が振る舞われた。
そのワインと共に味わう料理も、空知管内24自治体から選りすぐった食材が勢揃い。栗山町産のグリーンアスパラガスや南瓜、由仁町産のミニトマト、美唄市産黒にんにく、月形町産エディブルフラワー(※食用花)、岩見沢市産のキジ肉に滝川市産のスノーホワイトチェリバレー種(※品種名)鴨肉などといった沢山の空知の恵みを活用し、同ホテルの料理人がその素材本来の美味しさを余すことなく腕に縒りをかけて垂涎の品々に仕上げた。


佐々木空知総合振興局による挨拶

この催しの冒頭で挨拶に立った空知総合振興局の佐々木誠也局長は、会場を埋めた多くの出席者らに謝意を伝えた後、「食に関して空知は国内有数の米どころであり、夕張メロンをはじめさまざまな農作物に恵まれた地域。加えてキジや鴨、ジンギスカンといったいろいろな肉料理もある。そして今回のテーマでもあるワインの一大産地でもあります。
また食のみならず、北竜町の夏のひまわり畑や、滝川市の菜の花畑といった景勝地にも恵まれています。さらには北海道の近代化を支えた炭鉱遺産も多く、北海道の歴史文化を知る上でも興味深い地域ではないかと思います」と空知の魅力をPRした。
 
乾杯の発声を務めたのは、マオイ自由の丘ワイナリーを運営する北海道自由ワインの林英邦社長。
「空知はワイナリー同士がとても仲良しで、空知総合振興局も我々ワイナリーを積極的にバックアップしてくれています。出席者の皆様にはこの催しを機に空知ワインに関心を持っていただいて、今度は我々が地元で行なっているワインピクニックなどにも来てもらえれば嬉しく思います」と述べた。


「空知フェア」限定メニューは5月末まで楽しめる(写真はレストラン コンチネンタルで月曜~土曜に提供している「空知フェアランチ」の全8品、消費税・サービス込みで3200円)



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