【統一地方選】現職強し! 北海道は高橋氏・上田氏が圧勝

北方ジャーナル

2011年04月11日 01:57


当選を確実にし支持者らと喜びを分かち合う


 4月10日、投開票された第17回統一地方選挙の前半戦で、道内では知事候補の高橋はるみ氏(57)と札幌市長候補の上田文雄氏(62)が開票とほぼ同時に当選確実となり、現職の強みを見せつけた。
 
 木村俊昭氏(50)ら新人3氏を退け、真っ先に3選を決めたのは高橋氏。時計が午後8時を回るとすぐに、NHKが「当確」を出すほどのスピード勝利だった。新人の本間奈々氏(41)との一騎討ちになった上田氏も、その直後に当確が報じられ、こちらも早々と3選を決めた。
 8時20分頃、満面の笑みを浮かべ選挙事務所の支持者らの拍手に迎えられた高橋氏は、「道民の皆様の支持で勝たせていただいた。大震災では北海道の一部地域でも大きな被害を受けた。これからしっかり対応を考えてまいりたい」などと挨拶。時節柄、万歳ではなく「ガンバロー」コールで締めくくっていた。

 

  その後、行なわれたマスコミ各社のぶらさがり取材では「原発は暫定的なエネルギーと考えている。北海道は多様なエネルギー資源もある」などと述べ、震災がらみの質問にも答えていた。

 道議選、札幌市議選をはじめ全国的に民主の退潮と自民の復活が目立つ結果となっている。今回の統一地方選の結果については、4月16日発売の5月号でも報告する予定だ。 (く)