オール北海道 先進医学・医療拠点形成シンポジウム

北方ジャーナル

2008年02月22日 16:08



 2月22日、札幌市中央区の京王プラザホテルで、北海道臨床開発機構が中心となり、札幌医科大学、北海道大学大学院医学研究科、旭川医科大学の道内3医科大学が連携して、先進医学と医療拠点の形成に向けて取り組むシンポジウムが開催された。
 基調講演に先立ち、今井浩三札幌医科大学長(左)、本間研一北海道大学大学院研究科長(中央)、そして吉田晃敏旭川医科大学長(右)が、記者会見に臨み挨拶をした。
 この事業は「橋渡し研究支援推進プログラム」として、平成19年9月から平成24年3月末まで、3医育大学が協働して行なうもので、道内にある600の医療機関と連携を強めながら、国内最大級の治験推進基盤を創設していく。本間研一氏が機構長を務める北海道臨床開発推進機構は、3医育大学が今回の「オール北海道先進医学・医療拠点形成」プロジェクトを推進するために発足した機関で、“橋渡し研究”の基盤整備事業でアカデミア主導の臨床研究を支援する体制の構築を目指すものだ。
 機構の果たす役割については、本誌も次号で取り上げるが、オール北海道で新たな医療体制が充実されることの意義は計り知れないものがある。(ぢ)