2022年12月25日
冬の北海道でも本格練習が可能な「ジ・イーグル・ゴルフ」開業へ。正栄プロジェクトがゴルフ業界に本格参入
千葉会長によるトラックマン4のデモンストレーション(12月22日の内覧会)
札幌市中心部の石山通沿いに革新的な次世代型屋内ゴルフ練習場「ジ・イーグル・ゴルフ(THE EAGLE GOLF)」が誕生した。運営するのはパチンコ・パチスロのイーグルグループを展開する正栄プロジェクト(本社札幌・美山正広社長)で、同社はこれを契機にゴルフ事業に新規参入する。
“世界がまだ見ぬDX GOLF空間”と銘打った「ジ・イーグル・ゴルフ」は最先端技術が盛り沢山の練習場だ。あらゆるショットの軌跡を追跡、表示して着地位置を特定する世界最高峰の弾道計測機「トラックマン4(TRACKMAN4)」を1施設当たりの台数として世界最多の19台設置したほか、先進的なパットのトレーニングシステム「パットビュー(PUTT VIEW)」「キャプト(CAPTO)」の導入は北海道初。同施設の始動は北海道のゴルフ業界及びユーザーに、これから大きなインパクトを与えそうだ。

美山社長によるプレゼンテーション
クラブイーグル南7条店を一新して整備した同施設。12月22日に催された内覧会では、PGA北海道プロゴルフ会の千葉晃太会長がデモンストレーションを行なったほか、同施設開業のきっかけやコンセプト。そして事業の意義、可能性などについて美山社長自らがプレゼンテーションした。
プレゼン冒頭で語ったのはゴルフ業界の現状。コロナ禍を経てゴルフ市場は、感染リスクが少ないスポーツということなどから非常に伸長。特に20~30代の若年層、女性層の新規ユーザーの増加が著しいという。
そうした中で全国的なゴルフ練習場の動向として、屋外練習場は減少傾向を辿っているものの屋内練習場は大きく増加。だが北海道の練習場環境は、ゴルフの市場規模が拡大している中にあっても旧態依然で何ら変わっていないという。そういったところから同施設の整備は、新規含む北海道のユーザーのニーズに対応した事業と言えそうだ。

千葉会長によるパットビューのデモンストレーション
同施設が謳っているのが“DX GOLF空間”。DXとはデジタルトランスフォーメーション(デジタル変革)の意だが、ここではトラックマン4、パットビュー、キャプトの先進技術を活用してプレイヤーの実力やスキルを数値化して可視化。いわゆる感覚の練習ではなく、数値化された自分のパフォーマンスを知り改善点などを見出していくことで上達を目指す場を提供する。それを端的に示しているのが、「練習に革新を、スイングに確信を。」というキャッチコピーだ。
同施設のトラックマン4では世界各国およそ200のコースを擬似体験できる。3部屋の完全個室のプレミアムルームも用意しており、複数のゴルフ仲間(※大ルームは6人、中ルームは4人まで)とラウンド体験も楽しめる。
同施設は実際のコースさながらの屋内バーチャル環境で、自分で球を打ち身体を動かす、いわばリアルとバーチャルのハイブリッド。つまりは真冬の北海道でもゴルフができる施設ということだ。すでに1月下旬には同施設を舞台に、「札幌シニアオープンペアマッチ選手権」の開催も決まっている。

内覧会にはプロ選手たちも応援に駆けつけた
(右から千葉晃太会長、田村尚之プロ、美山社長、宮本勝昌プロ、藤田さいきプロ)
今後が期待されるジ・イーグル・ゴルフ
(札幌市中央区南7条西10丁目)
プレオープン期間は12月26日から1月31日まで。2月1日よりグランドオープンの運びだ。
※同施設の料金はサブスクリプション制
入会金/個人会員2万円、法人会員4万円
月額料金/個人会員2万8千円、VIP会員5万円
Posted by 北方ジャーナル at 18:16│Comments(0)
│ニュース
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。