2022年12月07日
今日まで1万日強。交通事故死ゼロ更新という、西興部村のもうひとつの側面

「100人街頭啓発」の様子(写真提供・西興部村交通安全推進室)
長時間全らで放置したり、器からこぼれた食事を食べさせるなど、5月から6月にかけて6人の男性職員による38件もの身体的・心理的虐待が、村の障害者支援施設「清流の里」(社会福祉法人・にしおこっぺ福祉会が運営)で行なわれていたことが明るみとなったオホーツク管内の西興部村。
虐待した当事者らが逮捕された静岡県裾野市の「さくら保育園」と同様に、本来弱い立場にいる人々を守り支える側の人間による集団虐待事件が、人口1000人足らずの豊かな森に囲まれた北海道の村で起きてしまった。
その西興部村だが、今日現在(12月7日)までの10,172日間、交通事故死ゼロを更新し続けている交通安全の村、という側面がある。下記は現在の更新状況を伝える村のサイトだ。(高橋貴充)
https://www.vill.nishiokoppe.lg.jp/section/koutsuu/feeuub00000df60a.html
村を通る主要幹線・国道239号は西に紋別方面、東は名寄方面に通じており、車の交通量は決して少なくはない。にも拘わらず交通事故死ゼロが続いているのは、村独自の交通安全活動が奏功しているようだ。
コロナ禍前に村の交通安全推進室を取材した際に担当者は、村民100人が国道239号沿いに立ち、通過するドライバーの足を止め記念品を配布するなどして交通安全の意識を高めてもらう「100人街頭啓発」や、オホーツク方面はもとより上川、留萌方面の国道239号沿線自治体にも広域連携を呼び掛けて、沿道のたくさんの人が交通安全旗を波のようにはためかせる「旗の波運動」などを展開していると話した。
なお「100人街頭啓発」で配る押し花のしおりやポプリは、前述した障害者支援施設「清流の里」の入所者手作りのものだ。
これからまもなく、いやもう既にかもしれないが、西興部村には全国から報道記者らが大挙するだろう。そしてまだ明かされていないさまざまな目を覆いたくなることも報じられるに違いない。
その前に、およそ28年弱、今なお交通死亡事故を出していない村だということも伝えたいと思った。
コロナ禍前に村の交通安全推進室を取材した際に担当者は、村民100人が国道239号沿いに立ち、通過するドライバーの足を止め記念品を配布するなどして交通安全の意識を高めてもらう「100人街頭啓発」や、オホーツク方面はもとより上川、留萌方面の国道239号沿線自治体にも広域連携を呼び掛けて、沿道のたくさんの人が交通安全旗を波のようにはためかせる「旗の波運動」などを展開していると話した。
なお「100人街頭啓発」で配る押し花のしおりやポプリは、前述した障害者支援施設「清流の里」の入所者手作りのものだ。
これからまもなく、いやもう既にかもしれないが、西興部村には全国から報道記者らが大挙するだろう。そしてまだ明かされていないさまざまな目を覆いたくなることも報じられるに違いない。
その前に、およそ28年弱、今なお交通死亡事故を出していない村だということも伝えたいと思った。
Posted by 北方ジャーナル at 13:32│Comments(0)
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