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2022年10月15日

北方ジャーナル2022年11月号

北方ジャーナル2022年11月号



10月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】地元紙・80年めの迷走〈7〉

道新 不祥事隠蔽か
帯広で情報漏洩、2年間公表せず
本社では内勤者が収入激減に悲鳴


北方ジャーナル2022年11月号
本号発売前の10月8日、地元大手紙が自社の紙面に謝罪記事を掲載している筈だ。それは本来9月末にも公表される予定だったところ、一度見送られた経緯がある。さらに言うなら、報告される不祥事が2年前の11月に発覚した時点で、同社はただちにその事実を読者へ説明すべきだった。隠蔽疑いがあかるみに出るのと前後して、編集現場では内勤記者の収入激減が問題となり、部内説明会が設けられる事態に。創刊80周年を目前に控えた北海道新聞が今、やけに騒がしい。

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【報道】道南の北斗市で噴き出した「LED疑惑」を追う──②

発覚した業者の契約不履行
市も監査も怠った納品確認


北方ジャーナル2022年11月号
函館の隣にある北斗市(池田達雄市長)が手掛けた総額1億1800万円弱のLED化事業が一者随意契約だったことをめぐる問題の続報だ。住民監査請求は棄却されたものの、このほど施設の一部で蛍光灯がLEDに交換されていなかった契約不履行が発覚。引き渡しの際に業者と市がともに確認を怠っていたという杜撰さが明るみになった。さらには照明灯の積算が水増しされていた疑惑も浮上するなど、道南で起きたLED騒動はまだまだ収まりそうにない──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】告発・絶望の学府⑲

第三者委 調査に着手
江差看護・パワハラ死から3年
遺族の申し入れ受け再調査開始


北方ジャーナル2022年11月号
昨年から本年初頭にかけた50件超の被害認定が1つの節目だったとすれば、その問題はこれからまた1つの大きな佳境を迎えることになる。本誌面で19回めの報告となる、北海道立高等看護学院のパワーハラスメント問題。最悪の被害といえる在学生の自殺事案で、第三者調査委員会発足の報が伝わった。本号店頭発売時までには初会合が設けられ、遠からず遺族への聴き取り調査が行なわれる可能性が高い。悲劇から3年強、事態はようやく動き始めた。(小笠原 淳)

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【報道】産廃処分場建設中止を求める安平町役場が環境フォーラムを開催

専門家を交え住民と情報を共有
「オール安平」で挙がる反対の声


北方ジャーナル2022年11月号
安平町の早来北進地区で計画されている産業廃棄物最終処分場の建設問題をめぐり、同町(及川秀一郎町長)が9月10日、環境問題に詳しい専門家や弁護士を招いて「あびら環境フォーラム」を町内で開いた。この計画をめぐっては、5年前に道の建設許可が下りているが、地元にはすでに産廃処分場があることを理由に、町は「2つの処分場はいらない」と反対の立場を明確にしている。住民への情報提供を目的としたフォーラムを通して産廃問題と向き合う安平町の動きを追った。(武智敦子)


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【環境】仁木町で開かれた「STOP!! 風車」学習会

メガ風発事業に住民が危機感
「環境と健康が脅かされる─」


北方ジャーナル2022年11月号
風力発電は本当に自然に優しい再生エネルギーなのか──。関西電力が道内で検討している風力発電所建設計画のひとつ、「古平・仁木・余市ウインドファーム事業」(仮称)をめぐり反対する仁木町内の住民が学習会を重ねている。9月23日には3回目の学習会「STOP!! 風車」が町内で開かれ、岩内在住の市民科学者、斉藤武一さんや「北海道風力発電問題ネットワーク」代表の佐々木邦夫さんらがそれぞれの立場から報告した。当日の「STOP!! 風車」の模様をレポートする。 (武智敦子)

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【シリーズ・住宅不動産情報】格安戸建てが大人気の「札幌・東茨戸地区」

出現する令和のニュータウン
戸建て用地250区画が集中


北方ジャーナル2022年11月号
旧札幌テルメのシャトレーゼ ガトーキングダム サッポロにほど近い札幌市北区の東茨戸地区が戸建て住宅地として注目を集めている。2019年末、79区画から始まった宅地分譲は偶然が重なり、その後続々と造成が進み、予定を含めると250区画を超える計算に。若い世代の一次取得者が多く、一家4人と想定すると千人近い住民が増えることになる。まさに令和のニュータウンの様相だ。住宅不動産情報シリーズの第1回をお届けする。                (佐久間康介)

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【医療】「浦河ひがし町診療所」院長
川村敏明 医師に「精神医療の可能性」を訊く

医者を高い所に置くのは
一番下手糞なやり方です

わずかな正解を皆で持ち寄ろう


北方ジャーナル2022年11月号
日高管内浦河町にある精神障害者のコミュニティ「べてるの家」。この「べてる」に浦河赤十字病院(浦河日赤)の精神神経科部長としてソーシャルワーカーの向谷地生良氏(現・北海道医療大学教授)と共に深く関わってきたのが川村敏明医師(73)だ。その後、浦河日赤は、べてるの活動などにより2014年に精神科の病床を返上。病院を退職した川村氏はこの年に「浦河ひがし町診療所」を開院し、今も患者たちに寄り添い続けている。そんな川村院長の医療の原点は患者における当事者性を重視すること。「僕がやってきたことは常に周囲の期待外れ」と笑う川村院長に、これまでの歩みをはじめ医師としての信念、精神医療の可能性を訊いた。 (9月12日取材/工藤年泰・武智敦子)

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【観光】改めて問われる馬産地観光のルールやマナー

「ウマ娘」を地域資源にすべく
日高振興局が見せた行政の本気

サイゲームスも牧場見学のルール啓発


北方ジャーナル2022年11月号
全国でも屈指の馬産地である日高管内の地域活性化に、“ウマ娘”たちが手を差し伸べた。10月11日より管内全7町の観光スポットや案内所などに、クロスメディアコンテンツ「ウマ娘 プリティダービー」に登場する日高ゆかりのウマ娘たちの等身大パネルが多数設置されたからだ。これは日高振興局が企画した取り組みで、運営のCygames(サイゲームス、本社東京)の協力により実現した。同局は道庁の出先機関。いわば道が大人気のウマ娘ブームに乗って日高の地域振興に乗り出した格好だが、特筆すべきは馬産地を訪れる上でのルール、マナーを厳守するよう啓発に注力しているところ。地元と観光客との上手い付き合い方を考える上で、これからの取り組みの行方は何らかの参考事例になりそうだ。 (髙橋貴充)

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【経済】路地裏経済ウォッチ──札幌の時間貸し駐車場事情を探る

弱含みの中で強気の価格設定も
南1西9界隈で「20分300円」


北方ジャーナル2022年11月号
読者の皆さんは、普段時間貸し駐車場をどのような基準で選んでいるだろうか。馴染みの駐車場やあらかじめ停める駐車場を調べておくという人もいるだろう。しかし、多くは目的地近くでパーキングを探してなんとなく停め、そうして精算時に料金の高さに驚かされたりする。時間貸し駐車場の動向や料金は、その時代の経済を意外なほど反映している。札幌中心部を歩いて昨今のコインパーキング事情を調べてみた。    (佐久間康介)

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【ニュース】

■水産や芸術文化にも目を向けて
「原子力マネー」に頼らない町へ

 ──岩内町で「地域振興プラン」を考える公開シンポ

■国際大訴訟で大月隆寛氏ら尋問
 不当解雇問う争い、年内結審へ

 ──大学側は記者会見やSNS投稿などを不適切と主張

■取り調べ同席めぐる通達の撤回
 道警「誤解招いた」との認識示す

 ──前号締め切り明けに本部が回答、弁護士会への対応には触れず

■野次排除訴訟、控訴審で尋問へ
 暴行者の証人申請は事実上却下

 ──進行協議では裁判所が警備の必要性問う一幕も

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【創刊50周年記念特集】

■【特別インタビュー】 旭川発・地域メディアの役割と課題
あら探しばかりでは地元で
人も企業も育っていかない

社会医療法人元生会 理事長 森山 領氏


■【特別インタビュー】 戦後から続く道北の日刊紙「稚内プレス」の現在
今できることをピシッと
やっていこうと思ってる

稚内プレス社 社長 工藤 充氏

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【企業】

地産地消による水素社会のモデルケース
乳牛ふん尿を活用したサプライチェーン

エア・ウォーターG「しかおい水素ファーム」の挑戦


北方ジャーナル2022年11月号
十勝平野の北西部に位置する酪農と畑作が基幹産業の河東郡鹿追町。人口約5200人のこの町で、地産地消型水素社会のモデルケースとなる取り組みが行なわれている。平坦な畑作地帯を車で走っていくと遠くに高さ10メートルほどの白いガスホルダーが目に入り、「しかおい水素ファーム」にたどり着く。ここにある鹿追町環境保全センターは、町内の酪農家から集められた乳牛のふん尿からバイオガスをつくっている町の施設で、同じ敷地内でエア・ウォーターグループが水素事業を行なっている。遠くから見えたガスホルダーは、「しかおい水素ファーム」の水素貯蔵施設だ。乳牛のふん尿由来の水素製造事業としては全国唯一の取り組み。脱炭素の切り札として期待が高まる水素活用の未来とはどのようなものか──。現地からレポートをお届けする

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【文化】節目の第10回を前に新体制構築。「第9回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」

新しい取組みに挑み続ける映画祭
3年振りの有観客イベントも充実


北方ジャーナル2022年11月号
空港をメイン会場とした世界でも稀な映画祭「新千歳空港国際アニメーション映画祭」が、11月3日から6日までの4日間、新千歳空港シアターをメイン会場に新千歳空港ターミナルビル内で開催される。メインイベントに定着しているコンペティション短編部門には今回既に、過去最多となる94の国と地域から応募があり、作品数は2058。このうち71のノミネート作品が映画祭で上映。コンペティション長編部門は25の国と地域から42作品が応募され、5作品がノミネートされた。空港も多大な影響を被ったコロナ禍の対策として一昨年、昨年はリアル視聴とオンライン視聴を上手く組み合わせたハイブリッドの実施形態を工夫したが、今回はオンラインも活用しながら、実地開催の各種取り組みに重きを置く構えだ。

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【特別寄稿】コロナ対策を斬る

すべての保健所は目を覚ませ
この冬の空気感染対策をどう考えているのか

㈱あかりみらい代表取締役 越智文雄氏


今年の猛暑に熱中症対策のために窓を閉めたままクーラーを回し続けて第7
波の感染は拡大した。窓を開けられない厳しい冬を目の前にして空気感染対策
をとらないと第8波がやってくる。空気感染対策の有力な武器である次亜塩素
酸水の活用に保健所はまだ風評に惑わされている。ではどうすればいいか。

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【連載】〝農と食〟北の大地から

持続可能な農業をめざす「もっと北の国から楽農交流会」
若い世代の参加に明日への希望
厳しい時代にこそ光る放牧酪農


北方ジャーナル2022年11月号
牛・土・草の観察を基本に年1回、ベテラン農家や研究者の助言を受けながら泊まり掛けで酪農のあり方などを学ぶ取り組みが、この20年間ほど道北地方で続く。その名は「もっと北の国から楽農交流会」。放牧酪農を実践する新規参入者や、就農をめざす人たちを中心に2泊3日で集まり、牧場でのフィールド研修や座学、懇親会などを通して交流しあう。コロナ禍で中断し、9月中旬、上川管内中川町内で3年ぶりに開いた交流会には若い世代の参加が目立った。酪農業界は今、牛乳・乳製品の需要が伸び悩む一方で、円安などに伴う飼料・肥料の高騰や個体販売価格の暴落などが常態化しているが、この交流会の「持続可能な農業」に向けた取り組みの中に、明日への希望を感じることができる。(ルポライター 滝川 康治)

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【出版】岩内町の市民科学者が木田金次郎の絵本を出版

困難を乗り越え前へ進んだ
地元の画家の業績を一冊に


北方ジャーナル2022年11月号
岩内町在住の市民科学者、斉藤武一さん(69)が、このほど郷土の画家・木田金次郎をモチーフにした『木田金次郎の絵本』」を自費出版した。木田は有島武郎の小説『生れ出づる悩み』のモデルとして知られる。斉藤さんは大学時代にこの小説を読んで感銘を受け、以前には木田の評伝も上梓。今回の絵本は、以前に制作した木田の紙芝居を撮影した写真が出てきたことから思いつき、7月から作業に取り組んできた。「今年は木田の没後60年、ニセコの有島農場の開放から100年の記念すべき年。絵本を通してひとりでも多くの人に木田の業績を知ってほしい」と話している。        (武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」86──「ひきこもり外交官」さえきたいちさんの素顔【前篇】

全国を行脚し届ける最新情報
自分との葛藤を経て得た今日


北方ジャーナル2022年11月号
「ひきこもり外交官」として全国を旅する、さえきたいちさん(45・大阪府在住)。各地での当事者や家族、支援者とのやり取りを通して、ひきこもり界隈の最新情報を届けている。そのアクティブな活動は訪れた土地の当事者や家族に刺激を与えているようだ。行動派の彼だが、幼い頃からの愛着不安に苦しんできた過去がある。それとどう決別し、今の活動につなげることができたのか。9月に来道した、さえきさんを取材し、2回に分けて素顔を紹介する。  (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【85】

山口県宇部市の長生炭鉱跡
今も海に眠る多くの犠牲者

海から突き出た「墓標」


北方ジャーナル2022年11月号
瀬戸内海に面した山口県宇部市東部の床波海岸近くに海面から突き出ている2本のコンクリート柱がある。これは大正時代から石炭を採掘していた長生炭鉱の排気・排水筒(ピーヤ)跡で、この下には太平洋戦争が始まって3カ月後に起きた出水事故で亡くなった183人もの採炭夫の遺骨が今なお眠っている。そのうち約7割が朝鮮人労働者だ。過酷な労働の下、この炭鉱で何があったのかを究明する市民団体の活動によって「追悼ひろば」などが整備され慰霊行事が行なわれるようになっている。(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】

●賛同署名6700超 新人看護師訴訟、二審初弁論迫る
●北海道ニュービジネス協議会の講演で力説された「弱者の戦略」
●ホクレン×ファイターズ共同の北海道を元気にする取組み相次ぐ
●トラウトフィッシングの魅力伝えるファクトリー「My Loch」2号店開業
●秋の行楽は「有珠山ロープウェイ」を拠点に紅葉の名所「洞爺湖有珠山エリア」へ!
●今しか飲めない限定クラシック「富良野VINTAGE」発売へ
●花咲ガニや北海シマエビ、北の勝 赤レンガに根室絶品グルメが集う
●土屋HDの礎を築いた創業者 故・土屋公三氏「お別れの会」
●北海道どさんこプラザ札幌店 新幹線駅工事に伴い一時休業
●北海道産の原料を活用したSecoma増毛町産洋なしソーダ

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*探訪! 脳内北海道
*新設企業情報
*古本屋女房の“古本的日常"
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 特別授業
*囚活通信
*人物株価
*夏井功の夜を駈ける車イス
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【今月の表紙】鈴木翁二画
『タカとヤマバト』

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