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2022年08月12日

8月15日発売の本誌9月号がスタンバイ

8月15日発売の本誌9月号がスタンバイ
12日朝、事務所に届いた9月号

 8月15日発売予定の本誌、北方ジャーナル9月号が刷り上がり本日朝、事務所に到着。発売に先駆けて定期購読者や関係者に発送を終えた。今月も他誌では読めないコンテンツを是非、実物で確認してもらいたい。ちなみに今回の巻頭言では、先月に起きた安倍元首相の銃撃死亡事件を受けて私は「2つの抜け穴」と題して次のように書いた。(く)

2つの抜け穴

 7月8日午前、奈良県内で参院選の応援演説をしていた安倍元首相が凶弾に斃れた。救命に当たった医師らによれば心臓にも大きな損傷が認められたといい、元首相は即死に近い状態だったと思われる。

 列島を震撼させたこの惨劇は2つの抜け穴が重なることで起きたと私は感じた。ひとつは容疑者が使用した銃がハンドメイドとされていること。所持を禁じる法律があっても人知れず製造されてはどうしようもない。銃刀法の抜け穴だ。

 もうひとつは警備の抜け穴、当事者である奈良県警も認めている要人警護のお粗末さだ。演説会場で注意が向けられていなかった元首相の後方──。当日、容疑者は誰からも制止されることなく元首相の背後に近づき、2度も発砲することができた。

 報道によれば、容疑者は別の日にも元首相を狙っていたが、警備体制が厳重だったことから襲撃をあきらめたという。その時は抜け穴のひとつは塞がれていたわけだ。

“あの日”、不幸にも2つの抜け穴がぴたりと重なり合った時、男は抱いてきた暗い殺意を初めて実行に移すことができた。

「2つの抜け穴」が招き寄せた事件の代償はあまりに大きい──。



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Posted by 北方ジャーナル at 09:03│Comments(0)編集長日記
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