2022年04月27日
防災機能も充実の小清水町新庁舎が1月から着工

小清水町新庁舎の外観完成予想図
オホーツク管内の小清水町(久保弘志町長)。特産品のじゃがいもをはじめとした基幹産業の農業や濤沸湖、小清水原生花園といった自然環境の豊かさなどが著名で、菓子食品メーカーの山口油屋福太郎、アウトドアブランドのモンベルと全国的にも著名な企業の進出も注目されている。
そのまちの行政拠点である役場新庁舎の建設が、今年1月から着々と進行中だ。完成は来年3月中旬、供用開始は同5月上旬を予定している。

現庁舎(右上)のすぐ近くで建設工事が進んでいる
防災拠点型複合庁舎として刷新される小清水町役場。規模構造は鉄筋コンクリート造の地上2階地下1階建てで、延床面積は約3950㎡。来庁者駐車場は障がい者向けの3台分含む、52台収容スペースを確保する。
3つのコンセプトを掲げており、そのうち「歩いてまわれるまちづくりの結節点」に関しては四方に向かって開かれた建物構成で、出入口が複数設けられていることから、まちのどの方向からもアプローチしやすくなっている点や、災害時でも歩いて安全に立ち寄れる点などがそれに該当している。
「まちとつながるコンパクトな複合庁舎」のコンセプトでは、開放的で来庁者が自由に通り抜けできる庁舎内の動線・じゃがいもストリートの設置や、商店街のまちなみなどとも調和したデザインを挙げている。
「町民が集まるいつものワタシノ居場所」については、町民が日常を快適に過ごせる地域コミュニティの中心拠点を担うと共に、平常時でも災害時でも多様な使い方ができる施設とすることなどを挙げている。災害対応に関しては、同庁舎を日頃から人々が集まるいつも馴染みの居場所にすることで、災害などの“もしも”が起きた際にもそれまでの馴染みの居場所という特長はそのままに防災の砦としての機能も発揮する、フェーズフリーという概念を取り入れている。
日頃からまちの人々が集まる地域コミュニティの拠点という観点では、最新機器を導入したVRフィットネスやトレーニングジム、ボルダリングウォールなど町民の健康に寄与するフィットネス機能が充実。加えて語らいや寛ぎの場となるカフェや、待ち時間の有効活用にもなるコインランドリーも整備されている。
タグ :小清水町
Posted by 北方ジャーナル at 16:27│Comments(0)
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