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写真は最も一般的なＧＭＳ‐１００（丸形）の「グッドマン換気口」（１基税別１６８００円、設置工事費は別途）

長引く新型コロナウイルスとの戦いにおいて、絶えず重要性が指摘されている換気。現在はもっぱら定期的に窓を開けての空気の入れ替えが求められているが、寒冷地の北海道においては中々の難題。もとい北海道に限らずとも、窓を閉じたままで常に空気の入れ替えが行なわれているというのが理想だろう。

それを換気口で実現するというのが、㈲グッドマン（本社札幌市）が手掛ける「グッドマン換気口」だ。実は同品、15年前から発売されている。

「呼吸する換気口」がキャッチコピーの同品。その名の通りこの換気口を設置するだけで、外から新しい空気を取り込みつつ、煙突効果で室内上部の空気をこもらせることなく排出する。これは自然吸排気のため、外部動力を用いないゼロエネルギーだ。
ただ「換気口から外気の寒さも入ってくるのでは」という不安があるかもしれない。こうした冷気流入をダウンドラフトと呼ぶのだが、過去に北海道立総合研究機構・北方建築総合研究所が「グッドマン換気口」と、通常の換気口とでダウンドラフトの発生状況を調査しており、その報告書で「グッドマン換気口」は通常換気口より、冷気の流入が非常に少ないことが示されている。

そんな「グッドマン換気口」だが、元々は結露対策を目的に開発された。前述した常時自然の力で温度差換気が行なわれることで、結露発生が大幅に抑えられ、それ由来のカビの発生も抑制できる。以前、「グッドマン換気口」取付後の結露状況について利用者アンケートをしたところ、非常に良くなった・良くなったの回答が約85％を占め、悪くなった、の回答はゼロだったという（ほかは、変わらない、の回答）。
また常時空気が入れ替わっていることで、生活臭もこもることは無い。「あるお店では、煙草のにおいもいつの間にか消えている、と喜ばれました」とグッドマンの斎藤武夫代表は話している。


本社事務所もあるグッドマンショールーム

そして現在は、同換気口のクラスター対策における有効性を強くアピールしており、ＱＲコード検索でスマホでも見られる特設サイトを開設した。これまでの本稿記述の通り、常時自然換気できるという特長は当然ながらいわゆる三密対策にも有効だ。加えて目下、密の状況をはかる指標のようになっている室内の２酸化炭素（ＣＯ２）濃度について、同換気口の設置で従来より大幅に低減した調査結果も出ている。なお２０２１年にはコロナ対策として、石狩管内の学校に新規導入された実績もある。

【クラスター対策に係る特設サイトは、下記アドレスより】
https://kankiko-lp.com/

そんな「グッドマン換気口」の詳細はグッドマン、或いは製造・販売を担う㈱日浦に問い合わせて欲しい。
■㈲グッドマン・ショールーム
札幌市中央区南４条西14丁目１‐24
℡０１１・５６３・０７４４
http://www.kankiko.com
■㈱日浦
札幌市白石区本通７丁目南７‐25
℡０１１・８６４・０１７７